8818 京阪神ビルディング
京阪神ビルディング [8818]売上高構成比率はデータセンター37%、オフィスビル28%、場外馬券売り場25%外。大阪のデータセンターではトップシェアで、需要も多く、新設も検討中。賃貸という業種の特性上15/3期決算は公表値で確定、ほふく前進ながら最高益を更新する。(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 7
京阪神ビル(承前)事業計画に都心部のビル取得を掲げたが、検討するも利回りが低すぎて見送り。今5月に東京府中市に取得したNEC技術センターの一棟借りビルは利回り9%。退去されても最寄り駅から徒歩5分でマンション用地に使えると。堅実経営が特徴。11月7日終値639円でPBR0.72。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 7
上場している不動産賃貸業の特徴として大株主に大企業が付いていまして、ぶっちゃけ大株主のお財布代わりに上場しているんじゃないかと思える程です。安定して資産運用出来ている代わりに大して成長性は望めない銘柄が多いです。低PBRの割に配当が低くレバレッジも高め。たまにチョイ悪ファンドに突かれてはあっけなく上場廃止にしてソコソコの利益を戴けたサンケイビルとかもありましたね。
そんな中、京阪神ビルは大株主の影響を大して受けておらず、配当利回りも比較的高く、保有している土地の資産価値が高く、繁華街の場外馬券売り場という撤退しそうもないおカネ持ちに賃貸しているという、割と悪くない銘柄なのです。ウインズ改修で費用を計上した時にソコソコ投資していました =)。あの時は配当利回り3%強だったんだよなあ(遠い目
要はファイナンス(増資)する気のない優良REITと思っていただければ =)
REITと言えば雪風さんをおいて語るべからず、でしょう。京阪神ビルについても色々見解を出しているので読んでみてください。REITに限らず、不動産賃貸業全般で参考になると思いますよ。
いつものB/Sの確認。クリック証券の財務分析より。
面白くもなんともないですな =)。長期借り入れを短期借り入れにスイッチした理由がやや気になる所ですが、まあここは長期借り入れが出来ない銘柄では無いので気にする必要は無いでしょう。そんなこんなで株主資本はしっかり上昇させているんだからまあ安定してるわな。
文句は無いが面白くもない。そんな銘柄。
3397 トリドール
トリドールは、丸亀製麺(うどん屋さん)を主体としたロードサイド中心の外食を事業としています。社名のトリドールは、創業の「とりどーる」という焼き鳥屋さんからきています。四季報の同業他社に9850 グルメ杵屋、9900 サガミチェーン。うどん屋絡みなのかな。どちらかと言うと「はなまるうどん」を子会社に持つ9861吉野家HDや明らかにトリドールのビジネスをパク、いやインスパイアした楽釜製作所を運営している2762 三光マーケの方が近いビジネスをしていると思うんですが如何でしょうか。
トリドール [3397]8-9月の季節商品の肉盛りうどんが、商品性の高さと武井荘を起用した当社初の全国TVCMの効果で大ヒット。高単価であることも売上高と利益に寄与し 業績急回復。10-11月投入のタル鶏天ぶっかけうどんも同様に絶好調で、今後も逐次新商品を投入していく。(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 7
トリドール(承前)海外は不振のロシア2号店以降を撤退、買収したロス子会社の不振業態関連の評価減を実施。海外部門は単月では黒字化し、来期の通期黒字化へ目途。店舗利益30%の台湾等、好調な地域での集中した出店に切り替えていく。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 7
タル鶏天ぶっかけ! pic.twitter.com/gXTyU4PGPA
— Mc.N@休職中 (@SyncHack) 2014, 11月 10
去年、ビジネスと谷間なのか色々あって減収減益だったのですが、直近の月次を見る限り、消費増税の勝ち組に近い外食なんだろうな、と言うのを今日の雑談 (9/2)あたりから読み取っていただければソコソコの利益を手にすることが出来たのではないかと思う訳です =)
で、やっぱりトリドールは底力はあると思うんですよ。新商品を適時開発する力がある訳だし、天ぷら屋の「まきの」だってもしかして大ヒットするかもしれない事業だって開発できるんです。デフレ時にヒットした丸亀製麺が盛り返したのは、景気に対して不安視されるからこそなのかもしれないけどね。
まあいいじゃないですか。外食は月次だけ見て判断しましょ =)
いつものB/Sの確認。クリック証券の財務分析より今回は5年分で見てみましょう。
資産の伸びは順調に膨らんでますね。前期は色々ありましたんで株主資本は増えていない様子。仕方ないね。売掛金が殆ど無いのは現金商売故。恵まれてますな =)。
比較的固定資産が大きいのは土地建物を保有しているからかもしれません。ロードサイドではありがちとは思いますがやや気になりますね。で「その他資産」の比率が高いのが気に食わないのか、アラートが表示されています。確認してみますか。
「敷金及び保証金」は、賃借契約でロックされている金銭で、店をたたむと返ってくるといいなあ、という類のモノかと。「建設協力金」も保証金とほぼ同様の扱いらしい。ショッピングセンターに入る時に要求され、退店時に返却されるとある。
まあ資産価値は現金同等と考えていいとは思うけど自由になるおカネでもないね。ビジネス上、仕方のない資金ですので警戒する必要は無いでしょう。
3057 ゼットン
ゼットン [3057]近年、収益的うまみの薄れた公共施設のレストラン事業からハワイアンレストラン、夏のみのビアガーデン出店にシフト。15/2上期の公共施設関連は前年度比3店減だが、前年同期にあった改装費用がなくなった事により87百万円の部門収益増。商業店舗開発事業と称する(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 6
ゼットン(承前)その他部門は、ビヤガーデン12店舗等の新規出店により売上高は同37%増。しかし、出店コストが嵩んだ為に部門利益は横ばい。ビヤガーデンは天候不順の割には健闘との評価で(営業利益率16.7%、既存店営業利益率31.0%)、来年に期待と。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 6
小耳にはさむことはあるんですが、高PERで名証銘柄と言う事でスルーしてます。紹介だけ。
3676 ハーツユナイテッドグループ
ハーツユナイテッド(HUG)は、ゲームやPCソフトのデバッグのアウトソーシングを事業としています。'08/02に上場したデジタルハーツがホールディングス化して'13/10に再上場しています。会社四季報の同業他社に3724 ベリサーブ、9468 角川ドワンゴ、3657 ポールHD。角川は遠い気がします。
ハーツユナイテッドグループ [3676]ゲーム・遊技機ソフト開発会社向けデバッグ(不具合検出) サービスの売上高構成比7割。15/3上期の売上高は前年同期比33%増だが、M&Aした子会社の一部事業整理損失等で営業利益は同16%減。子会社は単月黒字化し通期営業利益25%増(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 5
ハーツ(承前) の計画達成に経営陣は自信を示す。 業界を牽引して新分野に進出する革新性に自負。 ディバグの手法はクラッキングと類似しておりサイバーセキュリティのディバックも対象となると。自動運転の先端技術を持つZMP社と11月4日に合弁会社 の設立に合意。(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 5
ハーツ(承前)合弁会社の業務の一つとなる車載ソフトウェアのデバッグの潜在的ニーズは大きいとみられ、株的にも注目される。まだ公表出来ないが他にも材料があるとの含み。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 5
デジタルハーツ時代の情報で話すと、当時はニート再活用事業として注目されていました。彼らのビジネスモデルはデバッグなんですが、どちらかと言うと開発者側に立って実装を手伝うのではなく、発売日前のβ版のソフト評価を行うことをメインとしてました。よって、ソフトの知識よりも実際にゲームをしているゲーマーが必要でして、ゲーマーと言えばニート、ゲーム好きのニートなら安価でβテスターとして働いてくれるだろう、という思惑で起業したという感じでした。創業者の宮澤さんも同じくβテスターで、その必要性が分かっていたのでしょう。
デジタルハーツ上場時にIRフェアに参加してました。あの頃は初々しかったですね。レーシングゲームのデバッグのデモで、反対方向に走ったり壁にドッコンドッコン体当たりをしたりと「ああ精神に何かきたしている人のプレイですね?」というのを何度となく繰り返してました。これはゲームが楽しくなくなるわ、って思いましたねw。確か4Gamerの買収で一時的に株価を下げたあたりで結構持っていたんですが、いやまああそこまで株価を上げるとは思いませんでしたね。薄利で撤収してます。
クラッキングは、スクリプトキディとしてもそれを理解する能力が必要で、結構な技術力を要するので今までのデバッグ技術の流用は難しい気はします。需要はあるけどシナジーはナサゲ。M&Aで規模を大きくしていく感じなのかな。
ゲーム系のデバッグがメインで、それ以外の事業を模索している段階でHD化したんだと思います。ゲーム産業ですので需給の波が結構ありまして、それがさっぱり見えないあたりが難点ですかね。デバッグですので人手の多さが重要でして、人件費の高騰の煽りを受けやすい事業でもあります。ニートも単価が高くなるって事です。ストック型の事業を如何に増やせるかが課題のような気はします。
で、一応中計を確認したんですが、ぶっ飛んでやがりますね =)。これ実行できたら今の株価で済まなそうですが、大丈夫でしょうか。
2015年3月期 第2四半期決算説明資料 より。
気になったのでB/Sを確認。いつものクリック証券の財務分析です。
デジタルハーツ単体のも見たい所なのですが、これは仕方ないのかな。長期資産が相当膨れてます。大体予想は付きますが、この資産に価値があるかゴミかによって判断が大きく異なります。
今期2QのB/Sの資産を見てみましょう。
上記の図より更に資産が膨らんでますね。短期借入金を増加させているのが原因かと思われます。長期借入は出来なかったんでしょうか。かなり少ないのが気になります。
借金で増やしたのは現金ですね。現金は次のお買い物に備えているんでしょうか =)。
長期資産の殆どは「のれん」のようです。のれんに資産性は無いというか、経営者のさじ加減でどうにでもなる部分でして、実質的に価値があるかどうかは買収先の収益力に依存します。買収で規模拡大を狙うならIFRSを適用した方が見栄えが良くなるとは思うんですが、検討してるのかな?
やっぱり「のれん」の比率が大きすぎて判断は難しいです。思っている程、体力は無いかもしれませんね。投資するならこの辺がクリアされないと判断しにくいですな。
ビミョー。
気になったのでB/Sを確認。いつものクリック証券の財務分析です。
デジタルハーツ単体のも見たい所なのですが、これは仕方ないのかな。長期資産が相当膨れてます。大体予想は付きますが、この資産に価値があるかゴミかによって判断が大きく異なります。
今期2QのB/Sの資産を見てみましょう。
上記の図より更に資産が膨らんでますね。短期借入金を増加させているのが原因かと思われます。長期借入は出来なかったんでしょうか。かなり少ないのが気になります。
借金で増やしたのは現金ですね。現金は次のお買い物に備えているんでしょうか =)。
長期資産の殆どは「のれん」のようです。のれんに資産性は無いというか、経営者のさじ加減でどうにでもなる部分でして、実質的に価値があるかどうかは買収先の収益力に依存します。買収で規模拡大を狙うならIFRSを適用した方が見栄えが良くなるとは思うんですが、検討してるのかな?
やっぱり「のれん」の比率が大きすぎて判断は難しいです。思っている程、体力は無いかもしれませんね。投資するならこの辺がクリアされないと判断しにくいですな。
ビミョー。
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