エスポワール党、内部留保に課税を検討だってよ
消費増税を先送りすれば財政悪化は避けられない。原案では増税の代替財源として「約300兆円もある大企業の内部留保への課税を検討」と明記。「内部留保を雇用創出や設備投資に回すことを促し、税収増と経済成長の両立を目指す」と指摘したが、財政再建目標は示していない。
-- 希望、政策集に消費増税凍結 内部留保課税を検討 :日本経済新聞
マジでか。
ここでいう内部留保ってどこの何を指すんだろうか。純利益に対して増税するならそれ法人税増税でよくね?純資産に対して課税するとなると製造業厳しくね?過去、銀行から貸し剥がしにあった企業とかは借金したがらないし、レバレッジ経営が効く業種でもないから純資産は厚めにしてる企業も結構ある。そいうとこに課税するんだ。きっとクソみたいな節税スキームが生まれる予感しかしない。CBで埋めまくるかw。
つか設備投資に回してほしいなら税優遇すればいいのに。償却期間の短縮だけで設備投資が盛んになると思うんだが。人件費におカネを回せというのは、労働集約型ビジネスだと死活問題で、うっかり人件費を払いすぎて傾いたら政府が保証してくれるのかしら。
さわかみ投信がつみたてNISAに立候補しなかった理由
興味深かったのでかいつまんで要約してみる。
- つみたてNISAにリソースを傾けたくない
- 税メリットじゃなく商品そのものを評価してほしい
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いやでも20%のビハインドは相当厳しいぞ。頑張れドラゴン。 - つみたてNISA自体、未完成の制度
- 低コストであるインデックスファンド中心なのは如何なものか
- 税優遇期間内に売却しなければ恩恵を受けないのは如何なものか
期間終了間際に相場が悪くなったら目も当てらんない。そもそも相場を見ながら売買をすることは資産形成には悪影響。
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分散されたバランス型ファンドが宜しいかと。資産運用なら自分の望むタイミングで売買できなければダメで、長期投資前提での資産運用ってのはどうかなとは思ってる。投資と資産運用は分けて考えるべきだって話。 - つみたてNISAのためにファンドを開発すんの、それどうよ?
顧客第一ではない。
私としては選択肢として棚に置いておくことは重要だとは思うのですが、リソースを割くほどの魅力はないと言われればそれまででして、今後ますますのご発展をお祈り申し上げますよええ。
今回のつみたてNISAは政府の意向が強く表れた制度になっているのが特徴でして、運用期間は20年間まで延長されたけれど、選べる金融商品は政府が長期投資に望ましいと思われるモノしか選ぶことができない。ぶっちゃけ、受益者に対して過保護というか随分馬鹿にした制度ではある。
政府方針に似合った長期に渡って運用に耐えうる金融商品を優遇することで資産運用の有益さを理解してもらう、という思惑なんだろうけどね。
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