3073 ダイヤモンドダイニング
ダイヤモンドダイニング(DD)は、1店舗1業種の居抜きで一世風靡した居酒屋チェーンです。
ダイヤモンドダイニング [3073]1店舗1ブランドから複数の高収益ブランドを多店舗化するマルチブランド戦略に切替て業績急回復。店に電話が繫がらない場合、予約コールセンターに転送しての対応が売上高の6.7%を占める迄に成長。居酒屋業態では1ブランド80~100店を越えると(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 28
ダイヤモンドD(承前)陳腐化すると言われているが、エー・ピーカンパニー(3175)の塚田農場の既存店売上高が落ちたのはこの為でないか(3末で100店越え、第2Q対前年同期比既存店売上高(全業態)94.4%)。当社は最多店舗ブランドの熱中屋で41店、注力中のわらやき屋で(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 28
ダイヤモンドD(承前)10数店とまだ展開余力は大きい。当社の強みは業態開発力がどの外食企業よりある点。2020年までに売上高500億円を目指す(15/2期売上高予想259億円)。今後、利益が伸びたら増配、優待改善を実施していきたい。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 28
各店舗独自のブランド名を持つことで、食品事故があったとしても全社に波及する事無く比較的炎上が小さくなるのと、店長に運営の権限を委譲する事で社員のやる気を出す利点がある一方、ブランド力による店舗拡大が難しいといった欠点がありました。
100店舗100業種達成したあたりが天井でしたね。どちらかと言うとハレを演出する事業でして、サブプライムローン問題あたりからの景気低迷をモロに受け、業績も鳴かず飛ばずという状況でした。最後にヲチをしていたのは坂本龍馬のドラマの相乗りチェーン展開でしたっけ、高知のカツオを出す居酒屋。
3175 エー・ピーカンパニーは、'12/09上場した居酒屋チェーン店なのですが、最近の月次を見ると全店の売上は左程悪くないのですが、既存店の売上が宜しくない。ハレを演出する目新しさが重要なビジネスですので何らかの対策を打たないといずれ状況が悪くなるという思惑からか、株価はイマイチパッとせずという状況のようです。
DDは、1店舗1業種からブランドを統一する方法に切り替えたようですね。利点と欠点が入れ替わる事になるのですが大丈夫でしょうか。東証経由で公開されている月次なのですが何故かDDのIRページに掲載されていないのも気になります。
で、月次なんですが確かに最近は改善している傾向が強いです。ただ居酒屋チェーンのフィーバーしている感じの10%~20%ではなく数%程度の売上増程度なのでインパクトとしてはビミョーですかね。
で、月次なんですが確かに最近は改善している傾向が強いです。ただ居酒屋チェーンのフィーバーしている感じの10%~20%ではなく数%程度の売上増程度なのでインパクトとしてはビミョーですかね。
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居酒屋チェーンは、12月が書き入れ時になります。12月の書き入れ時以外の売上というのは大して考慮しなくても大丈夫で月次は12月までの前哨戦みたいなもんです。12月を迎えるまでに如何に売り上げを伸ばせる店舗を増やしていくかがカギなんですな。
今の株価を支える程の売上が出るかは12月までのお楽しみです。利益はその後、付いてくるオマケのようなものです。まずは売上に注目ですな。
強いて言うなら優待信者の食いつきも =)
4929 アジュバンコスメジャパン
アジュバンコスメジャパン [4929]美容室経由で個人客に自然派のスキンケア、ヘアケア製品を販売。15/3期上期は計画と真逆の減収減益で株価急落。いろいろ理由を挙げているが、一部のサロンが横流しした商品がネットで低価格で売られ、有力店の販売に影響しているのが大きいと。(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 28
アジュバン(承前)ミルボン(4919)、コタ(4923)は対策の仕組みが完成・機能しているが、当社は従前より取り組んできたもののまだ不完全であり、今後、鋭意対応するとの事。業績の落ち込みが一時的との確証は持てなかったが、総合利回りは高くここからの下値不安はあまりないのではないか。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 28
コタを前提に説明するとですね。この業界は同業他社が多いようです。話によると同業他社は百数十社程度はあるとのこと。事業展開は営業マンの営業力がモノを言うそうで、美容室を見つけては自社ブランドの化粧品を使ってもらい、顧客に直接販売してもらいます。化粧品の売上は美容室と折半になるので美容室にとっても利益率の高い、儲かるビジネスのようです。しかも消耗品ですからね =)
海外には通用するビジネスモデルではないらしく、概ね国内に営業所をどれだけ設けられるかが規模拡張のキモになります。上場したのは知名度の向上と営業所の増強なのでしょう。
2Q決算の発表がありましたが下方修正が入っています。
当第2四半期連結累計期間の業績予想につきましては、売上高は、第1四半期に引き続きインターネット不正流通先サロン取引解除、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動、消費マインドの冷え込み、一部商品の品切れ対応により当社営業部員のA・C・Sサロンに対するフォローが十分では無かったこと等が影響し、予想を下回る結果となりました。
美容室が勝手にネット経由で販売したのが気に食わなかったようですね。消費増税の方はビミョーかなあ。高額出費の方はそんなに影響を受けていない印象が強いし。
B/Sをみてみましょう。いつものGMOクリック証券のグラフです。
2013年にB/Sが膨れた理由は、上場直後で現金が増えたからでしょう。翌年も順調に株主資本を増やしています。上場している意味は少ないですな =)
高級品系ですので利益率は高めで消耗品。同業他社と比べてPERは低め。財務優良。強いて言うなら業界が見えにくいので業績の状況がつまみにくく売買タイミングが難しいのと、同業他社同士のパイの取り合いで成長限界が近いくらい。後、優待に臭い液を送ってくるので始末に困る事くらいですかねえ。
悪くは無いと思いますよええ。
7818 トランザクション
トランザクション [7818]雑貨の企画・製造と販売。15/8期は、6期連続となる増収・(営業利益で)増益を見込む。想定為替レートUSD1=108円。商社経由では無く、製造委託企業を直接管理するファブレス型で品質・価格競争力を維持。エコバックの中国での生産比率は12/8期(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 26
トランザクション(承前)74%から15/8期(見込)2%に激減する事例の如く、環境変化に柔軟に対応出来るマネジメント力が強み。今期新規投入予定アイテム数300点。又、取引先200店で展開中のペット用衣料には引き続き注力。100株で3千円の自社商品年2回の優待は今後も継続との事。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 26
トランザクション [7818]ストックピッカーとして定評あるアナリストが当社の電子タバコ事業を有望と言及されたので、10月26日付当ツイートへその補足をする。10月当該トップブランドの英国リバティフライツ社の国内独占販売総代理店となった。ニコチン入りは薬事法への対応の為(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 30
トランザクション(承前)個人輸入の形式をとりECサイトで販売。家電量販店等では非ニコチン製品の店頭販売の展開を図る。JTの電子タバコより品質は良いと。通常のタバコより安く済むが、詳しくはhttp://t.co/WPQ44XBu4Xどの程度普及し当社の売上に寄与するか今後に注目。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 30
製造はアジアの拠点を活用しファブレス経営です。一社に頼ることなく自社に有利な提携先を見つけては製造を依頼する形をとっています。中国の人件費高騰の影響は軽微である理由もそれが理由。
販売先はホームセンターや100均ショップが主。今期は消費増税の影響からかホームセンターの売上が随分落ち込んでいて回復の目途が立っていない状況です。正直、この低迷が長引くのではないかと予想していて、トランザクションもその煽りを受けるだろうと言う事で今の所、ポジションは取っていません。
経営環境にやや陰りが見えている状況ですが、この企業の成長性については今も疑問を持っていません。いずれ環境が改善されればポジションを取りたいとは思ってます。上場時から結構持ってたんですよ =)
B/Sを確認しましょうか。以下のグラフはGMOクリック証券より。
売上の増加と共にB/Sも順調に増えてます。在庫が多いのはビジネス上仕方のない所ですが、懸念材料ではあります。まあ小物ですんで、単価は小さく、粗利は高めに設定されているはずで多少、廃棄率が多くなっても大丈夫な気はしますが。在庫っていってもガリガリ君の冷えピタだったりするし、売れ筋から外れるとやっぱり廃棄せざるを得ないのも大数の法則とやらで安定しているんじゃないかと。
電子タバコの展開は面白そうですね。日本での販売先がドン・キホーテといのもまた興味深い。展開次第では化けるかも知れないですけど、何せ知名度不足なのがアレですね。知名度向上のキッカケがあれば面白そうだ。口コミ程度で広がる気はしないけどw。
- 英国生まれの「電子タバコ」が日本初上陸 | マイナビニュース
- 欧米の愛煙家の必須アイテム 英国生まれの『電子タバコ』日本初上陸!「Liberty Flights Limited(リバティーフライツ社)」製 - SankeiBiz(サンケイビズ)
強いて言うなら、優待でしょうか。優待は自社製品詰め合わせでして、これがまあ使いにくい小物群でして、半年に一回3000円*3つ分と量が半端無いんですわ。あまりにも優待が欲しくないんで、決算日前にポジションを減らした位。あれは何とか改善できないものか。
そんなこんなでやや踊り場に近いですが、悪くないと思いますよ。
3192 白鳩
3192 白鳩は、'14/04に上場した下着関連のネット通販会社です。IPO銘柄は数年経ってから検討するので今回のも見知りではなかったので調査してみました。
白鳩 [3192]今年4月上場の下着のネット通販会社。国内外約180のメーカーの商品1万アイテムと(次に扱い多い通販会社で3.5千アイテム)圧倒的品揃えと自社開発のシステムに強み。楽天下着市場規模は200億円、内17億円が当社なので、EC下着市場でのシェアは1割位と推定。(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 23
白鳩(承前)これを15%にしたいと。過去5年間の売上高平均成長率は24%。15/8期の売上高は対前期比21%増、利幅大のPB、コラボ商品のウエイトを(前期)17.9%から20%にし、また、ナショナルブランドの荒利を昨年度より高める等の対策で営業利益は65%増を見込む。(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 23
白鳩(承前)越境EC(日本→海外)の14/8期売上高は9千万円だが、3千万円の赤字。ECで手応えのある中国では現地での仕入・販売に切り替える事を視野。社長は今迄優待制度自体を知らなかったので研究中との事。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 23
四季報での同業他社は3185 夢展望、3189 ANAP、8248 ニッセン。何か嫌がらせ的な感じを受け取ってしまいそうです =)。
決算説明資料によるとインナーウェア通販は容積が小さくて済む割に在庫管理が難しく、中小企業が多く手掛けている分野なので参入障壁は高いとしています。本当かどうかは判断できないですが。
B/Sを確認していきましょう。以下はGMOクリック証券の財務分析グラフより。
有形資産が大きいのは自社で倉庫を持っているからでしょうか。環境変化に付いていけなくなることを考慮すると倉庫を持つべきなのかは賛否両論あろうかと思います。
在庫も結構ありますね。アウターウェアと比べると流行り廃りが穏やかでしょうから、問題視する必要性は少ないかもしれません。とはいえ虫食いなどの被害や在庫コストだって嵩む訳で、やっぱり在庫は少ないに越したことはないのですが。
有利子負債がガッツリ減っているのは上場した資金を返済に充てたからかな =)。
二桁成長を続けている割にB/Sが膨れていないのは在庫管理が上手くなっているのかもしれません。
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Eコマースの成長で重要なのは自社運営の比率と自社インフラ設計と考えています。
資料によると自社サイトの比率は2割程度。楽天が半分以上のシェアを持っています。楽天での下着の販売シェアは1割程度。これを増やしていけるかが課題である一方で、自社サイトへの流入も増やしていかないと利益を増やしていくことが難しいでしょう。
試しに売れ筋の新商品であるワコールの「約束のブラ」でググってみた所、Eコマースでは4番目に検索されました。これが1番目に検索されるよう、工夫をしなければならないでしょう。課題は多いですな。
自社でインフラ整備をしている割には利益率が低いのが気になります。Eコマースで利益率が低い企業の多くは設計を外注に頼っている場合が多いのです。外注に頼ると機動力が失われるので成長が鈍化する傾向が強いです。3092 スタートトゥデイや3064 MonotaRO等、成長性の高いEコマースは必ず自社でインフラを設計しています。この点は注目に値するかと思ってます。
楽天の集客力は半端無いんですが、あそこに依存する限り抜きんでた売上を計上する事は困難でしょう。楽天を利用しつつも自社ならではのサイト作りと集客、そしてサービスの構築がカギになりそうです。
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と言う事で思ってたより悪くない銘柄だったんでお試し買いでもしてみるかや、と思って株価を確認したら何か急騰しているしもうねw。
まあ急いでないし、また株価が下がる場面が出てきたら検討します =)。
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