2016年2月28日日曜日

3276 日本管理センター、6029 アトラ - 今日の決算説明会さん

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3276 日本管理センター


賃貸住宅のサブリースを行っている企業です。四季報の同業他社に1878 大東建託8848 レオパレス218908 毎日コムネット




IR情報で公開されている決算動画をみながら書いてます。相変わらず武藤社長、トバしてます。収益に関係なさそうですけど、今後の業界の見通しを開示できるのは面白いですよね。こいう青写真を書ける経営者って少ないですよね。

相変わらず判断の難しい銘柄ですな =)。


6029 アトラ


アトラは、接骨院を経営する企業です。'14/12上場。四季報の同業他社に2425 ケアサービス2144 やまねメディカル





15.08.19からの続きです。




身の程にあった成長スピードというのはあると思うんですよ。

先日、成長株とされていた2196 エスクリが下方修正して大きく株価を下げたということがあったのですが、総じて成長スピードに無理が生じていたのが根本にあるんじゃないか、と思ってます。まあでもあそこまで下げなくても、とは思ったのですが、経営者側がもっと早くメッセージを出していれば投資家との亀裂は最小限に留められたのかもしれません。自分の置かれている事業のパイの把握は重要だと思うわけです。3085 アークランドサービス7611 ハイデイ日高はその点、よく考えて出店している銘柄ではないでしょうか。

急成長を期待するにも程々に、ってことです。

でアトラがどうなるのかはよく分かりません><。2Q決算までは割とのんびりとした株価になってるはずなのでそれまでには色々情報を集めたいと考えてます。

2016年2月26日金曜日

【株主総会メモ】 3230 スター・マイカ (16.02.24開催)



3230 スター・マイカの株主総会に参加してきました。

目的は、実は前回に社長の水永さんに会ってみたくて株主総会に参加したのですが、これがかなり修行の場でして、スター・マイカ内の会議室で行われました。個人投資家と思われる人は私を含めて2人程度で後は背広組や関係者らしき人たちが占領してまして完全にアウェーでしたorz。

このような悲しい過去(?)があったのですが、今回はどこぞのホテルで行われるとありまして、これなら孤立することも無かろう、という判断で再度参加することを決めました。今回、社長が変わったこともあって株主質問しやすいかなあ、という生温い雰囲気も期待しました =)。なんだかんだ水永さん、眼光強いじゃないですか。怖いよう。

場所は、ANAインターコンチネンタルホテル東京。前回のイトクロの株主総会と近くでした。地下鉄で溜池山王駅で降りたのですが、眼下に首相官邸があったりしてお巡りさんが沢山巡回していて都会は怖いところです。株主総会終了後、新橋方面に歩いていたんですがやけにお巡りさんが集合していて、手荷物検査的なことをしていたので、とっさにこれは不味いと思って方向を変えたら更に怪しまれると思って直進したらアメリカ大使館前でした。そりゃ警戒もするわw。Google Mapsはもう少し空気を読んで大使館前は避ける機能が欲しいですよね。

参加者は、100名程度の会場に40人程度。個人投資家多め。女性、背広組は少ない感じ。とは言えガチ勢が多い感じでしたので株主総会としては中級者(?)程度の肝が必要かと思われます。

質疑応答は以下のとおり。

  • 中古マンション市況どうよ?
    ビジネス環境はフォロー。主力の2000~3000万円台のファミリー向けマンションの需要は旺盛。貸付金利の低さから賃貸から購入へ向かう人達が増えている。
  • 杭打ち問題の状況どうよ?
    問題になってる物件はない。仮にあったとしても、戸別で広く薄く保有しているので業績に大きな影響を及ぼすことは少ないと考えている。
  • 東証1部どうよ?
    頑張る
  • 東証1部に鞍替え上場できない基準があったのか?
    東証1部への上場基準は既に満たしている。東証1部に向けた体制づくりやシステムの充足が課題。
  • 会社のリスクどうよ?
    不動産市況は変化が激しいので変化に合わせて機動的に動くことを念頭に入れている。現状、中古マンションの需要は旺盛で資金繰りに問題は無いが、リーマン・ショック等の金融問題が生じたとしても資金確保で問題にならないよう工夫したい。
    流動性が少ない高額マンションではなく、ボリュームゾーンのファミリー向けマンションが多いのでビジネスの再現性は高いと考えている。
  • マイナス金の影響どうよ?
    期待はしている。住宅ローン金利圧縮効果はあるだろう。消費意欲減少も考えられる。、マーケットが落ち着いて欲しい。
  • 委員会設置会社への移行のメリットどうよ?
    コーポレート・ガバナンス強化のため。経営の透明性を高める意味で、社外取締役を増やし意見を多く取り入れたいと考えている。「監査等委員である取締役」「監査等委員でない取締役」で分けたのはこの記載が分かりやすいと判断。監査役は監査経歴が長く、当社ビジネスにも精通している。
    女性が住みやすいマンション等、目先のあった役員を登用していきたい。
  • 中古マンションの経営環境どうよ?
    新築不足で供給量が減っている状況で、中古マンションの魅力が増している。今のビジネスモデルは、スターマイカモデルと言われ、ライバルも増加している。
    ライバルの差別化は、地道に不動産情報の収集に尽きる。この事業のキモでこれといった特効薬は無い。今までの不動産屋さんとの付き合いの長さが競争力になっている。
  • 民泊どうよ?
    研究段階。1棟まるごとマンションを持っているのでこのような物件では近所迷惑などの問題は生じにくいと考えている。2年契約が一般的だがマンスリーマンションや家具付き物件の貸出を実験的に行っているが引き合いは強い。
    民泊は法的な整備が始まったばかり。様子見をしつつ遵法にあったビジネスを検討したい。
  • PRやIRが足りなくね?株価騰がらない要因の一つでは?
    頑張る。

10:00開会 → 10:20質疑応答 → 11:00閉会、会社説明会、オミヤなし。

昨年から社長が水永さんから秋澤さんに変わってどんな感じか気になってたのですが、この経営交代というかバトンタッチは悪くないんじゃないでしょうか。今の経営環境を説明する感じは性格的に合っている気がしました。

現時点で、ビジネスモデルは崩れていませんし、経営環境は以前、フォローなのは確認できました。急激な成長性はないのですが、リノベーションビジネスなど時代に即したビジネス展開を進めていて、なだらかな成長性は期待できると思ってます。

嫌いじゃないですよ =)

2016年2月25日木曜日

2193 クックパッド、3769 GMO-PG - 今日の決算説明会さん

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2193 クックパッド


クックパッドは、ネットで料理のレシピを専門に扱う企業です。同業他社に2121 ミクシィ3660 アイスタイル3182 オイシックス




15.02.06からの続きです。


現経営陣と創業者とで経営について仲違いになり、創業者側が1/9に役員を更迭する提案を出しました。その後、今までの成長性が疑われ、大きく株価を落とすことになります。2/5に創業者側の意見を汲む形で落ち着くことになり、株主提案を取り下げた、というのが今回の背景になります。


経営方針で揉める、というのは成長企業ならよくある話だと思ってます。今回は株主提案という形で株主に今後の経営方針を問う形を取ったのですが、これは悪いことではない、と思ってます。企業価値を上げるという目的が一緒ならいずれ折り合うんじゃないかな。

と思って結構、ポジっちゃったんですよねorz。随分、相場に持ってかれてしまいました。でもこの企業、今の時点では何一つ毀損していないと思ってます。

いつかまたポジる。

3769 GMO-PG


GMO-PGは、小規模な電子商取引を行っている企業です。四季報の同業他社に2428 ウェルネット




15.11.03からの続きです。


今年1月からの下落に付き合うことなく株価を保ってるあたり、どんだけ強い銘柄なんですかね。羨ましい限りです =)。

今日の雑談 (2/25)

テクニカルで儲けるコツ


必要なのは自分だけのオリジナルの分析ではなく、多くの人が使っているテクニカルを使い、多くの人と同じようにトレードするのが安全だと気がついてからです
-- 億超えトレーダーがこっそり教える常勝の【鉄板サイン】とは?

割と真理かとオモタ。シグナルを工夫することで半歩先に仕掛けて半歩先に逃げる、というのが勝ちパターンですかね。


IIJmioのファミリープラン、SIMが3→10枚まで増加



一人でファミリープランを使ってる私としてはちょい嬉しい。

ただSIMを1枚追加するたびに+400円とまたビミョーに課金してくるあたりがアレなんだけど、今まで使われなくなった数多のスマホが蘇るのはいいことですお =)。


相変わらず滞留しているネタが多いのです、、、orz


昨日は、3230 スターマイカの株主総会に参加してきました。その後、アナリスト協会主催の個人投資家向けIRセミナーに参加、6080 M&AキャピタルのIR説明会に参加しました。今日は、同じくIRセミナーで3804 システムディの説明会に参加しています。

どのネタも割と面白かったんですが、積み残し案件がボキュにのしかかってまして処理が遅れてるのでございます。

困りましたねえ。


2428 ウェルネット、レオスがお買い上げ




うむ、苦しゅうないぞ =)。

ウェルネットは、一高たかはしの子会社だった時からずっと見てますからね、ボキュ。今更、成長株として目をつけたのかもしれないがホント、長期保有をお願いしたい。フィンテック関連銘柄とかよく分からない理由で変なイグジットに使わないで欲しいんですよね、できるなら。


2016年2月24日水曜日

8920 東祥、3021 パシフィックネット、2175 エス・エム・エス - 今日の決算説明会さん

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8920 東祥


東祥は、スポーツクラブ「ホリデイスポーツクラブ」を運営する企業です。四季報の同業他社に2378 ルネサンス4801 セントラルスポーツ





15.10.11からの続きです。


1/29に上方修正&増配を発表しています。1月からの下落相場の影響も少なく、強い株価を維持しています。素晴らしいですな。


3021 パシフィックネット


パシフィックネットは、中古パソコンを取り扱う「PCNET」を運営する企業です。四季報の同業他社に3020 アプライド3375 ZOA7618 PCデポ






15.01.22からの続きです。


1/14に2Q決算&下方修正を受けた記事になっています。中古スマホ販売は、MVNOの絡みもあってかなり競争が激化しています。中古スマホ販売は、アキバの中では後発なのですが、価格が高めで型番が古いのが多く、他店より回転していない印象を受けています。大丈夫でしょうか。

法人向けのMVNOは未知数ですが、光通信の営業力でなんとかなるものではない気はします。過当競争待ったなし、でしょうか。


2175 エス・エム・エス


エス・エム・エスは介護士に特化した人材派遣サービス業です。同業他社に4318 クイック2379 ディップ2413 エムスリー






MIMSの買収の影響がどう影響するのか、現段階ではわかりにくいあたりが気になります。大型買収による増資もありそうな感じですね。今後のことを考えると12月決算に変更し、IFRSに会計を変えるのはアリでしょう。

2016年2月23日火曜日

今日の雑談 (2/23)

ヴァンガード投信、かっけー ///






米国のインデックス運用の祖、ヴァンガード投信のお話。

かっこいいっすな。


9837 モリト、3091 ブロンコビリー - 今日の決算説明会さん

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9837 モリト


モリトは、アパレルの部材を開発、製造、販売を行っている企業です。四季報の同業他社に9892 卑弥呼9966 藤久。卑弥呼は靴系ですし、藤久はコンシューマー向けですし、ビミョーに同業他社が合致していない感じがします。





2014年のM&Aの影響は強かったですね。あの頃から比べると株価は倍近くなったのですが、それでもPBR1倍割れというのもまたビミョーですね。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


2014年度のM&Aの影響が大きく見えます。

その他資産の増加はのれん代です。借金で補っているようです。現金を多めに保有しているのは安定的な経営を目指しているからでしょう。投資有価証券がやや多めなのが気になります。借金を消した方がいいと思うのですが、マイナス金利ということもあって銀行と付き合いを残しておくという点で、今のバランスでいいのかもしれません。

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纏めると、この企業の魅力は安定した経営と年2回の優待ですかね。

数年前から急にIR活動を行うようになりまして、IRフェアにも積極的に参加している企業です。この企業がIRフェアに参加した初期の頃にブースが暇してたんで話を聞いてみたんですが、最大の強みが低PBRと言い切っていて面白かったですね。IR担当というか営業担当らしき人と話していたんですが、色々熱い想いが聞けたのが印象的でした。

まあ結局、ポジってはいなかったんで、M&A後の急騰は黙って見ているだけでした =)。

3ヵ年の中期経営計画等も公開しているので気になる方はみてみるといいかもしれません。優待が年1回になりそう、というのはちょっと嫌ですね。


3091 ブロンコビリー


ブロンコビリーは、ステーキ店「ブロンコビリー」を運営する企業です。四季報の同業他社に3053 ペッパーフードサービス3097 物語コーポ7412 アトム




いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


現金の塊ですね =)。

2014年度に大きく株主資本(右側の負債)と現金(左側の資本)を伸ばしているのですが、これは公募増資の影響のようです。殆ど借金が無く、現時点では現金を大きく余らせている状況での増資というのは合点が行きませんね。

固定資産が増えているのは、ロードサイド展開がメインで土地や建物を購入しているからかと思われます。

続いてFCF。


安定してキャッシュが稼げているようで何より。

2014年の財務CFの上昇は増資の影響でしょう。

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纏めると、月次はよ。

最近は、決算動画やIRフェアへの参加等、投資家に向けてメッセージを積極的に行っているようです。この前の野村IRフェアにも参加してまして、話を聞いてみようかと思ったのですが、同伴者から「あそこの肉は不味いから嫌や」と謎の拒絶をされまして、聞けずじまいです。いつも人だかりが出来ているので投資家にも人気なんでしょう。

同業他社の2753 あみやき亭の月次をよく確認するのですが、どこの焼肉チェーン店も直近の状況はよさそうです。対して居酒屋チェーン店は栄枯盛衰が激しく、12月の書き入れ時を上手く利益に乗せている企業は少ないとみています。時代の流れでしょうか。

2016年2月22日月曜日

今日の雑談 (2/22)

今週の藤戸レポート



個人消費の冷え込んでいて消費が伸び悩んでいるって話から始まってます。

賃上げによる景気改善を期待しているようですけど、中国不安やら米国利上げなど不安要素が多い中、生産性の工場以上に賃上げがススムとは思わないんですよね。正規雇用の賃上げが進んだとしても非正規雇用の賃上げとは無関係ですし、むしろ非正規の賃金を減らして正規の賃金に回す、ということもあるかもしれません。

調査を行った会社は「中国人観光客が増える春節に備えて従業員を確保する動きや、ことし4月に始まる家庭向けの電力小売りの自由化を前に、電話による営業スタッフを雇う動きがみられた。今後も、年度末に卒業する学生に代わる人手を確保しようという動きで、時給の増加傾向は続くだろう」と話しています。
-- 1月のアルバイトなど時給 前年上回る NHKニュース

今のところ、人手不足ということもあり流動性が高い非正規雇用の賃金は上昇しつつあるようです。景気が低迷する頃には、非正規雇用をバッサリと切って正規雇用の賃金を守る経営をするんでしょうからドッコイドッコイですかね。

流石に今の状況で更に消費増税を推し進めるってのは無理があると思うんですけど、大丈夫でしょうか。

3244 サムティ、6064 アクトコール - 今日の決算説明会さん

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3244 サムティ


サムティは、マンションデベロッパー(マンデベ)です。四季報の同業他社に8923 トーセイ3245 ディア・ライフ3254 プレサンスコーポ





15.07.23からの続きです。

マンデベはボキュには荷が重すぎですorz


6064 アクトコール


アクトコールは、住宅サービスのアウトソーシングと不動産事業を行っている企業です。四季報の同業他社に2453 JBR4290 PI6173 アクアライン




上場時、主力だったアウトソーシング事業が早々にペースダウンし、不動産投資や家賃収納代行のビジネスに事業が変わりつつあるのが気にかかるところでしょうか。

不動産会社が管理する賃貸物件が成熟期に入っており、パイの増加が見込めないようで、個人が管理している賃貸物件や持ち家に手を広げようとしているようです。個人ですと競合が多そうですし、そもそも長期契約したがるか?というと疑問が残ります。

家賃収納代行事業はアウトソーシングとのシナジーはあるかもしれませんが、不動産事業の方は左程関係しているとも思えず、既存の経営環境を活かせる感じには受けませんでした。

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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。

B/Sをざっくり見るコツは増減が大きい場所に注目することです。上記の場合、流動資産の「その他資産」と負債の「短期借入金」の増加が気になりました。

流動資産の多くは、未収入金と立替金のようです。未収入金は投資不動産の売却に依るものでしょうか。立替金は家賃収納代行事業に関わるものかもしれません。立替えた分を短期借入金で補ってバランスを取っている状況でしょうか。一時的な要因なら短期借入金で賄うのもアリだとは思うのですが、家賃収納代行事業で必要な資金であるなら長期借入金に切り替えた方がいいかもしれません。

いずれにしろ、回収可能かどうかが問題になります。

続いてFCF。


上場後、ずっとFCFがプラスになっていません。

借入金で規模を大きくしているのでしょう。ここからもアウトソーシングよりも不動産事業が引っ張ってるのが分かります。

--

纏めると、ここはサービス業ではなく不動産業でしょうね。

サービス業にしては自己資本比率の低さと短期借入金の多さが気になります。まずは長期借入金に借り換えをし、ある程度資金回収を確認した辺りで投資を検討したいところです。

ビミョー。

2016年2月21日日曜日

6284 日精ASB機械 - ジェイリバイブ (16.02.12週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

6284 日精ASB機械


日精ASB機械は、ペットボトルを作る機械を製造する企業です。四季報の同業他社に6293 日精樹脂工業6272 レオン自動機6210 東洋機械金属

今週ご紹介する「日精エー・エス・ビー機械」は、飲料や食品・日用品、最近では化粧品の容器などに使われるペットボトルの成形機で世界トップシェア(出荷台数ベース)を誇る企業です。ペットボトルの製造工程には、材料の樹脂を溶融して金型に流し込んで試験管のような形の“プリフォーム”を成形する第一工程と、それを加熱して風船のように膨らませ、別の金型を用いてペットボトルの姿に成形する第二工程があります。そしてペットボトルの製造装置には、各々の工程を別の機械で行い大量生産に向くツーステップ機と、2つの工程を1台の機械で行い多品種少量生産に適したワンステップ機があり、容器の種類や生産量に応じて使い分けられています。同社は技術的に付加価値が高いワンステップ機に強みをもち、他の日系メーカー1社と市場を寡占しています。グローバル展開もいち早く進めており、創立から2年後の1980年には米国に販売拠点を設立しました。生産面でも1997年にインドに生産拠点を設立し、現在では日本で最先端の機械を開発・製造、量産はインドで行う体制を構築しています。

ペットボトルの需要は、先進国での用途拡大に加えて、生活水準の改善が目覚ましい新興国でも拡大基調にあります。これを受けて同社では新興諸国の販売拠点やアフターサービス網の拡充を進めており、ナイジェリアに拠点を設立してアフリカでの販売体制を強化、同様に南米への展開も視野に入れています。また新製品開発も強化しており、ワンステップ機でありながら従来よりも生産性を高めて大量生産もできる機種や、耐熱性の高い容器が製造可能な機種などを上市しています。インド工場は第2工場を2013年に稼働させたばかりですが、既に第3工場の建設に着手しており、将来の需要に対する備えも進めています。同社ではこのように強みに磨きをかけることによって、ペットボトルの成形機に求められるニーズを的確に捉えていく計画です。

6284 日精ASB機械 - ジェイリバイブ (15.09.18週次)の続きです。

特に差が無いので前回の記事を参照してください。

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纏めると、直近では為替と受注高に注目するべきでしょう。

今期の業績予想の為替想定レートは、ドル円115円、ユーロ円130円で算出されており、どちらも予想より円高傾向にあります。海外売上高が91%あり、為替の影響を受けやすいと言えます。特にこの銘柄はあまり為替ヘッジをしていないようで、為替変動の影響を強く受ける傾向があります。今のままの水準ですと、2Q決算発表あたりの下方修正を気にしたほうがいいかもしれません。

1Q決算での受注状況は好調でして、この辺りは在庫と売上時期のバランス次第で2Q決算の数値が大きく変わりそうです。

長期的に見れば、この銘柄の成長性は素晴らしいものがあるのですが、残念ながら相場は半年先程度の業績を中心に株価を形成する傾向が強いのです。半年先が見通しにくい状況が続くと、どうしても株価はディスカウントされてしまいます。

今の時期、難易度高めな銘柄でしょう。嫌いではないんですけどね。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160212.pdf 

4745 東京個別指導学院 - ジェイリバイブ (16.02.05週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

4745 東京個別指導学院


東京個別指導学院は、小中高生向けの学習塾を運営している企業です。四季報の同業他社に4668 明光ネットワークジャパン4714 リソー教育

今週は、業界のパイオニアとして小・中・高生向けの個別指導塾を全国展開している「東京個別指導学院」をご紹介します。 個別指導塾は、進学塾の優れたシステムと家庭教師の親身な指導をいわば「良いところ取り」した教育形態ですが、それらを 高度なレベルで両立させるのは極めて難易度が高いことです。これを同社は約30年にわたる知見とノウハウによって実現し ているわけですが、その基盤となるのが講師と学習システムです。まず講師については、採用率が候補者5人に1人、さらに 3カ月以上の研修をクリアした人だけが正式採用になるなど厳選しており、同社の理念に共感した質の高い講師を着実に確保 することに成功しています。そして学習システムについては、親会社の教育大手「ベネッセホールディングス」の持つ経営資源や受験関連情報を最大限に活用し、充実した学習指導システムや独自教材を作り上げ、生徒に合った最適なカリキュラムを 提供することができています。また、同グループ傘下の『進研ゼミ』や英会話教室『ベルリッツ』などとの連携も強化しており、 より多様な教育サービスを提供できるようになってきたのは注目できましょう。これらを駆使した同社の指導力は生徒や保護者 から高い支持を集めており、各種メディアで満足度ランキング1位を獲得している実績が、同社の競争力を証明しているといえ ます。

教育環境は目まぐるしく変化しており、2020年には現行の大学入試センター試験を廃止し、大学入学希望者学力評価テスト (仮称)を導入することや、高等学校基礎学力テストの導入が検討されています。詳細は決まっていないものの、こうした変化に よって生徒の目的・通学校により学習が多様化することに加え、前倒し受験対策の必要性が増すことが予想されるため、オー ダーメイドの指導ができる個別指導塾には追い風となります。この好機を活かすべく、同社は引き続き積極的な新規開校と サービス強化を続けていく方針です。

4745 東京個別指導学院 - ジェイリバイブ (15.10.30週次)の続きです。

特に差が無いので前回の記事を参照してください。

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纏めると、年初からの株価下落の影響をほとんど受けていないあたり、この銘柄の力強さを感じます。2/19現在の配当利回りは3.53%と高めです。相場のボラティリティと付き合う気がないのであれば長期保有で放置という手も悪くないかもしれません。

後は優待の使い道ですかねえ。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160205.pdf

2148 ITメディア - ジェイリバイブ (16.01.29週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

2148 ITメディア


ITメディアは、インターネット系の情報発信サイトを運営する企業です。四季報の同業他社に3754 エキサイト9479 インプレスHD9449 GMOインターネット。インターネット絡みでしょうけど、流石にGMOは違うと思うなあ。

今週はインターネット専業のメディア(媒体)運営会社として、IT(情報技術)分野を中心に多彩な情報を発信する「アイティメディア」をご紹介します。昨今は新聞や雑誌といった紙メディアの企業が、ネットメディアも活用するというケースが増えていま すが、同社はネットメディアのみに特化していることが特徴です。また、同社が運営するメディアは発信する情報によって細分 化されており、例えば『@IT』はIT技術者向け専門情報、『ITmedia ビジネスオンライン』は企業向けビジネス情報、『MONOist』は 製造業技術者向け専門情報という具合に、各分野に特化した記事で読者を惹きつけています。この戦略が奏効し、同社が運 営する30メディアの閲覧数は合計すると月間1.3億に及び、国内最大級のネットメディアとなっています。閲覧者数が多く、読者 層が明確な同社のメディアは広告を掲載する媒体として大変魅力的で、これまで約800社が広告を出稿しており、これが同社の主な収益源となっています。

加えて、同社が運営する『TechTarget』と『キーマンズネット』は、単なる広告収入ではなく、“リードジェネレーション”と呼ばれ る新しい販売活動支援サービスを展開しています。これら2媒体は、企業の情報システム導入の意思決定者を対象とした媒体で、勤務先情報やメールアドレスを入力した人だけを読者としています。購買意欲が高い読者が対象となっていることから、IT 関連商品を販売する企業にとって大変魅力的であり、同社はこの読者のなかから、見込み客(=リード)を生成(=ジェネレー ション)し、販売活動の支援をすることで対価を得ています。さらに一般消費者向けの媒体についても、多彩かつユニークなカ ルチャー情報を発信する『ねとらぼ』を育成中です。これらネットメディアの魅力をさらに磨き上げることで、同社は成長を持続さ せる方針です。

技術者としてITmediaやら@ITは利用させていただいてます =)。

投資系でねとらぼという単語を聞けるとは思わなんだw。Webマンガである「つまさきおとしと私」(つまわた)が結構好きでして、数ヶ月に1回のペースでまとめ読みしてます。最近、つまわたが書籍化されており、コアな人達に愛されていると勝手に感じておるのですが、どうでもいいですね。

つまさきおとしと私 (KCx)
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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


現金の塊ですね =)

情報系サイトですので、コストは概ね人件費、外注費あたりに集約されるかと思います。サーバー運営費用は最近のクラウドサービスの過当競争でズンドコ安くなってるので気にしなくて大丈夫でしょう。

「その他資産」に何が詰まってるのかやや気になりますね。短信をみる限り、投資有価証券が殆どでした。

投資有価証券はピンキリが激しくてですね、調べるのが面倒で調べませんが、例えば未上場企業への投資ですと、丸々損失になる場合もありますし、逆に上場することになると特別利益になったりします。逆に、定期預金や長期国債の場合でも投資有価証券にカウントされます。更に深掘りをしたいのなら有価証券報告書から弄ることをオススメします。

決算短信のCFの投資CFをみた感じでは、「その他投資」は定期預金のようです。

続いてP/L。


2011年は赤字でしたが、徐々に利益が回復しているのが分かります。

売上の伸びは大したことが無いあたり何かありそうですね。大規模投資の後か、人件費、外注費の削減か、広告費の減少か。このあたりはパッと見では分からないですね。

続いてFCF。


2008年度に何かやってますね。'07/04に上場した影響かな。

直近では、これといって大きな投資をしていないようで純粋に営業CFの伸びがキャッシュになっている様子。キャッシュカウとするなら営業CFの変化が大きいようですし、パッと見た感じでは馬なり経営で、景況感に業績が左右されている印象が強いです。

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ということで3Q決算の投資家向け動画を見ながら書いてます。

'15/04に連結にしたキーマンズネットの売上貢献が効いているようです。リード獲得型(リードジェンモデル)というビジネスモデルになるようです。BtoB向けのPR記事のようなものでしょうか。キーマンズネットの運営自体は、外注してたこともあるらしく大きな混乱はナサゲ。

IT系のBtoBが成長しているっぽいですね。動画では「ねとらぼ」の成長を謳ってました。PVが急上昇しているらしい。マジか。

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纏めると、やはりこの企業に期待するのは新たなM&Aでしょうね。

同業他社をみる限り、景気が悪くなるタイミングでオンライン広告が削られることによる影響は強いですし、顧客の投資意欲に大きく左右されてしまうあたりは被るリスクとして念頭に入れておく必要はあるでしょう。

そろそろこの業界も成熟期に入っているのかも知れません。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160129.pdf

2016年2月16日火曜日

7729 東京精密 - ジェイリバイブ (16.01.22週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

7729 東京精密


東京精密は、測定器と半導体装置を製造する企業です。四季報の同業他社に8035 東京エレクトロン6146 ディスコ6857 アドバンテスト

今週ご紹介する「東京精密」は、精密測定機器事業と半導体製造装置事業の二本柱で展開する精密機器メーカーです。 高精度な精密測定技術と高速かつ正確に測定するための精密位置決め技術に強みを持ち、競争力の高い装置を生み出して います。第一の柱である精密測定機器事業は自動車分野が中心です。例えば、燃料噴射装置の噴射ノズルやエンジンのピス トンの円形精度を測定する『真円度・円筒状測定器』などを開発しています。精密測定機器は様々な部品の外観、形状、表面 の粗さなどの測定に使われており、検査工程あるいは工場の製造ラインに組み込まれています。自動車業界では燃費やエン ジン出力向上、環境対応など変革期を迎えているため、測定器の需要は高くなっています。加えて、航空機向けでも顧客層を 広げるべく開発を強化しています。

第二の柱である半導体製造装置事業では、「プローバ」という装置で業界トップの位置にあります。これは完成した半導体を ウェハ(薄い円盤)の状態で検査するために高速でウェハを動かす装置で、ウェハ上の状況を正確に測定して高速で動かす制御技術が強みとなっています。その他にもウェハに形成されたICを個片に切るダイサー、ウェハを薄くするために均一に削る グラインダーなど、周辺分野への展開も進めています。特に近年は顧客と連携して、最先端の半導体製造工程で需要が見込 まれる装置の開発を進めています。例えば、グラインダーについてはより固い素材を削る装置を開発しています。また、機能を 高めるために半導体を積み上げて使う技術も開発されおり、そのためにもウェハのさらなる薄化が求められています。同社で はそのための一連のプロセス実現に向けた開発も行っています。これには大型の装置が必要となるため、新工場を建設中で 同時に供給体制の構築も進めています。精密測定機器事業という安定した収益基盤があるからこそ、変動が激しい半導体製造装置事業でも継続的に投資・開発して最先端の要求に応えていくが可能となっています。この両輪を強化していくことで中長期的な収益拡大を目指しています。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


素晴らしい =)

2009年度のB/Sが小さくなっているのはリーマン・ショックの影響でしょう。不景気を見込んで過剰な生産を止め、在庫を吐き出し、キャッシュを蓄えるという経営が色濃く出ています。この場合、P/Lの見た目はかなり痛むのですが、最低限のキャッシュを確保し、廉売を防ぐことに注力をおいているのが見て取れます。

設備投資も左程、行われていないのも好印象です。研究開発費はここからは読み取れないかな。

続いてFCF。


赤い棒グラフがFCFです。リーマン・ショック後の2009年度でもキャッシュを稼げているのが分かります。この時の営業CFが減っているのは、売上を調整し、資金回収に努めたからでしょう。下手な経営者ですとこの時期に廉売を行ってしまい、景気が戻ってきたとしても値上げがしにくくなります。

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纏めると、2/9の3Q決算では、受注状況は悪くなく、決算としては悪くないものになっていました。が、今回(2/15現在)の大幅下落の煽りを受けて東京精密の株価も大きく下げています。

半導体関連全般で、状況のいい銘柄とそうでない銘柄が出始めていまして、もしかして半導体産業全般で下降局面に入っているのかもしれません。オリンピックイヤーは半導体産業が潤うって話は、もう過去の話かもしれませんね。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160122.pdf

今日の雑談 (2/16)

MRF、銀行業との差が更になくなることに


金融庁は、日銀のマイナス金利政策導入を受け、主に短期の金融商品に投資するMRF(マネー・リザーブ・ファンド)の運用の柔軟化を容認する。マイナス金利導入に伴う金利低下で、十分な利回りが得られない間、MRFの運用に求められる有価証券の投資比率が基準を下回ることを認める。
-- 金融庁、MRFの運用柔軟化を容認 日銀のマイナス金利で | Reuters

MMFの発祥を鑑みるに、銀行業との棲み分けがドンドン無形化していく世の中の流れにウットリせざるを得ないのです =)。実際問題、短期国債やCPの奪いあいが始まればMRFとて元本保証できるかビミョーなわけでして、今回の対応はやむ無しといったところでしょう。下手すれば取り付け騒ぎになりますからね。

マイナス金利政策が一段落しないと元の鞘に収まるのは難しいんじゃないかな。


底辺ビジネスの裾野の広さを感じざるを得ませんなw


過払い金返還請求の着手金を「1カ月限定」「今だけの期間限定」で無料や割引にするなどとキャンペーンの宣伝を繰り返し、実際は5年近く続けていたのは景品表示法違反(有利誤認)に当たるとして、消費者庁は16日、弁護士法人アディーレ法律事務所(代表・石丸幸人弁護士)にこうした表示をしないよう求める措置命令を出した。
-- 「今だけ無料」は不当表示 | Reuters

5年間放置され続けてるあたり胸を打ちますな =)。過払い金返還請求が続いている理由の一つに、積極的な広告というのがありましてこれらの広告が一段落しないと消費者金融系が浮上することは難しいんじゃないかなと思ってるわけでして。

そろそろ潮時な気がするんですよね。



GPIFの直接運用は認められない方向になるらしい


厚生労働省は、自民党の社会保障制度に関する特命委員会で、公的年金の積立金を運用している独立行政法人が株式を直接運用することは、当面認めないとする案を示し、了承されました。
-- 公的年金 積立金運用の法人の株式直接運用を認めず NHKニュース

今日の雑談 (2/8)の続き。結局、議決権行使は野菜や大和頼みになりそうです。どうせダメなら奴らのスチュワードシップ・コードが単なるお飾りで糞の役にも立たないって主張すればよかったのにね。

傀儡のインデックス運用が政府はお好みのようだ。気に食わねえ。

厚生労働省はGPIFの改革について、16日に示した案の内容に加えて、理事長に権限が集中している仕組みを見直し、組織の中期計画などは新設する経営委員会で合議制で決めることなどを盛り込んだ法案を、今の国会に提出することにしています。
-- 公的年金 積立金運用の法人の株式直接運用を認めず NHKニュース

今回の行動がよほど気に食わなかったのか、更に傀儡に仕向けるよう合議制にするとかの賜っており、どうしようもないですな。GPIFを支援するような政治家がいないあたり、我々は民主主義に恵まれていませんな。

立法も司法も政府の傀儡だわな。


しばらくは利息なんて無いようなもんだし「決済用普通預金」にしたらどうか?


三井住友銀行は15日、普通預金金利を0.02%から0.001%に引き下げた。引き下げは2010年以来となる。三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行を加えた3大銀行で、マイナス金利政策導入以降、普通預金金利を引き下げたのは初めて。
-- 焦点:金融機関が預金金利引き下げ競争、マイナス金利導入で | Reuters

0.001%とかもう限りなく0円に近い利息じゃねいですか。役立たずなサービスをするよりは、いっそ、決済用普通預金に切り替えてみたらどうでしょう。

決済用普通預金とは預金保険制度により預金の全額が保護される普通預金です。
決済用普通預金 : 三井住友銀行

ペイオフで1000万円以上の預金については保護されない事になっているのですが、利息を貰わないことを前提に預金全額を保護する契約があるんですよ。

それが決済用普通預金。

これ、法人だけじゃなく個人でも作れます。つか私のお仕事用の口座は決済用普通預金にしています。変な話、クソみたいな利金で通帳を汚すよりはずっとマシでして、大した預金もないのにペイオフでガクブルするくらいなら最初から契約してしまえってことで口座を作りました。

手数料は掛かりますが普通預金から切り替えることも可能のようです。他の銀行はどうだかは知らないけど皆、似たり寄ったりのシステムかと思われます。

強いて言うなら、この契約にしたことで銀行のおねーちゃんがやたら資産運用について付きまとって「あなたのように安全第一な資産運用があります」とかまあウザいw。それくらいじゃないかなリスクは。

2016年2月15日月曜日

今日の雑談 (2/15)

「未来の子どもたちのために出来ることは、今の世代の年金支給額を減らすことなんだよ?」


って話をしたら「もうすぐ死ぬんで好き勝手にさせろ」とゴリ押し。お前らのポジショントークのために子供をダシに使うとか卑怯な真似をするべきじゃないよねって親に言っといた。

長期債券(10年債)の金利がマイナスになるとか、伝統的な資産運用では考えられない状況でして、ポートフォリオ理論とかクソ喰らえなわけです。困ったことに、マイナス金利が正常化するにはかなり時間が掛かりそうで、何故時間がかかりそうかというと、日銀以外の政府や経営者が軒並みやる気が無いあたりでしょうか。

GPIFが設定している今の運用利回りは以下のとおり。



物価上昇率が1.0%で、賃金上昇率が2.1%なら運用利回りは1.1%でオッケーで結果、3.2%の運用利回りが期待できまっせ、という青写真で年金の支払額が決められているわけなんですな。

無理ゲー過ぎるw

そもそも長期債券の金利がマイナスで、短期的に物価が上がったとしても長期金利が連動して金利が増える状況ではないでしょう。伝統的な資産運用なら「物価+α」が長期金利の利回りであるべきはずなんだが、、、

そんなこんなで、アベノミクスでも年金の積立金が足りてるわけではなく、今も政府から半分か1/3くらいを補填してもらっている状況でして、政府からすればブタ積みされてく社会保障費を削っていきたいという意図があるわけです。

社会保障費を増やしても成長性が上がることには繋がりませんからね。

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どう考えてもしばらくは伝統的な資産運用が通用するわけがない、というのは政府もわかってることでして、そうなると社会保障費を減らすには現実的な運用利回りに切り直して減額やむなし、ってことになるわけだが、この民族にとって年金と保険は鬼門だ。

以下はそんな街の声を反映していたりします。



ああひどいw

年金減額が最も現実的な解になることはもう数十年前から先送りしていた案件でもあるわけで、金利水没を目の当たりにして急激に現実味を帯びたわけだ。

でまあ、最初のネタに戻るわけだが、今政府を支えている高齢者は、明日の子どもたちより今日の年金を期待するんだろうな、というわけです。

どうしようもないね =)


比例配分投資法も大口にかかればこれこの通り


今日の3323 レカムなんですけどね。3331 雑貨屋ブルドッグの柳の下の泥鰌狙いなんでしょうか。大口の意のままに株価が形成される所は怖いですよねえ。






今週の藤戸レポート



原油安からオイルマネーの引き上げが引き続き行われているというシナリオを推しているようです。減産もガセが多く、産油国も足並みが揃わない状況が続いている、と。

今必要なのは、金融政策のみの片輪走行ではなく、財政出動による景気対策だ。それも思い切った需要創出策が必要である。補正予算3.3兆円枠に、さらに上積みする覚悟で臨むべきだ。場合によっては、急激な為替変動に対して介入も厭うべきではない。

デスヨネー。日銀が孤立無援で戦ってる状況は戦力の分散でしかないわけで、景気にテコ入れすると宣言しているんだから速やかに対策をぶっ込むべきでしょう。

当面は、明日をも知れぬ相場だが、3月メジャーSQ以降は混乱も徐々に終息するものと考えている。3/10ECB理事会、3/14、15日銀政策決定会合、3/15、16FOMCというスケジュールを見ても、桜の蕾が膨らむと共に株価の復元が強まろう。

そう願いたいところです。

6044 三機サービス - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

6044 三機サービス


三機サービスは、空調機器のメンテナンスを請け負う企業です。四季報の同業他社に4658 日本空調サービス6086 シンプロメンテ







株主・投資家向け情報から2Q決算説明会動画を見ながら記載しています。社長から訴えかける力強さはあまりないものの、資料の出来は素晴らしいです。IPO企業は、IR活動が上手なところが多いですがこの企業もその一つですね。

特筆するべきは、株主優待制度の導入でしょう。16.01.12に1単元で1000円分のQUOカードを提供すると発表しています。5月決算銘柄で優待銘柄は少ない状況ですので、権利日前までに人気になる可能性は高いかと思います。

事業内容は、空調機器メンテとトータルメンテナンス事業の2つになります。空調機器メンテは、パナソニック向けで高シェアかつストック型。ただし規模でこれ以上成長がなく、トータルメンテナンス事業に成長性を求めて上場した形になります。


空調機器メンテは、キャッシュカウ事業ですね =)。

トータルメンテナンスの状況は悪く無いですね。


特にコンビニの受注が見込めるってのは力強いです。

トータルメンテナンスのイメージは以下のとおり。


コンビニのアウトソーシングがメインシナリオでしょうか。嫌いじゃないですよ =)。

お待ちかね、同業他社のページ。


6086 シンプロメンテもみてはいたのですが、売上を伸ばしたいのか利益を伸ばしたいのかチグハグな面が見られたので随分前に売ってしまいました。株価からすると勿体無いことをしたかもしれませんね

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纏めると、安定成長が期待できる優待銘柄として悪くないんじゃないかなと思ってます。今(2/15)の株価も他と比べると割と頑張ってる方ではないでしょうか =)。

実はこの銘柄、上場直後から興味がありまして少しだけ持っていたのですが、1Q決算ではかなり見た目の悪い営業利益が出てまして、上場後に人を増員した結果だろうなと思ったものの、巷で流行りの上場ゴールの可能性も捨てきれず、ポートフォリオから外してました。で、2Q決算ですよもうねorz。

優待に依る防御力の高さは偉大ですわw。配当も悪く無いですし、決算期が優待が枯渇しやすい5月決算というのも地味にイイですね。

2016年2月13日土曜日

今日の雑談 (2/13)

べ、べつに株価対策でバズーカ砲を撃ってるわけじゃないんだからねっ




何故かツンデレw。

日銀メンバーの二次元化は見てみたい気はする。需要は無いだろうがな。


JASDAQにしか上場できない万年中小型株の8301 日本銀行に怒りのぶん投げが来ててワロタ。まあでも20マソの損切りは痛いよなあ。

歩み値は以下のとおり。


午後寄付き直後から怪しい投げ。追証投げだったら随分ダイナミックなんだが、そもそも板が殆ど無いスプレッドがらっがらでして、いやあこんな時に日銀持ってたら泣きたくなるわ。

ご愁傷さまです。

ああでも信用残に表示が無い所を見ると信用で買えないのかも。つかこんな銘柄、現物じゃないと握れないよなw。


東証IRフェスタ2016は今年、開催されませんorz



知ってた =)。

あろーず君が使える子かどうか確認するために、問い合わせてみたんですな。東証としてちゃんとアナウンスしたらいいのに、こんなことだと存在すら忘れられてしまうんじゃまいか。

ちなみに去年までアクセスできていた東証IRフェスタのホームページは一切アクセスができない。このホムペでアナウンスしたらいいのに、何故そこまで、、、

  • http://www.tse-irfesta.com/

直近のIPO銘柄の知的虚栄心が凄い



ジグソーが、って話じゃないんですけどね。

自分たちの事業に対して「夢」を語るのはいいんですよ。それとは別腹でそれに向かってどのような施策を考えていて、安定収入とスポット収入の割合のバランスを取って、最低限のキャッシュフローは考えてますよ、的な回答を受けた試しが無いんだよね。

なんというか君ら、ベンチャーキャピタルから支援を受け続けてもう少し規模が大きくなってから上場するべきだったんじゃないの?と思える企業が多い感じなんですよね。アナリストの洗礼が足りないというか。

未熟ゆえに夢を語れるのかもしれないけど皆、そんなとこにおカネを置いている自覚はあるんですかね。大丈夫でしょうか。


ひふみの下落レター




短いので各自ざっくり読んで欲しい。

中国の景気悪化、元安、原油安に加えて、米国の金利引き上げの副作用、中東地域の不安定化、欧州の金融セクターの信用不安、急激な円高の進行など悪材料には事欠きません。
その影響も受けて、日本の輸出ハイテク企業の業績の下方修正が増えてきており、来期に関してはさらに業績の見通しは暗くなっています。

今回の下落中に来期の業績悪化を織り込むかのような下落を感じています。このまま本当に消費増税の方向で進む気でいるんでしょうかね。財政健全化と言ってもこうまで足腰が弱ってしまうと、少なくとも延期か凍結かを選択してもらいたいところではあるのですが。

そもそも折角の支持率を全部、憲法解釈に割り振ってしまったのはかなりの悪手だと思うわけで、これからもう一度支持率を上げるとなると選択肢が少ないと思うんですよ。前年の地域振興券だって景気対策に大して役に立っていないっぽいし。

マインドが下がった状態でマイナス金利で不安だけが募るというね。短期的なマインドも重要ですよ?

今後に関しては、輸出ハイテクの大企業や銀行株などの株価の上昇の期待が薄く、結果的に東証株価指数や日経平均株価などのインデックスに関しては上昇が見込みにくいでしょう。極端な株式の流動性の枯渇がなければ、薬品株や食品株などの安定株や内需主体の中小型株の株価パフォーマンスはよいものと予想しています。

今回の急落から急騰するシナリオは考えてません。ボキュの現時点での考えを纏めると以下のとおり。


  • 流動性の枯渇は考えていない
    マイナス金利もあって次の資産運用先を物色するはずです。比較的流動性があり、中規模のファンドの需要を満たせるだけの時価総額がある銘柄は要チェックでしょう。
  • 高配当銘柄重視
    長期の資産運用として重要なのは配当金でしょう。配当利回りが高く、安定した配当が出来る銘柄は重宝されるはずです。例えば配当性向を30%固定にしているような利益変動型の銘柄ですと利益が出せず減配するタイミングで株価が急落することもあり得ます。
  • ハイテク、外需、銀行セクターは難しい
    今後、難しいゲームになるでしょう。為替もどの辺りで落ち着くかさっぱり見えてきません。
  • 食品株、薬品株、重視
    今更、ディフェンシブ株とは言い難い状況なのですが、1月の状況ですと割とこのセクターが堅調でして、いずれ今のような下落相場になることを想定していた前哨戦だったのかもしれません。長期で戦うのなら増やすより守ることが重要です。時には現金化することも良いかと思われます。
  • 高PER高β銘柄は後回し
    今回の下落では、高PER高βが撃ち抜かれてる感じで多分、この手の銘柄におカネが再び回ってくるのは時間が掛かると思ってます。IPO銘柄やお祭り系関連銘柄に再びおカネが入ってくるのかも注視したいところでしょう。


マーケットが落ち着きを取り戻したら、上昇を見込める企業に投資をしているので、次の市場の回復期では基準価額の回復を目指します。

添削が必要だなw。

要は今まで成長重視で投資先を選んできているので、マーケットが落ち着いたタイミングで真っ先に物色されると思われる銘柄を既に保有していて、回復期には株式指数を上回る運用になるはずだから期待しててね、って話です。

多分、今回の下落で自ら相場を壊す売却はしてなくて、ポートフォリオ全般から少しずつ現金化して更なる下落に備えてはいると思ってます。資金流入も増えているとは思うのですが、現時点ではそれを投入するのは早過ぎるでしょうしね。


今日の逆シグナル


【逆張り投資法】 まとめページ

2/12の逆シグナル銘柄は、254銘柄になりました。流石に底っぽい感じにはなってきました。流石に全部貼り付けるのは辛いので東証一部に限定してみたところ、84銘柄になりました。

それでも多いよ、、、orz。



外需系や地銀が多いですな。

浮き沈みの幅が大きくなり始めたソシャゲやら直近下方修正だしたエスクリと同じ結婚セクターやら下方修正を出していない銘柄で、決算が終わっている銘柄を選択してみたい。

ルールでは資金200マソということだが今は厳しいorz。よって100マソ2銘柄で勝負してみたい。

  • 2327 新日鉄住金ソリューションズ
    新日鐵住金の子会社。ソフト屋なんだが親会社との売上は少ない。鉄鋼業で培ったシステム技術がかなり強力らしく好業績を続けている。大企業向けのデータセンターが上手く回ってる様子。利益率高め。現金が異様に多いのも魅力の一つ。
    下落中に手放しましたorz。
  • 2379 ディップ
    人材派遣。売上、利益ともに急上昇中。ショートが入っているので踏み上げとしては悪くないかも。ただ人材派遣系全体が弱含みしているのでおカネが抜けていることも考慮した方がいいのかも。
  • 3175 APカンパニー
    居酒屋チェーンの塚田農場を経営。2/5下方修正後、下落中。既存店売上の回復が見られない状況がずっと続いている様子。まずは既存店の売上増を期待したいのだが、居酒屋チェーンの参入障壁の低さからか未だ厳しいのがみられる。弁当事業はどうなんだろうね。
  • 3186 ネクステージ
    中古車販売。1月の中期経営計画の下方修正を発表してから元気なく、今回の急落に巻き込まれる。とはいえ現状の中計でも十分立派な成長を遂げてはいるので今回の下落はちょい厳しすぎなのではないか。
  • 2410 キャリアデザインセンター
    1Q決算発表を受けての下落。決算短信をみる限りでは、主力事業にやや売上減が見えるものの対策を練っているようなのでこの短期での下げは納得いたしかねる。
    下落前に処分してますorz。
  • 2491 バリューコマース
    1/29決算後、絶賛下落中。今期は投資期としているようだ。こいうときは収穫期に投資するのが王道なので、来年の今頃に投資をすると株価の上昇だけ美味しくいただけるのでオススメ。この投資のコツは今の時期まで覚えておくことだけだ。
  • 3669 モバイルクリエイト
    タクシー用通信機器の開発販売。無線からIP化への切り替えで儲かるかとおもいきや2Q決算ではその兆しが見えない。3Q決算を見てからでも悪くはないかもしれない。
    半導体装置の石井工作をTOBしている。負ののれんを計上するかもしれないので見栄えは悪くないかもしれない。石井工作というとIoTやらドローンやらで勝手に相場を作った銘柄という印象しかない。いや半導体装置ですからねここ。
  • 4082 第一稀元素化学工業
    2/10、3Q決算&下方修正&増配。売上減による下方修正だが、事業自体は強めですし、ここの収益性に比べるとこの下落はやや納得がいかない。国内製造にこだわって中国に進出しなかったのは慧眼だったかも。為替よりもレアメタル価格に利益が変動する傾向が強いので単純に純利益で判断しないほうがいい。増配はヨカヨカ。
    あ、これ東証二部だった。
  • 4318 クイック
    求人広告。3Q決算は悪くない。理由はよくわからないのだが、長期保有で業績が良かったセクターが利食いされている感じで投げられているようにみえる。
  • 4369 トリケミカル研究所
    半導体材料。東証二部。
  • 4553 東和薬品
    ジェネリック医薬品。今期特益が無い分、嫌なP/Lになっているが、3Q決算から悪い感じを受けていない。日医工や沢井薬品も下げてはいるが東和薬品程ではないことにも不満。ちょっと勿体無いが、今年からずっと下げ続けているあたりは気にかかる。来期予想で何かあるのかもしれない。
  • 8715 アニコムHD
    ペット専門保険会社。保険業故にマイナス金利でダメージを食らうと見られたのだろうか。ヒト程長期運用が必要ではないので多分、短期的な資産運用に留まっているとは思うんだが。そもそもこの銘柄はボラが酷くてナカナカ他の人に勧めにくい銘柄ではあるんだが、このタイミングなら面白いかもね。

こんな感じだろうか。

今後も単純なリバーサル相場になるとは考えにくく、日本の景気悪化や米国の利上げによるマネー変動、欧州の経済不安、中東の政権不安による原油安などを織り込みつつ、安全な資産から上げていくことになるんじゃまいかとは思ってる。

2/12はファンダ派が好む銘柄まで酷い下落をした一方で、手堅いと思われる銘柄におカネが移動していってる様子が伺えた。2/12にプラスになった銘柄やセクターは覚えておいたほうがいい。

こんなとこか。


「知的虚栄心」のすすめ


池上彰の世界を変えた本のコーランの番組の最後の方で説明してた。

本を読んでいないだけで恥ずかしいなと思っちゃうわけね。これが知的虚栄心だよね。そうするとさも読んだかのような口を合わせるわけね。「うーんあの本ね」とか言うわけだ。だけど読んでないけどね。

そうするとその後、すぐに本屋に行って慌てて買ったり、図書館とか借りてきて必死になって読んでみる。いっぺんには勿論読めないんだけど取り敢えず取り組んでみて「あ、こういう本なんだ」って取り敢えずかじっておく。そうすると翌日以降「あーあの本ね、ちょっと論理が甘いよなあ」みたいなことをね、偉そうに言ってみたりするわけだな。ちゃんと読んでいるわけでもないのにも関わらず、ちょっと一端の知ってるかのようなことを言う。

知的虚栄心って恥ずかしいと言えば恥ずかしいんだけどそういうものがあると、これくらい読んでいないと恥ずかしいよね、という思いがどこかにあると、それによって少しでも背伸びをする。それによって様々な知識が付いたり、読解する、読み解く力というのが付いてくるだろうと思うんですね。

知的好奇心だけでなく、知的虚栄心も出来ればちょっと持ってくれると嬉しいかな、とこういうふうに思ってます。

本に限らず、知的虚栄心って結構、使えると思ってる。

これってドラえもんののび太くんがよくやってる手法だと思うんだよね。無駄に見栄を張ろうとして軽口を叩いて、後になってドラえもんにすがるという。すぐにドラえもんに頼るのはどうかと思うんだけど、見栄を張ることで自分自身に追い打ちをかけて、なんとかしなきゃと行動を促すってのは悪くないと思うんだよね。「僕はなんにもできません」とか言い出す老いぼれ共よりよっぽどマシだ。

とはいえ見せびらかしすぎるのもウザいので、その辺はオトナの対応が必要なわけだが。


今日のNoize


バスト ア ムーブって昔のゲームなんですけどね。迷曲(?)が多い中でこの「笑ってポン」ってのが突き抜けてて、歌詞に「便器にバイバイキン」とかあるんですよ。

この前、ホムセかなんかでこの曲がかかってて皆、フツーに買い物してる中、クスクス笑ってた俺は変な人にみえたに違いないw

2016年2月12日金曜日

今日の雑談 (2/11)

今日の逆シグナル


【逆張り投資法】 まとめページ

何一つ、取り掛かっていないんだが取り急ぎ逆シグナルの結果は出しておく。


36社中、14社が東証一部。逆シグナルに該当するんだが流石にちょっと今は厳しいんだよねorz。

神戸物産は目下、事件の真っ最中なので触りにくいでしょうね。

後は、丁度今の時期は12月決算銘柄の決算発表と3月決算銘柄の3Q決算の発表でして、特に下方修正銘柄への売り圧力が半端ない状況のようです。

例えば6741 日本信号は前日に通期下方修正を出して、翌日▲20.51%の大下落。財務が悪い企業ではなく、割と手堅い事業なのにこの仕打ちはどうだろう。下方修正を出すならついでに自社株買いも発表してもらいたいところですね。

6941 山一電機も同じく前々日に下方修正を出しているんだけど、ここまで売られるかって程に売られているんだけど、通常の相場だったら買向かってるんだけど、今は流石にその気力は湧いてこない。

兎に角、下方修正銘柄は現段階では決して持っておきたくないという気持ちが強いし、他の投資家も同じことを考えているから、発表前から売却が続いている銘柄も散見されてる。

仮に買い向かうとするならユニプレス、日精樹脂、山一電機あたりなんだが、、、

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一応、2/9の逆シグナルも置いておく。


キャリアDCは今も悲惨な状況なんだが救いに行く元気は全くない。

2016年2月8日月曜日

今日の雑談 (2/8)

今週の藤戸レポート (2/8)



日経新聞によれば、64.3%の企業の決算発表段階で、2016/3期の純利益は▲0.3%の減益だ。昨秋の二桁増益予想は消失してしまった。日経平均のEPS(一株当り利益・2/5時点)も1,137円に下落している。昨秋比約130円の下振れだ。したがって、セオリーのサポートラインである予想PER14倍が、15,918円にまで低下している。

2/5現在で日経平均のEPSは1137円とのこと。結構、剥落していますね。

ファンドマネージャー時代の経験論でも、「最も暗い時が買い」だった。したがって、下値メドを16,000円割れとし、16,500円前後から買い下がるスタンスを継続したい。徹底した逆張りで、先般のような急騰局面では、評価益を実現益に振り替える作業も忘れずに。

デスヨネー。3月のメジャーSQ後の株価形成に期待しましょう =)


GPIFの日本株の直接運用について審議が始まる


「運用機関に支払う手数料のコスト削減につながる」などとして賛成意見がある一方、「国の機関が市場に影響を与えることは不適切だ」などとして反対意見もあり、賛否が分かれています。
-- GPIFの直接運用 3案併記の提案取りまとめ NHKニュース

色々ズレてないか?

今日の雑談 (1/17)からの話になるんだが、コストの話だと多分、うまく回るまでは委託手数料を払いつつ少しずつ運用を自前に切り替えたい、という話だと思う。なので、初期はコスト高を覚悟しないといけないだろう。

本丸はGPIFが直接下すコーポレート・ガバナンスであるはずだろう。

市場に影響を及ぼす対象が株価であるならそれは大丈夫だろう。まず始めるのはパッシブ運用だからね。これは日銀砲と同じノリだ。その後、アクティブ運用にも手を出すことになる時に気にすることだろう。

コーポレート・ガバナンスで企業に影響を与えることを懸念しているのなら、それは大きな資金を運用している責務でもあるのでしっかり果たしてほしいという思いもある。そもそも野菜証券にガバナンスとか期待するほうがどうかしてる。

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自主運用の解禁は経団連や連合出身の委員を中心に反対意見が強かった。GPIFが直接株式を保有して、株主総会で議決権行使をするようになると、企業経営への影響力を強めることができるという懸念があるためだ。8日の審議会でも「企業支配や市場をゆがめる懸念を払拭できない」との声があった。
-- GPIFの株自主運用、認めず 政府・与党で最終判断  :日本経済新聞

そもそも野菜証券のパッシブ運用でのコーポレート・ガバナンスが糞だから問題なのであって、GPIFより実質野菜支配の方がいいってのも、業界の癒着じゃないんですかね。

つかパッシブ運用の運用比率が高いのはそろそろ問題にした方がいいと思うんだが。

2016年2月7日日曜日

今日の雑談 (2/7)

積み残し多すぎ、、、orz



全然進んでませぬ。頑張る、頑張るお。


爆買いの街、アキハバラ



事務所のボスと設備投資のための電気ポットを買いにアキハバラに行った話。

ボスは重度の優待厨でして、ソフマップかヤマダ電機じゃないと買い物しないと駄々をこねるので、ちょっと遠出にはなったんだがアキハバラにお買い物をしにいったのよ。で、お目当ての電子ポットはネットで見つけてあったので後はお店で買うというところまで段取りを決めていたんだけど、どうもお目当ての品が無い。

仕方ないんで、なんか店員同士とダベってる店員にどこにあるのか聞いてみたんだけど、たどたどしい日本語とビミョーにズレた敬語で「ああ、ポットはないですね。ここはバク買いの中国人のための売り場」と切ない対応。まあ大陸の人達を相手にするんだから仕方ないねえ、とも。

ヤマダ電機もこんな感じで正直、日本人相手に家電を売ってる場所はアキハバラにはヨドカメくらいしかないようだった。この前、関東では数少ないエディオンに優待を消費しに行ったんだけど、もう1階は日本語の余地が無い状況でした。

凄いなアキハバラ。常に時代の最先端を走ってやがるw

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そんなこんなで、ボスと有楽町のビックカメラに移動して優待を消費しました。ボキュの優待も出資しようかと用意はしたんだけど、全ての買い物は優待券で賄うあたり、家族愛を感じざるを得ない状況でしたね =)


労働者の敵は労働者


流通・サービス分野を中心に非正規社員の組合員が多い労働組合はあるが、日本の労組の大部分は正社員を主体に構成する。このため非正規社員の待遇改善より正社員の利益を優先する傾向が強い。
-- 生産性高め非正規の賃上げを  :日本経済新聞

労組は俺の敵。見殺しの主犯。

概ね製造業は4割が非正規で、それ以外の6割が占める正規雇用のための労組に何を期待するんだろうか。労働者の味方とかは眠い事を言ってるようだとずっと搾取されたままだ。搾取されている方も、搾取している方もそれに気がついてないあたり、脳天気としか言いようが無い。


お薬手帳の電子化の話


死ぬまでにはお薬手帳は完全自動化されて欲しい。 - Yukibou's Hideout on Hatena

その流れ、既に進んでる。今のお薬手帳は各社バラバラの規格で点数が貰えない。今春、規格を統一する流れがあり、その後の電子化が進むはず。キモは点数によるインセンティブだw
2016/02/07 15:09


9627 アインHDのIRとの話。

アインでは独自にスマホで確認できる電子版のお薬手帳を配布しているって話があったので、それは点数が貰えるのか?と聞いてみた。現状、どこの調剤薬局も独自規格のサービスとして展開していて、点数は貰えていない。が、今春、お薬手帳の電子化の話が進んでおり、共通化が進めば点数が付くはずだ、とのこと。

知ってた =)

この問題については、結構気にしていて色々聞いて回っているんだけど、どうも今春というのは確からしい。

厚生労働省はスマートフォン(スマホ)に薬局で受け取った薬の名称や飲み方などを記録する電子版「お薬手帳」の仕様を共通化させる方針を固めた。お薬手帳 の電子化は複数の調剤薬局チェーンなどが独自に取り組んでおり、それぞれ仕様が異なっているため、全国各地のどこの薬局でも対応できるよう標準仕様を検討 する。利便性向上とお薬手帳の電子化を普及させるのが狙い。
-- 電子版「お薬手帳」共通化へ 厚労省、利便性向上に向け標準仕様の構築検討(1/2ページ) - 産経ニュース

'15/04の記事ね。この手の共通化ってのは時間が掛かるってのが定番なんだが、点数が欲しい調剤薬局にとっては死活問題だし、そもそも明らかに社会的に意義がある試みであることが追い風になるはずだろう、と。

現在、公益社団法人日本薬剤師会が今春の提供開始を目指して構築中の「リンク付けサーバー」とも連携予定で、このサーバーに連携しているものであれば、そのほか複数の運営主体が適用している別の電子版お薬手帳を利用している場合でも、「おくすり手帳Link」を通じて、ユーザーからワンタイムパスワードを受け取り、服薬情報を一元的にチェックできるようになる。
-- NTTドコモ、汎用型の電子お薬手帳サービスを3月より開始 ネットベンチャーニュース

キモは日本薬剤師会の「リンク付けサーバー」だ。この辺りをググってみると面白い資料が見つかる。


後はちゃんと点数が貰えるのか、がキモだったんだがどうやらこれはクリアしそうな記事がでてた。

IT化の関連では、電子版の手帳(電子版お薬手帳)も認める。(1)提供した保険薬局以外の保険薬局や保険医療機関、患者等が容易に手帳の内容を閲覧し、手帳へ記入し、その内容を紙媒体へ出力できる、(2)医療従事者が患者の保有する機器(スマートフォン等)を直接受け取ることなく手帳情報の閲覧等ができる仕組みを有している――などが条件。
-- 診療情報提供書、「ネット送受信」可能に - 取手通信・医科歯科通信 山本 嗣信 (やまもと つぐのぶ)

大体、条件が揃ったよね =)。

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何故、この小さなネタに食いついたかというとですね。

  • M&Aの更なる推進
    多分、患者も医師も望んでいるシステムだけど、それには少なからず設備投資が必要でしょう。ただでさえ消費増税やら調剤報酬点数やらが減らされて経営が圧迫されているのに売上が伸びそうもない設備投資をしますか?ってことになるでしょう。となると大手の調剤薬局に吸収されて既存のインフラに乗っかりたいと思う経営者が増えるでしょう。
  • 設備投資の更なる増加
    今回のシステムに接続するためのインフラを用意しないとダメでしょう。独自にシステム開発を行なっている企業だと、今後も設備投資費が増えるばかりです。これらのインフラに接続できるようなパッケージはないだろうか?と探す頃でしょう。

前者ですとアインHDが頭一つ抜けだしてると思ってる。ボキュが期待しているのは後者でして、そうなるとまあアレなんですよ =)。

どうも同じくIRフェアを回ってた人達が質問の意図を分かってないようで、ボキュは悲しい。直接答えを言うのもシャクだったんで、

「IRで聞いてるのはその企業への投資ってのもあるんだけどそれ以上に、その裏側に隠れている業界全体の問題点や成長性について興味があるから聞いてるんだよ。変な話、投資先として興味がなくてもセクターで興味があればドンドン聞いてみるべきなんだよ。
ボンヤリIR担当の話を聞いてるだけじゃ、勿体無いぞw」

って話はした。伝わってるといいんだが =)

2016年2月6日土曜日

今日の雑談 (2/6)

最新の金利水没マップはよ





水没、という語感がイイね。

どっかレポートで出してくれると引用という形で参照できるので助かるんだが。


銀行は役所の窓口機関であることをお忘れでは?






どうも当座預金口座に課金しよう、という流れはあるらしい。普通預金と異なり、法人が逃げることは少ないだろうから割とえげつない政策のようではある。クレカの維持費くらいは課金されてしまうかもしれない。

でもなあ。

銀行自体、政府と密着した組織なので当然、値上げには圧力が掛かると思うんよ。情弱相手に見知らぬ課金を増やすと絶対社会問題になって吊るしあげられる。お爺ちゃん世代の銀行神話はまだ続いているわけですよ。銀行の手数料値上げは政治不信に繋がるという、イマイチ理解し難いスキームもあるだろうね。

今まで手数料ビジネスが上手く行った試しがない。投資信託だと客に損するようなコストの高い糞ファンドばかり勧めてくるわけだし、グロソブが沈むあたりで政府から規制が入り、今の感じだと積極的に投資信託を売りたい感じには見えない。これまた糞高いコストの変動年金も、流石にこのマイナス金利で安定的な運用先が見当たらない状況だろう。与信ビジネスも規制が強くて、消費者金融の方がずっと経験値が高い。

仮に今後銀行業が成長するとするなら、海外のM&Aくらいしかないんじゃまいか、って話はしていた。国内のM&Aでは精々弱小連合が出来上がるだけで、生き延びるので精一杯だろう。

ということで、まずは債券価格が落ち着くまで状況を見ていきたいとは思ってる。10年国債が水没するのは時間の問題だろうし、そうなると益々資産運用が難しくなる。

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なので銀行業セクターにはいい感触を持っていない。今後、強制的に成長をせざるを得ない「痛み」が色々出てくるかもしれない。どうしてもこのセクターを買わなければならないのならコンビニの貯金箱として安定成長が期待できる8410 セブン銀行、ニッチなサービスを積極的に開発している8358 スルガ銀行、収益源は数多の優良企業の配当金である8369 京都銀行あたりだろうか。

Fintechが持て囃されているのは偶然ではなく、法的な規制が多い銀行業ではない、他の産業から金融業っぽいサービスを展開したい表れなんだとは思う。

より便利なサービスを街中で見つけることが出来たなら注目に値するんじゃまいか。ボンヤリ歩いてるんじゃないぞw


技能が足りないのは正規の方では?


計画では、今後5年間で、「不本意非正規」の割合を非正規労働者の10%以下にするという数値目標を初めて掲げ、特に割合が高い若い人たちや派遣社員、契 約社員で半減させるとしています。ハローワークで正社員の求人を増やし就職を支援するほか、非正規労働者を正社員として雇った企業に助成金を支給する制度 を活用するなどの対策を取るということです。
-- 「不本意非正規」今後5年間で10%以下を目標に NHKニュース

また随分と残念なことになってますな。

そもそも職安の案件が安めな求人広告費代わりに使ってるところばかりで、そうなるとまあ、リピーターだらけになるわけですよ。必要技能に「VB、C++、Java等」とか書いてあるのって、明らかに二重面接あるだろうしね。

後、補助金ね。絶対、補助金目当てのブラック企業が跋扈するの間違いないね。リーマンショックの時の補助金も随分、ザルだったようだし。さっきのふるさと納税の話と同様で、どうもこの民族はフリーランチに目がないようだ。

一体、どんなタイミングで乞食リテラシーを学んでるんだか。

技能が足りなくて職に就けないというのはピントがズレてる。求職条件に明らかに高リクエストの割に低賃金な案件が多い。逆に雇う側にそんなハイスペックな人材がいるかというと、まあいないわけで要はタカリだ。正規の賃金を支払うために非正規が割りを食ってる。

必要なのは正規雇用側の稼ぐ能力の向上だろう。正規の補助的な役割で非正規がサポートする分には折り合いがついた賃金だったはずなのだが、現実には、正規の賃金を守るため、非正規が搾取されている。

外国人労働者を見殺したように、非正規もまた見殺しの対象なわけさ。

胸糞の悪い民族だ。


ボキュにとって故郷は横浜なんですよって話


故郷や応援したい自治体に寄付すれば、住んでいる自治体に納める税が減額される「ふるさと納税」。横浜市は2016年度、市民の寄付によって30億円の課税が控除される一方、市への寄付は8400万円にとどまり、差し引き29億円超が流出すると見込んでいる。地方と都市部の税収格差を是正するための制度とは言え、市も「財政への影響は大きい」と、ふるさと納税のPRを強化する。
-- ふるさと納税 横浜市29億円流出 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

まあなんか。京浜工業地帯で生まれ育ったボキュとしては色々考えることがあるわけですよ。

1日の記者会見で林文子市長は、「都市の責任として一定程度の税流出は避けられないが、市も努力しなければ」と述べた。各自治体の返礼品が人気を呼んでいることについては、「事業を知ってもらい、賛同を得たい」(同課)として特典は付けない考えだ。
-- ふるさと納税 横浜市29億円流出 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

そもそも歪な地方税の分散で思いついた政策だろうし、こうなるのは仕方ないところだろうね。

胸糞の悪い民族だ。

2016年2月3日水曜日

今日の雑談 (2/3)

そもそも銀行口座を維持するだけでもコストが掛かることを忘れてはいないか?





割とフリーランチに浸かり過ぎてるコメントが多くてどうなんだ感が溢れる。

フツーに口座を維持するのにも数千円掛かるらしいし、預金通帳も1冊結構な値段になるって話も聞いたことがある。それらをほぼ無料で提供していたのは、過当競争を続けてきたからだろう。高度成長期においては必要だった金貸しも、今となっては淘汰されるべき老害になってる。

今後、無料だったサービスがドンドン有料化されていくのは仕方ないでしょう。

元本を保証する程度の運用っていったら日本国債(皆さんがお嫌いな日本の借金ですよ?)にぶっ込むくらいしかなかったわけです。それ以外の運用、例えば投資信託や保険とかのポン引きも政府によって制限されているし、金貸しという能力も長続きする不景気で随分と衰えてしまった。で、消費者金融が成長期になったあたりで今度は最高裁の判断ですよ。ひどい経営環境だわな。もう一段階、縮小均衡せざるを得ない動きが、ここ数年であるかもしれない。

しかしまあ、フリーランチに集る感じはどうもアレだ。やっぱりこの民族は乞食がサイキョーなのかもしれん。

がんがんコジってこうぜ!


ポートフォリオ理論、見事にぶっ壊れましたよね =)


マイナス金利でしばらくは日本債券での運用が意味を成さないのではないか、という話をしてました。ポートフォリオ理論のキモは、債券と株との逆相関関係であるはずなんですが、今回のマイナス金利で値上がるところまで値上がってしまい、逆相関とは言えなくなっているはずです。

現時点で、日本債券への新規投資は殆ど意味が無いというか、儲からない。仮に物価目標通りに物価が上がれば、丸々損をすることになるわけです。

じゃあ米国債か?というと、外債はやっぱり為替リスクが気になるところですし、そもそも米国の物価と日本の物価を比べたら米国のほうが今後も力強くインフレに向かいそうですし、インフレヘッジにもなりそうもナサゲ。まあそれでも日本国債よりはマシ、といった所でしょうか。

伝統的な資産運用が通じなくなる、という話はいずれ誰かが指摘しないとマズイでしょうね。そう考えるとGPIFの株式運用への比重の置き方は理に適ってるとまでは言わないまでも、間違ってはいないはずです。日本債券は利食って外債に置き換える方向にすればなお良し。

FPとか今後どうするんだろうね。資産運用で一部は長期国債を組み入れましょう、とか真顔で言ってくるんかねえ。ちょっと聞いてみたいところなんだが。


Q. 10年国債がマイナス金利になったら変動10年は金利を支払うの?


A. 最低利率 0.05%と決まってる、らしい


らしい、ってのは本当は本拠地である財務省のホムペから引き出したかったんだが今、ウェブが飛んでるらしい。実に弱い、脆弱な政府だなやw



俺達の6409 キトー、まだ買うべき時ではないと諭される






あまり話題に挙がることがない銘柄なのでちょっと嬉しい。

佐渡島さんの言う通り、今買う株価というとそれは違うとは思う。だから短期のポジションは全く持ってなくて今ある分は長期分のみ。それも先行き追撃するために少し削ってはいる。

株式投資というのは良い銘柄を保有するだけではなく、良い銘柄を良いタイミングで売買するゲームだと思ってる。特にキトーはシクリカル面が強く出る銘柄なので、年がら年中強いことはなく、景況感に合わせておカネの抜き差しをする必要がある。

キトーが良い銘柄だと証明するにはボキュが儲かってなければならない。だからボキュがこの銘柄で負けるわけにはいかんのですよ =)。

2016年2月2日火曜日

今日の雑談 (2/2)

俺の、俺達の6409 キトー、ノルウェー政府年金基金からオファーを受ける


世界最大級の政府系ファンドを運営するノルウェー銀行が工業用クレーンのキトーの発行済み株式の5.12%を保有していることがわかった。
-- キトー株、ノルウェー銀が5%超保有

ドヤァ


11~12月は決算で売ったのかしら。長期保有をお願いします。



債券バブルの終わりの始まり




先週の金曜日の上げが如何にバブルっぽかったのかの証明になりましょうか。

債券も流動性はさておき一応、自由に売買されてます。株と同じく、買われれば債券価格は上がり、売られれば債券価格は下がります。マイナス金利発表後、安定的に運用できる資産として国債に買いが集中した結果、債券価格は上がり、債券から得られる利金の利回りは下がることになります。株価に例えるなら株価が上がると配当利回りが下がる感じでしょうか。


で、今回どの程度、買われたかというと8年債を満期まで持っていても利益が出ない程度まで債券価格が上がってしまいました。こうなると更にリスクが高い償還に時間がかかる10年国債の組み入れを更に増やしていくか、他のリスクの高い資産への投資が必要になります。

一般的に債券の利回りは、物価より高いことが望まれます。

だって、例えば年間に物価が2%上がるとして、利回りが2%以上貰えないということは、現金を債券に置き換えても最終的に損することになりますからね。リスクを取った挙句、確実に損をするのなら他の運用資産で運用したいと思うでしょ。そんな人たちが債券を投げまくって大体、物価上昇率+α位になるのが債券の利回りになる、はずなんですよ。

で、今回、あまりに日銀に預けてるおカネの利金を当てにしている銀行が多いってんで、そんな甘えは許さん、という決断をしたってのが今回なんですな。

いやはや、どうなることやら。


今週の藤戸さん (2/1)



日本国債では8年債までが一時マイナス金利となり、「日本では金利が消失する」状況となった。これこそ、真正の債券バブルである。確かに金利が消失すれば、経済活動が活発化することが期待されよう。しかし、この異常な政策にも、否応なく転換する時期は訪れる。その際の弊害は、イエレンFRB議長の苦悶を遥かに超えることになるだろう。足下のプラス効果と将来的な副作用を天秤に掛ければ、積極的な評価は難しい。

今のところ、確定しているのは債券バブルが絶頂期を迎えている事、これ以上、上がるとは思えない水準に達してる長期債券以外の資産に投資する必要が出てきたこと、銀行の経営がますます厳しくなる事、あたりでしょうか。

要は、好業績銘柄は買われ、下方修正銘柄は売られる動きが強まるものと思われる。したがって、追加緩和によって高値を買い上がることには警戒が必要だ。こうした流動性相場となれば、中小型株に逃げ込む必要はない。TOPIXコア30構成の主力銘柄で、業績によるソートをかけ、好調企業の押し目を拾う姿勢を貫徹したい。

再び流動性相場へ、ということを見込んでいるらしい。

後は政府が打てる手を打ってきて欲しいのだが、どうも今の政権は経済には興味を示していないようで、困ったものですな。

後、割と可能性が高い投資としては高配当銘柄が重宝される気がしています。日本株高配当70ETF(1577)のポートフォリオを確認してみたのですが、銀行、外需銘柄以外は概ね物色されているようで、今から買いに向かうには骨が折れそうな感じです。

小型株で内需で高配当って話なら年率5%の投資アイディア 2015年版が使えそうなんだが、大型株となるとどうもねえ。