2015年12月8日火曜日

6245 ヒラノテクシード - ジェイリバイブ (15.12.04週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

6245 ヒラノテクシード


ヒラノテクシードは、電子部品を製造する機械を製造している企業です。四季報の同業他社に6246 テクノスマート

今週は、高品質・高付加価値な最先端製品を生み出す製造装置を開発・提供している「ヒラノテクシード」を紹介いたします。社名のテクシードは、テクノロジーと種を表すシードを併せた造語で、同社の装置はフィルムや紙などの基材に様々な物性の膜を付ける工程で使われています。“コーティング”(高精度で薄く均一な塗布)、“ラミネーティング”(多彩な素材を貼りつける)、“乾燥技術”(基材や樹脂の特性に応じた乾燥)、“基材の制御技術”(基材の走行をコントロール)といった基礎技術を組み合わせることによって、顧客が求める製造装置を効率良く開発・提供しています。また、奈良県の本社工場に併設した研究・実験施設「テクニカム」には、世界でも最大規模のテスト設備を備えています。そこには顧客の技術者が頻繁に訪れ、同社の技術者と一緒になって開発に取り組んでいます。こうして生まれた新たな技術が顧客企業の新製品に導入され、その製造工程で同社の装置が使われるという好循環を生み出しています。

現在ではエレクトロニクス関連分野を多く手掛けており、代表例としては各種電子機器に使われるリチウムイオン電池の重要部品である電極板の製造装置の開発に黎明期から携わっています。リチウムイオン電池はパソコンや携帯電話に留まらず自動車向けなど用途が拡大するとともに、電極板の材質や性能も日々進化しているため、同社の技術力が世界各国の電池メーカーから評価されています。生産性の向上にも余念がありません。2014年3月には子会社で、真空中で材料を気体状態にして基材に積層するドライプロセスで競争力の高い「ヒラノ光音」の工場を本社隣接地に移転しました。顧客の要望によりトータルで応えられる体制を敷き、最先端分野の取り込みをさらに強化していくことで、持続的な成長を目指しています。

日経IRフェアの常連です。毎回、からかい業績の状況を聞きに行っては業界の状況を把握したりします。設備投資銘柄は、それを利用する企業の投資意欲が反映されるので、広くセクターをヲチするのに向いています。機械受注統計みたいな使い方ですね =)。

製造しているものは、液晶フィルムや二次電池の部材を製造する装置が主力です。彼らの言うにはフィルムに塗工する工程とそれを乾かす工程が一気通貫で出来る装置は彼らしか出来ない技術であるらしいのですが、私には分かりません><。単価は安くて数千万、高いのですと10億を超える装置もあるとのこと。

この手の装置産業は、受注生産制と言って、受注を受けてから生産します。つまり受注高が半年先あたりの売上に繋がるので確認することをオススメします。決算短信の1ページ目しか見ない連中よりは若干先が見えて有利に展開できることでしょう。

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2Q決算資料より受注状況を確認しましょう。


3Q~4Qに掛けての受注が多いのですが、今期は1Q~2Qまでの受注状況がかなり改善されています。2013年度はスマホ関連の設備投資の急増の影響だったと記憶しています。

ついでに決算説明資料の評価もしてしまいましょう。

資料は悪くないと思います。

英語と併記しているのは外国人投資家向けと思われます。悪くはないのですが、機関投資家の人も色々いるわけでして、あまり詳しくない機関投資家の人にとっては何に注視したらいいのか分かりづらい資料のように感じました。例えば、地域別の状況だとか、今のトレンドはどう動いているのかとか、注目すべき指標だとか、同業他社比較だとか、機関投資家の人がコピペしやすい資料を作成しても、イイんじゃないかなと思うわけです。

もう少し、機関投資家を「おもてなし」しましょうよ =)。

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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


現金の塊ですな =)。

製造業に多いパターンなのですが、シクリカル面が強い産業ですと、困ったときにおカネを貸してくれない傾向が強いのです。なので手元に多く現金を保有する経営をしがちなのですが、これをみて内部留保云々言われると、気の毒に思うわけです。

極端にB/Sが伸びている時期は、概ね大型の受注を受けた時にキープしておく部材が原因で太ります。棚卸資産の増減がそのままB/Sに影響される傾向が強いです。

投資有価証券が伸びているようですが、主に満期目的の社債への投資のようです。そんな投資に使うのなら配当性向を3割以上にはしてもらいたい所なんですが、どうなんでしょうね。

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纏めると、ここから先は私の愚痴になります。

いえね。

二次電池製造メーカーであるダブル・スコープの設備投資を好感して株価が上昇するとか、LGの有機EL工場の1兆円設備投資とかで関連銘柄っぽい4112保土谷化学工業の株価が上昇するとか、肝心の設備投資銘柄への物色が足りてないんじゃないんですかと、私は主張したい。

直近では2Q決算こそ下方修正だったものの、通期では上方修正をしているわけで、受注状況からしてみても悪い状況でないのは分かるはず。現行のPBRは1倍割れの0.67倍、PERは情報修正後なら14倍程度ときてる。

いやもう勝ち確じゃないですかやだー。


、、、とまあ節目のピラミッティングを見定めている状況を随分続けていてですね。

なーにが悪かったんだろ、、、orz

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20151204.pdf

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