2017年11月26日日曜日

今日の雑談 (11/26)

「また来てください」




最初に聞いたのはユーザベース[3966]の株主総会。

コーヒーしか出てこない株主懇親会で経営陣とガチバトルが出来るという面白展開でして、私は技術担当の方にNewsPicksがEvernote対応する必要性をガンガンアピールしてきました =)。ユーザベースの経営者であった新野さん(養生中)が思いの外、話すスピードが早くてメモ書きが追いつかないからもっとゆっくり話そうや、みたいな話もしてきました。

で、帰り際に出席票を集めるということで窓口のねえちゃんに「ありがとう」って渡したら、ふと言ってきた言葉が「また来てくださいね」でした。当初「えー何いってんの、俺に株券売らせない気かー」と軽い気持ちで受け流したんだけど、よくよく考えたら結構重い言葉ちゃうんかと。

「業績頑張ります」「株券を持ってて損はさせない」「長期保有お願いします」ってのは割と聞くんですよ。ギリギリの感じで。でもなんか違う。なんか冷たいんよ、全体的に。

「果たしてこの株主総会に望まれて来ているんだろうか」ってね。経営者は、望んでなく出来るなら早く穏便に済ませたい、そんな意図がありありと分かる株主総会って結構ある。株主である俺を邪険に扱うなや、と。

「また来てください」って言葉にはそれが感じられない。来てほしいという気持ちと来年はもっと良くなって頑張りますという気持ちがないとこういう言葉は出てこないと思うんよ。

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今日はほぼ日[3560]の株主総会後の株主ミーティングの去り際に「また来てください、来年はよくなってます」みたいな話がちょろっと聞こえて思い出した次第。

立場は違えど同じ企業にコミットする一員として、もう少し好意的に受け入れてくれたっていいんじゃまいか、と思うんですよええ。

2017年11月25日土曜日

今日の雑談 (11/25)

「土地」以外に社会信用を得る手段がないから、かなあ



住宅ローンって社会信用なんですよええ。

ローンを組むことで金融機関への信用が増え、レバレッジというか借金の利用枠が増える。ローンが組めるということは、収益的にも安定しているお墨付きを貰ったってことにもなるからね。

で、それ以外に社会信用を得る方法ってあんまない。「土地を担保にカネを貸す」以外の選択肢が増えていないってのが金融の問題かと思うわけで銀行業の停滞の一端でもあるんじゃないかな。スルガ銀行のように創意工夫で信用を創作出来ると思うんだけどねえ。



コーポレート・ガバナンスにインセンティブを!


企業の現金を有効活用したいのであれば、株式会社の行動原理に従い、株主からの圧力が高まるようにしていくのが王道といえる。
-- 分かっているようで分かっていない 企業の内部留保問題を整理する | 加谷珪一 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

「株主側の働きが足りないんじゃないの?」って話はおっしゃる通りなんだが、ガバナンスにインセンティブが無いというか、コストに似合うリターンが生じないので機関投資家がやりたがらない、というのが実情に思える。

ならば増税で解決してみよう。

コーポレート・ガバナンスが失われている銘柄に対して投資を行うファンドにはその期間、懲罰的な税金を課すというのはどうだろうか。そもそもそのような銘柄に対して何の意図もなく保有し続けるのは害悪にしか過ぎない。アクティビストになって企業に働きかけるか、売却によってガバナンスを放棄するのが真っ当な投資だろう。そのどちらもやる気がないファンドというのは、明らかに資本社会を歪めている。

もうお分かりだろう、これはインデックス運用増税案だ。

例えば東芝。投資家のみに向けた悪意によって最終的には国富を外資に売り渡した、目も当てられない企業だ。インデックスファンドは東芝の悪意の全容が見えていたとしても、保有し続けなければならない運用ルールによって買い支えた張本人でもある。全ては低コストが所以なのだから、増税によってコーポレート・ガバナンスにインセンティブを与えるというのは案外、真っ当じゃないのかと思った次第。

売り叩かれた株が増税覚悟のアクティビストの手に渡るとか、最高のショーだとは思わんかね?(ムスカ風

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仮に実現したとしたら、今のTOPIXや日経平均への資産運用に魅力が失われるはずだ。そもそもこれらの指標は投資のためではなく株式市場のバロメーターとして開発されたものなのだから、投資目的として活用する方がどうかしている。

この手の増税を回避するインデックスが開発されるだけでもマシになるのではないか、と思ってる。


大神、買っちゃおっかなあ、、、


人生 何事も 覚悟
結果は どうあれ
覚悟を 決めるか 決めないかで 人生の価値は 決まる
-- 大神

PC版12/13発売とのこと。

2017年11月19日日曜日

今日の雑談 (11/19)

「ガチャを回した人が優遇されるの当たり前じゃん?」ってツイートをみて



と思った次第。

優遇される見込みがなければ誰も投資なんかしない訳で、期待値がそれなりあるんよ。もうね、ケータイとか資本主義の結晶を手にしておきながら「行き過ぎた資本主義への警鐘」とかいうの、知性を疑うわ。


僕らが資産運用をする理由



長期で資産運用をすれば報われるってのは、やや危ないと思うんですよ。「長期っていつだよ」とか「絶対報われる保証はあるのか」とか、納得が行く答えは無いと思うんですよ。

でまあ私の答えは、


となっております。

それこそ自分のライフスタイルに合わせたリスクテイクが重要になるわけで、インデックス投信はその道具にしか過ぎないわけで、どうもインデックス投信を神聖化しすぎてやしないかと思うんです。そんな立派なものじゃないのは日銀が証明してますよ。


都民、半端ねえなw


2016年度は都内の自治体に8億7100万円のふるさと納税による寄付があったが、逆に都民がふるさと納税をしたことにより、住民税が263億1500万円減少し、都内では「大幅赤字」となっている。
-- ふるさと納税:都税調「見直しを」 赤字で悲鳴 - 毎日新聞

一票の格差は広がるわ、地方税は減るわ、散々だね。地方に増税したらどうか。


アパマンローン、終焉のカヲリ


証券レポートを読んで気になったんですけどね。

日銀の貸出先別貸出金の統計で分かるらしいんだが、イマイチ使い方がわからない。つか新聞記事を検索しても全然出てこない。なんつーか、経済記者はやる気あるんだろうか。まあいいや。

今回のGDPにも地味に作用しているらしく、ようやく地銀あたりが自粛し始めたのかも知れず。


2017年11月18日土曜日

今日の雑談 (11/17)

東洋経済のフェアがKindleにも到来した様子 (11/23まで)



ちょっと前は楽天KOBOでセールをやっていたのだが、やはりKindleにも回ってきた。しかしまあ122年記念とはまた中途半端な。毎年やるつもりかな。

取り敢えず四季報は買っておく。

米国会社四季報2017年版秋冬号 (週刊東洋経済臨時増刊)
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最近は通信社まで煽りタイトルを付けるようになったようで何より


政府が2018年度税制改正で議論する所得税改革に関し、子どもがいない世帯では年収が800万~900万円を上回る場合に増税とする案を検討していることが16日分かった。各種控除の見直しにより高所得層が増税となる一方、低所得層は減税とし、子育て世帯も負担が重くならない仕組みを目指す。
-- 年収800万円超で増税案 政府検討、子どもなし世帯 - 共同通信 47NEWS

書き方が悪い。社会全体で増税をし、子育て世代への手当を厚くするって話なんだろう。

サラリーマンの特権である給与所得控除を減らして、基礎控除を増やす方向で議論しているらしく、そうなると結果的に給与の高いサラリーマンが増税になる。その分を子育て世代への手当に使うという話なら結論としてあの悪意が見え隠れするタイトルも嘘ではない。なんつーか、最近は通信社ですら情緒性豊かなタイトルで煽って視聴率を稼ぐのはやってるんですかねぇ。まとめサイトのやり口と変わらないようで何よりだ。

まあ正社員の特権なんざクソ喰らえですはい。

とはいえ資産層への増税案が出てこないあたり、収益層への嫌がらせが絶えないのはやはり投票率が素直に反映されている結果かと思われる。


2017年11月16日木曜日

今日の雑談 (11/16)

保育所、儲かってるんだってよ


内閣府は14日、保育所や幼稚園などを対象に初めて本格的に行った経営実態調査の概要を有識者検討会に示した。私立の保育所と幼稚園のほか、両方の機能を持った認定こども園について、収入に占める利益の割合を示す「利益率」は5.1~9.0%と、全産業平均(4.5%)を上回ることが判明した。
-- 保育所などの利益率5~9%=初調査、公費抑制論も-内閣府:時事ドットコム

儲かってる所から助成金を削減していくと、利益を出そうというインセンティブが無くなってしょーもない経営者が生き残りやすくなるという点で、これは望ましい方向なのかって話はある。



カルパース、株の比率を下げて債券を増やすんだってさ


米国で最大規模の年金基金、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)が株式への投資配分を減らし、債券の配分を増やすことを検討している。米ブルームバーグ通信が13日に報じた。米株式相場は金融危機後から長い上昇相場が続いており、ひとまず収益を確定するためとみられる。
-- 米カルパース、株式の投資配分縮小を検討と伝わる 株高で利益確定   :日本経済新聞

カルパースは米国の年金運用のひとつ。GPIFの規模には敵わんけど、かなりデカい。

カルパースは様々な運用を行っていてその中に、タイヨウファンドがあるんだよね。確かカルパースの資金を運用していたはず。となるとタイヨウファンドが運用している日本株が売却される可能性があるわけで、ちょっと怖い。

世界の運用はリスクオフに向かおうとしてるのかもしれない。その兆しを感じた。備えなければならんかもね。



昔に爆破したブログをみて懐かしむなど



昔から書いてることが変わらんなw

2017年11月11日土曜日

今日の雑談 (11/10)

取り敢えずポチった


アルスラーン戦記(8) (週刊少年マガジンコミックス)
講談社 (2017-11-09)
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でももう寝る。

すげえの上場してんのねw




記念貼り付け。


日経は相変わらず不適切会計で通しているのね


東芝が6000億円規模の資本増強策の検討に入った。2期連続の債務超過による上場廃止を避けるため半導体メモリー事業の売却を決めたが、手続きが年度内に完了しない事態に備える。思惑通りに資金調達できれば税負担の軽減も見込め財務が大きく改善しそうだ。一方で不適切会計などで東芝の信用は大幅に低下した。巨額の出資に応じる投資家の開拓が焦点になる。
-- 東芝、出資者の獲得焦点 6000億円資本増強検討  :日本経済新聞

×不適切会計○不正会計

第三者増資か優先株でなんとかしたいらしい。激甘やないですか。まともな値段で増資できるわけもなく、買い叩かれてジャブジャブになって既存株主涙目とかアフォらしすぎる。

稼ぎ頭のメモリ事業も大半を売却するわけで、これで誰も不正会計の責任を取らないまま上場メリットを享受するってのも如何なものかと思うぜ。誰も責任を取らないのなら、会社員全員が投資家を騙したと判断せざるを得ない。


今日のNoize




メチャクチャかっこいい。オリジナルもイイんだが、どうもどっかからパクってきたのが多いのであえてここはアレンジ版で。アレンジ版が唯一のオリジナルというのもなんだかよく分からない状況ではある。

天国の塔というFlashゲームの曲なんだがチップチューンでとてもいい。いつの間にか日本語にも対応しているので是非プレイしていただきたく。今、久しぶりに聞いてるんだがGoogle Play Musicで登録されてて今ずっと流してる。契約しててよかった。

TOWER OF HEAVEN: DANCING ASCENSION (天国の塔:ダンシングアセンション)という続編を作成中らしい。これも期待したい。

2017年11月6日月曜日

今日の雑談 (11/05)

派遣会社を絡ませると融通が効くからねえ



骨抜き言われてもな。派遣を使ってる企業ならナーバスな問題だし、プロパーなサラリーマンが支配している企業だと中途入社を嫌う傾向は未だに強い。採用条件が異様に高いのはそいうことだろう。即戦力にならないと愚痴るんじゃなく、即戦力に育て上げられないおんどれらの無能さをもっと反省するべきなんじゃまいか。

期間を1ヶ月空けて元の派遣先に戻すなんてことは前から行われてたことだし、それが6ヶ月になろうとも今は派遣先が色々あるからやりくりはしやすいだろう。

今更骨抜き言われても実は新聞社も同様でした、ってことありそうです。「隗より始めよ」案件多すぎです。もっと自社に取材した方が社会の暗部に触れることができてよろしかもですよ?

労働分配率が上がらないとお嘆きのリーマンもですね、今まで派遣を搾取し見殺ししてきたツケです。景気が良くなり派遣の流動性が高まればその手のコストは上がることになりますし、実際非正規の賃金は上昇基調です。経営陣の弱腰も今の売上は一過性でまた不景気になることを前提にプロパーの皆様への賃金、企業年金の確保をしていると考えれば内部留保が高まってる理由も分かろうというものです。それがサラリーマン企業。

全社一丸になるのは正社員までです。

正社員が過半数に満たない企業が多いかもしれませんが、よろしくお願いしますよええ。


玉子屋の社是、いいねえ


≪玉子屋の社是≫
1.旧来の方法が一番良いと信じていること
2. もちはもち屋だとうぬぼれていること
3. 暇がないといって本を読まぬこと
4. どうにかなると考えていること
5. 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
6. 良いものは黙っていても売れると安心していること
7. 高い給料は出せないといって人を安くつかうこと
8. 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9. 機械は高いといって人を使うこと
10. お客はわがまますぎると考えること
11.商売人は人情は禁物だと考えること
12.そんなことはできないと改善せぬこと
-- 必見!450円弁当で絶好調の玉子屋に伝わる「これをやると失敗する12のこと」 (ホウドウキョク) - Yahoo!ニュース

現場への権限移譲って重要だと思うんよ。どうも大企業様は中央集権型を取りたがる。変に収益が安定し始めると宦官チックになるのはアジアンの特徴なのかもね。


上方修正でも株価下落とかちょっと難しいモードに入ってきましたねぇ、、、




1Q決算発表後のシンポは直近の株価推移からちょっと浮ついたおカネが入っている感はあったのでまあ仕方ないんだろうな、とは思ったんですが、日鉄鉱業とかトピー工業とかは違和感あります。

いやこわいねえ。


決算短信をみてみる


たまにはやらんとな。つか最近、決算後の株価が猟奇的だぬ。上にも下にも付いていけない。

泉州電業[9824]


東証一部鞍替えへ。優待を設定した当初から株主数稼ぎを言ってたんでようやく鞍替えが実現できたようで何より。

優待、どうするんだろ。


GMOペイメントゲートウェイ[3769]


GMOの子会社がIFRS適用へ。いずれ本家もIFRSに変更するのかしらね。


トピー工業[7231]


場中に2Q決算&上方修正後、株価下落。悪くないと思うんだけどなあ。米国工場の設備投資も前向きで悪くないと思うんだがねえ。

ちなみにトピー工業は2007年まで日経225組入銘柄だった記憶が強い。


アイスタイル[3660]


PLの見た目は良かったんだけどねえ。のれん消却が重いやね。




日成ビルド工業[1916]


2Q下方。下期ずれ込みとM&Aによる費用先行の影響。ボンヤリ株価を眺めるしかなかったんだけど、これはどう反応するんだろう。


フジミインコーポレーテッド[5384]


2Q決算&上方修正。CMPが好調とのこと。

非半導体関連の一般工業用研磨材につきましては、最終製品の製造プロセス変更の影響等により、売上高は2,116百万円(前年同期比25.8%減)となりました。

やっぱり半導体依存が強いねえ。半導体装置と比べ、イマイチな売上の伸びなのは商品の研磨剤を使用するにも、それを磨くためのシリコンウェハーが市場に出回っていないからかと思われ。SUMCOと信越化学の引き締めが効いてるのかも。



ビーアールホールディングス[1726]


2Q決算が公開されたんだがパッと見、可もなく不可もなく。基本、このセクターは4Q決算偏重型なのでPLで判断すると誤るので注意が必要だぬ。

ということでこのセクターで見るべき項目はただひとつ、受注高でしょう。


実は1Q決算の受注高が異常値と思われる数値で調整があるのではと思っていたのですが、思っていた以上に低い数値になってました。

こりゃあやらかし案件かと思い決算概要資料 | ビーアールホールディングスを確認して見た感じでは3Qにずれ込んだだけという。


結局のところ、受注も4Q偏重なわけで現時点で受注で判断するのはどうかとは思うのですが、経営としても投資家としても4Qみてみないとさっぱり、というのは気分的に宜しくないわけでして。コンクリートが固まるのだって時間はかかりますからね。

もひとつ興味深い資料が。


注目なのは粗利率。

官公庁相手だと儲からないというのがこのところの常識だったのですが、随分採算が改善してきたようです。特にNEXCOは受注の半分を占めてますので改善傾向にあるのはいいですね。

ということでダメ出し失敗。

このところ、土木系の採算が良くなっているは受注が増えたこともありますけど、縮小均衡で競合が減ってきていることもあるとみています。BRHDも同業へのM&Aの末のことですし、今後もM&Aによる成長が期待出来そうな感じもあります。

このセクター、悪くないですよ。

2017年11月1日水曜日

【NISA】 NISA口座の状況 (17/10末)

NISA口座の状況 まとめページ


今日の雑談 (10/31)

人件費の割合を70%に、という要求は辛くないか?


国や地方自治体は、保育士に十分な待遇を確保するための人件費割合を「70%程度」と想定し、補助している。しかし、企業によっては資金を保育所の新設に回すなど国の想定と実態がかけ離れており、保育士の待遇改善が進まない一因になっているとみられる。
(中略)
社会福祉法人は国の想定並みの69.2%だったが、株式会社の施設は49.2%にとどまった。
(中略)
資金を新規開設や本社の管理費に充てる必要があることや、社会福祉法人に比べ自前の土地・建物を持っていない施設が多く、賃貸料がかかるなどと説明している。
-- 都内保育所:人件費割合に差 株式会社運営、国想定下回る - 毎日新聞

収入7割が人件費というと人材派遣業がその程度の割合になります。大体、マージン2.5割が平均で、2割だと優秀、3割あたりから不満が漏れ始めます。私の場合は保育士より(ry。

派遣業がマージン率が3割なのは、ホワイトカラーの人件費くらいしかなく、事務所もホワイトカラー組の分だけ用意すればいいのでそんなにコストが掛からないんですよ。後は派遣さんの福利厚生をどれだけ厚くするかで変わるのですが基本、使い捨てですので需給次第で変動可能です。今は仕事があるので手厚いかもしれませんが、仕事がなくなると縁切りしたくてこの手のコストを真っ先に削ってきます。嫌な業界ですね。

保育業では、初期投資がかなり必要になるのがネックでしょう。立地も限られますし、商業地で駅近で、できれば広い遊ぶ場所が必要となれば、まあコストは跳ね上がります。数十年ある施設ならまだしも、人口が地方から都心に集中する速度を政府が制御していませんので、局所的に施設が必要になってるのが実情でしょう。

はよタワマンに増税せえや。

社会福祉法人が競合というのも厳しいですよね。収益を残すことにメリットが少ないので新たに施設を増やそうという気にはならないでしょう。一過性で都市に集中しているかもしれませんので、いつ、収益が下がるかもしれない状況なのに設備投資ってしますかね?となると、補助金目当ての株式会社くらいしか新規に施設を作らないわけです。

  • 経営能力が高い経営者が経営しているとは限らない
    補助金目当ての独立なら尚更。うっかり余剰な設備投資をしてしまったために補助金が借金返済に回されるなんてこと、ありえない話ではないでしょう。補助金が貰えるギリギリの人数でやりくりしていれば、常に人材不足という悪循環。
  • 経営者が良識を持っているとは限らない
    補助金目当てですと特に酷い。事業への熱意とか関係ないですからね。役員報酬をガンガン上げて現場に丸投げとかどこにでもありえそうな感じがします。
    この手のフリーランチの質が悪いのはふるさと納税で分かってるはずです。彼らもルールに従っただけなのだから。
  • 競合ができないとは限らない
    すぐ近くに同業がひょっこり出てくれば収益はガタ落ちです。タバコ屋みたいに出店制限を加えたらいいのにとは思うのですが、そうなると質の悪い事業者が入り込むとその地域が不幸になるわけで、資本主義のルールの則って潰れればいいのに、が作用しません。

解決策としては、新規にタワマンを建てる場合、保育所を義務付け賃料はタダ同然にする、というのは如何でしょうか。勿論、既存のタワマンには補助金を捻出させます。太陽光発電のタリフみたいなもんです。施設と設備投資が賄えると経営はかなり楽になります。株式会社より社会福祉法人の方が向いているかもしれませんが、そこはタワマンの管理組合に任せるとします。タワマンの住人同士でボコリあいましょう =)。後、商業地にも保育所義務付けというのもいいですね。GINZA SIXに保育所とか想像しただけでウットリです。

自己責任による自由な社会より、中央集権的に管理された社会がニホンジンにとって理想郷なのです。人口動態を予測できないのは、自由に人を移動させすぎるから起こった問題だと認識してですね、全て増税で解決する世の中に。

いや私はまっぴらごめんですけどね。



これ面白すぎだろww


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