2014年12月30日火曜日

2014年:今日の売買、今年の売買、来年の売買

去年、上記の題で書いていたので今回もちょっとだけ纏めてみようかと。

今日の売買


何も売買してません><

今日の日経平均は終値△1.57%と結構売り込まれていたので最後のポイ投げを期待してかなり下の方で指値を用意していたのですが何一つ刺さりませんでした。


今年の売買


今年は円安米国製造業の復活を軸にしました。

銘柄で言うと6364 北越工業6409 キトー6638 ミマキエンジあたりでしょうか。特に北越工業は、2月の閑散相場で持ってまして、私のレパートリーの中ではソコソコ自信がありました。今も保有しているのですが、原油安による米国・カナダの資源投資の減退あたりの影響がそろそろ見えそうなのでこれからのポジション取りは考えなければ行けないでしょうね。

キトーは、昔からの主力ですのでどんな株価にも対応する自信があったのですが、8月の下げはこたえましたね。割安株から成長株への株価変動になったと思ってただけに、あの下げ方は昔の割安株時代に戻ったのかと感じ、底で買い天井で売るという細かい作業に戻ってます。2Q決算動画を見た感じでは、アジアの低迷が長くなりそうだが依然として米国・日本の成長で引っ張っていけそうだろうと感じてます。長い目で見ているけど、この銘柄で負ける訳にはいかんのです。

ミマキは、為替感応度が高いのと米国でのシェアが結構高いってのが魅力でしょうか。決算後、イイ株価の変動を見せましたけど、さっくり売ってます。

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後、優待銘柄の値持ちが随分良かったですかね。

3053 ペッパーフードサービスは、よく伸びましたね。「いきなりステーキ」の初動で購入したので1000円位の株価だったと思います。Y!掲示板を見ると未だに過去の事件の話をしていたり、1000円は高値とかネガティブなコメントを見て、この投資に自信を持ちました。買わない理由がある銘柄というのは、それを排除する何かがある時、概ね化けます =)。

今、絶賛投資中の「サンタさん投資法」のキモである出来高が鈍くなってまして不安材料の一つです。優待信者の一部は、既にNISA枠の購入で満足してしまっているのかもしれません。もう少し出来高が増えて貰えないものか。

月次での投資も悪くありませんでした。

3397 トリドール2780 コメ兵2742 ハローズは、月次で判断しました。こいう時はPERガン無視で大丈夫なんですよ。同じ月次投資法でも2681 ゲオHDは伸びませんでしたね。売上もイイんだがまずはガッカリさせない程度の最低限の利益の確保をお願いしたい。

最近は月次への株価反応が鋭角でちょっと差し込みにくくなってます。困りました。

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勿論、マイナスだった銘柄もあります。

金額的に手痛かったのは3186 ネクステージでしょうか。売上よりも利益の方を重視している投資家が多くなったのかもしれません。なかなか面白い銘柄ですので数年はヲチしようと思ってますが、年明け早々の決算発表はどうなってることやら。

チョイチョイ変な投機をしてこまめに小銭を失う事が多かったのですが、概ね大きな負けを確定させるまで握っていることは少なかったですね。

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キャッシュポジションは、相変わらず3~5割をキープしてましたので利益は少ないです。シクリカルな銘柄を握っている割に資産のボラティリティを抑えながら利益を伸ばすことが出来たのは我ながら上手くやったなと思ってます。

結果的にTOPIXに負けたとしても納得の投資が出来たと自画自賛してます。


来年の売買


キャッシュポジションは相変わらず3~4割程度はキープするつもりです。

投資テーマは、原油安新製品インフラ整備あたりを考えています。直近のインフラ整備だと、マイナンバーが動きやすいと思ってます。与えられた準備期間が短いので、ギリギリになって特需が生まれやすくなるだろうと踏んでます。Windows XP廃止特需のようにやや遅れて株価が反応するとみているのですが、どうなることやら。

とはいえ。

そろそろ再就職を考えないと色々不味くなっていてですね、来年半年である程度の目星を付けてしまおうかと計画してます。投資に掛ける時間を減らすことになるかもしれません。

ブログもそいう方向にするつもりでいます。


ということで皆さま、よいお年を =)

2014年12月29日月曜日

今日の雑談 (12/29)

賭博としてのFX、資産運用としてのFX


FXトレーダーは総じて頭が悪い - クソログ

ブコメにFX擁護が無くてワロタ。読者層偏りすぎだろ。テラ銭なら宝くじが最も頭が悪いんだがこれを言うと「庶民の夢を奪わないで!」とブコメが付いて総じてネットは頭が悪いという結論に至る。外貨は持っとけ。
2014/12/29 11:22

ブコメ読んでたら概ねFXに否定的なご意見が多かったので、つい書いちゃったんだねえ =)。

株にしろ、為替にしろ、債券にしろ、先物にしろ、自由に市場で取引される資産は、総じて賭博の要素があります。設計の良し悪しもありますが、概ね原因はツールではなくヒトにあります。

で、博徒としてのFXはどうなんだろう。

賭博は、元締めが損をしないように設計されています。なので元締めが抜く手数料、要はテラ銭が少なければ少ない程、期待値が高くなります。逆に手数料の多さで期待値が確実に下がります。

FXは最も手数料が少ない取引の一つです。ドル円取引だと1ドル120円として片道0.003円のコストが掛かりますので、レバレッジ1倍で1回の取引では000.5%が手数料として徴収されます(BIDとASKの中間点がレートとして考えるならこの半分でいいのかな?)。

宝くじは、大よそ30%~40%がテラ銭として徴収されるのですから賭博としては確実に割に合いません。取引を続ける度に期待値が下がっていく訳です。競馬は30%程度、パチンコは5%程度かと思いました。

博打としては期待値が高く、お手頃ではあるのです。

博打をする奴は総じて頭が悪い、というご意見なら宝くじをdisるとまた違った反応が見れて楽しい事になります。

宝くじを買うのは情弱とか言うやつは小麦粉でも舐めてろ

金儲けでは期待値が低くて糞の部類だが、それ以外に価値を見出だせるならどうぞご自由にって話かね。低賃金でもおカネ以外に価値が見出だせるのなら大きなお世話ですな =)
2013/12/20 16:52

たまにNumbers 3を買ってみるんですが当たった試しがありませんorz。

賭博は否定しませんよ、むしろ好物です =)。

ただ人によっては人生を台無しにする人もいる訳で、設計上、FXの方が宝くじより破たんする可能性は高いのも否めないところかもしれません。キレの悪いオママゴト用のナイフがお似合いって人もいます。

ご利用は計画的に。

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一方で、資産運用としての為替取引というのもアリでしょう。

一般的に外貨はインフレに強いとされています。自国の通貨が劣化してく流れだと、他国の劣化が少ない通貨を持つことでインフレによる劣化が防げます。資産の多くを円で保有するのは、資産運用としてはマイナスでしょう。ある程度、外貨は保有しておいた方がいいと思ってます。

特に今回は日銀が張り切ってるので警戒が必要でしょうし、警戒してほしいがためのアナウンス効果を狙ってる感もあります。

FXのレバレッジが自分の計画性を台無しにするという方は外貨MMFという選択肢もあります。後、外国株は、インフレヘッジとしてはやや心許ないです。豊富な金融商品のお蔭からか、日本株と外国株は連動する傾向が強いです。コストを考えると日本株で十分かと。

2014年12月28日日曜日

今日の雑談 (12/28)

「投資家からみた 日本企業と株主価値向上の課題」



調べ物をしていたら偶然、見つけたのでご紹介。

上記はストラテジックキャピタルという元村上ファンドの幹部だった人が立ち上げた投資会社が公開している資料です。丁度、一年前になるのでしょうか。時期的には日本版スチュワードシップコードが提唱される前後です。この後、伊藤レポート、GPIFの改革、ISS社の対応等、急速に企業の価値向上に対する圧力が強まっています。

アクティビストが見た日本市場のこれから、という感じの資料となってます。要はこれからアクティビストの活躍の場が広がりますよって話なんだが、期間投資家の問題点としてよく纏まっています。さわかみファンドの議決権行使状況とか興味深いですね。まあ彼らなりに満足しての事だとは思うのですが、さてさて。

ちなみにA社は6935 日本デジタル研究所、B社は6459 大和冷機工業の事でしょうね =)。

大和冷機はググるとアレな従業員な関係があって投資以前の問題なのですが、JDLの方は昔からあんな感じでして、バリュー投資家では定番の銘柄かと。いやはや懐かしい =)。

JDLで思い出すのはアムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド(旧SG ターゲット・ジャパン・ファンド)でしょう。あのファンドが扱う銘柄は、その手の資産バリューな銘柄が多くて、アクの強いファンドです。少なくとも正攻法ではないですね。

昔はああいう銘柄ばかり触っていたんでね。もうすぐ戻ろうと思ってる。

そろそろ頃合いだ =)

2014年12月27日土曜日

【NISA】 NISA口座の状況 (14/12末 NISA2015初日)

NISA口座の状況 まとめページ




NISA(2015)の枠を使い切りました。もはやお約束芸 =)。

資金投入額が倍になりましたので含み益率が半分になってしまいました。含み評価額の絶対値は変わらないので問題は無いのですが、何かガッカリ感が絶え間ないです。5年で1.5倍という目標がやや怪しくなったかも。来年、また100マソ突っ込めば含み益率が減ることになるだろうし。いやまて。プラス思考に考えれば含み損も薄まるんじゃまいか。

基本方針は去年と変わりません。7のリスクで8のリターンを求めて行きます。

今回は優待銘柄を軸にしました。配当と優待を1:1の割合で組入れようと思ったのですが、色々詰め込んでいる内に配当銘柄の方が多くなってしまってます。まあ仕方ないね。


新規組入れ銘柄


配当利回りは12/26現在の株価終値で算出しています。配当については年率5%の投資アイディア 2014年版を参照してください。

  • 2681 ゲオホールディングス
    優待と配当目的。優待はレンタル割引。配当利回りは3.32%。
    売上は伸びているものの利益が付いて行っていない状況。人件費高騰の影響もあるのでしょう。古着販売の方は成長株で期待できるでしょう。レンタル業とのシナジーは少ないらしい。レンタル業の残存者利益を活用して価格転嫁したらいいと思うんだが、デフレ需要を取り込みたいのだろうかねえ。
    自社株買いも行っているのでまあ株主と背反する事は少ないんじゃないかな。
  • 3313 ブックオフコーポレーション
    優待目的。優待は2単元組み入れたので2000円分の商品券。配当利回りは2.99%。
    現在、再構築中で赤字継続中。ヤフーとの資本提携によるリユース革命に期待しています。最近、近場のブックオフが随時値上げをしてましてその影響もあろうかと思ってます。直近の月次は悪くない。デフレ銘柄ですので、対応に時間が掛かりそう。渋谷のヤフOFF!は一度偵察に行かないとな。あの立地だから大したことは出来ないと思うんだがどうだろう。
    長い目で見れば化ける要素はいくらでもあるはず。その間は優待でしのぎます =)。
  • 3230 スター・マイカ
    優待目的。優待はクオカード1000円分と入浴剤的なもの。配当利回りは1.61%。
    特にビジネスモデルを説明するまでもないでしょう。直近の株価下落は、水永さんの経営者交代がマイナスとして受け取られたのかもしれません。水永さんが主要株主である限り、心配する必要が無いでしょう。
    新規事業に期待してます。
  • 7494 コナカ
    優待と配当目的。優待は20%割引券。配当利回りは3.32%。
    業界首位の青山や二位のAOKIと離されてる状況で次の一手がビミョーな所がお気に入り。業界再編に巻き込まれてキャッキャウフフされるタイミングで株価が騰がる事を期待しています。成長性については多くを期待していない。
  • 4825 ウェザーニューズ
    成長株&長期保有銘柄。優待は会員料無料。配当利回りは1.97%。
    この銘柄については特に不安に思ってません。もう少し効率よく売り上げを伸ばしてもらえると嬉しい所なのですが、長い目で見てます。前日の2Q決算発表に反応して株価が騰がってしまい買いにくくなってしまいました。2000円位のプレミアムを支払って無理に購入しています。まあ大丈夫でしょう。
    ちなみに優待は行使してるけど活用はしていません。
  • 1723 日本電技
    配当目的。配当は3.49%。業績次第で配当が変動するので安心は出来ない。
    直近の受注は悪くない。売上限界については図りかねるが配当については安心できるのではないか。やや流動性が少なく知名度が少ないのが気掛かり。お父様の時代からそれなりにIR活動はやってるんだけどねえ。
  • 3834 朝日ネット
    配当目的。配当は3.53%。
    そこそこの流動性とボラティリティがあるのは安心できる。残存者利益による配当目当てなので成長性については無理の無い程度で期待してる。成長性に目覚めると投資期が長くなって株価が低迷しやすくなるパターンが多いんだよね。ヒトに投資する場合は特に注意が必要。

8566 リコーリース8591 オリックスあたりも検討していたのですがウェザーニューズの2Q決算が思いの外、反応が良くてNISA枠に詰めていたら入る隙がなくなっていました。


また来年、頑張ります。

2014年12月26日金曜日

今日の雑談 (12/26)

インベスターZ以外にも安くなってるのがチラホラ


クール教信者さんの「おじょじょじょ」が0円だったり「小林さんちのメイドラゴン」が350円だったり。

なんか色んなのが安いぞ、なんだこれ。




インベスターZ 1巻、0円で販売しとるw


なんだそりゃw。ついさっきまで100円だったのにねえ。まあ多分、また100円あたりに戻るとは思うのだが。


インベスターZ(1)
インベスターZ(1)
posted with amazlet at 14.12.26
コルク (2013-09-20)

2014年12月25日木曜日

今日の雑談 (12/25)

適時開示アワード2014の裏配信を聞くなど



裏配信と表配信の音声が入ったmp3を購入しました =)。

ぼんやり流して聞いてたんですが正直、理解できたのは4割程。残りの6割は「この人たちは何を示唆してるんだろう?」とモヤモヤした感がたっぷり。多分、知っておく必要は無いのでしょう =)。

ファイナンスが絡む事件が色々ありましたけど「見る人が見れば分かる」というのには不完全燃焼気味。

いや俺、全然分かんないっすw


新興銘柄の特許比率



大企業と比べると圧倒的に特許数は少ないんだが思わぬ銘柄がランクインしていて興味深い。

化学セクターだと4628 エスケー化研とかがトップになってるんだが、そもそも単元が1000株で株主になるには900マソは最低でも必要になるとか、なんの嫌がらせですかね。嫌がらせに端株でも買ってバックオフィスに嫌がらせでもしてやろうかと。

すっかり不動産賃貸業が板についた9661 歌舞伎座とかも1000株単元で500マソ近い。もうお前ら上場しなくていいからカエレ。



キラキラ上場


リア充上場とかウェーイ上場とか、まあなんでもいいや。

上場した俺すげえ、上場まで付き合ってくれたお前らありがとー、俺、がんばるよー的なノリで上場してくる経営者が多いなと。なんかこう、今まで身内で出資してもらっていた感じから抜け出せていないように感じるんですよ。最近のIPOとか特にそう。

上場したからには、経営者に出資する意味合いよりは会社というハコに対して出資する意味合いが強くなる、はずなのよ。ゴーイング・コンサーンって奴。それが圧倒的に足りない。典型的なのが、、、まいっか。

兎に角だ。会社というハコを運営するのが経営者であって、そのハコに魅力を感じさせないIR資料を見ると首をひねりたくなるわけだ。属人化が強すぎてハコに出資したいとはとても思えない。

なんで上場したんだよ、とね。

赤の他人の個人投資家まで巻き込んで出資を募る意味が分らないんですよ。

【NISA】 NISA口座の状況 (14/12末 NISA2014まとめ)

NISA口座の状況 まとめページ

ということで2014年のNISA枠が終了したので纏めていきたいと思います。



今期は年間を通しても悪くない成績だったのではないでしょうか。TOPIXを超えるポートフォリオを想定していなかったのですが色んな幸運に恵まれた一年目でした。実績よりもポートフォリオのボラティリティの少なさを評価してもらえると幸い。

私にしては上出来です =)

  • +11.1% : TOPIX : 1,279.34 (13.12.26) → 1,421.26 (14.12.25)
  • +19.3% : NISA(2014) : 994900円 (13.12.26) → 1187100円 (14.12.25)

8898 センチュリー21・ジャパンは、株式分割で株価が上昇しました。この上昇が無ければTOPIXとほぼ同等の成績だったかもしれませんね。まあ運もポートフォリオの内でしょう。分割前の株価ならもう一回、NISA枠で買い付ける予定だったのですが、今の配当利回りだと3%程度でやや魅力に欠けるので他の銘柄を探さざるを得なくなりました。まあ仕方ないですね。

3048 ビックカメラは、10月決算発表後、株価をネリネリしていたのですが最近になって再評価され始めて再度株価を上げ始めています。多分、訪日観光客相手の準備がソコソコ出来ているのが評価されているんだと思います。パッとしないセクター故に、資金が集まりやすいのでしょう。同様の理由でコジマを組み入れました。

9861 吉野家HDは、NISA枠でなければ8月の増資のタイミングで売却していたでしょうね。8月以降、株価は低迷しまして一時は買値を下回る場面もありました。月次を見る限り、消費増税の低迷からかなり脱却してまして、それが株価に織り込まれる状況かと思われます。とはいえ12月に牛丼を再値上げしていまして、これが月次にどう反映されるのか興味深い所でしょう。

多分ですが、8~10月の月次がその企業の地力を示していると思ってます。7月までは概ねどの小売り、外食も同じ位低迷していました。その後、8月あたりから持ち直す銘柄が結構出てきまして、これが実力の差なんだろうな、と考えています。例えば、家具の9843 ニトリHD月次を見るとやっぱり8月あたりから売上が戻り始めています。

この差は価格転嫁の許容にあると考えています。この時期にコストの価格転嫁をしデフレ経営から脱した銘柄が今になって月次に表れている、と。逆に8267 イオンは、価格転嫁を積極的に行わず売上の上昇でコストを吸収しようとしたのではないでしょうか。結果、消費増税の影響をモロに受け、売上で人件費高騰が補えず利益を落とすことになったと考えています。粗利は悪くないんですよ。そんなのを月次から感じ取りました。

7893 プロネクサス7921 宝印刷はまあこんな感じでしょう。比較的、設備投資が多い銘柄ではあるのですがそれが参入障壁の源泉なので何とも。来年もIPOが増えてくれば売上が上積みされることは充分あり得ます。配当と優待が安定に貰えればボキュは満足です =)

8425 興銀リースは、やらかしましたね。TOPIXに付いていくためには、金融業は入れる必要性を感じていまして、リース業ならレバレッジ経営とリースによる間接的な金融投資になるんじゃまいか、と期待していたんですが、、、。やっぱり金融業はよく分かりません><

7513 コジマは、残っていた3.3マソのNISA枠で買い付けました。ビックカメラでも使える優待の利便性とPBR0.5倍という不人気さが決め手でした。安定した配当は怪しいものですが、ビックカメラからの吸収による買収プレミアムを若干期待しています =)。株式交換だったら目も当てらんないんですが、まあその時に考えます。

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と言う事で明日(12/26)からNISA枠の第二幕が始まります。去年は2時間でNISA枠をほぼ使い切りましたが、このノリで第二幕を始めたいと思ってます。


やっぱり投資は面白くないと =)。

2014年12月23日火曜日

【株主総会メモ】 7839 SHOEI (14.12.19開催)




7839 SHOEIの株主総会に参加してきました。去年の模様は以下のページにあります。


目的は、山田会長の様子を見に行く程度。12/19は結構、株主総会が重なっていたのですがやっぱりSHOEIを優先しました。保有年数もかなり長い付き合いですしね =)。

場所は、いつもの日本教育会館。使用料がかなり安いから、なんだと。流石です。

参加者は、70人程度。去年と比べると参加者は増えているのですが爺様が多かったようです。女性、ヤング率は低め。リピーター多し。私もその中の一人でもある訳ですが。

質疑応答、会社説明会の質問は以下の通り。

  • 国内市場へのアプローチどうよ?
    アフターサービスを強めていきたい。教習所への無償供給等も随時行っている。
  • 今後の成長どうよ?
    輸出は76%の比率を持っており、徐々に他社のシェアを取っている。オフロードヘルメットがブランド品としての需要が伸びている。新製品の影響強いl。
  • 各国へのアプローチどうよ?
    • 日欧米
      緩やかに伸びてはいる。バイク乗りの平均年齢が上がっており数は望めない。シェアの奪い合いになるだろう。
    • アジア
      東南アジアで需要が伸びている。国内営業部中心に売上を伸ばしていきたい。
    • 中南米
      関税が障壁になっており輸出しにくい。
  • 各国の市場状況どうよ?
    • 米国
      4輪車を中心の伸びている。4輪車は担保になるが2輪車は担保にならない事より、ファイナンスしにくいのだろう。
    • 国内
      回復気味。団塊世代の需要が増えているようだ。仕事を辞め、昔の趣味に戻っているのかもしれない。排ガス規制の影響もある。
    • イタリア、スペイン
      低迷続く。
  • 今期どうよ?
    前期は消費増税の影響を受け売上を伸ばしたが、今期はその特需が無い分、やや減っていくと考えている。為替予約は米ドル108円で50%、ユーロ138円で70%、実行済み。

    為替予約と販売店の関係は面倒なので調べてちょ。P/Lが気持ち悪い事になる場合が結構あるのよ。
  • 予定している大型設備投資で土地は買うの?
    買わない。

    多分、新製品を中心とした金型あたりに投資するのかと思われる。土地が足りないって言ってたんで土地を購入する事になるとB/Sが重くなりそうだな、と思って一応聞いてみた。別に重くなったからってどうってことは無いが、今期の減価償却は強めに出るかも知れない。
  • 鞍替えどうよ?
    今後の課題。最近までは1部上場より業績の改善を優先していた。
  • 自転車へのアプローチどうよ?
    調査はしている。自転車用ヘルメットは安全基準が緩く参入障壁が低いので付加価値が付けにくい事情がある。シューマッハのスキー事故からスキー用ヘルメットへの需要が考えられるが、現段階だと自転車と同様で付加価値が付けにくい。
  • 海外旅行客へのアプローチどうよ?
    各国で安全基準が異なるので難しい。隠れた需要として台湾、中国の旅行者の需要はあるのかもしれないが、積極的に勧めることは難しい。

  • 去年の株主総会でカタログにヘルメットの重さを掲載してくれって頼んだら改善された、ありがとう!
    改善の結果ですな =)

10時開催→10:20質疑応答→10:30閉会後、株主説明会→11時ちょいで終了という流れ。当然、今年もオミヤ無し。流石です。

去年と比べると、バイク市場に対してやや弱気な印象がありました。市場規模が爆発的に増えていくのは考えにくいかもしれませんね。新興国のインフラ整備も始まったばっかりのようですし、高級二輪車が行き交う状況はまだまだ先でしょう。

そんなこんなでもメイドインジャパンは守っていきたいと言ってましたし、直近の円安は有利になっているかと思います。


まあそんな感じ。

【株主総会メモ】 3688 VOYAGE GROUP (14.12.18開催)



3688 VOYAGE GROUPの株主総会に参加してきました。

目的は、今年新規上場した銘柄ですのでどんなパフォーマンスをするのか見てみたいという、野次馬根性バリバリの思いで参加しました =)。新規上場直後の株主総会と言うのは実に初々しくてですね、何故株式公開をしたのか、その強い想いを聞いてみたいというのがありました。直近ですと3686 DLE (14.09.25開催)ですかね。全然総会慣れしていなかったんですが、それ以上にエンターテイメント業界を引っ張ってやるぞ的な強い想いと、それに期待する株主が一体となった気持ちのいい総会でした。スタートトゥデイも上場当初のテンションの高さは本当に面白かったですよ。こいつ等なら何か面白い事をしでかしてくれるんじゃないかってね。その状況を知ってるので直近の株主総会の残念さは見るに堪えなくて「個人投資家から見放されているのではないか」と質問したほど。俺だってこんな面白くない質問したくなかったんだよ。

まあいいや。兎に角、IPO直後の株主総会は特別なのです。

場所は、目黒雅叙園(めぐろがじょえん)でした。実に風格があって俺のような底辺が立ち入っていいものか、そんな威圧感が溢れる場所でした。実にいい環境ではあるのですが、使用料が高そうな場所での開催はあまりいい総会が見られた試しがないので一抹の不安が過りました。まあその不安が当たった訳なんだが。

参加者は、80人程度で6割が爺様で関係者が3割程度。ヤング率、女性率低い。程なくボッチ感はあったのだが、会社側の年齢層が若かったのでそのあたりが救いだったかな。

質疑応答、株主説明会の質問は以下の通り。

  • 今後も新株予約権を発行する予定あんの?
    当面は予定していない。発行数が多い事は認識している。
  • 第5回の新株予約権が有償である理由は?
    経営責任を取る形にするため、有償にした。無償の分は経営者、従業員へのインセンティブと言う面が強い。
  • 会社四季報に書かれている事との違いはあるか?
    概ね違いは無い。直近、メディア事業が想定より鈍化している。対して広告部門は伸びている。

    面白い質問の仕方だとはオモタ。回答がやや淡泊なのが気になった。
  • 投資有価証券の比率が高いんだが?
    大半は3675 クロス・マーケティングGが占めている。主要株主で13%程度保有している。オンラインリサーチパネル事業で売上比率が高い。

    持ったままなのか今後売却する予定なのかが聞きたかったんだが、、、。B/Sとしてはあまり好ましくない項目かと思われる。直近、クロスマーケが下方修正出しているあたりも気になる所でしょう。
  • ポイント引当金の比率が高いんだが?
    ECナビ、PeXが占めている。ポイントが発生する度にポイント引当金が増える事になる。ある程度現金を持つ必要があるがバランスを取って資本を調整したい。

    んー。流石にポイント引当金の額が無視出来ないレベルにまで積み上がってると思う訳ですよ。事業を伸ばすためにポイントを多く配ってるとか、ポイントを消化してくれないユーザーにサービスを増やして引当金を減らすとか、ポイント執行率が随分低いのでこれは後々の利益になるとか、そいう話が聞きたいのよ。現状の説明じゃなく、今後どうしたいのさ?
  • メディア事業と広告事業のコストはどうなってんの?
    メディア事業は、無料サービスが中心で売上は広告で賄っている。広告事業は、不動産賃貸業(私はパーク24をイメージしました)に近く、各サイトの広告枠を借りて、そのサイトに最適化された広告を表示する事が売上になる。広告売上の20~30%を手数料として貰っている。
  • 第三の成長事業って何?
    その他事業で数多く投資している。その中の一つが育てばそれを柱にしようと考えている。具体的にこれというのはまだないが、リサーチパネル事業がイイ感じ。
  • 広告事業の競合相手と強みはどうよ?
    SSP分野ではNo.1のシェアを取っている。他にはジーニ、パウリ、マイクロADが競合相手。技術力で勝っていると考えているがコモディティ化も激しい。メディア事業を絡めてコンサルタントを強めていきたい。

    聞き間違いだったらすまん。質問しながらメモを残すって結構難しいのよ (TT
  • スマホ対応どうよ?
    広告事業の関連会社であるZucksがスマホ専門で展開している。今後の成長株。広告はスマホが中心になっていくのではないか。
  • 株主優待の新設どうよ?ポイントとか付ければ個人投資家に事業を知ってもらえるかもしれんよ?
    検討する。

    気が乗らなかったんだが一応、聞いた。まず事業を知ってもらう事から始めた方がいいかもしれないと思ったんでね。期間投資家中心に考えている傾向があるが、この規模で機関投資家に頼るのは無いと思うわ。奴らはボラを作るだけだと思う。長く事業を応援してくれる株主を育てることから始めてみたらどうよ。

  • 株価対策についてどうよ?
    業績頑張る。今の株価に満足はしていない。配当、自社株買いも手段の一つとして認識しているが、今は業績を伸ばすための資金として活用していきたい。

    今回、この質問が大半だったりする。中には3000円で1000株買って大損してるとか、証券会社にそそのかされたとか、難しい事は分からないんで配当を今すぐよこせとか。知らんがな。総じて残念な銘柄には残念な株主が多く参加することが多いと付け加えておこうか。

10時開催→10:20質疑応答→10:30閉会後、会社説明会→12:00終了という流れ。オミヤはモナカ。美味しゅうございました =)

まあなんというか。

上記の質問の多くは私ともう一人のヤングだったりするのですが、それ以外は明らかに逃げ遅れた爺さん達の愚痴でしたね。関係者ばかりが目立っていたので、彼らが口を開くことはありません。

機関投資家や従業員へのメッセージが多い気がします。

会社説明会には、個人投資家(爺さん)達はほとんど理解できていないようでした。上場したのですから、個人投資家にも分かりやすい資料や説明を考えた方がいいでしょう。従業員の満足度が高い事は悪くないと思うのですが、それを個人投資家に向けて強く説明した所で、興味は持ってもらえないでしょう。

事業の成長性や今後の経営方針等、投資家が知りたいのは将来への成長と利益です。今回の株主総会は教科書通りの一辺倒な回答で、個人投資家に対しての強いメッセージは感じられませんでした。

良くも悪くもサイバーエージェントの社風が強い印象がありました。色々頑張れ。

一応、B/Sを張っとくか。いつものクリック証券のサービスより。




2014年12月22日月曜日

今年1年間の本欄を振り返る - '14/11の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。11月は今年の運用実績について。

<今年1年間の本欄を振り返る>
2014年は政権交代以降の上昇相場が2年目に入り、市場の物色対象が多様化した年でした。新興市場においても、不動産関連、バイオ・創薬関連、ゲーム関連などが勢いを弱め、個人投資家を中心とする活発な資金がより多様な企業へ向かうようになりました。割安・出遅れ株投資を身上とする当ファンドにとってはやりやすい市場環境であり、当コメント欄の注目銘柄でも4社が大幅に上昇しました。以下の自己評価は紹介後の株価変動を絶対値・指数相対値の両面から主観的に見たものです。

1月<瀬戸際からの復活> エスケーエレクトロニクス(6677)…◎
2月<ある意味で国内最強の携帯電話会社> 沖縄セルラー電話(9436)…○
3月<自動車ヘッドライトのLED化に注目> 京写(6837)…◎、アビスト(6087)…〇
4月<中古車業界の新興勢力> ネクステージ(3186)…×
5月<IPO出遅れ株に投資チャンス> ホットマン(3190)…×、アズマハウス(3293)…×、アビスト(6087)…〇
6月<ただひたすら真面目に> ユニバーサル園芸社(6061)…〇
7月<フリーペーパーのネタはまだ残っている> サイネックス(2376)…◎
8月<まだまだ魅力のあるパソコン市場> MCJ(6670)…◎
9月<不動産の魔力にはまらないために> スター・マイカ(3230)…△、イーグランド(3294)…△
10月<私が太陽電池関連に投資しなかった理由> 注目銘柄なし
11月<もはや小売店とは呼べない収益構造> ピーシーデポコーポレーション(7618)…○

※月表示は作成日によります
昨年の注目銘柄でも、日進工具(6157)、ウィン・パートナーズ(3183)の2銘柄が大幅に上昇しました。今後も市場が注目するに値する銘柄に先駆けて注目できるよう努力してまいります。

今年は当たり年でしたね。ヲチャーとしても鼻高々です =)。

ソシャゲ関連のようなボラティリティの高い銘柄こそ少ないのですが、大きく株価を下げる銘柄が少なく、今まで評価が低い銘柄が再評価されることが多かった印象が強いです。

6837 京写は、随分評価されましたね。万年低PBR銘柄だと思っていたんですが、素直に業績が評価された結果なのかもしれません。もう少し流動性に気を使って1000株単元を切りなおして欲しい所なのですが、この辺りはあまり興味が無いんですかねえ。惜しい。

6087 アビストは、ちょっとだけ抜きました =)。人材派遣の立ち位置は悪くないので強めに持っていても良かったのですがやっぱり水素水が決め手で敬遠しました。あれホント、止めた方がいいと思うんですけどねえ。

3186 ネクステージは、私もお気に入りなのですが株価はイマイチでした。3186 ネクステージ - 日経IRフェア2014も参考にどうぞ。取り敢えず年明け早々の決算短信が直近の区切りになると思ってます。そこから判断しても遅くは無いでしょう。

6061 ユニバーサル園芸社は、地味ながらじわじわ評価されていますね。もう少し流動性が上がれば面白い事になるとは思うのですが、業績待ちでしょうか。PC DEPOTも評価される前はこんな感じでしたし。

2376 サイネックスは、正に神がかり的でした。このレポートが公開された数日後には初動がきましたもん。未だによく分かってません。提灯買いが付いたとも思えないんですよねえ。

6670 MCJは、12月相場の代表かもしれませんね。スティック型Windowsの販売で火が付いたかと思いました。あの燃え広がり方は凄かったです。やはり消費者や投資家は、新製品に飢えている状況なんだと思います。引き続き新製品には注目でしょう。

3183 ウイン・パートナーズは、東証一部上場で評価されましたね。鞍替え特需は、今も株価評価が高いので要チェックでしょう。前にも説明した通り、株主数を増やそうとしている銘柄には注目した方が宜しいかと。


こんな所でしょうか。

  • http://www.daiwasbi.co.jp/products/search/fund/pdf/20141128_kogataSB37M.pdf

7618 PC DEPOT - '14/10の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。10月は7618 ピーシーデポコーポレーション

<もはや小売店とは呼べない収益構造>
パソコン市場は完全に成熟していますが、中堅企業であれば、ビジネスモデルの革新によって事業を拡大することが可能です。3ヵ月前の当コメント欄では小回りを利かしたメーカーの例としてMCJ(6670)を取り上げましたが、販売店では事業のサービス化を進めるピーシーデポコーポレーション(7618)に注目しています。
同社はウィンドウズ95発売前夜の1994年に創業したパソコン販売店で、後発ながらブームに乗って急成長し、99年に株式公開を果たしました。しかし、公開直後からパソコン市場が成熟化を始めたため、ソフトバンクとの合弁による回線販売、ソーテックとの提携等による低価格PB、カメラ販売店であるキタムラとの提携、デジタル家電の取り扱い・PB展開、パソコンクリニックの全店展開、月額会員制による保守サービス提供など様々な施策を繰り出しました。これらの施策の中には失敗に終わったものも多くありますが、自らの専門店としての存在意義を問い続けた結果、有料サービスの充実こそが進むべき道であるという結論にたどり着いたと考えられます。近年では、スマートフォンやデジタル家電の普及により、家庭内のネットワーク接続機器すべてのサポートを行うサービスや、月々の電話料金を分析し不要なサービスの解約や料金プランの乗換手続を代行するサービスが人気を集めています。
現在、同社の売上高に占めるサービス比率は40%近くに達しており、粗利益に対する寄与は過半を占めると推定されます。しかも、サービス売上高の約70%以上は月額課金によるものなので、収益の安定性という面でも寄与は大きいと言えます。

PC DEPOTは、関東周辺でパソコン専門の販売を行っています。基本、ロードサイドの大型店舗なのですが、ケーズデンキと組んでパソコン関連のメンテナンスを行っています。ちなみに同業他社である7419 ノジマの経営者は野島さんのお兄さんでして何故、ノジマではなくケーズと組んだのか質問があった時に「経営方針でケーズと折り合いが付いた。別に兄と仲が悪い訳ではない。」と答えていたのが印象的でした。

MCJについては以下の記事を参考にしてください。


この時点でPC DEPOTの話を少ししてましたね =)。

この銘柄、去年の3月位まで山ほど持ってました。あのまま持ってれば6倍になってたんですね、、、orz。6769 ザインエレクトロニクスとPC DEPOTの売却は、会社を辞めることが無ければ多分、握ったままでホルホルしていたはずなんですがこれはもう仕方がないでしょう。

持っていた理由は、2014年5月のWindows XP買い替え特需でした。結局、思惑で株価が騰がる事は無く、実績が伴ってから株価が上がり始めたという、皆がガン無視していた銘柄だったんですよ。今となってはPER面で食指が動かない状況でして、この点は3093 トレジャー・ファクトリーと同じ感覚でしょうか。トレファクよりは力強い月次ではないんですが、最近の株価はやけに堅調ですよね。

と言う事で、ここは月次以外にも野島さん直々に経営状況は動画で公開しているので、気になった方はヲチしてみてはいかがでしょうか。近場にお店があれば優待は使いやすいです。

悪くないですよ =)

  • http://www.daiwasbi.co.jp/products/search/fund/pdf/20141031_kogataSB37M.pdf

2014年12月20日土曜日

今日の雑談 (12/20)

取り敢えず、藤戸レポートは読んどけ




12/15版は来年の予想入り。よく纏まっている。


ひふみ投信の基準価額が高い理由について



まず基準価額が高い理由ですが、運用が上手く行っているのもそうなんですが、分配金を極力控えていることも原因の一つにあります。

分配金を出す事で基準価額を一定に保つ効果がある一方で、利益分の税金を支払う事になります。まだまだ長期運用したいのに分配金を受け取ってしまうと税金分、資産が削れてしまい勿体無い事になります。複利効果を得るには分配金を出さない投資信託の方がより効率的なのです。

勿論、逆のケースもあります。資産が減っていく過程でも複利効果が発揮されます。増える時も減る時も複利効果が働く、と言う事です。ひふみ投信ではこれを防ぐために、運用資産の半分まで現金で持つことを目論見書に謳っています。

なので今後、ひふみ投信に期待が出来そうもないなとか、今欲しい自動車があって資金を切り崩したいな、とかの用途があれば売却した方が良いかもしれません。もしくは市場を見る目がひふみ投信より優れている、という自信があるのならスポット的に資金を入れるのも悪くないと思います。

逆に、一応利食いはしたけど再度、ひふみ投信に運用を任せたいな、と思う事があるのなら利食いを延期した方がいいかもしれません。税金を支払うのは後にすればするほど、複利効果が多く得られます。

投資判断は個々にお任せしますね。

---

と言う事で基準価額が高いというのは長期資産運用向きの証と思っていただけると幸い。

まあ初期に運用した奴らは10000円で10000口買えたのに、今(12/19)は27568円支払わないと10000口買えない、悔しいビクンビクンってのがあるかもしれないですけど、まあこれは仕方がないですよ =)。

重要なのは過去儲かった事ではないんです。これから儲かるか、です。基準価額は、今までの実績であって将来の運用とは何ら関係がありません。


あらやだ、株主総会に逝ってみたいwww


12月決算銘柄なんだよねw


村上さんがえなりんの代表取締役になったらしい。よく引き受けたな。村上さんは他にもウェザーニューズやブイキューブの社外取締役をやってたりするので、対岸の火事ではナサゲなんだが大丈夫か。

ウェザーニューズの株主総会では、大して発言の機会がなかったんだが他の取締役の方の話では海外への人脈は素晴らしい、とのこと。

とはいえ。

正直、レバレッジ型の経営で一度雲行きが怪しくなると商売がしにくくなると思うんだよね。資金繰りが怪しそうな企業に銀行が新たに貸付してくれるとは思えない。担保がある企業でもないしね。資金繰りが怪しい企業とビジネスしたいと思うかなあ。手形とか怖くて切れないでしょう。扱っているモノの価値なんて当事者以外分からないときている。

そいや第三者割当をしたグリムスとかどうなっちゃうんだろうね =)


何か色んなものが浄化されそうな感じですが、まずは前経営者の責任追及から始めますかw

野村IRフェア2014 雑記

野村IRフェアに参加してきました。



大型のIRフェアは3月の東証IRフェア、8月の日経IRフェア、と12月の野村IRフェアが有名です。野村IRフェアはリーマンショック以降、中断していたのですが最近になってようやく再開しています。特に今回は事前申し込みが必要無かったので参加しやすかったです。

野村IRフェアの特徴は、普段IR活動をしていないような製造業が参加してくることが多く、今回もそのような銘柄を中心に回る予定をしていました。予定していたのですが、優先順位から一言いいたい銘柄から巡回していたら今回は一社に付き30分以上話し込む場合が多くてですね、全然回れませんでした。明日も参加しようかどうかやや悩んでますが天候次第です。

今日(12/16)の天候はあいにくの雨模様でして参加者は相当少ない事を想定していたのですが、今日は物凄い人混みでした。12時くらいから巡回していたのですが見た目、50~60歳代のシニアでしかも女性が多かったのが印象的でした。4時くらいから若い層の人も加わってきた感じがあります。相場が終わってから参加したのかもしれませんね。

総じて景況感は悪い状況でしたが参加していた企業は、形は色々あるにしろ、今まで以上に成長意欲が強い印象がありました。

イイ感じで芽吹いているんじゃないかな =)。

その他 - 野村IRフェア2014

2925 ピックルスコーポレーション


ピックルスは、漬物屋さんです。ざっくりとした内容については決算説明会さんのメモを見て欲しい。


IRフェアには社長自らミニプレゼンテーションを行っていました。直接、会社の状況を聞けるのは大きいですね。つか社長出張って来いやあ。あ、出張ってきたら教えてくださいね。disは控えめにするんで =)。

  • 親会社との出資比率はどうなったん?
    今回のTOBで19.95%にまで比率が下がった。親会社ではなく関連会社になった。
  • 数多ある漬物会社をM&Aしていくん?
    今主力の浅漬けやキムチ等の商品はM&Aせず、自社の工場を拡張していきたい。商品管理面で買収するより自社で拡張した方がメリットが大きい。自社で持っていない関連商品についてはM&Aを検討するかもしれない。
  • ローソンとかでも売ってこうぜ!
    セブンと共同で商品開発をした関係上、他のコンビニへ販売するのは難しい。セブンと共に「ご飯がススム」を拡販していきたい。
  • 今後の成長についてどうよ?
    最近、ドラッグストアでも食品を販売する所が多くなっているのでキャッチアップしていきたい。また惣菜が弱いのでこの分野に力を入れていきたい。販売エリアを広げていく事も同時に行っていく。
  • 野菜価格の変動の影響は軽減できないん?
    契約農家を増やしているがどうしても影響は出る。
    季節ごとに旬の野菜は大きく高騰することは珍しいので、季節ごとの旬の野菜を使って販売調整をしている。例えばキュウリは夏以外だと値段が高騰するので、キュウリを使った製品は調整している。とはいえある程度の需要にはこたえていかなければならない。

やっぱり今回のTOBの影響は大きいかもしれません。親会社とは完全に商品が被っていてそれなりの制約は受けていたのでしょう。親会社だった東海漬物(キュウリのキューちゃんが有名)の売上を既に上回っていて漬物業界では売上高1位になっているとのこと。

セブン系列での安定収入と企画開発力の強さ。このあたりが魅力でしょうか。


つか「ご飯がススム めんたいキムチ」が欲しいんだが全然見当たらないんだよね。セブンで通販出来るって話は聞いたんだが、やっぱ気になるよねえ =)


6118 アイダエンジニアリング


アイダエンジは、プレス機を設計・販売している企業です。四季報の同業他社に6163 エイチアンドエフ6112 小島鐵工所。大型のプレス機がメインで顧客は自動車産業が8割。



受注状況が悪くなかったので寄ってみた。案外悪くないね。プレス機の特徴として最新鋭の技術を常に追い続けることはしなくて良さそうなので、他の工作機械メーカーよりは立ち位置は悪くないと思う。

  • 直近の状況どうよ?
    フル操業に近い状況。特に米国が強い。ハイテン材やアルミ材等、自動車の軽量化に関係する製品が好調。ハイブリッド車に使われるモーターコアを製造するプレス機はシェア8割を持っている。
    自動車生産台数が増えていくにつれアイダエンジの売上が伸びる傾向にある。
  • 製品単価どうよ?
    マチマチ。4000万円位の製品が多いが、20億円の製品を受注する事もある。受注を受けてから3~5ヶ月で売上になる事が多いが、大型機械の場合、3年で均等に売上に計上するのもある。
  • 為替の影響どうよ?
    売上の数値として為替は関係してくるが直接経営に響くことは少ない。現地生産が基本。
  • プレス機に取り付ける金型は作ってんの?
    作成していない。顧客側が作成している。事前にどんな金型になるのか骨格程度は教えてもらっている。
  • 輸送費どうよ?
    受注した段階で設計・施工・設置まで含んでいてその中に輸送費も含まれている。
  • アフターサービスどうよ?
    売上全体の1/4を占めている。今後、増やしていきたい。
  • 配当政策どうよ?
    DOEを意識、配当性向30%を目途に考えている。

なんかまたIRの人に顔を覚えられてしまったよ、、、orz


5949 ユニプレス


ユニプレスは、車体を製造する自動車部品メーカーです。日産自動車向け9割。四季報の同業他社に5970 ジーテクト5975 東プレ5989 エイチワン。JPX400銘柄。

上記のアイダエンジの顧客ですね =)。大きな機械を買ってもらっているんだそうな。



  • 為替の影響どうよ?
    現地生産中心なので影響は少ない。売上への数値的な影響はある。
  • 日産中心なのはどうよ?
    今後の課題。ホンダ向けに製品を出している。
  • 人件費高騰の影響どうよ?
    人件費が上がっているのは事実で影響はある。
  • 原油安の影響どうよ?
    プラスに見ている。


他にも色々聞いたんだが記憶が薄い。自動車産業の枠内では悪くは無いけどシクリカルっぽいのがアレかな。


4662 フォーカスシステムズ


フォーカスシステムズは、ソフトウェア開発の下請け企業です。

この業界は、売上を伸ばすには受注を捌くための人足が必要でして人足と売上が比例します。また自社で処理できない分は外注に出さなければならなくなりその分、利益が減る傾向が強いです。

成長の伸びしろがあると考えているセキュリティ機器販売を伸ばしていきたいとのこと。ただこれも米国の設備販売がメインの切り売りビジネスのようです。使用方法のセミナー等で売上を伸ばしたいとは言ってましたけどやっぱりこれも売り切りでしょう。

ビミョー。


3173 大阪工機


大阪工機は、切削工具の専門商社です。



昨年2社を買収したことによる売上増が株価に影響されてるのではとのこと。最近、株主優待を設けたことによる影響も大。この手の商社は中小含めると1700社あり、今後はそれらの企業をM&Aしていくことで成長したい。PBブランドの比率を9%→15%まで上げるのが課題。'18/03には300億円を目指したい。

どうもここのお爺はIR担当というより営業の人が回されたらしく、話が長い><。面白味はあると思うが株価には随分反映されていると思われる。


4767 テー・オー・ダブリュー


いつもIR担当が冷たい。一体、何しに来たんだい?


6482 ユーシン精機


社長による説明会が聞けて大満足。決算説明会動画をずっと見ていて一度は見てみたいと思ってたのよ。少し前までCD/DVDの製造機だったのにいつの間にか自動車産業や医薬品業界に差し込んでるあたり、流石というしかないですな。

イイ銘柄故にイイ株価になってしまって差し込む余地が無いです =)。

2014年12月19日金曜日

3951 朝日印刷 - 野村IRフェア2014

3951 朝日印刷


朝日印刷は、医薬品を中心とした印刷や梱包材を製造している企業です。四季報の同業他社に3950 ザ・パック3944 古林紙工7923 トーイン

ザ・パックも特徴ある銘柄でして結構昔から持ってます =)。優待のカレンダーがお気に入りだったんですが図書券に代わってしまったようですね。同セクターでは素晴らしい利益率と商品性がウリなんですけど、語りだすと止まらないのでさっさと進めますね =)。



医薬品印刷は、法で定められている規制が強く、法に則った品質を保つ必要があります。よって通常の印刷物よりも高度な技術と品質が求められます。この事が同セクターより高い利益率と参入障壁に繋がっています。医薬品、大衆医薬品、ジェネリック医薬品等の消費量が増えると売上が伸びます。高齢化社会になるにつれ医薬品の使用量は伸びるんじゃないかな、とは思っていたりします。

  • 医薬品以外には印刷していないの?
    化粧品などの包装も行っているが、医薬品と比べると利益率は低い。今後、次の成長に向けて京都に工場を新設した。付加価値の高い印刷物を中心に色んなチャレンジをしていきたい。食品関連で付加価値が付けやすいのを検討している。
  • 印刷機械も作っていなかったっけ?
    マネージメントを行っているが自ら作る事はしていない。
  • 鞍替えどうよ?鞍替えするには株主数少なくないか?
    今後の課題。株主数が少ないのは気にしている。このようなIRフェアを活用して株主数を増やしたい。
  • 自社株買いどうよ?浮動株減らして結果的に株主数減らすよ?
    自社株買いは株主還元の一つとして行っている。浮動株を減らすことによって流動性が低くなり株主数が減ってしまうことは認識している。
  • 優待は出さない?
    予定していない。配当や自社株買いで報いていきたい。
  • M&Aはどうよ?
    考えていない。
  • 為替の影響はどうよ?
    直接は受けないが医薬品メーカーは影響を受けるのでまったく関係が無い訳では無い。
  • 原油安の影響どうよ?
    ポジティブ。原油安は紙の価格に影響する。前々期の減益は古紙の価格が高騰したのが原因。今は古紙の価格も安定しているので心配していない。輸送費も交渉しやすくなった。

    古紙の高騰は中国景気で輸出が多くなったからでしたっけ。
  • 価格転嫁どうよ?
    案外受け入れられている。長年の付き合いというのもあるのだろう。

インベスターZで取り上げられてたんですね。IR資料で初めて知りました。何巻目かは分からないですけどw。私はひふみ投信のセミナーからこの銘柄を知りました。立ち位置の良さと利益率、成長性をかって組入れています。

あまり動く株ではないので貸株専用口座にブッコんでます =)。


インベスターZ(1)
インベスターZ(1)
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コルク (2013-09-20)

2014年12月17日水曜日

今日の雑談 (12/17)

会社四季報Kindle版、一期前と二期前のが599円


当然、今期は1800円のまま。三期前だと何故か1800円。もう何がやりたいのやら。

今期

会社四季報2015年1集新春号
東洋経済新報社 (2014-12-12)
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一期前

会社四季報2014年4集秋号
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二期前

会社四季報2014年3集夏号
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三期前

会社四季報2014年2集春号
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7494 コナカ- 野村IRフェア2014

7494 コナカ


コナカは、紳士服チェーン経営を行う企業です。国内3位。四季報の同業他社に7416 はるやま商事8214 AOKI HD8219 青山商事



  • 低ROEなのはどうお考えで?
    前期、今期は低ROEになっているが、それより前の期では10%を超えているので5年平均5%は辛うじて上回っているのではないか。前期はSUIT SELECTを中心に出店を強めた関係上、減価償却費が増加し利益を圧迫した。今期は出店速度をやや抑える方向でいる。
  • 自社株買いは?
    考えていない。
  • SUIT SELECTとはなんぞ?
    20~30代中心に2プライス制のスーツ販売をしている(1.5万円と2.5万円)。コナカブランドは前面に出していないのでコナカ資本だとは気が付かないかもしれない。今までのコナカの販売だと二着目半額セールのイメージが強く、最近の世代には馴染まない。1着でも良い品質とブランドを求めていると考え、新規出店をしている。コナカとの出店比率は4:1程度。最初の顧客は20~30代中心なのだがその後、じわじわ40~50代の顧客が増えてくる傾向がある。コナカ程強めに広告は打っていないので認知度は低いかもしれない。

    月次を見せてもらったんだが確かに全店だと紳士服チェーン全体の平均程度の業績なのだが、直近のSUIT SELECTの月次は130%以上とかなり好調。かなりの売上成長率だった。で、今Webに公開している月次には全店と既存店の月次しか記載が無いorz。気が付かないのは仕方ないよこれは。
    ちなみに優待も使えるとのこと =)。
  • 成長戦略どうよ?
    コナカブランドをSUIT SELECTに切り替えて行く。買収したフタタもブランド統一を考えているが既存顧客への影響を考慮すると出店速度は遅めになる。
    中国・アジアで生産しているのだが、このスーツを現地でも販売している。富裕層中心に販売が伸びている。スーツへのあこがれは強いようなので今後の成長が期待できると考えている。
  • 紳士服とか後退期に入ってるのにまだ続けるの?
    品質重視で規模を広げていきたい。大店舗では紳士服以外に他の洋服を並べていたのだがあまりシナジーは無かった。今後はアクセサリーを中心とした高価格帯の商品を併売していきたい。

    品質重視の差別化は気が付きにくいのではないか、とは言っといた。価格帯の高い商品だしね。
  • 円安の影響どうよ?
    特にない。
  • 「かつや」とかFC店にあるのは一体何?
    FC事業として別途展開している。他にも様々なFC事業を手掛けていてその枠内ではシナジーはあると考えている。

新業態のSUIT SELECTがかなり売り上げを伸ばしているのは驚いた。月次に反映させた方が良いのではないか。その分、コナカの低迷が足を引っ張っている状況もあってか今の全体の月次になっているのかと思われる。また2プライス制の販売は今となっては馴染みが深いものになっているのでいずれ色んな所と競合するかと思われるのも注意が必要かもしれない。

JINのように業務形態を変更した時と同じような月次の断片だったので、もしかして再成長もあるのかもしれない。速度次第では化けるかもしれない。

そんなに期待しないで聞いてたんだが案外、面白かった。

(14.12.18:追記)


偵察に行ってきました。外目から観察しただけです。

オサレな感じで私が見に行った時間にはお客さんはいませんでした。紳士服ですので入店時間は結構限られるのかもしれませんね。一切、コナカというブランドを前に出していないしこれは分からないですよねえ。

仮に株主になった暁には入店してみようかと思いまする。

2686 ジーフット - 野村IRフェア2014

2686 ジーフット


ジーフットは、イオン系列の靴小売業です。四季報の同業他社に2670 ABCマート8185 チヨダ9990 サックスバーHD。ASBEEがABCマート、Greenboxがチヨダの東京靴流通センターのビジネスに近いかもしれません。

20代のヤング層向けのASBEEとイオン店舗のGreenboxの2形態を中心に出店。

Greenboxは、什器や賃料の出費がなく売り上げに応じた出店料を支払うので比較的出店費用が少なく出店しやすい特徴がある。イオン店舗の靴販売なので広く世代に合わせた品揃えと上履き等の販売が出来るので安定した売上を計上出来る特徴がある。400店舗ちょい。

ASBEEは、ヤング向けに展開。300店舗ちょい。川崎ラゾーナ店は坪面積あたりの売上がトップ10に上がる程の好採算。坪面積はASBEEの中では小さい。

  • 中期計画は公開していないの?
    内部用には用意しているが外部には公開していない。イオンとの兼ね合いがあって公開出来る時期とそうでない場合がある。来期は公開する予定。
  • 直近の既存店の月次が悪化しているんだけど?
    10月の既存店は90%を切っているが、これは計画的に行っている結果。今までは売上重視で今の時期辺りで全品20〜30%オフセールを行っていた。確かに売上は伸びていたのだが粗利率を下げることにも繋がり、人件費も上がる割には利益が上がらない商売をしていた。このセールを抑制し、割引セールの製品を絞ったため、今期の既存店の売上が減ってしまった。一巡するには来年の今頃まで掛かるかもしれない。
    イオンとの兼ね合いもあってセールをやらないわけにも行かない状況もある。
  • 名証とかありえへんわ、鞍替えどうよ?
    検討はしている。今の規模だとマザーズではない。とはいえ東証を狙うには株主数が足りない。またイオンが7割方株を保有しているのもネック。イオンとの協議を続けてる最中で度々、立会外分売をして株主数を増やしている。今後も徐々にイオンからの売却が増えてくれば鞍替えも視野に入るかもしれないが、イオン次第なので何とも言えない。創業者が持株をすべてイオンに売却したため7割に達したが、それまでは5割程度だった。
  • 為替の影響どうよ?
    為替の影響は左程受けていない。300社程度の靴製造から商社を通じて購入しているので為替分はある程度、商社がクッションになっている。価格転嫁は、季節の変わり目の品替えをするタイミングで比較的すんなり行える。定価が意識されにくい利点もある。
  • 原油安の影響どうよ?
    メリットが多い。輸送コストの増加が重荷になっていたが原油安のお陰で価格交渉がしやすくなった。また原油は靴底の原料でもあるのでコスト削減にも繋がる。
  • M&Aどうよ?9892 卑弥呼とか買収しちゃおうぜ!
    以前、卑弥呼の話はあった。販売網が百貨店中心でシナジーが少ないのと、卑弥呼の場合、小さな靴工場の集合体で構成されていてそれらとの融通性や、創業者やその相続者等の状況を見るとM&Aするには適していないと判断した。足りない部分はM&Aで補うという考えは持っているがいい話というのも中々出てこない。
    検討は続けている。
  • PBブランドどうよ?
    粗利率に影響するので随時進めている。現状は33%だが40%程度まで自社のPBブランドを立ち上げたいと考えている。ゆくゆくは50%あたりまで引き上げたいがそれ以上となると業態的に難しいのではないか。
  • ABCマートと比べて利益率低くね?
    PBブランドが多く、靴を絞っていて、販売が上手い。PBブランドについては随時進められるところから進めていきたい。

    ABCマートの個々の店舗の売り方や出店とかもちょっと教えてもらったんですが省きますね =)。同業他社をよく分析していて利点と欠点をよく把握していました。凄いわ。
  • 今後の出店計画どうよ?
    ASBEEの知名度を高めて、首都圏中心に出店を伸ばしていきたい。Greenboxはイオンの出店に合わせて今後も継続的に出店をする。
  • 人件費高騰の影響どうよ?
    出てきてはいる。地域に住んでいる人達を中心に採用し、教育に力を入れていて定着率に寄与している。接客力に自信。人材確保という点では苦労している。

    ここでもABCマートとの比較が興味深かったのですが色々アレなので省きますね =)
  • 品揃えが総花的でこれといったブランドがないだが?(ABCマートを横目に見つつ
    今後の課題。見せ方を工夫していきたい。

    何か一つ、インパクトのある新製品・新ブランドを出せたら顧客も喜ぶし、従業員も売上が伸びて自分達の成長を糧として頑張れるし、株価も上がって株主も嬉しい。沈んだ日本経済を浮上させるキッカケになるかもしれない。すべてが上手く回るのでぜひ頑張ってください、と言っといた。
  • IRサイトがあまりにもショボイんじゃが?
    今後の課題。今まで人材が少なくIRまで力が回せなかった。もう少し時間が欲しい。

この銘柄は、月次と決算の状況で成長過程に入ったんじゃないかと気になっていたんですよ。何かあるのはなんとなく分かっていたのですが、IR資料がショボくてそれを掴むことが出来ませんでした。今回のIRフェアでようやくキーが揃いました。

今のままなら大して面白みはないかと思います。課題だらけです。

だけどね。これは確実に改善出来ると思うんですよ。課題が認識できれば解決するのも努力次第で何とかなるものです。靴小売は過当競争が少なく比較的恵まれたビジネス環境で、イオン系列という安定した収入もあり、成長戦略を持っている。足りないものが埋まった時、私は今の株価のままではないと直感しています。まあ時間は掛かるでしょうし、数年は今の株価を続けるかもしれません。まあ見てておくんなまし。

今回のIR担当の方はよく理解していて当たりでした。他にも個々の店舗の坪当たりの人数や接客対応、出店場所、同業他社との比較など色々聞いてみたのですが、よく分析していました。纏めるために色々資料を見たら今日のIR担当者そっくりの顔写真を見つけました。その下の肩書に「取締役社長」って書いてあったんですが、気のせいですよね。

見なかったことにしましょう、、、orz

(追記:14.12.18)


偵察に行きました =)。

近場にイオンが無かったので品川シーサイドにあるイオンまで足を延ばしました。駅からも結構歩きました。品川と言っても完全にロードサイド店ですね。

Greenboxは、完全にイオンに溶け込んでいてフロアの一部になっています。別会社が運営しているとは思わないでしょう。12畳程度の敷地に子供靴や上履きが所狭しと置いてありました。学校で使用する上履きは販売できる店が限られるのでとてもイイ収入源でしょう。店員もレジもイオンと共用ですので確かに人件費は掛からないでしょうね =)。売上はイオンと折半になってしまいますが、安定した運営になるでしょう。

ASBEEは、狭いと言われていた川崎ラゾーナ店。客入りは悪くない。セール中の商品が多かったのが気になったかな。Leeというブランドをやや前に出している印象だったけど、やっぱりパッとはしないかな。ビジネスマン用の靴は欲しいな。ブランドを絞って用途別に商品を数多く並べて、店員の数を押さえるのが良さそう。ABCマートの真似はしなくてもいいけど、良い所は吸収してほしいねえ。店員は3人で広さはマクドの150人規模位。

課題が多くていいじゃないですか =)

3681 ブイキューブ - 野村IRフェア2014

3681 ブイキューブ


ブイキューブは、B2B向けの電子会議システムを製造・販売をしている企業です。'13/12上場。四季報の同業他社に4776 サイボウズ。IR資料ではシスコ、NTTデータ、富士通が挙がっていました。国内シェアは3割チョイでトップシェア。

  • SkypeやUstreamと競合したら負けるんじゃね?
    米国の無料サービスは無料で幅広い客層をターゲットとしているが、Vキューブは企業に特化している。企業用途ではセキュリティの問題があって無償サービスを活用する事を躊躇うことが多い。さりとて自社開発で電子会議システムを構築するとコストが掛かってしまう。そのような顧客に対して安価でセキュリティを加味したハードとソフトを提供する、比較的ニッチなビジネスを展開している。
  • Ustreamの企業向けサービスが本格化したら勝てる気がしないけど?
    Ustreamは営業力が皆無。Vキューブは開発は勿論、営業も力を入れており全国各所に販売拠点を設けている。特に教育関連はこの手の営業力がモノを言う。システムはあるけどそれを活用する提案が出来ないし、そのような人材を雇うことは無いのではないか。米国企業のやり方では日本市場を開拓するのは困難だろう。
  • Ustreamのインフラは世界一ィィィ
    そうでもないよ。UstreamもVキューブも多くは他のクラウドインフラを活用していて、サーバー自体は自社で多く持たない状況。なのでインフラならUstreamと同等の機能のインフラを持つことが出来ると考えていいのではないか。
  • 売上規模にしては従業員多過ぎじゃね?
    開発は100人程度、他200人は営業等。システムを開発するのは勿論、全て自社で賄う方針なので人数は多くなる。売上規模が大きくなるにつれ今後も人を雇う事になるだろう。
  • 数多の米国企業に勝てる気がしない
    米国は無理。既にレッドオーシャンで電子会議システムのテレビ広告があるくらい規模が大きくなってしまっていて入る余地が無い。アジア圏は、多言語対応や地域に根付いた販売が必要で米国企業が苦手としている。なのでアジア圏を拡大する事で成長していきたいと考えている。中国市場は上手く開拓できている。
  • 3Q決算、悪くね?
    想定通り。公官庁も相手にしていて、長期契約の場合、売上計上のタイミングがずれることがある。長期契約なので長いスパンで見れば安定しているのだが、この手の売上の波を是正するのは難しい。今後の課題。
  • パイオニアのM&Aの影響どうよ?
    非常に美味しい買い物をした。2000億円のマーケットの足掛かりを作る事が出来て満足している。従業員は60人程度。多くは無い。
  • マネックスでVキューブのシステムを利用しているがデザインが古臭く使いにくい
    顧客からの要望には善処しているのだが、顧客の利用者の声を拾う事は難しい。今後の課題。

    色々使いにくいUIやボタン配置や表示方法についての文句を一通り言っといた、社長にw

結構ニッチな分野でありながらもまだまだ需要はありそうで、そこに差し込む営業網と協力会社のインフラが整いつつある印象を受けました。色々不明な市場規模であり、どこまで需要を掘り起こせるかは営業マンの腕に掛かっているようでした。

思ってたよりニッチでしたが、それ以上に成長性も感じました。面白いかもしれません。

因みに今回のdis芸は、若い36歳の社長、恰幅のいいCFO、生真面目なIR担当の3名を相手にガツガツ攻めました。無職の癖にとんでもない事をしていますな。いつか罰が当たるw

2014年12月11日木曜日

今日の雑談 (12/11)

IIJmioのファミリーシェアプランが気になる



前の会社で働いていた奴が薦めてたんよ。

IIJmioの方がサポートが良いし、回線がいいし、繰り越しできるデータプランは案外、使い切れないのでお得とか。SIM3枚まで共有できるというのも魅力的。そろそろ2枚目を買いたいと思ってた所なのよ。

今使ってるフリーDataからMNPしてみようかしら =)。

なんかIIJmio対応か知らんけど1GBフリー1年継続オプションとか始めやがって、それってキャリアの縛りと大して変わらんじゃないかと、おこなのです。


Dell Chromebook 11を触る



Chromebook、届きました。さっぱりとしたWin 7+Chromeの雰囲気ですかね。

ワクワク感は少ないのですがこれはこれで面白い。チョイチョイ弄っていく予定。


Nexus 6、購入できず、、、orz



いや12/11あたりから販売が始まる事は知ってたんですよ?まさか半日程度で在庫切れになるとは思わんだよ。

取り合えずワイモバイルのお店で実機を確認してきます。


6026 GMO TECH、初値寄付きで売却しました \(^o^)/


無理。セカンダリーの人達の胆力は凄いね。

もう見てらんなかったので途中、指値を置いてネトゲしてました。正直、未だに100マソを超える売買は心臓バクバクです。耐えられないYO!

2014年12月10日水曜日

今日の雑談 (12/10)

GMO TECH (6026)のIPO、見事引当ました!


G・M・O! G・M・O!


これからどいう銘柄なのか確認します(ぉぃ

IPO当選とか都市伝説かと思ってたんですが、いやいや見直しましたお。今年、最初で最後のIPO当選となるか、もう一枚くらい引き当てるのか、さてさて。


ボキュなりの「高齢者の資産運用心得7箇条」



山崎センセの記事をフォローする形で補足してみます。

  1. 「10年変動の個人向け国債」は選択肢に入れておく
    個人向け国債はローリスクローリターンの中では期待値が高い金融商品です。政府としても機関投資家よりは個人投資家に買い支えてもらったほうが何かと安心と考えているからか、投資家向けに有利な設計になっています。債券が弱いとされているインフレに関しても、金利が変動するので、不利になることはないでしょう。
  2. 心的要因を無視しない
    資産運用中は資産の増減を気にするべきではない、というのが教科書どおりの回答になるのでしょうが、気になってしまうのは人の性です。残された人生を資産の変動に費やすのは、面白くないことが多いかと思います。勿論、ゲームとしての投資はアリだと思うのでこれは別腹で考えたほうがよろしいでしょう。
    ざっくり言えば、コストが安くリスクを少なめに見積もったバランス型投資信託あたりが身代にあった資産運用かと考えてます。
  3. 「おカネを遊ばせない病」に気をつける
    「おカネを遊ばせない病」は、現金で保有しているとつい罹ってしまう病です。この病に罹ると不用意に無用なリスクを取ってしまうことが多くなります。計画的に資産運用を行うことに心がけてください。リスクを取りたいと思う心理が働く時は概ね、損失を生むタイミングと同期します。

過度にリスクを取りにいかないこと、慣れないリスクに注意すること、時間を味方に付けること、あせらないこと。

こんなところかねえ。

【NISA】 NISA口座の状況 (14/11末+α)

NISA口座の状況 まとめページ

ということで11月末+α(12/10)までの成績にゃぁ。


ちょっと病に伏せてまして遅れました。申し訳ない。

参考指標のTOPIXは1333.64(10月末終値)→1406.83(12/10)だったので大体5.5%上昇。一方、NISA口座は+8.54%→14.25%と5.71%上昇。ちょっと上回った程度かな。

12/1に8898 センチュリー21・ジャパンが株式分割を発表し、株価を大きく伸ばしました。株式分割自体に価値は無いのですが、最低単元が小さくなったことによる流動性の上昇を見込んでのことかもしれません。来年のNISA銘柄候補だったのですが、当てが外れてしまいました。

12/9に9861 吉野家ホールディングスが牛丼を値上げするとの報道されてます。価格転嫁がスムーズに進むと判断されたのか翌12/10の株価はTOPIXと比べ堅調な動きになっています。


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そろそろ今年分のNISA枠(33900円)の使い道と来年のNISA枠を検討しなければなりませんね。

2014年12月9日火曜日

9616 共立メンテナンス、6666 リバーエレテック - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

6666 リバーエレテック


リバーエレテックは、小型の水晶発振子(電子部品の一つ)を得意とする電子部品企業です。四季報の同業他社に6779 日本電波工業6962 大真空6724 セイコーエプソン




水晶発振子は、様々な電子機器に必ず必要になる電子部品です。特にスマホのような小型端末では小さな液晶発振子が大量に使われることが多くなっています。

このセクターのトップは日本電波工業ですが各社製品に特徴があります。世界で使用される水晶発振子の半分近くは日本企業が製造しています。リバーエレを持っていた当時は月次を見ながらぐぬぬしていたのを思い出しました =)。

今回は新製品でブチ上げた様子。


材料の感度、良過ぎでしょ、どんだけカネが余ってるんだよw。水晶発振子の小型化は今後も強く要求されるとは思います。

が、製造側からすると製品の性能より安定供給の方が必須なのです。必要な時期に必要なだけ確実に数が欲しい。となるとあまり経験を積んでいない新規の電子部品よりは、汎用品である部品や同業他社も同様に作っている製品(セカンダリー)を好む傾向が強いのです。

仮に今回の新製品が受け入れられたとして大量生産が必要になったとしても、安定供給を約束させるために同業他社に同じ製品を作ってもらう契約を要求してくるでしょう。その時のライセンス契約で如何に儲けるかがカギになります。

で、今回の製品はそれを置き換えるだけの魅力があるか?という話になるけど多分、そんなには無いんじゃないかなあ。電力を喰ってるのは液晶だったりメモリだったりで、水晶発振子自体は案外電力を喰わなかったはず。勿論、CPUとかを動かす奴は別だけどね =)。

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纏めると、水晶発振子は電子部品の中では差別化が難しい汎用品という扱いなんですよ。

リバーエレの場合、設計よりは製造技術が強く、どちらかというと高性能な汎用品を作るのが得意なんです。iPhone特需とかで数が捌けるタイミングで狙うのは妙味があって面白いとは思うんですが、今回のはどうなんでしょうね。

色々先走り過ぎてる気はするわ。


9616 共立メンテナンス


共立メンテは、学生寮運営(4割)とホテル経営を行っている企業です。四季報の同業他社に8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人3287 星野リゾート・リート投資法人。REITはかなり遠いですね。




この銘柄はとても興味深いので語りたい人は多いんじゃないでしょうか =)。資料も見ずにざっくり流れを説明してみます。

創業時は、学生寮経営を行っていました。学生寮の施設を所有しているが、寮の運営ノウハウが少ないオーナーさん達に対して運営を代理するビジネスを展開して成功しました。建物を保有しているオーナーからすれば土地を遊ばせることなく、また共立メンテ側も土地を保有する事無い持たざる経営として運用に注力できます。このビジネスモデルは、所有と運営を分離が上手く取れた優れたビジネスとして称賛されました。

持たざる経営、とても重要。

うまく流れたビジネスだったのですが、学生寮経営も学生の減少と共に需要が徐々に減少していく傾向が強くなり始めました。今までの人材を流用できる次のビジネスを検討した時、ホテル経営しかないと判断したそうです。

確かにサービスとしては似た点が多いのでアリだとは思ったのですが、ホテル経営ですので一転して持つ経営になります。土地・建物を持つことになりますので機動力のある経営はしにくくなりますし、初期投資の多い事業ですので資金繰りも厳しくなります。同業他社も多く、しかも不景気な状況での新事業ですよ。

当時、絶対うまく行かないと思ってました。いやはや凄いね。

色んな書籍で分析されているんですが、やっぱり最後のキーワードは人材なんでしょう。財務指標からは見つけることは困難です =)

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


2011年あたりまで随分、ホテルを立ち上げた感じが見て取れます。建物の減価償却が早いのか固定資産の伸張が大きい気がするんですが、どうなんだろう。株主資本伸びは緩やかですね。ホテル事業も上手く流れ始めてますので積極的な投資が終わる頃にはキャッシュを稼いでくれる、かも知れません。

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纏めると、ホテル事業の進捗次第で今後の成長株として取り上げられることが多くなる気はします。海外旅行客へのウケもイイあたりも見所でしょう。ひふみ投信もこの銘柄の成長性を買って、保有比率を高めています。

IR活動も盛んですし、一度お話でも聞いてみたらどうでしょう。彼ら、えらいエネルギッシュですよ =)

2014年12月8日月曜日

今日の雑談 (12/8)

6年目の「サンタさん投資法」


年々、難易度が増している気がします。困りましたね。

一応、仕込みました。


11/18に3Q決算&下方修正が入りました。ビジネス特性上、ホームセンターの売上に連動する傾向が強いので下方修正は入るだろうな、という想定はしていました。思った通り、3Q決算と同時に下方修正を出してきています。

減配が無かったのが良かったのか翌日(11/19)の下げは3%程度で済んでいたかと思いました。毎年のパターンですと、ひとしきり投げが終わった後、流動性が極端に減り下げトレンドに移行するんですが、今年はミョーに強い。ポイ投げを微動だにしない厚い板。なんだこれ。

11/26が11月優待銘柄の権利落ち日ですのでここで小さな波が来るのもいつも通り。この時点でちょい買い出してます。その後、500円に上がった時点で何か勢いが出てきてこれは不味いと言う事で更に買い増して現在に至ってます。

流動性に特化した投資法なので、流動性が読みにくくなっているのはかなりの不安材料なのですが、ボキュは優待信者の飽くなき優待意欲を信じたい><。例え身を焦がしても優待と配当(3.32%)を取りに来るはず。ボキュの予想だと2年目のNISA組特需が入る気がしているんですよ、マネー雑誌に煽られて。

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と言う事で、6年連続勝利目指して頑張ります、ボキュじゃなくてボキュが選んだ銘柄が、ですが =)。

今年の目標はVita。Vitaがいいなあ。

PlayStation Vita Value Pack Wi-Fiモデル ブルー/ブラック
ソニー・コンピュータエンタテインメント (2014-11-27)
売り上げランキング: 313

2014年12月7日日曜日

2928 健康コーポレーション、6050 イー・ガーディアン - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

6050 イー・ガーディアン


イー・ガーディアンは、ネット監視のアウトソーシングを行っている企業です。'10/12上場。四季報の同業他社に3775 ガイアックス3657 ポールトゥウィン・ピットクルーHD

動画を見ながら書いてまする。




、、、上場時から結構状況が変わっている感じですね。デバッグと監視、あまりシナジーはナサゲなんですが大丈夫でしょうか。

従業員数が574名(うち契約社員数463名)って随分契約社員が多いですな。監視には人足が必要で、機械化や効率化がしにくい事業なのでしょうかね。売上が25億円程度なので頭数で割ると430マソ、社員数で割ると2千万チョイ。IT企業と言うよりは人足系のサービス業に近い気がします。

来期予想の2Q減収減益は大手の失注とのこと。確実に減りますな。イー・ガーディアンに記憶があるのは上場直後の下方修正だったりして、大手とのビジネス展開で大きく左右される傾向にあるのでしょう。


いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


上場時の現金を持て余している感がありますな。だからこそのM&Aなんでしょうけど、さてさてシナジーはあるんでしょうかね。株主資本の変化からしてみても最初の上場時以外、大して幸せになっていない感があってアレです。

---

纏めると、ネット関連で外注したいと思えるほどビジネス環境が良ければ、その流れで成長できる感じはします。今、羽振りがいい所というのは自前でシステム監視していてりする訳でして、どうなんだろう、という感じがします。外注するデメリットの方が大きい気はするんですよ。

少なくともボキュ好みではない。


2928 健康コーポレーション


健康コーポは、健康関連の通販を起点とし、健康に関わる様々な事業をM&Aしている企業です。最近ではCMでお馴染みのライザップ(RIZAP)が成長エンジンになっています。四季報の同業他社に3325 ケンコーコム3396 フェリシモ3660 アイスタイル







直近はライザップの動向、ですよねえ。

あれだけ演出度の高い広告を打ち出すと後が続かない気がするんですよ。ぶっちゃけ頭髪とかと変わらないビジネスじゃないですか。カーブスのように習慣性のあるジム、という訳でも無いですし、減量が終わってしまうと次があるか、と言うとまあ無いよね。シニアに必要なのはトレーナーではなく栄養士のような気もするし、どうなんだろうね。

結果を焼畑農業している気がするんだが、よく分からん。なんつーか、ペニオク感半端無い。

---

纏めると、優待は凄いよね、関連会社も含めて。以上。

2498 ACKグループ、2484 夢の街創造委員会、8864 空港施設 - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

8864 空港施設


空港施設は、羽田空港近辺の不動産賃貸を行っている企業です。四季報の同業他社に9066 日新9377 AGP9706 日本空港ビルデング。賃貸業とすると日本空港ビルデングが一番近いかな。




上記の決算説明会さんの通り、この銘柄は航空業者に航空機関連の施設を管理・運営することをビジネスとしています。なので環境の変化で急に施設が利用されなくなることは考えにくく、安定的な収入源を持っている不動産賃貸銘柄と考えています。

、、、いえね。昔の主力だったんですよこの銘柄。

あの時はPBR0.5倍程度で配当利回り3%越えと増資の無いREITとしてみるならまずまずの銘柄だな、って思ってたんですよええ。そしたらですよ。前政権の前なんとかとか言う野郎が「空港施設関連の賃貸料が高過ぎる」とか言い出したんですよ。「いやいやいや、高過ぎるって事は無いだろう、ってか何で政府が口出してくるの?」って高をくくってたらその期に下方修正出しやがってもう涙目。

絶対許さない、絶対許さないんだからねっ!

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纏めると、配当利回りに納得出来るのなら悪くない銘柄でしょう。

大株主の面々を見ると何か大きな成長イベントが起きるとは考えにくいです。また政府関連の意図が強い事業ですので、また前政権のアレな奴らが口を出してくる可能性も否定できません。株主総会は自社ビルでして、とんでもなく交通の便が悪かったりして、個人投資家には興味が無いんだなと思う事もシバシバ。

そんな銘柄です。


2484 夢の街創造委員会


夢の街は、ネット経由の出前を仲介する「出前館」を運営する企業です。四季報の同業他社に2440 ぐるなび4755 楽天




詳しくないので紹介だけ。

#過去に内紛があったりきな臭い感じの何かがあるのでヲチ対象から外しています。
#苦手なんですよこいうの。



2498 ACKグループ


ACKグループは、建設コンサルタントを行っている企業です。四季報の同業他社に1954 日本工営9624 長大9621 建設技術研究所。主要顧客は国土交通省で官公庁向けのビジネスを行っています。この業種のトップである日本工営と比べると色々見劣りする面が多いのですがざっくり見ていきます。




従業員数連結で1667名、平均年収456万円。平均年齢45.1歳とやや老齢気味。営業利益率は今期は改善しているものの2.2%と、日本工営の5.4%(H26決算)と比べるとかなり低い。特に気になるのが配当性向で、増配があっても9.7%とかなり低い。どうもこのセクターは配当性向が宜しくない。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


ここ数年は状況が好転しているようですね。その他負債と棚卸資産の増加が気になります。特にコンサルで棚卸資産の増加というのは不安要素です。詳細を見てみましょう。

H26/9決算短信より。



棚卸資産と計上されていた資産の多くは「未成業務支出金」、負債の多くは「未成業務受入金」です。

負債の「未成業務受入金」は、工事を請け負った時に前金として貰っている金銭が計上されています。これは工事が滞りなく進み受け渡しが終了した時点で消える負債です。特に利息が発生する訳ではないので気にする必要は無いでしょう。

資産の「未成業務支出金」は、工期が進む過程において計上できる資産です。例えば工事が50%進捗した分を資産として増やすことが会計のルールで可能になっています。

資産として計上するメリットは、P/Lの黒字化にあります。

一般的に工事関連は受け入れが済んだ時点で売上として計上します。なので工事を行っている最中は、売上は全く計上できず費用と人件費だけが嵩むP/Lになりがちです。しかもビジネス慣行上、工期は年度末に集中する事が多く、その間はずっとP/Lの利益が赤字のままになってしまいます。見栄えが悪いですね =)。そこで工期の進捗に応じて資産として計上していいよ?って項目が「未成業務支出金」です。ゲーム関連ですと「ソフトウェア仕掛」等の項目になります。

資産として計上するデメリットもあります。特損です。

工事ですと契約もあって全損する事は稀でしょう。しかもACKの場合、公官庁相手ですのでそれなりの保証はあるはずでしょう。とはいえ例えば災害等による被害を受ければ当然、棚卸資産を削らなければならないでしょう。進捗に関しては経営者側の判断次第で計上できるという問題もあります。不採算案件が急浮上するようなビジネスは注意した方が宜しいでしょう。

で、ですね。特にゲーム関連は酷くて、ですね。

完成間際のゲームを採算が採れないとしてポシャるケースが結構あります。企画段階でポシャる分には損失が少なくて済むのですが、場合によっては完成間近である場合もあります。で、ポシャったゲームに資産価値があるかと言うと、まあ無いですね。画像を転用する訳にもいかず、作ったプログラムだって9割方、再利用は無理。人件費と外注費だけが何故か無価値の資産として積み上がっていて、それを一気に特損する訳です。ゲームは上市しなけりゃただのゴミ、ああこわひ。

ちなみに、企業によって資産計上するところとしない所があります。計上するかどうかは経営者の考え方次第です。私は計上しない方が好みですね。鞘が取りやすいので =)

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纏めると、株主を喜ばせるイベントが発生しにくい銘柄かなと。

利益率を高めたいとしてますが、官公庁向けのビジネスを続ける限り、高い利益率の案件は回ってこない気がします。競争も激しいでしょうし、そもそも人材確保と人件費高騰というのも改善しにくい環境でしょう。

直近の受注高は+4.7%と、業績予想を裏付ける数値になっているのでクリアできるでしょう。選挙後、大きく補正予算を取ってくる可能性もあるでしょうからその時に特需が発生するかもしれません。

でもなあ。

それなら日本工営の方が先に株価が反応すると思うんですよ。その後のセカンダリーとしてなら面白そうだけど、ねえ?