条件は以下の通り。
- 消費者独占力が高いこと
ブランド名を言って多くの人がピンと来る事業であること。BtoCが基本。BtoBのみの場合は外す。 - 参入障壁が高いこと
誰でも参入できる業種は外す。経営者のセンスを問われる業種を好んでいるとは思えない。 - 営業利益率が軒並み10%以上
ただしリーマンショック前後は景気の影響をモロに受ける銘柄も多かったのでやや目を瞑る。 - 直近3年間の平均ROEは10%以上
ただしROEの考え方からすると負債が大きく株主資本が小さい場合でも高くなる傾向にあるので過信しない。ソフトバンクの高ROEが魅力的とは思えまい?負債が大きいと言うことは経営にレバレッジをかけている危うい経営スタイルでもあることを加味するべき。
日本の現状だとデフレですのでレバレッジ経営が好まれるパターンではないとも思っています。この辺は米国と状況が大きく異なっています。 - 自己資本比率40%以上
自社株買いを推奨しているあたりは現金太りしている銘柄は好かないのでしょう。除く金融業。業種によっては目を瞑る必要があろうかと思う。
時価総額には拘りなし。無理ゲーになるので足かせを増やさない方が良いと思う。
- 大阪証券取引所【8697】
よもや投資家で大証を知らない人はいまい。JASDAQでもOK。証券取引所は誰でも設定できるものではない。投資家からのフィービジネスなので利益率・ROE共に高い。自己資本比率が低いのは会計上の問題。殆ど現金同等品とバランスが取れているので効率が悪いわけではない。実は優待銘柄でもある =)。
残念ながら'13/01に東証との合併が予定されており株価的には実にビミョーと言わざるを得ない。 - 日本たばこ産業【2914】
JT知らない人はいないよね。タバコ産業は過度に発展しないよう法的な参入障壁がある。たばこはある程度の表皮が見込めるのは税金が上がっても大きく利益を損ねることが無いことで証明されている。利益率・ROEは常に高い。海外M&A積極的。円高要因ならM&Aは好材料。会計要因(IFRS)で売上ががくっと下がっているが、あくまで会計要因。現金の実入りが減ったわけではない。
残念ながら近々政府から株の売却が予定されており、相場以外での下落要因がある。政治的な要因も常に付きまとうのもアレ。 - スタート トゥデイ【3092】
ZOZOTOWNはテレビ広告をみるようになったかと思う。参入障壁はやや低いが集客力では群を抜いている。自前でサイト運営を行っている分、利益率が高くなっている傾向にありトータルのビジネスとしての参入障壁は高めであると考えている。同業他社の3060マガシークの粗利が低いのはサイト運営を外注しているからではないかと思っている。売上・利益率・ROE共に文句なし。自己資本比率も悪くないだろう。
業績予想がやや低めだが堅くみたのだろう。月次を公開しているので随時確認するといい。 - MonotaRO【3064】
Amazonに出店していたのでややBtoCの要素有とした =)。中小企業の設備投資関連のネット販売。ネット販売のパイはまだまだ伸びる要素は高い。商社を通さないとブツが入りにくく納期もアレで単体販売に応じてくれない場合も多い中、ロングテールビジネスとして参入。消耗品が多く震災特需を受けている銘柄でもある。ここもスタートトゥデイと同じく自社でサイト運営を行っている分、利益率は高い。トータルでの参入障壁は高いと見ている。利益率・ROE・自己資本比率に問題は無い。
月次絶好調。震災特需も含まれているのでやや警戒が必要な時期が来るかもしれない。 - ウェザーニューズ【4825】
ウェザーニューズを知らない人は多分いないと思う。露出度は高い。規制緩和により気象ビジネスは数多の企業が存在しているのだが、個人へビジネス展開をしている企業はここ以外には見当たらない。SNS要素を持った独自のビジネス展開。ある程度の専門家が必要となるので参入障壁は高いだろう。利益率・ROE・自己資本比率に問題なし。
特筆するべきは個人にリーチしている点。後に大きなビジネス展開を予想しうる下地は出来ている。FBあたりと組めば凄く面白い展開にあると思うんだがねえ。 - センチュリー21・ジャパン【8898】
不動産仲介のセンチュリー21を運営。FC展開。やや寡占化が進んでいる傾向にありそれなりの資本が必要になるので参入障壁は高いと言えよう。不動産仲介のフィービジネスなので利益率は常に高い。売上の伸び、利益率、ROE、自己資本比率に問題なし。
寡占化の次はオワコンというパターンが見え隠れするわけでして。同業他社である2120ネクストの動向も気になるが、どうも不動産ともなると実店舗との優位性は低いのかもしれない。もっともネクストの方はやや過当競争に入っていて手数料を減らしている傾向にあるので注意が必要。
以下はやや難点有。
- セブン銀行【8410】
コンビニの貯金箱。貯金箱を設置する数でフィーが決まる。まだセブン全店に設置されている訳ではないのでのびしろは残されている。またセブン店舗以外にも広く設置しており、いずれは銀行のATMの大半を塗り替えてしまうだけの与力はあろうかと。セブンという下地がある分、参入障壁は高い。利益率・ROE申し分ない。自己資本比率が低いのは金融特有の要因。
残念ながら親会社の出資比率が高く今後も比率を下げることは無いだろう。セブンの貯金箱はセブングループの貯金箱として安定した配当を出すだけの銘柄になりそうだ。 - 一休【2450】
ネットの宿泊予約サービス。多分同様のサービスを受けようと思う人が真っ先に思いつくサイトだと思う。同業他社は楽天トラベルあたりかな。閑散期を狙ったフィービジネスでクーポンビジネスに近い。集客力を考えると参入障壁は高いのではないか。売上は順調に推移。利益率は震災や設備投資期が重なったためで投資期から収穫期に移行するフェーズに入っているのではないかと考えている。自己株式比率は問題無し。
震災もあって観光ビジネス自体にやや暗雲があろうかと思うのですが、思われているほど酷くも無いんじゃないかな、とも。 - アイケイコーポレーション【3377】
中古バイク買取のバイク王を運営。露出度は高い。バイク関連自体、オワコンが進んでおり、その分、参入障壁は高め。近年、利益率は低下、売上横ばい。ROEはソコソコ。自己資本比率は問題なし。
やはりバイク自体がオワコンになりつつあり、中古車のタマも減少しており、海外のバイヤーも円高で厳しいという状況。初期のビジネススタイルは成功していると思っているのでやはり事業環境の改善が望まれるのだが、これは手の施しようが無い。月次を出しているのでヲチしてみると悲しみが伝わるかと。4732USSと組んだ話は結構期待してる。
4732USSは、素敵フィービジネスを展開しているのでこれはこれでヲチしてみることをお勧め。BtoBだったので今回はスルーした。
んー飽きてきた、寸評無しねw
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