2015年10月31日土曜日

今日の雑談 (10/31)

立ち読みしてきた本


ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇 2016
東洋経済新報社 (2015-10-30)
売り上げランキング: 108

初版は'03/04だったんですね。この書籍は勉強になりました。

資産運用で重要なのことは、儲けることではなく損をしないことでして、確実に損をするのはコストと税金で、これを如何に減らせるかが重要なんですな。資産を増やすのは難しいにしろ、減らさないようにするには努力が通じるものです =)。

で、立ち読みしてきたのですが、内容はほぼ変わっていませんでした。相変わらず良書ですよ。

新しいところでNISAや2016年から変更される債券の税制について扱っていました。割とナウな情報で、知っておいて損はないでしょう。


株は決算発表の直後に買いなさい!
榊原 正幸
PHP研究所
売り上げランキング: 674

彼の書籍は、現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」からずっと読んでいるのですがどうも最近はブレているというか、資産バリュー投資が今の相場に合っていないことを認識してか、ちょっと変な風味を混ぜて来ているのが気に食わないというか。

ざっくり説明すると低PERの銘柄に目をつけ、決算発表後に業績が良かった銘柄に突っ込めば儲かるよ、的な話がメインでした。彼の素晴らしいところは過去の実績から確率を出しているところでして、確かに上手く行きそうな雰囲気は出てました。

でもねえ。

数値を出すのにここ3年あたりの相場を対象としていまして、統計としては少ないでしょう。しかもアベノミクス相場まっただ中ですからね。ここ数年、業績相場が続いていましたんで、割と素直にバリューの効いた銘柄におカネを入れていれば、そこそこ儲かったでしょう。

が、どうも8月のチャイナショックあたりからどうもそんな簡単なゲームにはなっていないんじゃまいかと思ってるんですよ。過剰流動性相場は、米国の利上げが確定するまで続くとは思うのですが、どうもおカネの流れが変わってきたな、と。

そんな中、この書籍が役立つかどうかはちょいビミョーですね。

彼の投資法は、低PBR投資以外にエッジは無いと思うんですよね。


「羊飼いだらけの羊牧場」


GDPの低迷は年功序列が一つにあるんじゃまいか、と考えてる。

年功序列、終身雇用制は、物価が5%上昇していて人件費が高騰していた時に、人件費の高騰を抑えるための施策でしょう。終身雇用を約束する代わりに賃金の上昇を抑え転職者を少なくした。好景気で物価が上がり続けるならこの制度はワークしていたが、失われた20年で状況がガラッと変わった。デフレが続き、物が動かず、稼ぎが悪いのに賃金だけは取られていく。

そんな中で生まれたのが派遣労働だろう。

成長には二通りある。売上を伸ばすか経費を削るか、だ。多くの企業は売上を伸ばすことを諦め、経費を削ることを選んだ。労働者の下に新たに労働者を作ることで経費を削減した。

いつしか、羊牧場には羊飼いしかおらず、羊は外から持ってくることが当たり前になってきた。環境が悪くなったり、良質の毛が出なくなったら容赦なく廃棄処分してしまったので、いつしか羊を育てるノウハウすら失われてしまった。羊達が羊の面倒を見ることになるのだが、今度はコンプライアンスが重要視され情報が遮断されるようになると、それすらもできなくなった。

何でもかんでも実行者(下請け)の責任にするのは如何なものかとは思うのですよ。


典型的な下請け根性、ワロタ



まとめが偏ってる気はするのだが、割と批判的な話が多いようで何より。

実力も実績もないうちから正論をブッパしてくる輩が多くなってきているので、人から信頼を勝ち得る努力はした方がいいよ的な受け取り方をしたがどうだろう。もちろん、ずっと下請けばかりしていると、同業他社に追い越されるし、価格競争で負ける時が来るかもしれないので、実力に応じて意見や相談ができるようになるとより良い関係が築けるかとは思う。

芸能界の場合、看板番組を持たないと口出しは出来ないでしょうね、ガンガレ。

まとめの中にGDPが低迷しているのは「行き過ぎた資本主義」のせい、ってあるんだけど具体的にそりゃナニを指してるのかさっぱり分からん。フルタチの生霊でも乗り移ったんだろうか。ここは酷いインターネットですね。


郵政上場どうなんだろうね


一応、kabu.comで日本郵政とゆうちょ銀行が1単元ずつ当たってました。やったぜ。

他の証券会社は全て補欠当選で繰り上げならず。競争率はそこそこ高かったのかな。即日売却するかどうかはまだ考えていない。

どうしよう。


実際の所、外人さんたちが戻ってきている感は出てきてると思うんよ





9962 ミスミグループ本社の2Q決算後の株価を注目していたんだけど、あの決算でかなり戻っていまして、追撃する必要がありませんでした。なんだかんだ言ってあの銘柄、外人さんに好かれてますからね。

今後、外国人比率の高い銘柄は面白いかもしれませんよ =)。

3063 ジェイGHD、3415 STUDIOUS - 今日の決算説明会さん (15.10.25)

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

3063 ジェイGHD


ジェイGHDは、『芋蔵』や『ほっこり』等の居酒屋チェーンを運営する企業です。四季報の同業他社に3073 ダイヤモンドダイニング3057 ゼットン3366 一六堂





過去、増資を続けているのですが、2Q時点での利益余剰金がマイナスになっており投資としては厳しいのかなと。

優待は人気があり、どんな経営状況でも割と株価に反映されないところは利点かもしれません。


3415 STUDIOUS


STUDIOUSは、アパレル店「STUDIOUS」「UNITED TOKYO」を運営する企業です。'15/09上場。四季報の同業他社に7606 ユナイテッドアローズ3092 スタートトゥデイ






'15/09上場。


インバウンド需要を取り込もうとしているあたりはいいですね。

居酒屋チェーン店やアパレル店は流行り廃りが激しい業種です。現時点では勢いを感じますが、景況感を見誤ると換金性のない在庫に悩まされることになることに注意が必要かと。

裁量制を取っている例ですとダイヤモンドダイニングが思い浮かびます。上場時は100業種100店舗で勢い良く出店していたのですが、丁度、100店舗を達成したあたりで業績が天井になり、不採算店の撤退が出始めたという状況だったかと思います。上場時は特に勢いがありますので、多分、しばらくは大丈夫かと思われますが持続力があるかどうかについては判断が難しいところです。

まずは月次開示ですね。

2015年10月30日金曜日

【NISA】 NISA口座の状況 (15/10末)

NISA口座の状況 まとめページ

ということで10月末の運用状況だべぇ?


かろうじて増えました =)。

+24.76%(9月末) → +26.89%(10月末)と2.13%となりました。
対してTOPIXは、1411.16(9月末) → 1558.20(10月末)と10.4%と堅調でした。

今月はTOPIXには大きく水を開けられてしまいましたorz。

小型株全体が下落傾向でして、本NISA口座も影響を受けた格好になっています。大型株を組み入れない方針ではないのですが、配当性向や株主優待で折り合いませんでした。8591 オリックスあたりに白羽の矢を当てているのですが、株価のボラティリティが高く、興銀リースと同じような株価推移になりそうでナカナカ難しいです。

そろそろ次期NISAの組入を考えていく時期になりましたね。頑張りますよ =)。


こんなとこ。

1384 ホクリヨウ、6093 エスクロー・エージェント・ジャパン - 今日の決算説明会さん (15.10.21)

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

1384 ホクリヨウ


ホクリヨウは、鶏卵を生産している企業です。'15/02上場。四季報の同業他社に1380 秋川牧園1381 アクシーズ2924 イフジ産業





いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。

緑の有形固定資産が全体の6割を占めてますね。多分、養鶏場でしょう。

現金が増えているのは上場時に売却した株券の影響でしょうね。その分、株主資本も増えています。B/Sが急激に太っているのは、M&Aで同業他社を吸収した影響かと思われます。

--

概ね装置産業であることは分かっていただけるだろうか。

毎年、6億円近い設備投資を行い6億円程度の純利益を得ているようです。シンドいですね。多分、設備投資は毎年一定額は必要でしょう。養鶏場も老化しますんでね。製造業と異なり、設備投資しても粗利が改善することは少ないでしょう。養鶏場を増設してもそこから生産される卵は、一定ですからね。

事業リスクに鶏卵の相場変動というのがありました。これらを軽減するために卵価安定基金制度というのがあるらしいですね。政府からの援助の一種でしょうか。生産性を高めたとしても需給のバランスが合わなければ下落する一方で、鶏さんに「今日、卵産まないでくれますかね」とも頼めないし「お前らタダ飯食ってんじゃねえよ」って飼料を与えないわけにもいかない、という。

生産性の向上がアダなることが多いのがこの産業の特徴でしょうか。

ちょくちょく鳥インフルエンザ的なイベントが発生しますし、飼料の高騰も地味に強い影響を受けます。これもまた飼料安定基金制度という制度があるらしく、援助なしでは安定した経営が成り立たないのでしょう。

---

纏めると、人口動態からすると成長産業とは言い難く、輸出産業か加工産業に進出するのでないのであれば、資金繰りが厳しくなった鶏卵事業を吸収するようなM&Aが唯一の成長パターンかと思われます。沿革をみると、近年毎年のようにM&Aを行っているようです。

役員の顔ぶれを見るとチラホラ老齢の元銀行員が含まれており、資金繰りの厳しいところを狙う嗅覚でもあるんですかね、知らんけど。

従業員の平均年齢は46.5歳。若くはない。


6093 エスクロー・エージェント・ジャパン (エスクローAJ)


エスクローAJは、金融・不動産関連のアウトソーシングを行っている企業です。'14/03上場。四季報の同業他社に4351 山田債権回収管理総合事務所9746 TKC






エスクロー・エージェント・ジャパンから決算説明会の動画を見ながら書いてまする。

  • コンサバな業績予想
    業績予想の上振れは、かなりコンサバにみて数値を出したのが原因のようです。前回の下方修正で厳し目にみることにしたらしい。
  • 景気動向に左右されやすい業態
    事業内容からすると、金融・不動産業の景況感に左右されるっぽいですね。参考指標として新設住宅着工戸数、フラット35借入金利、中古マンションの成約・新規登録件数の推移をあげていました。
  • 2017年の消費増税に警戒
    今回の消費増税で随分影響があったとの判断。次の消費増税の影響を鑑み、景況感に左右されない事業(中古住宅、相続等)にシフトしたい。
  • 労働集約型のビジネスの克服
    BPOは人頭で売上が決まる事業。人からネットによるシステムに置き換えていきたい。
  • 下期は抑えめの利益
    成長への先行投資を強める予定。

財務内容を詳細に説明しているのが好印象ですね。

以下は現時点での中期経営計画。


来期は、本社移転を考えてるらしく利益は出にくい模様。まあ仕方ないですよね。

今後の市場環境についての見通しが興味深かったので載せてみる。



  1. 中古住宅の流通促進
    空き家対策ですね。中古住宅の流通が増えてくるのではないかとの見通しのようです。今後、政府が何らかの対策を練ってくるはず。政策次第では注目される事業になるかもしれません。
  2. 相続課税件数の増加
    相続税増税の話ですね。これは既に色んな所で影響が出ているようです。今後、変動年金のようなクソ金融商品が再開発されるかもしれませんね。
  3. 金融機関の人材不足とローコストオペレーションニーズ
    外注化が更に進むって話ですね。多分、この流れは変わらないでしょうね。責任と対価で大きく開きが出来てしまっている状況で、社会問題になっていますが改善されることは無いでしょう。対価に似合った労働を供給することに注力することになると、ますます米国型経営になっていくのでしょうね。
  4. ネット環境を活用した取引の拡大
    電子商取引が更に進むって話ですね。金融業ですとIT化と相性が良いので随分取り込まれた感じでしょうか。不動産も割と相性がいいので取り込まれるのは早いでしょうね。それ以外のレガシーな産業のIT化というのが今後のテーマであると思っているのですが、エスクローAJとは関係ないですね。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


おカネの塊ですな。

---

纏めると、規模が小さいことより景況感に強く影響されやすい事業内容になっていますが、それを克服しようと色んな対策を練っている段階で、成長期業としては糊代が大きいように感じました。

立ち位置としても今のところ、需要が高く、従来の事業を置き換える業態を多く持っています。


嫌いじゃないぞ =)

2015年10月28日水曜日

今日の雑談 (10/28)

結局、PC切替器(REX-430UDA)の不調らしいorz


いえね。

今週からマウスの動作がキビキビ動かなくなって高速にマウスを移動するとカーソルが止まってしまう病に罹ってしまいました。最初、マウスパッドを使えばご機嫌も直るだろうと思って安物のマウスパッドを購入(300円程度)。が、改善せず。

マウスの電池が切れたのかと思い新しい電池に変えても効果なし。こりゃあまたマウスが壊れたのかなと思って今日、マウスを買いにヨドカメへ。

今まで、M705rというロジクール社の最高傑作(私比)を使っていたのですが、この型番のマウスはもう販売されていない様子。で、ほぼ形が同じであるM705tというのがあったので触ってきた。

Logicool ロジクール ワイヤレスマラソンマウス M705t
ロジクール (2013-08-02)
売り上げランキング: 94

正直、最悪だ。クリックが軽すぎる。

形はベストなんだが、このクリック感では今後長く使っていく自信はない。噂では、M705tは今までの系列とは別物で、かなりケチった作りになっているらしい。まあM705rは6000円強でM705tになったら3500円程度と半額だもんな。分からないでもない。

兎に角、今までのM705シリーズとは別物だ。噂では聞いてみたもののここまで別物とは思わなんだ。

仕方ないのでダメだった場合に備えてMicrosoftのマウス、Wireless Mobile Mouse 3500を購入しようと向かったんだが、その道中でSculpt Mobile Mouseを発見。このマウスもかなりヨサゲだったので急遽、こっちを購入。1700円程度なのでまあ今までの散財からすれば、我慢できる範囲だ。


で、接続してみたらやっぱり状況がおかしい。

仕方ないのでダイレクトにPCに繋いでみたらこれは問題がない。となると切替器経由での問題なんだろうか、というのが現時点での解に相成りました。

やれやれ。

---

このPC切替器、2マソするんですよ。

ラトックシステム パソコン自動切替器USB接続DVI・Audio対応(PC4台用) REX-430UDA
ラトックシステム (2009-03-24)
売り上げランキング: 23,424
この製品、10年位前のものでして、しかもその後継機が存在しないときてる。今となっては糞高いので買い換える気はない。一応、今、4台のPC(Win機3台、Mac1台)ぶら下がっていて、全て稼動状態なのです。Mac以外はリモートアクセス接続できるのですが、それはそれで嫌。

---

困った困った。

つかPC切替器ってオワコンなの?いやディスコンに近いか。

2410 キャリアデザインセンター - ジェイリバイブ (15.10.23週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

2410 キャリアデザインセンター


キャリアデザインセンター(キャリアDC)は、転職を支援するサービスを運営しています。四季報の同業他社に2124 ジェイエイシーリクルートメント4849 エン・ジャパン2154 トラスト・テック

今週ご紹介する「キャリアデザインセンター」は、様々な人材関連サービスを提供しており、専門分野に特化して深堀することで独自のポジションを築いています。主力事業は転職サイトの『@type』で、上昇意欲が高く比較的経験も積んでいるビジネスパーソンやエンジニアに対象を絞り、求人情報や人生形成に必要な記事情報などを豊富に提供しています。また『女の転職@type』は正社員として成長したい女性のための求人サイトで、求人情報に加えて“仕事で輝く女性のインタビュー記事”といった役立つ情報も提供しています。その他にも営業マン向けの『@type営業の転職プラス』など領域の拡大も図っています。同社の強みは、元々雑誌からスタートした経緯もあり社内に記者が在籍していることから、深みのある記事を多数発信できる点にあります。さらに、ウェブサイトの運営以外にも事業を拡大しており、エンジニアを中心とした人材紹介や、新卒者の人材紹介事業を展開しています。また、IT派遣事業として、プロジェクト案件などで求められるエンジニアを『@type』の登録者から派遣する事業も行っています。求職者と企業双方のニーズを捉えて、求められる機能を提供していくことで事業内容を拡大しています。

さらなる経営強化を図るべく、同社では“@type 1・2・3プロジェクト”が始動しています。具体的には、システムを再構築してサイトもリニューアル、2015年1月には完了してデザインや使い勝手を改善するとともに、交通広告など大規模なキャンペーンも打っています。その結果、新規会員数、月間応募人数、掲載求人件数などが、リニューアル後の2~3月では前年同期比30%以上の高い伸びとなりました。さらに今後もサイトの改良を継続しながら積極的な会員獲得を図っていく方針です。企業業績が改善する中で、今後に向けて求人需要は高まっており、一方で転職の機会を伺う人材も増えています。より専門特化した情報を提供し、マッチングしていくことで着実な成長を目指しています。

キャリアDCは、'15/05に取り上げています。


15.08.05の3Q決算&上方修正を行ったのですが、4Qに向かって広告費と人件費の増加で期待していたほどの業績ではなかった扱いを受け、株価を下げてしまいました。あそこまで下がるとは思いませんでしたね。

@type 1・2・3プロジェクトは、以前、電車広告で随分認知度を上げた感じを受けました。私も広告に目が行きましたからね。Web広告では「うわっ…私の年収、低すぎ」のあの広告です。少し前にネタとしてイジられてましたよね。

同業他社の業績もかなり堅調ですし、いずれかのタイミングで見直されるとは思うんですけどねえ。中期経営計画みたいなのださないんですかね。

惜しい。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20151023.pdf

2015年10月26日月曜日

今日の雑談 (10/26)

6173 アクアラインは初動で売却するスタイル(キリッ


いえね。

企業の持ってる力自体にはなんら変化が無いんですけどね。ストップ高の翌日の株価推移を見た感じだとあまり握力のある投資家が入っている感じがしなくてですね、単に株式新聞に煽られてイナゴってみただけなのかなと。

まあでも未練がましく1単元は残しちゃう。悪いのは皆相場やで。

こんなのを7812 クレステックで学んだ。この銘柄も9月中旬にどこぞの証券ニュースに煽られて火柱が上がったんだけど、その後の株価の推移をみるとまあそいう感じだったんだなと。


CloudSign(クラウド電子署名サービス)について問い合わせてみた


今日の雑談 (10/22)の続き。技術的な話が合ってるかどうか、仮にサービスを終了した時に電子署名は有効なのかどうかを問い合わせてみた。PDF電子認証システムを使っていますね。この前の私の説明で合ってます。

で誰が署名し、その署名が誰が有効なのかを誰が証明するのかが気になりました。オレオレ認証だとサービスを終了した時点でほぼ証明するサーバーが無くなってしまうからね。

署名者は全部、弁護士ドットコムになるようです。

弁護士ドットコムの電子証明書はシマンテック コードサイニング証明書を使ってるとのこと。なのでAdobeが配布しているAdobe Readerから署名確認が出来ます。シマンテックというか子会社のベリサインが危うくなることがなければ、署名確認はほぼ永続的に利用できるはずでしょう。証明するのは弁護士ドットコムではなくシマンテックってのもいい。

法的な妥当性については争われた話を聞かないんで分からない。運用実例が出てきているので技術的な穴が見つからないかぎり、大丈夫なんじゃないかな。リスクがあるとすれば暗号鍵をパクられた瞬間、何一つ信用ならなくなるところかな。

--

署名者が「弁護士ドットコム」になるのが気に食わない企業もあるとは思うのですが、まあそれは自社で証明書と設備を揃えられる企業でしょうから、CloudSignの顧客層にはならないでしょうね。

コストが掛からないのもいい。精々、電子証明書とサーバー費用くらいだしね。弁護士ドットコムだから、という謎の参入障壁も地味にありそうだ。法的に有効かどうかを間接的にでも戦ってくれるインフラはあるのだから。

かなりニッチではある。価格設定からするとパイを専有しようとする意図が見えていて割と面白い。各社で運用が始まってクラウドのインフラの一つになったら面白いと思うよ =)。数年は掛かりそうな気はするがな。

儲かるかどうかは知らん。


ヴィンランド・サガの1~2巻がKindleで0円


ヴィンランド・サガ(2)
講談社 (2012-09-28)

これは即刻、ポチるべき。プラネテスの幸村さんですよ。

後悔しないぜ、きっと。


Kindleストア3周年記念セールだってよ (~10/29)


ついでにまたカドカワがセールスをやってるっぽい。年に何回、セールやるつもりだよw

取り敢えずダンジョン飯2巻が186円で売ってたのが印象的。新書なのに安過ぎだろ。買ってないならこの機会に是非。

ダンジョン飯 2巻<ダンジョン飯> (ビームコミックス(ハルタ))
KADOKAWA / エンターブレイン (2015-08-12)
売り上げランキング: 5

ちおちゃんの通学路 3巻もセール中。これも新書でとっとと初日にポチった口なのでやや複雑な思いはある。もう仕方ないね。Steam(ゲームのオンライン販売サイト)の安売りと同じと思って諦めるわw

ちおちゃんの通学路 3<ちおちゃんの通学路> (コミックフラッパー)
KADOKAWA / メディアファクトリー (2015-09-19)
売り上げランキング: 35

ラーメン大好き小泉さんの新書の3巻は割安対象ではないんだよねえ。1~2巻はセール対象。1巻は面白かったんだけど2巻目あたりからやはりネタ切れ感がでてきて3巻目は購入していないんだよね。セール対象だったらポチってたのにィ、、、

ラーメン大好き小泉さん(1) (バンブーコミックス)
竹書房 (2014-10-07)
売り上げランキング: 80


米国会社四季報、もう新しくなってたお、、、orz


米国会社四季報2015年秋冬版
東洋経済新報社 (2015-10-13)
売り上げランキング: 5,804

10/13発売。

前号をKindleで購入したんだけど、全然読んでないorz。で、本屋で立ち読みしてたら結構、面白い。やっぱり紙は紙で良さはあるもんだなと再認識。紙が慣れればKindleに戻っても大丈夫な気はするけどね。

個人的にはPayPalが思っていたほど儲かっていないというか、どこにコストが掛かってるんだろうって疑問に思った。

2015年10月23日金曜日

6619 ダブル・スコープ - ジェイリバイブ (15.10.16週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

6619 ダブル・スコープ


ダブル・スコープは、電池の素材を製造している企業です。'11/12上場。四季報の同業他社に3891 ニッポン高度紙工業4080 田中化学研究所聞4100 戸田工業

今週は、リチウムイオン二次電池の主要部材であるセパレータの製造・販売を手掛けている「ダブル・スコープ」をご紹介します。リチウムイオン二次電池はパソコン、スマートフォン、デジタルカメラなどの電子機器に幅広く使われており、最近ではハイブリッド自動車や電気自動車といった環境対応車の動力源としても採用が進んでいます。リチウムイオン二次電池の性能を決める主要材料は正極材、負極材、電解液、セパレータの4つです。この中でセパレータは薄いフィルムのような素材であり、正極材と負極材を隔離しつつ、セパレータ上にある無数の微小孔をリチウムイオンが行き来することで電流が流れます。また、電池が異常発熱をして高温状態になった場合は、その熱でセパレータが溶融し、微小孔を塞いでリチウムイオンの行き来を止め、電池の機能を停止させる安全機能も担っています。同社は2005年10月設立とセパレータメーカーとしては後発企業ながら、独自製法による品質と価格競争力を武器に、まずは新興の電池メーカーと取引実績を積み、2012年以降はグローバル市場におけるシェア上位企業に対するアプローチを強化し、韓国の「LGグループ」や国内大手の電池メーカーへの量産出荷を実現しています。

電子機器に比べて大容量の電池が求められる車載用は、リチウムイオン電池メーカーにとってますます有望な市場といえます。中国は環境に配慮した電動バスの導入を推進しており、同社の顧客であるリチウムイオン電池メーカーは中国の電動バス向けに電池供給で大型契約を結んだ模様です。同社は拡大する需要に応えるため、生産ラインの増設に向けた動きを活発化させており、予定通り進めば数年後には生産能力が現行の2倍程度に拡大する見込みです。中期経営計画では2017年12月期までの売上高の年平均成長率42%を掲げるなど、旺盛な需要と的確な生産能力拡大により、業容を拡大させる方針です。

'11/12上場。


上場時の状況が宜しくなかったのであまり印象はよくないですね。


ひふみ投信やジェイリバイブが組み入れ上位として組み入れているのは知ってはいるんですが、どうも調査する気も起こらない。素材メーカーがこぞって電池素材の増産をしている状況ですので、多分需給面での不安はないんですよ。

なんというか、ひふみ投信がエナリスを組み入れた時の感覚とダブるんですよ。彼らは上手いところで入って、上手いところで売却していたんですが、多分、私にはそれが出来ない。投資家としての能力が低いんで、理屈が分かっていないと動かないんですよ。後、どうせなら日本企業に投資をしたいという思いもある。


ということで私からは以上ということで宜しくお願いしたしまする。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20151016.pdf

2015年10月22日木曜日

今日の雑談 (10/22)

6027 弁護士ドットコムCloudSign(クラウド電子署名サービス)が面白そう


割と無風だったので取り上げてみる。要は契約書のクラウドサービスです。

契約書の電子化(PDF)は、文章の改ざんなどが行われても、それを判断するための手段がないことが問題でした。「改ざんしたんじゃないのか?この契約は無効だ!」ってね。で、この問題を解決する手段のひとつとしてAdobe社は「PDF電子署名」という技術を開発しました。今回のクラウドサービスはその技術を応用しているものかと思われます。技術的に公知でして、2006年あたりからあるIT技術です。IT技術にしては歴史のある技術なんですよ。

PDF電子署名は、公証役場や帝国データバンクでも一部に使われているようです。


でもこの技術はイマイチ流行らなかった。

運用が面倒くさいんですよ。特殊なソフトウェアをインストールしたり、書類に電子署名を施すのにも高価なソフトウェアを購入しないといけない。初期コストが高く、使い方が分かりにくいという欠点があったんです。

今回のCloudSignは、面倒で初期コストが高くつくという問題点を解消するためにクラウド技術を用いて解決するのが目的のようです。一部の企業だけが活用できた電子署名を比較的安価で運用するためのサービスなんですな。

法的に電子署名は有効かどうかが争点になりそうですが通常の使用法では問題ないでしょう。改ざんが行われたかどうかの判断で技術的に無効であると証明された時が問題になりそうです。まあ、随分揉まれている一般的な技術なので大丈夫だとは思いますけど。

このサービスを弁護士ドットコムがやるってのが興味深い。契約書での問題がでれば、それこそ弁護士の出番でしょうし、変なシナジーがあります。サービスとしても法的な安心感が得られるというのもあるでしょう。

もう一つ面白いのはAPIを公開する予定があること。APIを公開することで様々な企業がこのサービスを自分のサービスに組み入れることが可能になります。

契約書の管理は外の人事や会計のソフトウェアでのシナジーが高いとみています。freee等のクラウド会計ソフトとの相性は抜群でしょう。対応してきたら更に認知度が広がるかもしれません。他の企業が同じようなサービスを展開する可能性もあるかもしれませんが、最初にサービスを出せたのと、それが弁護士ドットコムであることの一種の安心感がこのサービスの強みではないでしょうか。

導入予定の企業にクラウドワークスとかSBI証券とかが名を連ねているんだよねえ。実際に運用が始まったらまた状況が変わるかな。


GoogleやEvernoteが同様のサービスを展開したらちょっと怖いかも。

面白いと思うんだけどねえ。



爆買い特需、そろそろ天井?



9月の月次や統計で色んな憶測が出始めてますね。

今までのように楽勝ムードで需要が順調に増えていくということはなくなるかもしれませんが、爆買いが一巡して需要がパッタリ止まるとも考えにくいんですよね。新興国が景気後退局面に入っても、ある程度の需要は残ってると思うし、それこそ純粋に観光として訪れる機会は増えると思うんですよ。今まではその手の情報が入らなかったから、訪れにくかったのではないでしょうかね。

為替と原油価格には注意したほうがいいカモ。

円高(ドル円100円くらい?)になれば買い物のメリットは少なくなりますし、原油高になればサーチャージが増えてコストが上がってマインドが冷めますからね。


6173 アクアライン、ようやく来ましたね



どうも今回のストップ高は株式新聞が演出したものらしい。数日もすれば飽きるとは思うが、S高で少しは認知度が上がったかな?

まあアレです。

この銘柄は成長シナリオが書きやすい銘柄だとは思ってます。決算説明会さんが取り上げたのは偶然ではなく、機関投資家向けのガイダンスを開いた結果でしょう。それを見ていた株式新聞の人が取り上げたのも偶然ではないんですよ。

ぼんやり決算説明会さんのツイートを眺めてんじゃねえぞって話。


IPOが外れたことを表示してくれるサービスェ、、、orz




助かるが嬉しくはない。

つか他の証券会社にこそやって欲しい通知ではある。

3230 スター・マイカ - '15/09の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドまとめページ

3230 スター・マイカ


スターマイカは、中古賃貸物件を扱う企業です。四季報の同業他社に3250 エー・ディー・ワークス3294 イーグランド8940 インテリックス

<企業の発展段階に対応した、社長交代>
企業の経営者にとって、新規に事業を興すのと完成した事業を運営していくのとでは、必要とされる能力がかなり異なります。米国のベンチャー企業では、起業に特化した経営者が存在し、事業に目鼻がつくとIPO(新規公開)前でも株式を売却して、自らは新たな事業を立ち上げる例がしばしば見られます。社会全体の流動性が低い日本ではこのような例はあまり多くありませんが、創業者が企業の発展段階に対応して若いうちに経営を交代することは徐々に増えてきました。その一例が当ファンドの投資先であるスター・マイカ(3230)です。

同社は外資系証券会社に勤務していた水永政志氏が2001年に創業した不動産投資会社です。水永氏は賃貸に供されているファミリー向けマンションが面積の割に家賃が取れないため流通市場で不人気であることに着目し、割安に購入して入居者が退去するまでは家賃で金利を支払い、退去後に改装して自己居住希望者に転売するというビジネスモデルを築き上げました。この事業は多額の長期資金を必要としますが、当初は銀行が十分な理解を示さなかったため、証券会社時代の大口顧客を募ってファンドを組成するという工夫も行いました。知的で業際的な経験の豊富な水永氏は、不動産市場の歪みを事業化につなげるという点においては、まさに理想的な経営者だったと言えるでしょう。

しかし、2006年に上場してしばらくすると、経営面でマンネリ感が出てきた面も否めません。優れたビジネスモデルを創出した企業にありがちなことですが、いったん事業を理解した後は取材時の質問内容もあまり拡がらず、マクロ経済の話などを多く行なっていた記憶があります。無理をしなかった分、リーマン・ショックによる損害は最小限にとどまりましたが、業績は伸び悩みに転じました。そこで、水永氏は昨年50歳の若さで会長に就任し、後任に不動産業界一筋の秋澤氏を指名しました。社長交代後は、地域の需要に合わせて改装の方針を使い分けるなど、より泥臭い部分で改善が見られる模様です。自分が作り上げた会社にいつまでもしがみつくのではなく、現状で最適な後継者を早く見つけるという考え方は、主流にはならなくとも今後徐々に広がっていくでしょう。

この銘柄については、過去何度も取り上げているので、特に記載するべき事項がありませぬ。


IR情報の決算説明資料の出来がドンドン良くなってますね。個人投資家を意識した対応なのでしょう。いい事です =)。

以下は会長職に退く時の開示情報です。

この度、第15期(平成27年11月期)の事業年度開始を迎えるに当たり、順調な業績の拡大に加え、経営基盤が充分に強固となったことから、今後の更なる会社の成長を見据え、社長交代の節目と判断いたしました。この背景としては、株式会社が、個人を超えた「永続的な存在」として、株主、取引先、社員等のステークホルダーに対し社会的責任を果たし続けるためには、いずれかのタイミングで会社を創業者からうまく独立させ、徐々に所有と経営の分離を進めていくことが、創業者としての大切な役割であるという、水永自身の信念でもあります。
-- 代表取締役の異動に関するお知らせ (PDF, 14.11.17)

次の世代へのバトンタッチまでが経営ですよね =)。

  • http://www.daiwasbi.co.jp/products/search/fund/pdf/20150930_kogataSB37M.pdf

2164 地域新聞社、2294 柿安本店 - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

2164 地域新聞社


地域新聞社は、千葉県を地盤にフリーペーパーを発行している企業です。四季報の同業他社に2139 中広2481 タウンニュース社4833 ぱど





14.11.10の続きです。


ざっくり纏めると以下のとおり。

  • 投資期に突入
    投資期に入ってしまったようですね。2013~14年のKG情報と同じ状況かと思われます。この時期の株価を見てもらえれば分かる通り、アベノミクス相場でほぼヨコヨコして現在に至ります。今期からようやく収穫時期に入ったようで、それなりの利益率に戻っています。
    投資と言ってもほとんどが人件費でしょう。人件費の回収は時間がかかるものです。
  • 今期は減配
    配当を減配したのも地味に痛い。明らかにキャッシュ保有比率が高いのですから配当性向よりはDOE(株主資本配当率)を重要視するべきではないでしょうか。上場している意味合いが殆ど無いですね。
  • 折込チラシの低迷
    新聞の低迷が、新聞折込チラシとして潜りこませるフリーペーパー事業に影響しているようですね。新聞を取っている世代が続々と引退していく状況ですので、新聞の状況が好転することは今後、無いでしょうね。外の配布方法を模索する必要があるでしょう。
  • 同業他社のM&A
    同業他社のM&Aは、低迷する業態でよくある話です。ただシナジーについては難しいと考えています。精々、印刷所を纏めるくらいじゃないでしょうかね。地域型フリーペーパーは、地域に根づいた記者が自らの足で情報を稼ぎ、営業を行う形式でして、規模が大きくなったとしても費用の大半を占める人件費でして、それを削ることは困難です。
    経営ノウハウ云々は期待していません。黒字が精一杯でしょう。
  • 求人広告の低迷
    広告を打っても人が集まらない状況が続いており、広告効果が得られないという状況が続いているようです。これはフリーペーパー全体で起きている状況ですね。

纏めると、投資家はこの企業に何を求めているかにかかっているかと思われます。多分、投資期は1年で終わらないでしょう。

フリーペーパーと言えどもIT化への流れを無視できる状況では無いでしょう。ウェブで記事を公開しているようですが、目につくことは少ないですし、引水が少ないでしょう。Google News等の媒体に特化するか、Yahooに格安でニュースを卸して顧客を引き込むしか無いと思うんですよね。その手のITに特化した技術が弱いんじゃないでしょうかね。

キャッシュカウである事を自覚しているのなら減配は有り得ないでしょう。


2294 柿安本店


柿安本店は、デパ地下で食肉やお惣菜を販売している企業です。四季報の同業他社に9945 プレナス2910 ロック・フィールド7561 ハークスレイ


柿安というと和菓子の口福堂ですかね。ここのおはぎがとても美味しいのですよ =)。割とセールや商品の新規開発を行っているようで月次はチョイチョイ確認しているのですが、パッとしませんね。

直近のニュースとしてはTPPが関係しそうでしょうか。株価は動かない銘柄のようですけど =)。

牛肉の関税率はTPPの発効に伴い、現在の38・5%から27・5%に引き下げる。その後も段階的に削減し、16年目には9%となる。焼き肉や牛丼などの外食チェーンではメニューの値下げが期待できるが、国内の畜産農家は品質差が小さい低価格帯を中心に外国産との価格競争が激しくなり、影響が避けられない。
-- TPP 「焼き肉、牛丼安く」 - 産経ニュース

補正予算で畜産農家への補助が入って、和牛の価格が安定する、ってことは無いですよね。外国から入ってくる和牛とかの扱いが気になるところでしょうか。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


素晴らしい =)。

結構、現金を持て余しているようですね。安定した株主資本の成長も見逃せない所でしょう。ただ売上・利益成長はほぼ平行線でして、キャッシュカウが続いている状況でしょうか。二本目の柱である和菓子事業もやや鈍化しているだけに次なる一手を考える時期なのかもしれません。

続いてFCF。


安定したもんですな。

--

纏めると、次の投資先を考える時期に来ているのかもしれません。外食よりは中食を伸ばして欲しいところなのですが。

優待が恵まれているのでNISA向けかもしれませんね =)。

2015年10月21日水曜日

6086 シンプロメンテ、6173 アクアライン - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

6086 シンプロメンテ


シンプロメンテは、外食関連のメンテナンスのアウトソーシングを行っている企業です。四季報の同業他社に2453 JBR9616 共立メンテ2304 CSSHD





15.04.22の続きになります。

売上はともかく、利益が安定しないのが気になりますね。大型受注に依存する形になりそうなので、失注や契約解除の影響が大きく、しばらくは安定した成長性を望むのは厳しいのかも。もう少し規模が大きくなるのを見守れるのなら悪くは無いのかなとも。

'15/04に上場した6044 三機サービスが引き合いに出されることが多いのですが、この銘柄も興味深いです。好みですよ =)。1Q決算はあまり見栄えが良いものではなかったのですが、割と株価は無風でした。底堅い株主に支えられているのかも。利益減は積極的な人材登用で、成長を視野にいれるのなら仕方が無い費用でしょう。彼らが売上に貢献するのは半年~1年後あたりですので、上手く帳尻を合わせてくれればいいのですが。

つか、シンプロメンテの話なはずなのに半分は三機サービスの話になってますね。どの道、アウトソーシングは社会の流れで積極的に活用していくことになろうかと思います。

要チェックですよ =)。


6173 アクアライン


アクアラインは、水まわりの出張修理サービスを提供する企業です。'15/08上場。四季報の同業他社に2453 ジャパンベストレスキューシステム8132 シナネンHD6064 アクトコール







ぶっちゃけこの銘柄には興味を持っていまして、IRページで説明会が開催されるのをみて興味を持ったんですけど、機関投資家向けなんですよね。おまいら、IPOしたてなんだからどうせ買い支えるのは個人投資家で、説明する先を見誤ってんじゃなねえのかよって不貞腐れてました。多分、決算説明会さんは2Q決算説明を聞きに行ったんでしょうね。

事業内容からすると地味な部類に入るのですが、需要面で成長の余地がありそうなのと、コストが掛からない似非SOHOビジネスっぽいのがお気に入りです。他社と比べて全国展開がし易いビジネスモデルでして、エッジあるんじゃね?とも。

サブビジネスとして水商売(ミネラルウォーター販売)をしているのがやや気掛かりです。利益率が高いのは分かるのですが、これに傾倒することになると本業がおぼつかなくなることを懸念しています。とはいえ、土足で顧客のお家に入れるのはかなりのビジネスチャンスでして、水販売以外にも何らかのビジネスが展開できるんじゃないかな、と期待しています。


個人向け会社説明会はよ。

2015年10月20日火曜日

今日の雑談 (10/19)

6058 ベクトル、あの時持ち続けてたらテンバガーじゃないですか、、、orz



ベクトル、上場直後にIRフェアに参加していましてね。まあ当時からその手の噂は聞いていたのでIR担当に「ステマ対応はどうしているんですか?」的な質問をしたら想定通り、すっとぼけた回答が返ってきて投資対象から真っ先に外して売却しちゃったんですよ。

まあ今頃になってこの手の実情が浮上してきたとしてもですね、持っていない私は負け犬で、何も気にせず保有してきたインデックス信者が儲かるという構造でして、資本社会って残酷ですよね =)。

3181 買取王国、3057 ゼットン、7818 トランザクション - 今日の決算説明会さん (15.10.15)

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

続き物が多くなりました。今の活動を始めて1年を超え始めたんですね。我ながらよう続きましたわ。決算説明会さん、お疲れ様です。私ももう少し頑張れそうです =)

3181 買取王国


買取王国は、名古屋を地盤としたリサイクルショップ経営を行っています。'13/02上場。四季報の同業他社に3093 トレジャー・ファクトリー3177 ありがとうサービス3313 ブックオフ







14.10.16の続きです。


開示情報がイマイチなのか、二階建てさんのとこでネタになってました。


一応、月次は毎回確認してはいるんですけど、上場直後から今までパッとしません。低PER、低PBRの状態をずっと続けており、リサイクルセクターの中で評価が悪いです。

リサイクル業で退店が増えているのは状況が宜しくない。リサイクルのキモは買取りでして、新規出店したからといって急に買取量が増えるわけではなく、販売による認知度が高まるにつれ徐々に買取が増えていく、らしいのです。

退店が続くというのはビジネスが上手く回っていない証左でしょう。


3057 ゼットン


ゼットンは、公共施設に特化した飲食店経営のようです。四季報の同業他社に2418 ツカダ3053 ペッパーFS3073 ダイヤモンドダイニング






引き続き、紹介のみで =)


7818 トランザクション


トランザクションは、小物雑貨の企画・製造を行う企業です。四季報の同業他社に3140 イデアインターナショナル7819 SHO-BI





IR情報の決算説明会資料、出来がいいですね。B/SやC/Fの変化についてちゃんとコメントしてあるのが好印象。他社も見習って欲しいですわ。

前期の下方修正は、やはり雑貨関連の弱みというか在庫が腐りやすいですよね。適切に特損を出していくことについては問題ではないんですが、ちょっと色々ぶっ込んできた感じがします。似非V時回復でも演出するつもりなんですかね =)。

事業ポートフォリオのフットワークの軽さはこの銘柄の特徴の一つなのでしょう。新規事業は、どれも魅力的です。

  • 電子タバコ(リバティー・フライツ)
    多分、うまく行きそうな気はします。コンビニでも電子タバコを置くようになりましたしね。認知度とブランド意識あたりがキモですかね。英国大手というあたりで火が付けば面白い。
  • 高級文具(モレスキン)
    モレスキンは高級文具としてチョイチョイ見かけます。有隣堂とかでモレスキンの専門コーナーとか見入ってしまいますもん。高いから買わないけど。Evernoteとかもモレスキンと組んで色々商品出してましたよね、とてもいい。ワコムもモレスキンと手を組めばいいのにね。
  • トラベル雑貨(ゴーウェル)
    製品群を見る限り、結構オサレ。インバウンド向けとしても悪くないんじゃない?

消費増税後、ずっと需要が伸び悩んでいるホームセンター(HC)の影響はどうしても受けてしまうので、直近の売上減は仕方ないかと思います。そろそろHCには頑張って欲しいところなのですが、月次や業績予想を見る限り、今のところ、強い需要は見込めそうもないあたりが株価の低迷につながっているのかもしれません。

悪くない銘柄だとは思うんですけど、優待がイマイチゴミ魅力的ではないのはもう少し考慮して欲しいですね。

モレスキン、おくれ =)

2015年10月18日日曜日

今日の雑談 (10/18)

臆病者のための株入門が今日(10/18)の日替わりセールなう


臆病者のための株入門
臆病者のための株入門
posted with amazlet at 15.10.18
文藝春秋 (2013-05-10)
売り上げランキング: 2

投資の森にはハイエナさんがイッパイ - 「臆病者のための株入門」読書感想文

過去、何回か取り上げたので読書感想文は必要ないよね。内容はやや古めになっているので最近の資産運用について情報を得たいのなら臆病者のための億万長者入門の方がいいかもしれない。

億万長者入門の方は、まだ全部読んでないけどなw


銀行員の給与が高いのは不正を行わせないためって、銀行員の方便じゃまいか


茨城県にある常陽銀行は8日、下妻支店の元男性係長(46)が、顧客の融資の返済金など計約1億4000万円を着服していた疑いがあると発表した。
着服金は個人で行っていた外国為替証拠金取引(FX取引)に使用していたとみられる。元係長は9月22日から行方不明になっているという。
-- 元銀行係長が1・4億着服、妻に手紙残し不明に : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
岐阜県警は15日、十六銀行(本店・岐阜市)の春日井支店(愛知県)の元支店長代理、田中健二容疑者(45)=岐阜市六条大溝=を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。「FX(外国為替証拠金取引)に使った」と容疑を認めているという。
-- 銀行支店長代理、業務上横領の疑い「FX取引に使った」:朝日新聞デジタル

短期間にFXで汚職ネタが出てきたので取り上げてみた。

年齢的には就職氷河期に入りかけ、もしくはバブル末期あたりの世代でしょうか。ニュースが集中したのは、6~7月あたりに監査でもあるのかしらね、知らんけど。平均年収を調べてみたんだけど、7~800万と割と大人しい。管理職を含めないパティーンでしょうから、銀行員の中でも平社員のみの給与だとは思うんですけどね。

まあアレだ。

最近ホットなマンション偽装だって不正をやらかせばクリティカルな賠償金が発生するわけで、給与の過多で信頼の強弱が決まるわけではないでしょう。

結局のところ、銀行は他の業種と比べれば全然儲かっていて、安定しているからこその年収なのでしょう。そうでないところは、重要な業務でも賃金は低いし、専ら非正規雇用に頼っていたりして尚更どうよ感が絶え間ない。

給与の過多で信頼が決まるのならIT土方にどれだけ賃金を支払わなければならないんだか。ベネッセの個人情報漏洩をみれば、信頼の鎖の丸投げがどんだけ酷いんだかって話です。しかも傷を負えば致命傷という。

2015年10月17日土曜日

今日の雑談 (10/17)

9468 カドカワの高圧的な対応に心温まり


通告書(株式会社ドワンゴ) - Greasy Forum

やけに高圧的なのが好印象。交渉の余地なしだ。流石底辺サービスを提供している企業ではある。
2015/10/15 23:41


独自にキャッシュしていくスタイルっぽいんで、確かにサーバーには負荷がかかる気はします。

業務威力妨害を盾に訴えられれば、個人としては厳しいわけです。直近の黒歴史ですとLibrahack事件(岡崎市立中央図書館事件 - Wikipedia)とかありまして、公開を維持するには開発者にとても負荷が掛かるので仕方ないでしょう。

とはいえ。

イキナリ法をチラつかせるあたり、直接コンシューマービジネスをやってる企業としては如何なものかとは思うわけです。にこ☆さうんどの時のように著作権違反として逮捕されるところまで直行する企業ですので分からないでもないんですけどね。様々なグレー案件で売上を伸ばしている割に、自分の利益に関わるところだけ法を活用するとかそれどうよと思うわけです。

で、そんな話がしたいんじゃなくて。

実際の所、実行形式ファイルを配布しているわけではなく、スクリプト形式で配布している点に注目しているわけでして。バイナリファイル(実行形式ファイル)を配布する場合、著作権や特許侵害に問われるのですが、ソースファイルによる配布の場合、「表現の自由」の方が優先されることが多いんですよ。当時、圧縮技術でよく使われた手法です(データ圧縮と特許)。午後のこ~だとか実に懐かしい =)。

今回の件はスクリプトですので、ソースによる配布と言えなくもないのかな、と。

まあでもLibrahack事件の顛末を見る限り、「表現の自由」なんてものはおカネ持ちだけが行使できる権利であって「あれはサーバーを攻撃するDoSスクリプトだ、ウィルスだー」とか主張されたらやっぱり厳しい気はします。


なんというか、 胸糞の悪い企業だな、と。

2015年10月16日金曜日

今日の雑談 (10/15)

幸せのブルーオーシャンはコア事業でしたって話


ブルーオーシャンとは「今の事業領域」の延長線上にあるものであり「今の事業と関係ない濡れ手に粟の楽勝市場」ではない。「自分の会社の知らない事業」は、「その事業に特化した会社にとってのレッドオーシャン」なのだから当然といえば当然。
-- ブルーオーシャン症候群 | On Off and Beyond

デスヨネー。

「ヒットの延長がホームラン」的な話ですかね。需要がないのに供給の無駄撃ちをしても資本をドブに捨てるようなものですよね。需要を喚起するとしても、聞き込みは重要でして、このあたりがスッポリ抜けていたりして困りますなあ。


「儲かる会社」の財務諸表 48の実例で身につく経営力・会計力 - 今日の本


「儲かる会社」の財務諸表 48の実例で身につく経営力・会計力 (光文社新書)
山根 節
光文社 (2015-09-16)
売り上げランキング: 500

目次
第一章   エレクトロニクス・IT業界編
第二章   自動車業界編
第三章   小売業界編
第四章   製薬業界編
第五章   住宅・インフラ業界編
-- 「儲かる会社」の財務諸表 山根節 | 光文社新書 | 光文社

やっぱり面白い =)。

本書は、業種ごとに同業他社を並べてB/S、P/Lを比較し、何が優れて、何が劣っていて、各業界の問題点や成長性を探っていくという、割と投資にも役立つ財務分析を行っているのが特徴です。一般的に財務分析というと、会計士さん向けの管理会計だったり、M&A向けの実務会計だったりして、企業の成長性や今後を占うような活用のされ方が少ないと思うのですよ。アナリストの意見も取り入れたりしてるのでやっぱり投資家向けに近いのかなと。

で、今は1、2、4章をざっくり読んだとこです。

1章はシャープの低迷、東芝の不正会計、ソフトバンクの博打、Apple、Google等の法人税等の話が出てました。タイムリーな話題ですよね。この辺りは、投資家なら会計の知識がなくてもニュース等でよく理解している話題かと思われます。EMSの雄、鴻海のB/SやP/Lが紹介されていたんですが完全に優良企業ですよね。

2章は、VWの躍進についてページが割かれてました。流石に排ガス不正の時事ネタには間に合っていないようでした。

4章は、製薬会社の現状とこれからについてが記載されています。各社とも特許切れにより、貯めこんだキャッシュの多くをM&Aに費やしている状況をB/Sを用いて解説しています。興味深かったのは、何故、今日になって新薬が上市できなくなったのかという考察です。著者は「情報の透明化が進むIT革命ゆえのこと」と結論付けています。説明すると長くなるので是非、書籍から読んでみて。膝ポンですよ、奥さん。

後、今となっては老朽化激しい制度になってしまった「薬価制度」の歴史にも触れています。これも一読の価値ありですよ。

--

情報格差が埋まる事で利益の構造が変わる社会

全体を通じて言えることは、情報化社会の進歩によって衰退する産業、成長する産業が大きく分かれており、今後更にその傾向が強くなるのではないか、という話になりそうです。本書をネタに今後、日本の産業の向かう先についてアレコレ考えることが出来るようになれば、それは貴重な投資アイディアに繋がるんじゃないでしょうかね。

まあでも投資家は気楽なものです。間違っていることに気がつけば、その日の内にポジションを変えることが出来ます。産業ともなるとナカナカそれが難しい。規模が大きくなればなるほど、その歪に悲鳴を上げる人たちが多くなり、結果的に茹で蛙の状態になっているところが多くなっている感じを受けます。


まあそんなとこ。


やっぱ6079 エナリスを天井で放流したあたりで調子が悪くなった気がする


買い戻すか。


なんかこう、歯車が合わないんだよね


(T/O)


売買回数を減らすことがボキュの強みであるはずなんだが、それが活かせていないというか、、、


(T/O)


大きく損しているわけではないんだが最近、相場観が外れ始めてきており、やや危機感を覚えるわけなのです


(T/O)


まあ今、書いているのは10/16の午前1時なんだが


(T/O)

2015年10月14日水曜日

2735 ワッツ - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

2735 ワッツ


ワッツは、100円ショップを経営している企業です。四季報の同業他社に2698 キャンドゥ2782 セリア7647 音通





15.04.14の続きです。


ビジネスモデルが若干狂ってきた感じでしょうか。

賃料の値上げにより状況の良い場所から撤退を余儀なくされる企業が結構あるようですね。デフレ型ビジネスですと薄利多売が基本ですので採算性を考えると、賃料は重要な要素です。ダイソーやセリアと比べると集客力に劣るところも気掛かりでしょうか。

小規模展開が難しくなってきているのは、今までのゲリラ展開が難しくなっているということで、強みが活かせなくなっているということなのでしょう。不味いですね。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


ちょっと痩せましたね。

現金が減って棚卸資産が増加している感じでしょうか。年々、若干ではあるのですが在庫回転率が悪くなっているのも気掛かりです。

’15/08決算では営業CFがマイナスになっているので一応、確認しておきます。


ざっくり影響しているのは買掛金の減少と棚卸資産の増加でしょうか。

この感じですと多分、アクルーアルズ(会計発生高)が多くを占めているかもしれません。昔紹介した、簡易アクルーアルズはこいう時に使うんですよ =)。見た目の利益よりはやや状況が悪い、といことは把握したほうが良さそうですね。

買掛金の減少で考えられることは、一つに単なる決算期による関係で支払いが先払いになっているだけという場合。この場合、ビジネス上の常識の範囲なら問題無いでしょう。

もう一つのパターンとして、契約先の支払い条件が悪化し、先払いを要求されることが多くなったという場合。この場合、長期で資金繰りが苦しくなることが考えられます。契約先の信用が落ちた、契約先から先払いを強要された等があるかもしれません。

いずれにしろ13億円分の買掛金が減少したのですから、その理由を記載するべきかと思われます。不親切ですな。

棚卸資産の増加は、上記の通り、品揃えを多く保つ必要が出てきたからでしょう。棚卸資産が増えると売上原価が下がりますので結果的に利益が伸びます。ただこの利益の伸びはあまり宜しくないです。減損の可能性が高くなりますし、資金繰りも悪化します。

、、、とはいえ。

上記のB/Sをみれば分かる通り、現金を大量に保有し借金も首が回らない程ではないので、直近では資金繰りを気にしないで大丈夫かと思われます。現段階では精々、投資家に支払われる配当の原資が貯まりにくくなる程度でしょう =)。

---

纏めると、今期は投資期に差し掛かっており大きな利益は期待できそうもないでしょう。

今期業績予想もそんな感じですしね。でもまあアレだけ現金を持っていて今期減配を予定しているあたり、株主の方向をみているとは思えませんけど、どうなんでしょうね。

2695 くらコーポレーション - ジェイリバイブ (15.10.09週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

2695 くらコーポレーション


くらコーポは、回転寿司店を運営する企業です。四季報の同業他社に9828 元気寿司7421 カッパ・クリエイト3075 銚子丸

今週は、ユニークな発想によって回転寿司店を進化させ続けている「くらコーポレーション」をご紹介します。『無添くら寿司』を中心に国内360店舗(2015年7月末時点)を展開している同社は、約3年間にわたって既存店増収基調を維持し続けており、競争が激しい外食業界の勝ち組といえる存在です。その強さを生み出している要因としては、第一においしさと安全へのこだわりが挙げられます。国産米をはじめ素材を厳選していることに加え、人肌(36~37℃)のシャリ、調味料に頼らないネタなど、寿司としての旨さをひたむきに追求しています。同時に、店舗で取り扱う200種類以上の全食材について四大添加物やコピー食材を一切排除しているほか、制限時間を超えると商品を自動廃棄する『時間制限管理システム』や、空気中のウイルス等から商品を守る寿司キャップ『鮮度くん』など先進的な仕組みをいち早く導入することで、食の安全に対する配慮を徹底させています。第二に挙げられるのは快適さ・楽しさです。快適な食事と効率精算を実現した『皿カウンター水回収システム』、皿回収と連動したゲーム『ビッくらポン!』、正確に注文できる『タッチで注文』、携帯電話を活用した『携帯予約システム』など、最先端のシステムを他社に先駆けて投入し続けています。

また、近年では“食のテーマパーク”というユニークな発想を取り入れ、サイドメニューを充実させることで外食の楽しさを更に訴求している点は注目されます。既にラーメン、天丼、豚丼、コーヒー、カレーなど、斬新なメニューを投入しており、もはや同社店舗は既存の回転寿司という枠におさまらない独自の業態に進化しているといえましょう。外食業としてあるべき姿を追求しつつ、さらに新たなアイデアを取り込んでいくことで、同社は中期的な成長持続を図っています。

くら寿司というと、くら三唱のインパクトが強くてですね、イメージ悪いですね。結局、内定者との和解が成立したので実際の所、どうなのかは不明ですがワタミのような顛末にならないでよかったですね =)。火消し重要。


回転寿司の売上シェアは、1位はあきんどスシローで、2位集団がかっぱ寿司、くら寿司あたりでその後、店舗数増加のはま寿司(ゼンショー)で、残りは元気の無い元気寿司という状況のようです。スシローが非上場企業になったので全容が分かりにくいというのがありますね。後、上場企業では銚子丸もあったっけか。


最近は、寿司以外にも様々なサイドメニューを提供しています。くら寿司は、商品開発力が強いのか、寿司以外のメニューの豊富さで話題になっています。

「回転寿司のファミレス化」ですね。


くら寿司は、ロードサイド中心に展開しています。

関東ではほとんど郊外に店舗があってですね、査察できないんですよ。近場ですと、品川の奥地に店舗を出しているのですが、遠目から見てもかなり混んでまして、ボッチで入る勇気もないので、その隣の丸亀製麺(トリドール)で食事を済ませてます。

いつか査察してみたい =)。

そいやスプラトゥーンでコラボをしてましたね。メディアを使った広告は上手い印象があります。


ちょいちょいガイアの夜明けで取り上げられるのも好印象でしょうか。


ちなみに「無添 くら寿司」の無添は無添加ではない模様。


--

纏めると、回転寿司の中ではかなりイケてる方でしょう。未だに成長し続けているのは月次で確認できるかと思います。

「くら三唱」が覚えられたあたりで色々検討しようかと思っているんですが、ナカナカ =)

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20151009.pdf

2015年10月12日月曜日

3900 クラウドワークスの個人向け会社説明会に参加してきました (15.10.08開催)


3900 クラウドワークスの個人向け会社説明会に参加してきました。

目的は、クラウドワークスのソーシャルサービス全体の環境が知りたかったのと、上場の目的やら今後の成長性をどこに求めるのか、分からないことだらけでして、これは一度見ておく必要があるだろうと感じました。

この会社説明会はDoorkeeperというセミナーサービスサイトを徘徊していたときに偶然見つけました。なぜDoorkeeperがこの会社説明会を推奨してきたのかイマイチ不明なのですが、折角の機会なので参加することにしました。

10月はあと2回開催される予定とのこと。


午後と夕方の2回なのですが、午後の方が人気だそうです。これは意外だったとIR担当の方が言ってました。me too。

場所は、フレーム神南坂 3F。クラウドワークスの本社でして、現在、2F/3Fを借りています。手狭になってきていて11月には恵比寿ガーデンプレイスに引っ越すとのこと。会社説明会の後、ミニ会社見学会ということで社内を見学させてもらいましたが、確かにギュウギュウ詰めの状態でして、IT企業の割に施設が充実していない感じは受けました。状況が良くなるといいですね =)。

IT企業で思い出したんだけど、ITに必要といえば電源。会議室やら応接室などチラチラ確認していたんですが、電源タップが全然足りていない。これおかしくね?って聞いたら「アパレル系のビルを借りたので電源は全然足りてない」んだそうな。まあ、ビジネス系のビルではないしね。納得。

決定事項ではないそうですが、株主総会も恵比寿ガーデンプレイス近くで行う予定とのこと。「あそこは案外、分かりにくいので案内の人を各所に配置しないと株主さん、迷子になりますよ」とは言っておきました。デジタルガレージの株主総会は、道にそって8人位はいました。

参加者は6名。株主総会と違って対峙する感じではなかったので、少数なのは歓迎でしょう =)。質問する時間が増えるので好都合。

と、思っていたのですが、説明会の時間割がタイトでして、吉田社長への質疑応答の時間が15分程度しかなくて消化不良でした。社長に直接聞きたいことは山盛りだったんですけど、早々に説明会を終えてしまい仕事場に戻られてしまいました。これはよくない。広めに時間を取って欲しかったですね。仕方ないのでIR担当を捕まえて色々聞いたんですが、、、

会社説明会での質問は以下のとおり。

  • オリンピックロゴ問題の顛末はよ
    浅はかだった。申し訳ない。再発防止に努める。
    今回のロゴ問題は、ユーザーからの希望が強くポテンシャルが高いと踏んだ。2~3ヶ月前から検討を続けていたのだが、ロゴの仕切り直しのタイミングで声が大きくなり開示に踏み切った。当然、商標や著作権で問題視され、広告代理店からクレームが飛んできて事の重大性を認識した。

    知らない方は下記のページを参照。知財と絡む仕事をしていたらこの開示は暴挙に近くてですね、こんな事が頻発して起こるようだと会社として持続できないのではないかと不安だったんですよ。再発防止策についての仕組みは道半ばの印象。現時点では、開示する情報は必ず弁護士に目を通してもらうということにするらしいが、これでは経営スピードが落ちる可能性が高い。本来なら経営者が判断を決して誤ってはいけない案件だけにやっぱり不安ですね。
    多分、株主総会でも詰められるはず。誰も詰めないのならこの俺が(ry
  • 赤字なのになんで上場したん?
    上場による与信を持ちたかった。
    上場により与信が増え、大企業向けのビジネスを展開する目的が大きかった。資金調達面で言うと、ベンチャーへの資金供給は活発化しているので意味合いは少ない。現在20億円の現金があるが、今期赤字6億を3年続けると経営が難しくなるのは把握している。
    4751 サイバーエージェントを参考に経営している。3年で黒字化を目指す。
  • 月次公開はよ
    難しい。2Qと4Qに売上が集中するので下手な開示をすると間違ったメッセージを公開することを懸念している。

    月次の開示を断る定型文なのだが、割と不満だ。まあ現状、倍々ゲームをしている最中なので上手く開示する必要があるのは理解できるのだが。
  • 中期経営計画はよ
    検討中。
  • データ開示が少ない、ユーザーの統計情報くらい開示できないの?
    まだ規模が小さく、開示が難しい。

IR担当を詰めていきますよ =)

  • エンタープライズで契約に時間がかかっている原因は?
    案件が大きくなり始めているのが原因。
  • エンタープライズの売上の計上の仕方はどうなってるの?

    明快な回答は得られず。経理に詳しくないのかもしれない。
    何を気にしているかというと東芝の不正会計ネタである「工事進行基準」です。案件が長引けば当然期をまたぐことが多くなるはずです。受注した段階で売上として計上してしまう場合、計画がズレたり破綻したりすると大きく影響します。上場時のお化粧疑惑も同様の事を不安視しています。売上の計上の仕方は色々あってですね、コンサバな企業は、納品後に売上としています。東芝のように大企業の場合、工事進行基準として月毎に按分するのですが、クラウドワークスの場合は規模が小さいので何を持って経費とするのがビミョーなのです。
    売上を頭に、経費が尻に持っていくパティーンだと成長期業としての見栄えはいいんですが、何かあると酷いことになります。不採算案件的な、アレですよ。
  • 短期間に手を広げすぎじゃね?今回は人材紹介だっけ?
    積極的に手を広げているというよりは、エンタープライズ向けの需要を聞いている内に話が舞い込んできたということが多い。

    資本を散発的に使いすぎじゃね?と思うわけですよ。総花的に事業展開すればそりゃ資金が足りなくなるのは当たり前だ。特にこの分野、参入障壁が低い感は否めないしね。なので例えば、翻訳のソーシャルサービスに特化して資本を集中した方がいいんじゃまいか、と思うわけです。翻訳は粗利が高く、今後の需要も旺盛でしょう。これらのマッチングがスムーズに出来るだけで十分成長の余地があるわけです。安定したキャッシュが稼げるのを確認した時点で次のステップに進むような安定した経営を望むわけなんですわ。
    なんでも食いつくな、計画を持って成長シナリオを組め、と。
  • 職歴による与信事業なんだけどどいう計画なん?
    具体的な話はこれから。

    経営者は夢を語るべきだというのは分かるのですが、これでは絵空事ですよ。このブログのタイトルでもあるんですが。大風呂敷は好みだけと、無計画な大風呂敷は大っ嫌いだからね、ボキュは。
  • 幽霊会員(休眠会員)はどの程度?
    詳しくは把握していない。積極的に活動しているのは一部で、これらの比率を高める施策を検討している。

    ソーシャルで比率を高めるのはムリゲー。2:8の法則宜しく、どうやっても比率は変わらないものというのが私の認識。だからこそパイを広げる必要があるんだろうけど、ザルだと同業他社より比率が落ちそうなのでこれは何とかして欲しい、という話がしたかったんだがどうもはぐれてしまった。
  • CrowdWorks Engineer Blog、更新せえや
    頑張る。

    比較的マジだ。技術者向けの情報源は認知度を高めるためにも重要です。費用がかからない、比較的安価な広告になるわけで利用しないのはおかしい。勉強会ネタでもいいんで随時更新しようぜ。

個人向け会社説明会の内容はほぼ3Q決算説明会動画と同じこと話しています。単に話を聞くのが目的でしたらIRページから動画を見ることをオススメしたい。


纏めると、かなり未熟な状態で上場してしまいましたなあ、という印象です。

総花的に展開する限り、レッドオーシャン感限りないです。エンタープライズ向けがキモになりそうですが、そうなると今回のオリンピックロゴ問題は看過できないんですよ。発注する側からすれば、自社の知財を毀損してしまうかもしれないと思われれば今後、後が無いわけです。

今後、ソーシャルで必ず問題になる知財に対する対応をヘマるなかれ。未然に防ぐ仕組みを今回の失敗を踏まえて構築してくれることを切に願います。弁護士に丸投げで解決できる問題じゃないぞ。

後、質問時間があまりにも少なかったのと、回答が練られていないのも不満かな。まあ上場したての企業なのでもう少し機関投資家に揉まれる必要があるのかもしれんね =)

ついでだ。今回質問しようとしていたメモを残しとく。

  • 発注側の価格のミスマッチ
    明らかに発注価格が低く、相場を踏まえていない案件がチラホラみられる。何らかのフィルターを考えていかないと受注側の満足度が減るのではないか。発注側の信頼性も何らかの数値化が必要なのではないか。
  • 権利、著作権等での問題が増加する可能性、対策は?
    受注側の知財に対する対応。盗作などによる補償が全く無いようだと、発注側の信頼が得られない。今のように、受注側がスライム(?)を倒した履歴を積み重ねる以外に信頼を得る術が無いと、いずれステマに近い案件が発生するのではないか。
  • 請負という契約以外の方法
    請負という形式は受注側に全てのリスクが掛かることになるのでリスキー。規模が大きくなると敬遠されてしまう可能性が高い。リスクを分散させるような契約もあっていいのではないか。
  • 与信ビジネスについて
    プライバシーの毀損、ステマの可能性、法的制約が無い。無名な資格に信用が得られるとはとても思えない。現時点では単なる夢物語に過ぎないのではないか。現実的な落とし所のある大風呂敷を希望。
  • 今回の増資について
    CAはいいとして(いいのかよ)、ドイツ銀行のTIPについて詳細を聞きたい。最終的にどれだけ投資家はソンをするんだい?


「無くなってしまうと困る会社」であることをもう少し自覚してですね、自走できる下地を作りつつ現実的な夢を語り続ける、そんな経営を望んでるんですが、いかがですかねえ。

今後も個人向けにIR活動を続けていくとのこと。ガンガレ。