事業概要
日本電技は、二次請けの空調設備工事を行う企業。
一次請けには最大手の6845アズビル、1969高砂熱学工業、1965テクノ菱和など大手から全て特命で受注を受けており、価格競争に巻き込まれない事業を展開している。売上は4Q偏重。
QonQ ('22/2Q)
マネックス証券の銘柄スカウターより四半期業績。
建設業によくみられる年度末である4Q売上偏重型。1Q-3Qまでは営業利益はマイナスになる傾向がある。今期は1Q、2Q共に黒字であった。
増収増益要因
会計の変更の影響(収益認識基準の適用)。実情は減収減益の赤字であっただろうことが推察される。
今後の考察
この企業は、1Q-3Qまでの売上高は年を通じての売上にほとんど影響がない。たまたま年度末ではないタイミングで引き渡しが行われたに過ぎないので過度に気にする必要はないと考える。ビジネス習慣により、年度末以外の引き渡しが増えればまた違った評価になると思われるが、一次請けがなんとかしない限り改善はされないだろう。
注目するべきは1Q-3Qまでの受注高で、4Qの業績が推し量れる。工期は長めではあるので極端な受注増はなく、受注に沿った売上が4Qに出てくる傾向が強い。
2Qまでの受注状況は芳しくない。
現時点では期初の業績予想を超えるのは難しいと思われる。
マネックス証券の銘柄スカウターよりB/S。
黄色の株主資本の増加具合から、大して資本を必要としない事業である事がわかる。負債の桃色の部分は、前受金であり実質負債はなく無借金経営である。前受金の確保は特命受注の強みと思われる。
資本で注目すべきは薄緑のその他の資産で、大半は投資有価証券である。この投資有価証券の中身の大半は社債・国債である。
配当は財務から減配の余地はないのだが、配当性向に準じて配当するので減配はある。
そいう企業なんですな(´・ω・`)
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