2013年1月30日水曜日

6833日本電産リードなど摘まんでみた

6833 日本電産リードを少しだけ摘まんでみた。

理由は、日本電産グループの3Q決算説明会の資料で、電産リードの受注残が突出して伸びていたのが気になったから。過去を調べてみると、受注残30億越えはここ数年では見られない数値になっている様子。2Q決算説明の感じだと新製品の効果ではないかと予想している。永守さん自身も「来期は新製品で推していく」みたいなことをしきりに言ってたので、それの先兵として好成績を収めたのだろう。新製品が理由なら、しばらくは売り上げの持続性はありそうだ。

ここまでは至って普通。

この受注残の額が上記の資料以外には、どこにも掲載されていないのが気に入らないのよ。結構重要な数値なのにそれを黙するのは如何なものか。しかも自社の資料ではなく親会社のIR資料の隅っことしてひっそり公開するとかそれはない。

ということで記録に残してみた次第。つかY!掲示板も過疎ってるしどんだけなんだよ、リード。

2013年1月22日火曜日

'12/12の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。12月は今後の見通し。


<今年いちばん買いたい業種は?>

 現政権が打ち出している経済政策の中で、唯一現時点ではっきり実現しているのは円安の進行です。当ファンドは内需型銘柄中心の構成にしているため円安デメリットが懸念されますが、①サービス業に関してはコストがほとんど円ベースのため特にデメリットが発生しない、②小売業・卸売業に関しても力のある企業は価格転嫁あるいは我慢比べによるシェア上昇が期待できると考えるため、根本から投資戦略を見直す必要性は感じていません。リスクヘッジの観点から輸出関連銘柄の組入れを若干増やしたいところではありますが、あえて上値を追ってまで投資したい業種が少ないことも事実です。

 輸出関連業種のうち、最も競争力の低下が著しいのは家電業界です。各社のブランド力が低下しており、もはや多少円安に戻ったところで輸出産業としての復活は簡単ではないでしょう。また、依然として競争力を保っている業界にしても、機械は世界的な経済成長率の鈍化に伴う市場の縮小、電子部品は米アップル社への過度な一社依存、OAはついに到来したペーパーレス化による長期低落といった不安要因があり、上値を追って買いたいとは思えません。

 消去法的に考えると、最も魅力的な業種は、電子材料を除く特殊化学製品だと考えます。日本の化学業界は基礎原料や汎用プラスチックに関しては競争力を失っていますが、製品が細分化され製造・販売に時間の蓄積が必要という産業特性上、農薬や添加剤などの分野ではまだまだ競争力のある企業が多く残っています。一品ごとの市場規模はあまり大きくないため、当ファンドの投資対象としてもなじみやすいと言えます。また、より市場規模の大きい業種の中では、自動車部品が相対的に魅力が高いと考えています。

ごもっとも。

家電はしばらく駄目でしょうね。せっかくのブランド力が活かせない状況が続いていますし、かつての下請けだった台湾や韓国企業にブランドすら追いつかれようとしてます。今家電量販店のテレビ売り場にはLG製の液晶テレビが売れ筋扱いですし、もう過当競争を生き残るためのタマすらないのでしょう。

'12/06時点の運用報告書から化学銘柄を抜き出してみました。


電材も扱っているところはありますが、各社シェアの高い化学製品を製造しているようです。この分野、私も好みでして、上記のうち数銘柄は過去に売買したか、今も保有し続けていたりします =)。

2013年1月15日火曜日

ドルベースで見た米国と日本の株価の比較

いえね。

何か株価の比較をする時、よく日経平均株価とダウ平均を比較するじゃないですか。あれって良くないですよって話。日経平均は円ベースの取引なのにダウ平均はドルベース。世界を股に掛けて運用している人たちからすれば、ドルベースでの収益が重要なわけ。

今までは円高もあって、円資産は高止まりしているのに糞安いドルベースの株価と比較すると、為替を織り込んでないのでより日経平均の方が酷い実情に見える。今の円安状況で比較するなら日経平均株価の方がずっと上になってそれもまたどうよ?って話。なのでどっちもドルベースで比較するのが宜しかろうって事。

話が長くなったね。

EWJというETFがドルベースで売買されているので長期で見るならコレを利用するのが手っ取り早い。Yahoo Finance経由で比較できる。同じく米国で取引されている円ベースの日経平均先物でも悪くは無いんだが長期で見ることが出来ない。


概ねここ3ヶ月はS&Pを上回っており、6ヶ月とほぼ同等で1年以上となるとまだまだ差が広がっている、という状況でしょうか。

「サンタさん投資法(笑)」再掲載など

たまに呟く「サンタさん投資法」についてもうお忘れかもしれないので、前のブログに書いたのを再掲載してみるテスト。ちなみに記載したのは10.12.14で2年前。

この投資法の素晴らしさは投資期間(3Q決算発表~優待落ちまで)と売り基準(売買高)が決まっている事なのですが、今期はやや状況が異なりました。2Qの時点での業績が結構堅調でして、3Q決算直後に上方修正が出るかもしれないな、と警戒してました。またそれを見越しての売買高もあってかここ数年の中ではかなり売買が行われていました。

よって今回は3Q決算前にある程度仕掛けを入れておいた方が良いのではないかと判断し、いつもより早い資金投入に相成りました。3Q決算直後とはなりませんでしたが、12月に入って上方修正が入ったのは見ての通り =)。

次に出来高予想なのですが、例年だと15万株も出し入れした時点で概ね終了なのですが、今年はかなり売買が活況でして優待信者の売買が見切れませんでした。なので吹き上げ初日(当然12月優待落ち)に1/3を売却し、徐々に売却する方向で対応しています。結構後のほうまで引っ張ったのは増配発表目当て。流石にコレは欲を張りすぎていたと思い、1/9に全株を信者に受け渡しています。

まあ概ね成功の部類じゃないでしょうかね =)。

一応、まだ増配予想は期待しているので優待落ち後の株価が例年通り酷い下げをするなら狙ってみようかとは思っています。

タカショーの今年の優待確定は1/15。そこそこ上がるとは思うのですが株数は少ないのでまあここまで持っていると始末出来ないと思いますよ。


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サンタさん投資法(笑)

サンタさん知ってますかサンタさん。

今時、おもちゃ売り場なんぞ行こうものなら街中のサンタさんが偽装して子供たちへのプレゼントを物色しているわけです。これを経営的に説明するなら、12月初旬におもちゃ屋から設備投資を行い、12月末にその成果を顧客(お子様)に差し上げ、笑顔と言う利益を得る、ということなんですなあ。いやあ微笑ましい。

で私も考えました。株式市場でも同じことが出来ないかと。つまり12月末にプレゼントを楽しみに待っている優待信者になるべくリーズナブルな価格で株券をお渡しする、素晴らしい作業は出来ないか、と =)。

ただ残念ながら12月末の優待銘柄というのはショボイのが多く、そこそこ銘柄が揃っているので買いが分散してしまい、これは優待信者が作った相場だなあと思える値動きは目立ちません。一応、4847インテリジェントウェイブ3265ヒューリックは抑えましたがこれは9~11月位に仕掛けないと遅く、またその間の相場状況では利益に繋がるかどうかはとてもビミョーなのです。強いて言うなら10月優待銘柄である4666パーク24は、決算後に付ける株価から今位まで持っていると結構素敵な利益になっていたりする訳で、その点では12月決算銘柄というのは信者の買いが分散してしまい旨味が少ないですかね。

こんな話を去年もした気がしますが、本題に入りましょう。

今年も7590タカショーを仕込みました =)。

この銘柄は財務よりもこの時期の特異性が強く出る傾向にあり、ナカナカ変な相場を作り出しています。優待が豪華であること、配当が高めであること、1.20決算銘柄ですので12月優待信者からの乗り換え期間が短く買いが集中すること、流動性が少ないこと等により株価が急騰する傾向にあります。今の時期、比較的気楽に買い付けが出来るのは、4Qは閑散期で3Qまでに概ね利益が確定していて下方修正が出にくいことというのも大きいでしょうか。

タカショーは結構いいんですよ。経営者が上場している意義を分かってますし、IR活動もそこそこ盛んですし、ガーデニングのシェアは高いほうですし、海外戦略もあって面白い化け方をするんじゃないかと期待はしています。ただ所詮、商社ですのである程度見込める成長しか望めませんので、それなりのリスクも無ければリターンもあまり期待できないので軒並み配当金待ちというヒジョーに暇な、盆栽みたいな銘柄でもあります。

一度は社長の高岡さんに会いたいとは思っているのですが、優待信者の熱意に押されて一度も株主総会にお呼ばれされない状況が続いております。いやあ残念残念w。この投機アイディア、いやもとい、サンタさん投資法が通用しなくなった暁には反省会をこめて株主総会に参加しようかなと思っていたりしますけど、もしかして和歌山なんでしょうかw

12/28から10~15万株の交換が目安かな。7万株あたりで半分、10万株あたりで全部放流した所で凶箱が買える利益が出れば凶箱を買いに走ろうかと。

チョット遅めのサンタさん =)。

2013年1月14日月曜日

「紳士服」というセクターについて

3376 オンリーの1Q決算発表後、+8.03%株価上昇でご満悦なう。つかもうチョット追加投資したかったんだが、今の相場観だと追加投資しにくいわ。

最近、紳士服というセクターに注目しているのです。理由は月次。


均衡縮小を続けていくであろうと思われていた所謂オワコンセクターなのですが、直近の半年を見ると結構月次が戻ってきている感があります。勿論、前年度で不採算店を閉鎖している事情もありますし、紳士服の立地を活かした他業種への試みなども積極的に行っているという事情や、就職活動の後倒しという事情を鑑みても結構、状況がいい。

で、なんでかな?と思ったのですが、もしかして俄かに転職ブーム(含む強制リストラ)になっていて、紳士服一式を揃える顧客が増えたのではなかろうか、と。まあ単にここ数年の需要が少なくてここへ来て買い換えないとアレな所まで来ている、というのもあろうとは思いますよ =)。

ともあれ、紳士服全体の月次が大きく凹む事がなければ見直されるタイミングが多いセクターになるのではないかと注目しているのです。

なんだかんだ言ってこのセクター、FCFは安定しているし、現金を多く持っているのに低PBRに甘んじているし、利益率はソコソコ高いし、優待は当たり前のようについてくるし悪くないと思うんですよ、業種イメージ以外w

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ということで低PBRでセクタートップの8219 青山商事あたりを注目してやろうかと思ったんですが、その前の前哨戦で1Q決算が近い3376 オンリーに白羽の矢を向けたわけ。

とはいえ、もう少し株価の伸びを観察する予定。急いでないし =)。

2013年1月10日木曜日

古着というセクターが好調だよねというポジショントーク =)

リサイクルショップを運営するトレジャー・ファクトリーの2012年3~11月期の単独営業利益は、5億円程度と前年同期に比べ2割弱増えたようだ。利幅の大きい服飾品を扱う専門店を増やし、若い女性客への販売が伸びた。
-- トレファク、営業益2割増 3~11月単独 :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞

3093 トレジャー・ファクトリーマンセー、と言いたかっただけなんだが =)。

トレファクに限らずなんだが、この手の古着ビジネスへの違和感が結構少なくなってきている様子。もちろん不況ってこともあって生活防御に入っているってのいうのもあるだろう。

同じく古着を取り扱っているブックオフとゲオの月次を見ていただきたい。


ブックオフは「リユース事業」、ゲオは「リユース店舗」が古着にあたります。両社ともメインビジネスではないにしろ、サブビジネスとして二桁成長を続けており、本業の売上に追いつく勢いがあります。

最近の古着ビジネスの特徴は、従来の古着を並べるだけではなく、古着をオサレに陳列し高級感を出したり利益率の高い装飾品と共に販売したりと色々工夫しているのです。今後、更に大きなビジネスに展開する可能性もあって目が話せない分野なのです、とポジショントーク =)

リサイクル事業で上記の銘柄以外では、 2674 ハードオフコーポレーション2780 コメ兵あたりもいい株価の動きをしているようです。去年の年末に上場した3179 シュッピンも関連企業になるのでしょうか。

直近の株価は調子がいいですが、世間は未だに不況な状況が続いていますし、リサイクル分野は息の長い成長事業になると、いいなあ。

税制改正で相場が盛り上がるなど

9日の東京株式市場で学習塾関連銘柄がそろって急騰した。学研ホールディングスや東京個別指導学院などが前日比3割前後の上昇。政府が実施する減税措置で、祖父母が孫に渡す教育資金は贈与税を非課税にする方針が伝わり、塾業界に追い風となるという思惑が広がった。

--  学習塾株、そろって急騰 孫への教育資金「非課税」で  :日本経済新聞

ぶっちゃけ何が起こったのかトンと把握できなかったですよ。ただまあ教育資金提供ったって1500マソをポイポイ提供できるご家庭なんてそうはないでしょうし、実需では大したことはないんじゃないかなと思った次第。4668 明光ネットワークジャパンあたりを少し前まで持っていたんだが、もう少しボキュに握力があればねえ、、、

この学習塾相場、短いと思ってるんだけど、明日の様子を見てまだ上がるようなら参戦予定。2170 リンクアンドモチベーションあたりはまだ目を付けられていないようだしTACが上がるならL&Mも上がるやろ(安直。

政府・自民党は9日、2014年4月の消費増税後に住宅購入者に現金を給付する支援制度を設ける方針を固めた。
-- 住宅購入に現金給付、減税上限も拡大 自民税調方針  :日本経済新聞

これは予想通りというか、予定調和でしょう。

景気対策として住宅減税に手を入れるのは王道。住宅ローンという点では8772 アサックスあたりに注目が集まるとボキュが嬉しい =)。後浮かぶのは8591 オリックスとか8358 スルガ銀行あたりかねえ。直接、振興不動産に突っ込むのは避けたい。あの手の銘柄のボラティリティが苦手なんだ X-(。

法人税から差し引ける控除限度額の上限を法人税額の20%から30%に引き上げる案を軸に検討する。週明け以降、適用範囲を含め た制度の詳細を詰める。
(中略)
経済産業省の調査では、10年度に研究開発減税による税額控除額が最も大きかったのは武田薬品工業で212億円。2位はキヤノンで、上位10社のうちエーザイなど製薬企業が5社を占める。製薬や自動車、電子機械業界では研究開発を巡るグローバル競争が激しい。
-- 政府・自民、研究開発減税を拡充 控除上限30%軸に  :日本経済新聞

これもナカナカ =)。

まあもちろん減税の効果のある研究開発費の高い銘柄を選択するよりは、そこに製品を卸している銘柄のほうが旨味があるだろう。7476 アズワンあたりが面白いんじゃないかな。あそこのシェアの高さと利益率と事業の安定度を考えると相場になる可能性は、、、あんまないかな。

後は技術者派遣を行っている9744 メイテック4641 アルプス技研2475 WDBホールディングスとかも実需があるかもね。

--

まああれです。

こうも税制改正で減税案が通りやすくなっているのは、ひとえに消費税増税の関門である、景気回復があるからでしょう。なので消費税増税が決まるまでは大盤振る舞いすることを政府が容認してくれる環境が整っている、というわけ。

まあもちろんこのカンフル剤ですっきり健康になれるのかもしれないし、為替が円安に向かっているのもいい傾向にあろうかと思ってる。

まあそんなとこ。

「ひふみアカデミー (2012/12)」雑記

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  • ポートフォリオを相場対応型に切り替えた
    為替、インフラに関係する大型株を多く組み入れた。成長性、価値観の多様化を重視。ひふみ投信の対応としては結構張った方ではないか。
  • 12月は株が上がる条件が揃っていた
    草原の中に枯れ草が生い茂っている状況で火が投げ込まれた状態。日本株を買わないリスクが出てきた。国内外で日本株を組み入れが検討されていなかった。
  • 12月は自民党が勝利した月だった
    金融緩和が評価されたのではないか。
  • 12月の業績はTOPIXは10.14%、ひふみは4.30%
    そこそこ相場に着いていけたのではないかと評価している。
  • 為替感応度の高い
    「為替相場に関しては、90円以上の円安が定着することを予想」と。
    おカネが市場で出回る事を期待したのではないか。
  • オバマさんの就任式でナニを話すのか
  • 1~2月はイベントてんこ盛り
    株価変動が大きくなる見通し。一喜一憂する相場になるのではないか。上昇すれば売り、下降すれば買いに徹する。
  • 日揮・千代田化工・東洋エンジを組み入れた理由について
    業績は悪くない。シェールガス等の資源開発関連として。中小型株では付いていけない相場に対する保険の意味が強い。
  • 大型株が上がる相場というのは多くの人に有益な状況になる
  • 今は流動性相場に近いのではないか


以下はひふみの12月の運用報告書にあった現在の投資スタンス。
1)企業業績に比べて、株価水準に割安感があること
2)会社や製品にブランド力があるか、企業経営者のリーダーシップが明確であること
3)グローバル企業であるか国内でのシェアが高く強い競争力を保持していること
4)円安の進展や国土強靭化計画などの発動により業績に強い恩恵を受ける可能性があること

12月のポートフォリオの変化には驚きました。

完全に大型株に切り替えていますね。結構リスクを高めに持っている感じなのでやや怖い気はしますが、今の相場観なら結構儲けそうな気もします。ナカナカ難しい状況だと思います。この辺の相場観を丸投げできるってのもアクティブ型投資信託の強みでもあるし弱みでもあろうかと。


2013年1月5日土曜日

2ちゃんの7605フジ・コーポの買い煽り

2ちゃんにあった7605 フジ・コーポレーションの買い煽りが面白かったのでコピペ。

決算短信発表後の株価下落あたりの投稿になります。概ね震災特需が消え、タイヤ需要もひと段落着いて売上の鈍化を見込んでの下落ってことなんでしょう。

既に全国展開がほぼ終わっている同業他社である9832 オートバックスセブン9882 イエローハットと比べて出店余地があるのと、同業他社より高い利益率はもっと評価されるべきでしょう。

まあでもしばらくはどっちつかずの展開になろうかと思うので握力勝負なのかなとも。優待もあるしね =)。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1354419999/426
【割安株】バリュー投資 Part49【PER・PBR】

426: 山師さん [sage] 2012/12/14(金) 19:33:14.30 ID:7zmS0Ls8 (5/7)

人に拠り、見方がさまざまで面白いです。
中には冷静な見方をされている方もいらっしゃいますね
 
フジC(7605)
2012年10月期単体、21.4%経常増益。
事前予想を上回る水準。
 
23年10月期投資CF △463
24年10月期投資CF △2,467
財務CFもプラスになっていることから、攻めている姿勢が感じ取れます。
 
利益が減ったのは投資に使っているからです。
フジは今成長企業として、何より店舗拡大への成長をとる時期ですからね
攻めの攻勢ですね
 
フジのROE15%ですが、会社のライフサイクルとしては
売上の拡大をなによりも重視する時期ですね。
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1354419999/479
【割安株】バリュー投資 Part49【PER・PBR】


479 ⇠ 492: 山師さん [sage] 2012/12/15(土) 19:17:48.23 ID:RkLjKeff (1/3)

フジコーポの短信を読んでみましょう
 
フジの「投資」は有形固定資産の取得だけに留まりません。
人材と広告宣伝費にも「投資」しています。
フジの24年度の人件費関係は前年比11.2%増の約1.2億円の増加。
広告宣伝費が前年比19%増の1.36億円の増加になりました。
4Q単体の減価償却費は0.9億円なので、
4Q単体の人材・宣伝・有形固定資産の費用だけで
概算すると1.85億円以上の費用増となります。
売上に占める割合は増加分だけで4.5%に達します。
減益になって当然です。
 
これらの事実を勘案すると、会社予想より若干高めに上振れしたに
過ぎない24年度決算は見た目以上に良好であること、
これだけのありとあらゆる先行投資をして閑散期の黒字を確保する
フジの底力を感じます。
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1354419999/480
【割安株】バリュー投資 Part49【PER・PBR】


480: 山師さん [sage] 2012/12/15(土) 19:26:44.25 ID:RkLjKeff (2/3)

長期投資家にとって、これほどの買場はないでしょう。
 
11月の月次があれだけいいのに、この会社予想はありえない。
利益は円安で輸入コスト増により圧迫される可能性があるにしても、売上が10%は控えめ過ぎる。
 
投資家は目先の値上がり益狙いの投資ゲームに終始しています。
「悪材料現象」は株式市場の普遍的な特性のひとつです。
投資家とは悪材料で売るものだからです。
 
フジコーポのような「消費者独占力」の強い企業は悪材料で売り込まれても、
そこから立ち直れるだけの強いエンジンを持っています。
 
この消費者独占力の強い企業こそがバフェットの富の源泉だということです。
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1354419999/481
【割安株】バリュー投資 Part49【PER・PBR】


481: 山師さん [sage] 2012/12/15(土) 19:27:50.89 ID:RkLjKeff (3/3)

大きな悪材料であるニュースが出た時には、その企業の株価は必ず下がりますね。
「好材料で買い」「悪材料で売る」95%の投資家の愚かさを利用する。
そういう時に、あのバフェットは本当にいい企業の株を買っていたのです。
 
これもよく言われていることですが、あらためて考えると大事な事です。
今回のフジコーポの決算も安く買いたい人が必要以上に煽って投売りを誘っていますね。
 
バフェットの言うチャンスがフジコーポの決算にある気がしますね。
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1354419999/492
【割安株】バリュー投資 Part49【PER・PBR】


492: 山師さん [sage] 2012/12/16(日) 00:19:28.08 ID:9LXL/m6F

>>479
 
「投資」という言葉の解釈に齟齬があるようだ。人件費は財務諸表上で投資として扱われない。それらは投資ではなく費用で、大部分は、
 
 粗利益 - SGA費 - 研究開発費 - 減価償却費 - 営業内利息 = 経常利益
 
という大まかな式のSGA費に入る。
 
会社がお金を払っても、結果が会社が所有する設備などにならない場合、それは費用になる。例えば、人材を育てるためにお金をかけると、通俗的には、「人材育成への投資」などといわれることもあるが、育成された人材はいつでも会社を去ることができる。人材の技能はその人材に属しているのだから、財務諸表上、「人材育成への投資」は費用になる。
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1354419999/493
【割安株】バリュー投資 Part49【PER・PBR】


493 ⇠ 515,516: 山師さん [sage] 2012/12/16(日) 09:49:48.38 ID:I3JkEO0G (1/2)

キャピタルゲインを得ることを念頭に置いた我々投資家が「投資」と言った場合、財務諸表の何処に記述されるかなんて問わずに、将来のキャッシュフローの増加に寄与するものならなんでも「投資」と呼んでいいと思います。逆に言えば、キャッシュを生まない自社ビル建設なんて投資CFに載るけど「投資」じゃないわけです。
 
フジコーポの19年度の正社員は215名、24年度の正社員は364名でした。19年度の一人当たり経常利益は256万円、24年度は451万円ですから、社員一人当たりの経常利益は76.1%増加しています。キャッシュを獲得するのに寄与したと推定できるので、人材獲得は「投資」だったと言っていいでしょう。
 
24年度も45人程度を採用しましたが(前期比15%増)、特筆すべきは本社採用が多かったことです。というのも、前本社は地形上非常に手狭で本社の十分なスペースを確保せず、必要な人員を置けなかったのです。震災で被害を受けて閉鎖された同じ黒谷郡のスポーツクラブに本社機能を移転したのですが、こちらは十分なスペースがあり、移転後まもなく法人営業部と店舗営業を分割する等の組織変更を行いました。フジの野望は業販・店舗両面においての全国制覇を成し遂げることにあります。そのためには頭脳である本社機能の拡充が不可欠だったのです。
 
既存店が良い数字を出すと闇雲に店舗拡大を図って、あとから物流の問題とか商品確保の問題とかが生じて行き詰る間抜けな成長企業が多い中、フジはまず目先の急成長を捨てて、高成長の布石を打ったのです。
 
ここら辺が遠藤文樹社長のしぶいところです。ちなみに私は遠藤文樹社長の自宅を拝見したことがありますが、とても上場企業の社長の自宅ではありません。私が空き巣なら遠藤社長の家には金目のものがなさそうなので入らないでしょう。無駄な金を一切使わない男が約25億円も使ったのですから、これは一世一代の大勝負なわけです。この会社は私が要求しても意地でも中期計画を出さないのですが、将来的には店舗100店体制、業販は3倍、通販は2倍くらいのところを目指していると考えています。
また、凡庸な社長なら24年度の大規模な設備投資もエクイティファイナンスで行っているのでしょうが、遠藤社長は営業CFで賄えない部分は借り入れで賄いました。これは借入金の金利よりも株主のWACCが遥かに高いことを熟知しているからです。遠藤社長、非常に信頼できる経営者です。

'12/11の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。11月は年末の運用業績。

<今年1年間の本欄を振り返る>
 
 2012年の当ファンドは、「上昇相場の後半で稼ぎ、短期の下落相場にはあまり反応しない」という勝ちパターン通りの展開となり、これまでのところ良好な運用成績を収めています。そのパフォーマンスの一端を担った本欄の注目銘柄について、発表後の株価動向を主観的に評価してみます。

1月  <飯田グループの中で投資するなら> 一建設(3268)…◎(大局観から正解でした)
2月  <企業向けパッケージソフトは不況にも強い> 1stホールディングス(3644)…○、ソフトウェア・サービス(3733)…◎、ディーバ(3836)…○
3月  <日本一遅れた業界の改革者> フジ・コーポレーション(7605)…○
4月  <保守化する国内個人消費> 注目銘柄なし
5月  <派遣会社の品格> WDBホールディングス(2475)…◎
6月  <これが日本の生きる道> ポラテクノ(4239)…×
7月  <原料安効果が期待できる化学小型銘柄> 扶桑化学工業(4368)…△、エスケー化研(4628)…○、T&K TOKA(4636)…△、萩原工業(7856)…△
8月  <ある震災復興の物語> ジーテクト(5970)…△
9月  <150坪の王者たちの再生> 注目銘柄なし
10月  <ベンチャー・リンクが残したもの> コシダカホールディングス(2157)…△、アークランドサービス(3085)…◎
11月  <飲食店開業の見方> テンポスバスターズ(2751)…○
※ 月表示は作成日によります

 今年は、「優良割安銘柄に投資し、じっと上昇を待つ」という当ファンドの投資戦略が機能しやすい一年だったと思います。今後も、当ファンドでは市場が見逃している個別企業の強みを探求していく方針です。

1月の飯田産業グループは、'12/12のM&Aで結果的にうまいことハマッた状況でした。結果オーライっぽいですね。


実の所、毎回履歴を残しているのは投資アイディアを拝借していたりする訳でして =)。

2475 WDBホールディングスは、かなりいいタイミングで投資出来た銘柄でした。過去何回か出し入れして同値撤退することが多かった銘柄だったのですが、記事が掲載された時期に自社株買いを積極的に行っており同業他社の中では評価が低かった事もあって投資しました。


7605 フジ・コーポレーションは、月次の割には評価が低かったのですが悪くは無い銘柄だと思っています。特に同業他社との比較で他社より利益率が高い理由が素晴らしいです。お勧めの記事です。


4239 ポラテクノは、機能化学銘柄にしては安定した高収益を続けており、前から気にはしていました。どうも残存者利益を享受しており、また自動車産業との密着性、自動車の電子化等、他には見られない特徴があったので投資してみました。今年から単元が100株に変わっており、小額でも投資できるようになったのと、流動性がソコソコ出てきたというのもあります。

前にも書きましたが株主構成の9割が親会社に占められているというのが大きなネックになっていると思われます。あわよくはM&Aでもしていただけるとありがたいのですが =)。


まあこんなとこ。2012年は中小型株に注目が集まりましたが2013年はどうなることやら =)。

ちなみにラベルから過去記事が読めるよ。