2015年10月31日土曜日

今日の雑談 (10/31)

立ち読みしてきた本


ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇 2016
東洋経済新報社 (2015-10-30)
売り上げランキング: 108

初版は'03/04だったんですね。この書籍は勉強になりました。

資産運用で重要なのことは、儲けることではなく損をしないことでして、確実に損をするのはコストと税金で、これを如何に減らせるかが重要なんですな。資産を増やすのは難しいにしろ、減らさないようにするには努力が通じるものです =)。

で、立ち読みしてきたのですが、内容はほぼ変わっていませんでした。相変わらず良書ですよ。

新しいところでNISAや2016年から変更される債券の税制について扱っていました。割とナウな情報で、知っておいて損はないでしょう。


株は決算発表の直後に買いなさい!
榊原 正幸
PHP研究所
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彼の書籍は、現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」からずっと読んでいるのですがどうも最近はブレているというか、資産バリュー投資が今の相場に合っていないことを認識してか、ちょっと変な風味を混ぜて来ているのが気に食わないというか。

ざっくり説明すると低PERの銘柄に目をつけ、決算発表後に業績が良かった銘柄に突っ込めば儲かるよ、的な話がメインでした。彼の素晴らしいところは過去の実績から確率を出しているところでして、確かに上手く行きそうな雰囲気は出てました。

でもねえ。

数値を出すのにここ3年あたりの相場を対象としていまして、統計としては少ないでしょう。しかもアベノミクス相場まっただ中ですからね。ここ数年、業績相場が続いていましたんで、割と素直にバリューの効いた銘柄におカネを入れていれば、そこそこ儲かったでしょう。

が、どうも8月のチャイナショックあたりからどうもそんな簡単なゲームにはなっていないんじゃまいかと思ってるんですよ。過剰流動性相場は、米国の利上げが確定するまで続くとは思うのですが、どうもおカネの流れが変わってきたな、と。

そんな中、この書籍が役立つかどうかはちょいビミョーですね。

彼の投資法は、低PBR投資以外にエッジは無いと思うんですよね。


「羊飼いだらけの羊牧場」


GDPの低迷は年功序列が一つにあるんじゃまいか、と考えてる。

年功序列、終身雇用制は、物価が5%上昇していて人件費が高騰していた時に、人件費の高騰を抑えるための施策でしょう。終身雇用を約束する代わりに賃金の上昇を抑え転職者を少なくした。好景気で物価が上がり続けるならこの制度はワークしていたが、失われた20年で状況がガラッと変わった。デフレが続き、物が動かず、稼ぎが悪いのに賃金だけは取られていく。

そんな中で生まれたのが派遣労働だろう。

成長には二通りある。売上を伸ばすか経費を削るか、だ。多くの企業は売上を伸ばすことを諦め、経費を削ることを選んだ。労働者の下に新たに労働者を作ることで経費を削減した。

いつしか、羊牧場には羊飼いしかおらず、羊は外から持ってくることが当たり前になってきた。環境が悪くなったり、良質の毛が出なくなったら容赦なく廃棄処分してしまったので、いつしか羊を育てるノウハウすら失われてしまった。羊達が羊の面倒を見ることになるのだが、今度はコンプライアンスが重要視され情報が遮断されるようになると、それすらもできなくなった。

何でもかんでも実行者(下請け)の責任にするのは如何なものかとは思うのですよ。


典型的な下請け根性、ワロタ



まとめが偏ってる気はするのだが、割と批判的な話が多いようで何より。

実力も実績もないうちから正論をブッパしてくる輩が多くなってきているので、人から信頼を勝ち得る努力はした方がいいよ的な受け取り方をしたがどうだろう。もちろん、ずっと下請けばかりしていると、同業他社に追い越されるし、価格競争で負ける時が来るかもしれないので、実力に応じて意見や相談ができるようになるとより良い関係が築けるかとは思う。

芸能界の場合、看板番組を持たないと口出しは出来ないでしょうね、ガンガレ。

まとめの中にGDPが低迷しているのは「行き過ぎた資本主義」のせい、ってあるんだけど具体的にそりゃナニを指してるのかさっぱり分からん。フルタチの生霊でも乗り移ったんだろうか。ここは酷いインターネットですね。


郵政上場どうなんだろうね


一応、kabu.comで日本郵政とゆうちょ銀行が1単元ずつ当たってました。やったぜ。

他の証券会社は全て補欠当選で繰り上げならず。競争率はそこそこ高かったのかな。即日売却するかどうかはまだ考えていない。

どうしよう。


実際の所、外人さんたちが戻ってきている感は出てきてると思うんよ





9962 ミスミグループ本社の2Q決算後の株価を注目していたんだけど、あの決算でかなり戻っていまして、追撃する必要がありませんでした。なんだかんだ言ってあの銘柄、外人さんに好かれてますからね。

今後、外国人比率の高い銘柄は面白いかもしれませんよ =)。

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