2015年8月21日金曜日

今日の雑談 (8/21)

6753 シャープの手切れ金は一人あたり751万円



一人あたりの手切れ金は751万円(=243億円÷3234人)也。

人件費削減効果として半年で150億円の効果としているので、年間一人あたり928万円(=150億円*2/3234人)の削減効果。その内、福利厚生費は2割程度とすると、一人あたりの平均年収は742万円あたり。有報には、シャープの平均年収は728万円とあるので大体あってますかね。

手切れ金の相場としては、月収の3~6ヶ月分前後が一般的なので、割と奮発してくれた感じでしょうか。希望者が少なかったこと、リストラ対象者の年齢が高かったことも考慮してるのかもしれない。

ちなみにリストラ費として計上するのは珍しく、構造改革費という感じで計上されるのが一般的です。この手の前向きでカッコイイ特損が出た場合、概ねレイオフと思って間違いないでしょう =)。


大企業の従業員様が職安に頼るとかそれどうよ感が溢れてますな。年齢だけの問題では無い気がしますけど =)。


今日の逆シグナル (8/21)




結構下げたんですけど逆シグナル的にはセリクラまでには至らない様子。20銘柄確定したらまた逆シグナル投資を始めましょうかね =)


竹田和平さめ、着実に大株主から名前が消えている



ちょっと前の話なんだけど、小型株を売って大型株にシフトするっていう記事が掲載されてたんだよね。でちょっと気になって検索してみたら本当に減ってた。

  • 今期:7銘柄
  • 前期:23銘柄
  • 2期前:55銘柄

なんか残念ですね。折角なんで未だ握ってる7銘柄を抽出してみる。

相変わらず安定配当が期待できる専門商社が多いですな =)。

抽出方法は以下のとおり。



3762 テクマトリックスも自社株買いがあったんだね


前場寄り気配で気がついた。おせえよw。これもまた他人ごとではなかったりするんだが。

テクマトが自社株買いのアナウンスを発表しています。自社株買いは、ToSTNeT-3経由で買付け。

  • TOB価格は881円
    ToSTNet-3経由で自社株買いが行われます。ToSTNet-3では買い付け価格は終値ベースの株価で売買が行われますので881円での取引になります。ちなみにToSTNet-3は、機関投資家向けの時間外売買を行う市場です。
  • 主要株主の4755 楽天からの売却希望
    大株主の持株比率が落ちる場合、取引関係の解消がありえるのですが、楽天との取引はあまり大きくありません。今回のは、単純に楽天側のファイナンスということでしょう。
  • 購入株数は347万株 (総株数の30%程度、31億円)
    手元に41億円程度の現金はありますけど、流石に急激に現金が減ることになるので、自社株買いと同時に長期借入を行っています。やや現金余りな点がありましたけど、今回ので随分解消されています。

ポジティブにみると、自社株買いですのでEPS(1株あたりの純利益)、つまりPERの改善に繋がります。この影響は大きいでしょう。

ネガティブにみると、楽天側が今が株価の天井とみている可能性があることでしょうか。まあだからといって企業価値が悪くなるわけではないですしね。大きな資金を使っての自社株買いですので、資金繰りの悪化が懸念されますが、その点は長期借入でフォローしているのでまあ大丈夫かと思われます。

記事では、「需給が引き締まり」とあったのですが、そもそも大株主の株は保有したままで市場に出てこないはずなので引き締まりは関係ないかと思われます。市場に流れている浮動株が少なくなるわけではないのでToSTNet-3経由での自社株買いは無風である場合が多いのです。

今回は、かなりの株数なので株価に影響を及ぼしたのでしょう。


4659 エイジスのディスカウントTOBどうよ?


正直、他人事ではないのだが、それは置いておこう。

エイジスが自社株買いを行うアナウンスを発表しています。自社株買いはTOBの形を取って、公募することを選択しています。ただし今回のTOBはやや複雑です。

  • TOB価格は2982円
    前日の株価は4400円ですので概ね市場価格の半額での公募になります。一般的なTOBは、市場価格にプレミアムを乗せて公募します。そうじゃないと誰も応募しませんからね。
  • 創業者がTOBに応募する予定
    つかこのTOBは創業者以外に応募はしないでしょう。一応、他の人にも応募するチャンスが与えられるのがTOBなのですが、プレミアムどころかディスカウントですからね。ネガティブにみると、創業者は今の株価が高いとみていて売り抜けようとしているように見えないこともないのです。
  • 公募株数は全体の6.13%
    結構な株数になります。一般的に大株主が売り抜ける場合、立会外分売を利用する場合が多いのですが、今回の株数で一気に立会外分売を選択すると大きく株価が下がるでしょうね。となると期間をずらしてゆっくり立会外分売を繰り返す場合が多いのです。
    創業者側で、私的に纏まったおカネがご入用になったのかもしれません。

ネガティブにみると、創業者側が現状の株価が高いとみて売り抜けようとしている、という見方ができるでしょう。あの会社の経営は創業者が占めているのも不安点ではあります。

ポジティブにみると、ディスカウントであろうと自社株買いですのでEPS(1株あたりの純利益)、つまりPERの改善に繋がります。しかも今回、株数が多いのでPERへのインパクトは大きいです。買い取りには現金を用いますのでROEの改善にも繋がります。現金をやや持て余している感はあったので割と悪くないファイナンスのようにみえます。

立会外分売なら株主数を増やす効果があるので鞍替え上場狙いという線もあったのですが、、、。とはいえ創業者の持ち分が減ることも鞍替えに必要なことなので、ポジティブに見えないこともない、かな。

心落ち着けるために夕凪さんのページを紹介してみる。


ディスカウントTOB直後は、株価を下げることはあっても、後々には評価される場合が多いようです。今の市況ですとかなり売られることは覚悟しないと不味いでしょう。

2.5割引の3300円を下限として注目してみますかねorz。


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