8920 東祥
東祥は、スポーツクラブ「ホリデイスポーツクラブ」を運営する企業です。四季報の同業他社に2378 ルネサンス、4801 セントラルスポーツ。
東祥 [8920]16/3期上期営業利益は計画比11%、260百万円増だが、スポーツクラブの既存店売上高の計画値昨対100%→実績102.9%、ホテル稼働率同87%→同90%等の計画超による。通期予想は据え置いたが、上期の上振れ要因が下期も続くとすると、通期で5億円程度の増額修正
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 11月 10
@gantky1 と見て問題ないかと訊ねたら、その考え方で良いが、スポーツクラブの既存店昨対3%増を続けるのはハードルが高いとの事。スポーツクラブ、ホテル共に成長性があり、かつ、中期計画もきちんとしており、既ホルダーにとり安心して保有できる銘柄。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 11月 10
スポーツクラブは、他社も成長性が高く今後も期待できる業種かと思われます。健康意識の高さからか、高齢者が増加したのかその辺りでしょうかね。やや古い資料なのですが、フィットネスクラブ業界ランキングというのが検索できたので紹介しておきます。
- 業界データ・資料集:業界情報:企業情報|株式会社ルネサンス
2012年度時点でのランキングですが、東祥は10位でした。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
8割方、固定資産ですね =)。
建物と土地の比率が同じくらいですので賃貸ではなく購入しているのでしょう。中京地域のやや外れたあたりに展開しているので土地の資産価値についてはあまり期待できそうもないですね。この感じですとサービス業というよりは不動産賃貸業のB/Sに近いですね。
株主資本の伸びは素晴らしいの一言ですって思ったら過去、何度か増資しているんですね。まあでも素晴らしいと思いますよええ。
続いてP/L。
素晴らしいですな。
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纏めると、スポーツクラブは今のところ順調でして、今後も健康意識の高まりから注目を集めるかもしれません。また売上比率は低いですがホテル事業も、宿泊需要の高まりから安定した収益が期待できるかもしれません。
ただねえ。
水廻りがある設備って嫌いなんですよ。他の施設より劣化が早くて、定期的に設備投資を続けないと不味いんですよ。大体、5~6年経つと何らかの大型投資が必要になる場合があって、そのタイミングで利益を落としたりすると、まあガッカリなわけです。収益が落ちたからといって他の施設に切り替えようとしても水廻りの部分はそうそう変更できないというのも嫌。
常に設備投資が必要になる銘柄というのは、景気の下降局面であまりいい思いをしたことがないんですわ。
ということで、そんな話もあるかもしれないというのも頭の片隅に置いておいたほうがいいかもしれませんねってことでひとつ。その点、カーブスを運営する2157 コシダカHDは投資しやすかったですね。何せ水廻りの設備が無いんでね。撤収できる身軽さがとてもボキュ好み =)
6804 ホシデン
ホシデンは、電子部品を製造している企業です。四季報の同業他社に6794 フォスター電機、6801 東光。
ホシデン [6804]16/3期下期は任天堂のゲーム機の受注見込が不振。上期316万台の実績、下期当初計画400万台に対し246万台の見込みと、当社が93 年にゲーム機に参入して初めて下期の受注が上期を下回ることになる。新ゲーム機の受注は未定だが新製品が出るのは間違いなく、来年度
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 11月 10
@gantky1 の2Q以降に期待。同1Qは(端境期で)厳しい。移動体通信部門の韓国の顧客(=サムソン)では、当社にとっても旨みのある高額商品の不振が痛い。中低価格帯の売れ行きは好調で、中国製に対する巻き返しは成功しているようだ。当社の今後の有望分野は自動車用のタッチパネルで、
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 11月 10
@gantky1 売上は順調だが、一部の部品の歩留まりが著しく悪い為、赤字で、改善に注力中。当社の最大の懸案は中国で、現地従業員8千名の人件費負担増は重く、ミャンマー、カンボジアへ極力移転したい。但し、ゲーム機組立は、産業集積の厚みから来るサポートチェーンが素晴らしく移転は困難。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 11月 10
ホシデンの販売先は、任天堂36.2%、サムスン電子8.5%と特定の企業の依存が高いのが特徴です('15有報より)。
サムスンの極端な製品変更は以前、ワコムが影響を受けてましたね。どうも彼らの商習慣では事前に大きなことを言っておきながら急に変更することが日常茶飯時のようです。
サムスンの極端な製品変更は以前、ワコムが影響を受けてましたね。どうも彼らの商習慣では事前に大きなことを言っておきながら急に変更することが日常茶飯時のようです。
任天堂の新ゲーム機(コード名:Nintendo NX)は、2016年の今頃あたりの販売を目指しているようです。2016年2月あたりに製造メーカーを確定させるようですので、そのタイミングで株価が動くかも知れません。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
2006年からの快進撃は、Wii発売の影響でしょうか。リーマン・ショックまで素晴らしい成長を見せていたのですがその後、大きく生産調整を行って今のB/Sがある、という感じですかね。2009年の売掛金の高さは相当厳しい状況ですが、やはり任天堂絡みですのでちゃんと支払われたんでしょうね。
このB/Sで目につくのはやはり500億円を超える現金同等物でしょう。時価総額は430億円程度で、PBR 0.46倍と、株券買い占めて精算したら儲かるってのが素晴らしい。
資産バリュー銘柄の鏡ですな =)
このB/Sで目につくのはやはり500億円を超える現金同等物でしょう。時価総額は430億円程度で、PBR 0.46倍と、株券買い占めて精算したら儲かるってのが素晴らしい。
資産バリュー銘柄の鏡ですな =)
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纏めると、今期はほぼ収益に期待はできそうもないですが、任天堂の新ゲーム機の発表あたりで動きそうな気がします。
それ以上に、資産バリュー銘柄として素晴らしい(って誉めてないなw)。
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