2015年11月23日月曜日

年率5%の投資アイディアまとめページ

このページは、リスクを多く取らずに長期で年率5%の運用ができそうな銘柄を抽出しよう、という趣旨で纏めています。損失と合算が不可能なNISA向きな運用になるのでないかと思っています。

毎年11月下旬あたりにリストを作る予定。

まとめ



組入れ条件


  • 配当利回り3.5%以上推奨、3.0%以上必須
    インカムゲインを中心とします。
    キャピタルゲインに期待しすぎると収益が安定しません。2014年のアベノミクス相場から全体的に株価が騰がってしまい配当利回りが悪化してしまいましたので、条件を軟化させています。
  • 安定配当(推奨)
    毎年一定額の配当を行っている銘柄を優先します。
    安定した配当が期待できる財務体制があり、多少の経営環境でも配当を落とさない傾向のある銘柄を優先しています。最近では業績に連動して配当を支払う企業も出てきていますが、この場合、景況感によって収益がぶれてしまい、目論見と異なります。
  • 株主資本比率50%以上(推奨)
    株主資本比率は安定度の目安になります。
    運転資金をどこから得ているかの割合で、株主資本比率が高い場合は株主から、低い場合は銀行や証券会社から確保していると言えます。銀行への依存が高い場合、資金繰りが悪化すると借金返済に追われ配当が困難になります。
    一方で、2015年から始まったコーポレートガバナンスコードでは、ROEを高めることを期待されています。ROEを高めるには、不用意に株主資本を暖めない、つまり内部留保しすぎないことを期待されていて時代に逆行した条件になります。なので今回から推奨にしました。
  • 参入障壁の高さ
    参入障壁が高いビジネスを優先します。
    参入障壁が低いビジネスですと、常に同業他社を意識した設備投資になりがちになります。積極的な設備投資は、利益を削ることになりますし、競争が激化すると利益が伸びません。外敵が少なく、独自性が強く、参入しにくい事業が好まれます。
  • 内需銘柄中心
    外需より内需を優先します。
    外需の場合、為替によって業績が変動します。安定した経営が難しく、内部留保を厚めに取りがちになり配当が削られる傾向が強いです。いずれネスレのように、内需から外需へ大きな成長を遂げる企業が出てくるかもしれませんが、今はその時期ではないと感じています。海外への荒波に晒されるよりは国内でヌクヌク収益の伸ばしているほうがリスクが少ないはずです。
  • PER・PBR・ROAには拘らない
    PER、PBR、ROA等の指標は、収益の安定性には寄与しないと考えています。
    安定した業績を積み重ねられる企業は、既に株価は高く評価されている場合が多いのです。割安で放置されている銘柄は、何かしら「見えないリスク」が顕在化していてると思って間違いないでしょう。
  • (出来れば)東証一部
    新興市場より東証一部を優先します、が難しいでしょうね =)。
    東証一部の方が、流動性が高いのでリスクが低いと考えられます。逆に言うと流動性リスクがあって手がけられない銘柄は新興市場に多く、その分ディスカウントされているので配当利回りが高い場合が多いのです。
    鞍替え上場で株価が騰がるのは、インデックス組入れ特需もあるのですが、それに伴う流動性リスクの減少の影響が大きいと見ています。数多あるリスクの中で、流動性リスクは最も改善されやすいリスクなので積極的に負ってみる価値があるんですよ =)。

これらの条件で選ばれる銘柄は、成長性が低め、もしくは成長する意思が少ない銘柄です。

私は成長性すらリスクとして考えています。

成長性は過剰な設備投資を産み、収益の安定性を脅かします。逆に成長性を失うと、徐々に事業は衰退し、いずれ収益性を失うことになるでしょう。ただし財務の良さ、立ち位置の良さから生き残る場合があり、あわよくば残存者利益によって細く長く生きながらえることもあろうと思っています。

リスクが低い、ということはそいうことです =)。

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