2012年7月31日火曜日

決算メモ (7/31)

ということで今日も作業。

  • 6493 日鍛バルブ
    1Q決算。ほぼ進捗通り。「国内事業では、自動車生産の回復や復興需要等を背景に好調に推移し、震災影響により減産を余儀なくされた前年同期に比べ大幅な増収となりました。海外事業では、為替の影響はあったものの、自動車需要が回復傾向にある北米が堅調に推移しました」とある。北米の状況が良くなっているのは何処の自動車部品の変わらない様子。
    昨日、1Q決算がソコソコだったスタンレー電気の株価を見ても大して反応はしていないので期待は出来ないとは思ってる。
  • 9513 電源開発
    1Q決算。 進捗からするとそんなには悪くない気はするんだが株価は低迷中。増資でも警戒しているのかしら。
  • 4658 日本空調サービス
    1Q決算。赤字っとるw。ここは空調工事も絡んでいて売上の計上が実にアレなんだが、1年トータルで見ると大体業績予想を大きく離れることは少ない銘柄と言う認識。アフォのように下がれば検討したいが、結構下がらないんだよねw。
  • 4809 パラカ
    3Q決算&ちょい上方修正&増配。流石にそろそろ振り向いてもらえる気はするんだがw。
  • 5185 フコク
    1Q決算。 自動車部品は何処もヨサゲで何より。
  • 6337 テセック
    1Q決算。依然、受注・受注残は厳しい。 しばらく掛かりそうだね。
  • 3763 プロシップ
    1Q決算。悪くは無いのだが業績予想の進捗は悪い。多分、どっかで売上にどっと計上してくるのだとは思うのだが、不安ではある。
  • 2489 アドウェイズ
    1Q決算&大幅下方修正&自己株買い。つか3ヶ月間で自己株20.9%って本当に買い取るつもりあるんだろうか。浮動株7.8%程度なのに。
  • 6586 マキタ
    1Q決算&為替の影響による下方修正。欧州への依存が高かったのでまあ仕方の無いところかも知れず。
  • 7839 SHOEI
    3Q決算&下方修正&減配。ここも欧州依存が強い銘柄でやっぱり相当キツいねえ。「欧州市場においては、第3四半期のニューモデル投入効果はありましたが、南欧経済悪化の影響が一段と厳しくなったことに加え、スポーツバイク低迷の影響を受け、当社の主力市場であるドイツ、フランス市場においてもヘルメット販売が減少し前年同期比で大幅減となりました」と。
    場中に決算発表を行ったものの-1.82%程度で終了。もう売りたい投資家が殆どいなくなったんだと思う。信者しか残っていないのかも =)。だが減配はキツいんじゃないかな。
  • 9830 トラスコ中山
    1Q決算。そいや決算期が変わるらしい。優待はどうなっちゃうの優待は。今の所、震災特需が続いている様子。後、自動車産業が好調ってのはここも変わらない。
  • 6157 日進工具
    1Q決算。仙台に主力工場があるだけに地震や電気供給の影響など気にはなるのだが、エンドミル市況の良さも合わさって状況はヨサゲ。同業他社だとユニオンツールとかあまり状況がよさそうではないのだが、この辺はどうなんだろ。

こんなところ。

2012年7月30日月曜日

決算メモ (7/30)

3月決算銘柄の1Qが出始めたのでメモしてみるテスト。

  • 3630 電算システム
    2Q決算。ちょい増配。特に目立った所は無いんだが、B/Sの「金銭の信託」が激減しているのに驚いた。100億ちょいで総資産の半分近く削れている。勿論それにバランスを取る「収納代行預かり金」というのも減っていて、株主資本には影響は無いのだが。短信のコメントを読む限り、タイミングの問題らしいが結構心臓に悪いので、詳細に書いて欲しいとは思った。
    ちなみに今は保有していない =)。
  • 7646 PLANT
    3Q決算&増資。PER1桁で増資とかいい度胸をしているとか、株主資本をクソだと思っているのか、すごくビミョー。多分数年前からの計画ではあったと思われるが、それなら配当に資金を回すべきではないのではないか。配当して増資とかそれ創業者利益しか考えていないですよね?と言われても仕方の無い増資だと思うよ。
    ちなみに幹事は野菜。流石野菜HD、日本の資本をクソ扱い。
  • 9058 トランコム
    1Q決算。大よそ予定通りっぽい。つか相変わらず評価低いなw。優待のタイミングで仕掛ける気ではいるのだが =)。
  • 3836 ディーバ
    4Q決算&増配。配当性向10%なので増配のありがたみはどうなんだ?来期予想の売上が+46.3%増とまあ凄い事になってるんだが利益は2.3%増とトントンという状況。IFRS関連と積極的なM&Aとパッツンパッツンの経営者ということでヲチはしている。決算説明会動画待ち。
  • 4659 エイジス
    1Q決算。相変わらずの低迷が続いてますな。月次も相当悪い。閑散期なのでアレなんだが一発逆転がある事業でもない訳で、ビジネスモデル的にどうなんだろうね。優待のお米券も怪しい気が =)。
  • 4298 プロトコーポレーション
    1Q決算。 M&Aが絡んでいるんで判断しにくい。持たざる経営を目指していたかと思っていたんだが、どう判断したらよいものか。
  • 3092 スタートトゥデイ
    1Q決算。月次通り。特にサプライズは無いんだが。来月の月次は結構重要視されるのかな。死亡フラグが立たないといいんですが =)。
  • 6727 ワコム
    1Q決算&上方修正。つか「減価償却方法を定率法から定額法に変更したことに伴う償却費用の減少」て、それ会計的にしか意味が無いというか、税務処理を後回しにするとか何か嫌なフラグを感じるね。
こんなとこかな。作業に1.5時間は長すぎるな。

2012年7月26日木曜日

中小型の有望株リストなどを抜き出してみてみる


メリルリンチ日本証券の「ジャパンリトル30」、野村証券の「新ジャパンブランド21」、そしていちよし証券の「いちよしコア50指数」――。証券会社の 間で、中小型の注目銘柄リストをまとめたり、新たな中小型株指数を開発する動きが相次いでいる。ブームというよりは、主力株の低迷が長期化する中で運用リ ターンを少しでも確保したいという投資家の悩みと焦燥感が透けて見える。

中小型の有望株リスト続々、にじむ投資家の焦燥感 :スクランブル :コラム :マーケット :日本経済新聞

「ジャパンリトル30」と「いちよしコア50指数」は掲載されていたんだが「新ジャパンブランド21」が見当たらない。取り合えず上記の2つを抜き出してみる。

いちよしコア50指数


ジャパンリトル30


こんなかんじ。

2012年7月24日火曜日

'12/06の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。6月は化学小型銘柄。

 <原料安効果が期待できる化学小型銘柄>
化学工業は極めて裾野の広い業界です。原料の大部分は原油を精製して得られるナフサですが、そこから長い工程を経て様々な最終製品が製造されます。川上の工程は生産量が大きいため大企業が担っていますが、川下の工程になればなるほど製品は分化され生産量が小さくなるため、市場規模が特に大きい医薬品と電子材料を除くと中堅・中小企業の活躍する余地が大きくなっています。
原油価格が上昇すると、ナフサやエチレンなど川上製品の価格はほぼ連動して上がりますが、川下へ行くほど顧客との個別交渉が制約条件として働き、価格は上がりにくく、値上げのタイミングも遅くなりがちです。リーマン・ショック後、世界景気が回復に向かう過程においては、原油価格が継続的に上昇したため、川下製品を担う化学小型銘柄の多くは収益が圧迫された状態にありました。
しかし、欧州債務危機の深刻化により、資源価格上昇の流れは明らかに変わりました。加えてここ十数年間、世界の資源消費増加の大きな部分を占め続けてきた中国経済の変質もあり、今後は原油をはじめとする資源価格が大きく下がる可能性もあります。更に世界景気悪化による稼働率低下を受け、川上製品の価格が資源価格より大きく下がる可能性もあります。
こういった観点から、当ファンドでは比較的安定した需要分野を持つ化学メーカーに幅広く投資しています。具体的には、果実酸や研磨剤を製造する扶桑化学工業(4368)、住宅用塗料のトップ企業であるエスケー化研(4628)、紫外線硬化型インキに強みを持つT&K TOKA(4636)、土木用プラスチック資材を幅広く手がける萩原工業(7856)などです。

化学小型銘柄は割安感があるので私も注目しています。今回取り上げられた銘柄は以下の通り。

  • 4368 扶桑化学工業
    リンゴ酸のシェア高い(世界シェア5割)。リンゴ酸から派生しているウェハ研磨剤の材料の利益率が高い。半導体消耗品。納品先は5384フジミインコが主。フジミインコの売上が伸びればここの利益が伸びる傾向にある。
  • 4628 エスケー化研
    建材材料。化学系にしてはかなりの利益率。安定した売上が魅力。とても興味深いのだが、単元が1000株単位で1単元買うのに300マソ程度掛かるのと、売買が殆ど行われておらず流動性皆無なことなのがネック。単元変えてくれないかねえ。株主増加は安定した評価にも繋がるわけだし、株主を無視する方向はどうなんだろ。割安銘柄にはそいう銘柄、結構多いんだけどさ。
  • 4636 ティーアンドケイ東華
    UVインクでシェアが高い。UVインクは立体的な印刷を行うための素材で、各社がプリンタを出してきている。UV印刷自体は何かこう、かさぶたのような感じでインクが固まって乗っかっている雰囲気。最近の新規技術なので流行ると面白いかも。
  • 7856 萩原工業
    建材材料。震災特需発生。リチウム電池関連銘柄とも。

エスケー化研以外は全部触ったことがある =)。

化学小型銘柄の特徴としては、やはり原料価格に利益が左右され、景気動向で売上が左右される傾向にあります。所謂、景気敏感株、シクリカル銘柄の代表です。その中でも上記で取り上げられている銘柄は、独自性のある製品を開発しており、シェアが高く、競争力が高いので「ある程度は」強いビジネスが展開できています。「ある程度」としたのはやはりBtoBがメインなので、川下の状況で値下げせざるを得ない状況は多々発生します。

弄り方としては川下の景況感が重要になろうかと思います。例えばUVインクならUVプリンタを開発している6789ローランドDG、7999MUTOH HD、6638ミマキエンジの消耗品の売れ行きをヲチすると良いかもしれません。扶桑化学なら納入先の5384フジミインコの売上と業績予想を参考にする。こんな感じである程度先が読めます。

先が読めてもその通り株価が動くかと言うと、そうでもないのが寂しいところなんですが =)。シクリカルセクターにあることを認識し、全体の景気が上向いた感じを受けてから検討しても結構間に合うことが多いと思うのですが、いかがでしょうか。

他に化学銘柄を挙げるなら以下の銘柄。

  • 4956 コニシ
    建材材料である接着剤が主。商品名「ボンド」が有名。震災特需有。製造から商社まで一体になっているのが特徴。製造の利益と商社の売上が合算されやや残念な会計になっているのですが、これも事業の特徴とも言えましょう。社長が変わってからあまりヲチをしていない。
  • 5018 MORESCO
    自動車用潤滑油が主。数多くの製品を開発しており売上も順調に伸びてきている。原料に対する利益率の変動が高いので、競争力はやや劣るのかもしれない。電池銘柄とも。
  • 4620 藤倉化成
    自動車塗装と電子部品材料が主。機能化学の中ではポートフォリオは広め。世界へ各拠点を作っている最中。為替の影響を受けるか。
  • 4966 上村工業
    電子部品材料のめっき材が主。 現金持ちすぎ。iPhone/iPad関連銘柄。

こんなとこかな。

2012年7月7日土曜日

「ひふみのあゆみ 2012年7月6日号」雑記

いつもはひふみアカデミーのタイミングで見ているんだけど、アカデミーより前に月次が出たのでざっくり見てみる。

つか受益者が見れるレポートと一般的に公開されているレポート、ポートフォリオの有無以外にも文章にも若干の違いがあるのに気が付いた。不用意にコピペできねえなw

◆ 6月の投資環境(株式市場等での出来事)について
6月の株式相場は、前月に引き続いて欧州信用不安や世界的な景気減速懸念が台頭したものの、欧州問題解決に向けた政策進展が徐々に評価され始め、月末の日経平均株価は前月比5.4%高の9,006.78円と、3ヶ月ぶりに反発に転じました。また6月の東証1部の1日平均売買代金 (立会内のみ;概算値ベース)は約1兆円と前月から小幅減となりました。

弱い米国の経済統計から始まって、ギリシャ、フランスの総選挙を通り過ぎて、中国・米国の金融緩和策期待で株価持ち直しって所かな。米国の6月雇用統計も予想を下回っている所を見ると7月中にQE3発表を織り込んだ株価推移ってのが今の状況だと思う。

変なモノを織り込んでいるよね。仮にQE3が発表されたとしても規模によっては株価を大幅に減らす方向になりそうな予感。

◆ 6月の「ひふみ投信」の運用ならびに今後について

ひふみ投信は、前述の環境の中で、5月末の段階で27%あった現金の比率を少しずつ株式にシフトし、株式の比率を上昇させました。それは、株式市場が上昇する可能性があり、乗り遅れてしまうリスクを懸念したからです。
今後の世界経済の状況は、円安の局面にはなりにくく(世界各国の景気が芳しくない一方で、金融緩和を進める可能性が高いため)為替はやや円高方向に進むでしょう。世界全体の株式市場が上昇した場合も遅れずについていくためには、内需系企業への投資の比率を高めることが重要であると考え、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)やポーラ・オルビスホールディングス(4927)などを新たに組み入れました。

概ね、日経平均に影響されやすい銘柄を組み入れた様子。QE3前後では株価がもやっとした感じで上向くと考えているんでしょうね。

やや意外だったのは3092 スタートトゥデイの売り切りかな。直近の月次と成長性のかげりと市況から判断したんだとは思う。元の成長ラインが月次に現れてくるあたりで買戻ししてくる、のかも知れず。

9990 東京デリカは、IPO特需でも狙ったのかと思ったんですが、未だに持っている所を見るとそうでもなかったのかな。3662 エイチームは新規なんだろうか。この時期に買うとかナカナカ難しい操作のような希ガス。

後、6287 サトーホールディングスかなボキュの好みでして、1000円切ったあたりでスタンバってたんだが直近1000円が丁度底でして釣り逃したお魚さん状態 =)。また機会があれば狙って見たい。何せ優待銘柄でもあるし。

今回のひふみアカデミーは7/10の19時から。多分今回はUstreamで見れる時間には帰宅できていると思う。つか参加しに行ってもいいんだが =)