2015年8月31日月曜日

今日の雑談 (8/31)

6588 東芝テックのレシートの電子化は面白いと思うんだよね



法的な情報として有効なら素晴らしくいいのだが、その第一歩というか実験段階なのだろうか。惜しむべくは多分、知財の囲い込みが酷く、今回のDNPのアプリでしか流用できない仕組みになっている可能性が高いということ。本来なら、様々な家計簿や会計ソフトとの連動ができ、その手のフォーマットが決まっていることが望ましいんだが、まあ非公開で契約次第で云々なのだろう。

まあそれでもレシートレスへの取り組みは絶対必要だと思うんだよね。

SuicaやNanacoだって購入履歴は残ってるわけで、これを法的に有効に使えるよう、技術と立法が一体となって進めたら面白いことになるはず。技術があっても実現できなければ何ら意味が無い。

まあいいや。期待しちゃう。


6502 東芝7732 トプコンの株を売却するらしい



最近の株価暴落の要因の一つが炸裂したっぽいですね。株数が株数だけに自社株買いまで出来なかったのかな。

野村証券とみずほ証券が共同で幹事会社となり買い取り引き受けし、売却価格は9月8日~10日のいずれかの日に決定する。東芝はグループでトプコン株の30.39%を保有していた。トプコンは「売上高に占める東芝関連の比率は1%未満で、取引関係はほとんどない」としている。
-- 東芝、保有のトプコン株を全て売却 売却益は300億~400億円 :日本経済新聞

いきなり過ぎでしょ。なんでこんな時期に全売却するんだよ。あまりに酷い資本政策でビックリだよ。

もっと丁寧に売却して差し上げて!


Amazonの「プライム・ビデオ」が気になるなう



Amazonプライム会員を頑なに拒否していたんだがこれは気になる。コンテンツ次第ではプライム会員になってしまいそうだ。Kindle端末も持っているので、毎月Kindle本がダウソできる権利が魅力的なんだよなあ。

迷う。



投資家のオフ会に参加してきました =)


ニコ生主のBコミさんが日経IRフェア後にオフ会を催すということで参加してきました =)。

小銭投資のボキュからすると場違いな感じはしていたのですが、まあ掘られることはあるまいと軽い気持ちで参加してきました。流石に30人近いオフ会というのはかなり大きな規模でして、お話出来たのはその内でも1/3程度でしょうか。

かなり遠方の方からこのオフ会のために訪れた人がいまして、Bコミさんの謎のカリスマ力に圧倒されますた。人気ホストか何かなんですかねw。

驚いたことに日々のPVが100ちょっとという、ブログ開設している意味を感じない程の影響力の当ブログを読んでいる方がいまして、ちょっと驚きました。何が気に入ったのかよく分かりませんが、私の戯言に惑わされることなく、投資道を貫いてくだされ。

後、元SIerの人も参加していまして、その人曰く「SEで投資で成功した人が少なすぎる。私がその成功者の一人者になりたい!」と、抱負を語ってたのが印象的でした。目下実践中の逆張り投資法である斉藤さんもご存知でして、やっぱりSEだとシストレとの相性がいいんですかねえ、みたいな話で盛り上がりました。私はムリゲですが、マジガンガレ。マネー雑誌に祭り上げられたらちゃんと購入するからっ!

ということで、億トレばかりの集まりで身の狭い思いをするかと思ってたんですが、そんなことは無かった =)。老若男女、割と幅広い層が集まった感じでした。


ということでお肉が美味しかったです。私からは以上です。

【NISA】 NISA口座の状況 (15/08末)

NISA口座の状況 まとめページ

ということで8月末の運用状況ダナモ。


減りましたorz

+35.13%(7月末) → +29.10%(8月末)と△6.03%となりました。
対してTOPIXは、1659.52(7月末) → 1537.05(8月末)と△7.38%とこちらも減少しています。

TOPIXよりは下げなかったことが幸いしています。

今月は8/24からの暴落の影響を大きく受けています。8月の権利落ち&優待落ちもあった月なので割と頑張ったほうだとは思いますよええ。


暴落局面では、4825 ウェザーニューズ8425 興銀リースの株価が大きく乱高下しました。

特に興銀リースは、業績が伸びていないので株価の流れにブレる傾向にあります。景気敏感株ですからね、仕方ありません。ただリース業故の安定した収入というのは結構、無視されている気はします。今のところ、金利上昇は見られず景気は徐々に好転している状況では、リース業には追い風なはず、なんですけどねえ。

3230 スター・マイカの低迷も地味に気になっています。増資懸念でもあるんでしょうか。よく分かりません。


こんなとこ。

【逆張り投資法】 2410 キャリアDC、利確しました (^^)

【逆張り投資法】 まとめページ

2410 キャリアデザインセンターが利確ラインに引っかかったので利確しました。今日の始値で丁度、1045円になってまして本来ならこのタイミングで利確するべきだったのですが、色々忙しくてですね、忘れてました。その後、上下を繰り返していたのですが運良く1047円で売却しています。


危ない危ない =)。株価アラート的なサービスを使うべきですね。

とは言えキャリアDC自体は、もう少し評価されてもいいかと思うので、どこかのタイミングで再度ポジってみようかとは思っています。

残りはパイプドビッツ。明日新規上場という扱いで、ボキュの記憶ではこの手の上場は、さっくり売られることが多いんですよねorz。

ああ怖ひ。

2015年8月27日木曜日

今日の雑談 (8/27)

今日の逆シグナル (8/26)



全市場で3銘柄、東証一部銘柄はありませんでした。


すっかり通常運転ですね。

3454 ファーストブラザーズはよく分かりませぬ。ロックアップでもなさそうだし一体何がアレを売却してるんだか。3195 ジェネレーションパスも売られている理由がよくわかりませぬ。月次があったんでリストを更新します。3587 グローバルアジアHDはお父さん銘柄ですので除外でしょう。


ちなみに3831パイプドビッツなんですか、HD化で新規上場することをすっかり忘れてましたorz。いや知ってはいたんですが、今回、このタイミングだとは思ってもいなかった。証券番号3919と番号も新たに発行される始末でして、前のチャートが引き継がれることもないでしょう。

9/1の新規上場ではチャートによる「売られすぎ」という値頃感で買われることは少ない気がします。


「もしかして、この投資法、通用しないんじゃね?」とやや不安な心境になっておりまする。

困りましたね。

「エンジェルジャパン・アセットマネジメント」が助言をしている投資信託を収集してみた

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

ジェイリバイブのまとめページを作っていて思ったんだが「エンジェルジャパン・アセットマネジメント」が助言をしている投資信託ってジェイリバイブだけではないんじゃまいかと。ということで、ジェイリバイブ以外にも助言している投資信託を見つけてはキャッキャウフフしようというのが今回の目的。

「市場の変動性はバリュー投資のリスクじゃない」

【ennさん投資講座】 まとめページ

15.08.27のツイートを纏めておくスタイル。

2015年8月26日水曜日

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

ジェイリバイブは、日本の小型株に投資を行っているファンドです。

書籍「日本株は、バブルではない」で厳選アクティブファンドとして紹介されていたので、今回ヲチすることにしました。著者の藤野さんによると小型株ファンドの中では運用成績が安定しており「大和住銀日本小型株ファンド」と2強だそうです。

実はこの投信はエンジェルジャパン・アセットマネジメントという会社が運用のアドバイスをしています。
この会社は中小型株運用に特化した運用助言会社であり、同分野では老舗中の老舗です。「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」はこの会社の助言が最大限発揮されている有力投信といえると思います。
-- 日本株は、バブルではない

一般的なファンドは、月次で運用成績を報告することが多いのですがこのファンドは週次で公開しているのが特徴です。今回のヲチ対象は銘柄説明にしていますが、相場環境についても語られておりこれも参考になります。

ぜひ確認してみてください。

週次




その他




参考





日本株は、バブルではない
ダイヤモンド社 (2015-08-10)
売り上げランキング: 105,345

今日の雑談 (8/26)

株価暴落時にボキュがしたこと



一応、一段落した感じですけどまだ警戒してます。何一つ、問題が解決しているわけではありませんからね。

  • (1)暴落の理由を理解する
    正直、よく分かっていません。中国市場の下落、米国の利上げ懸念等、様々な不安要因はあるものの、今の時期でここまで大きく下げる理由というのは思い浮かびません。前に売り仕掛けをして大きく相場が崩れた事がありましたけど、今回もそのたぐいではなかろうか、と思っています。ファンドの解約で利益が乗ってる日本株が集中して狙われた説、というのがしっくり来てます。
  • (2)株価水準の高低を判断する
    業績予想からすれば低いことはないにしろ、高いとは感じていません。日銀のETF買い入れ等で緩やかに株価を上げる要因があったにせよ、それがバブルを引き起こす程の上昇には感じられないんですよね。
  • (3)自分の許容リスクを確認する
    そもそも現金比率を高めにキープして運用しているので、初動の下落でも割と余裕がありました。今日(8/26)も下げるようなら現金比率を下げていこうと考えていましたが、さっくり上げ始めてしまったのでやっぱり比率は変わらないままです。
  • (4)投資行動を決める
    逆シグナルが過大に反応していましたので現時点では異常な下げであることは明らかでして、逆シグナルでの売買を行うことにしました。
    長期で保有することを決めている銘柄で利益が乗ってる場合は半分利食い、短期で値上がりを期待していた銘柄は全売却。普段β値が低い銘柄で大きく下げている銘柄を補填、今まで高くて手が出せなかった銘柄の買付けを行っています。
    こんなタイミングじゃないと利食い出来ないんですよ =)

結局、現金比率は変わらないままです。17500円を割るあたりがターニングポイントとして考えています。今のところ、正常運転ですかね =)。


今日の逆シグナル (8/26)



全市場で18銘柄、東証一部銘柄はありませんでした。


フツーの逆シグナルの状況になりましたね。

そいえば7419 ノジマがPOを取り止めたそうでPTSで早速買われているとのこと。昨日、若干悩んだのですがそもそもPOの成り立ちが気に食わないので触れないことにしました。胸クソ悪いし。

勿体無いことをしましたかねえ。

【逆張り投資法】 2410 キャリアDC、3831 パイプドビッツを組み入れました

【逆張り投資法】 まとめページ

昨日、宣言したとおり、2410 キャリアデザインセンター3831 パイプドビッツの2銘柄組み入れました。


上記2銘柄は過去、決算説明会さんが取り上げてまして他の銘柄よりは選びやすかったです。予習の賜物ですな =)。3649 ファインデックスも気にはなったのですが、2Q決算の状況から下方修正の可能性を考慮し、今回はスルーすることにしました。4320 CEHDも好みではあったのですが、下方修正をみた直後ですので逆張りとしてはパワー不足かなと。


この投資法で企業の業績を気にするのはどうかとは思うのですが、何せよりどりみどりでしたので =)。


ルールでは寄付きで握るということでしたが、流石に今日の相場は無理でした。様子を見ながら買い付けました。

ちなみに、あのウザい青メールアイコンが表示されていないのは、個人的にスクリプトでブロックしてるからです。割と驚かれるんですが信用口座を開いていない証明になりましょうか。当方、スクリプトで好き放題にイジれるので上記の表示もデモとか言われると、返しようが無いですわ =)。

売却ルールは以下の通り。

  • 30日保有ルール適用
    30日を越した場合、いったんポジションを解消する。
  • 買値より10%下がったらナンピン敢行
    買値10%マイナスでナンピンを試みます。キャリアDCは855円、パイプドビッツは1037円。株数は未定です。
  • 買値より10%を上回ったら売却
    キャリアDCは1045円、パイプドビッツは1268円が利食いライン。
  • 買値より20%下回ったら損切り
    キャリアDCは760円、パイプドビッツは922円が損切りライン。

今回は、大丈夫かと思うけどやっぱり心配だばぁ。

(追記:15.08.26)

3649 ファインデックス、早速、下方修正出してきましたね。織り込むまで時間が掛かりそう。

2015年8月25日火曜日

今日の雑談 (8/25)

今日の逆シグナル (8/25)



全市場で289銘柄www。もう笑うしかありませんね。

困りましたね。

ということで昨日と同じく東証一部のみに絞り込むと23銘柄になりました。


流石にぶっ込んで大丈夫な銘柄が出てきたので実践を検討します。100マソ行くかどうかは市場の状況を見させてください。

寄りで爆上げしてたら流石に悩みます。

4290 プレステージ・インターナショナル - ジェイリバイブ (15.08.21週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

4290 プレステージ・インターナショナル


プレステージ(PI)は、コールセンターのアウトソーシングを請け負っている企業です。四季報の同業他社に4708 もしもしホットライン9715 トランス・コスモス

 今週は、企業の業務の一部を代行するサービスを多角的に展開しながら成長を続ける「プレステージ・インターナショナル」をご紹介します。業務代行サービスを提供する企業は数多く存在しますが、同社が手掛けるのは、自動車保険、海外旅行傷害保険、海外通販、不動産など、専門的なノウハウが必要とされる分野が中心です。具体的には、自動車の事故・故障時のレッカー搬送や代替交通手段手配、海外での旅行者・駐在員向けのクレーム受付や傷害・病気対応、住宅や駐車場で起こるトラブルの解決など、実に多岐に渡ります。同社は自社で保有するコンタクトセンターや現場出動部隊を駆使することで、これらの業務を顧客企業に成り代わって効率的に行っており、損害保険会社、クレジットカード会社、不動産会社などの企業にとって、まさに縁の下の力持ちとなっています。
 同社の競争力の基盤となっているのは、世界14カ国・18拠点で構成されるサービス拠点網です。中でも、国内3カ所に構える大規模コンタクトセンターは大きな差別化要素になっています。さらに高い人材定着率に着目して2003年に秋田でセンターを開設して以降、2013年に山形、2015年には富山にもセンターを新設し、現在では合計3,000席を超えるコンタクトデスクを有するに至っています。オペレーターは全て正社員として雇用することで高い定着率と高品質サービスを実現しており、顧客企業からの高い評価につながっているといえましょう。今後の拡張余地も残していることから、既存サービスの拡充に加えて、新規顧客開拓や新規分野への参入によって、更に売上高を伸ばしていける体制となっています。「困った人に耳を傾け、解決に導く」という創業時からの理念を受け継ぎながら、今後も同社は継続的な成長を目指しています。

アウトソーシングは、成長産業と考えています。

日本企業は、自社で開発、生産、販売という一気通貫の経営を行ってきた大企業は多かったと思います。が、これは成長期ならば効率的な経営手法なのですが、成熟期に達するにつれ、無駄が生じてきます。最近の傾向としては、ファブレスと言われる工場を持たない製造業や、製造のみを請け負うEMSと呼ばれる生産工場に集中させることで、生産効率を集中させることで利益を出す企業が主流になっています。

そのような状況でPI社は、損保のサポート業を一気に請け負うことで成長してきました。サポート業は、人の数で売上が決まるので生産性を上げることが難しい事業で、多くの企業では「お荷物」扱いの部門になりがちです。アウトソーシングによって、各社の不採算部門であるサポート業を請け負うことで、仕事の多いところに人を回すことで効率的に回すことができます。

成熟期では、お互いにWin-Winの関係になる事業なのです。

上記の2社以外だと、人材派遣、決済代行、福利厚生のアウトソーシングを行っている8876 リロ HD2412 ベネフィット・ワン6078 バリューHR、棚卸代行の4659 エイジス等、ここ数年、評価されています。

PI社は、事業所を秋田や富山に新たに設備投資を続けている関係上、利益が伸びにくい状況にはありますが、売上は順調に二桁成長を続けている優良企業です。もしもしHDのIRの人に聞いたんですけど、秋田や沖縄の人たちはサポートセンターに向いているんだそうです。求人率が低いので定着率が高く、性格的に忍耐強い人が多いんだそうです。

ひふみ投信で社会見学に行ってましたね。


纏めると、損保の規模収縮の過程でPI社のようなアウトソーシングを利用する企業は増えてくると思います。成長性は大丈夫でしょう。株価は知りませんけど =)

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20150821.pdf

2015年8月24日月曜日

今日の雑談 (8/24)

今日の逆シグナル (8/24)



全市場で173銘柄ww。流石にマーケットが壊れてるだけはありますな。今日の日経平均△895.15円、△4.61%の18540.68円で、今(22時20分)の日経平均先物は17390円とまあ凄いわあ。

困りましたね。

ということで、173銘柄全部のリストを出すのは面倒なので東証一部のみに削りました。東証一部に絞ると12銘柄になります。


どれも買えねえw。マーケットが壊れている最中なので今回は発動しない方向で =)。

でも明日は一応、買いに向かいますよええ。

2015年8月22日土曜日

2489 アドウェイズ、2122 インタースペース、3655 ブレインパッド - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

2489 アドウェイズ


アドウェイズは、ネット広告を提供している企業です。四季報の同業他社に2461 ファンコミュニケーションズ2491 バリューコマース2122 インタースペース





詳しくないので紹介だけ。

3328 BEENOS絡みだと越境ECは、夢広がりんぐ。アジアのインフラが整えばアジアの成長と共に売上を伸ばせると、いいですね。


2122 インタースペース


インタースペースは、ネット広告を提供している企業です。四季報の同業他社に2461 ファンコミュニケーションズ2489 アドウェイズ2491 バリューコマース





詳しくないので紹介だけ。

ネット広告は、スマホという新しい分野が加わったものの成熟期に近い事業だと思っています。Googleが金鉱を掘って、その分前をパクってGoogleと共に成長していく流れでしょうか。ネット広告分野ではGoogle自体がやや足踏み状態に近いので、大きな売上は期待できないものの、市場自体は2桁成長を続けるという印象でしょうか。

成長はGoogleに任せて、市場成長のおこぼれを貰うのが最も効率的だと思うのですよ。なので本業以外の成長性を求めてなく、利益の殆どは配当に回してくれる企業が好みでして、そうなると2491 バリューコマースあたりがワタシ好みになりわけです =)


3655 ブレインパッド


ブレインパッドは、データ解析を行うソフトウェアを開発する企業です。四季報の同業他社に6094 フリークアウト3666 テクノスジャパン3680 ホットリンク





'11/09上場


詳しくないので紹介だけ。

ぱっと見、かなりシンドいビジネスを行っているように見えます。

  • ソリューション事業の低迷
    ソフトウェア業で言うとパッケージ事業ですね。売れば売るほど利益が上積みされるのでここがしっかりしているとキャッシュが回りやすくなるのでお勧めです。ライセンス販売しているようなのですが、どうも伸びが悪い。成長分野であるならまずここに力を入れるべきだと思うのですが、、、。実の所、単体での需要は大して無いのではないかと思っています。
    パッケージ販売なら3844 コムチュアのようにパッケージをトータルで扱える事業の方が優位性があるんじゃないかな。
  • アナリスティック事業の下請け化
    受注を受けて開発するタイプですので、売上に比例して人件費が嵩む構造になります。顧客のビジネスを知った上で設計を行うことになるのなら、それは下請けです。ALBERTの時に説明したとおり、利益率7%への集約になりやすいのです。
  • ストック事業への切り替え
    シンドいですね。初動で売上が伸びないし、新たな開発費が掛かるので利益が出にくい時期になるでしょうね。強いビジネスならパッケージ販売+メンテ費用という収益構造になるのですが、課金型にして顧客の裾野を広げようという戦略なのでしょうか。顧客メリットは高いですけど、事業構造上、人件費が嵩みそうな気がします。
  • 積極的な人材採用?
    今の時期、人材採用を積極的に行うのはコスト高になります。良質な人材は大企業に吸収されているでしょうから更に厳しい。分野が特化しているだけに教育費にコストが掛かりますし、売上に寄与するには1年は掛かるでしょう。

売上が倍々ゲームになっているのならまだしも、現時点での事業構造の転換は迷走しているようにも見えます。

2015年8月21日金曜日

今日の雑談 (8/21)

6753 シャープの手切れ金は一人あたり751万円



一人あたりの手切れ金は751万円(=243億円÷3234人)也。

人件費削減効果として半年で150億円の効果としているので、年間一人あたり928万円(=150億円*2/3234人)の削減効果。その内、福利厚生費は2割程度とすると、一人あたりの平均年収は742万円あたり。有報には、シャープの平均年収は728万円とあるので大体あってますかね。

手切れ金の相場としては、月収の3~6ヶ月分前後が一般的なので、割と奮発してくれた感じでしょうか。希望者が少なかったこと、リストラ対象者の年齢が高かったことも考慮してるのかもしれない。

ちなみにリストラ費として計上するのは珍しく、構造改革費という感じで計上されるのが一般的です。この手の前向きでカッコイイ特損が出た場合、概ねレイオフと思って間違いないでしょう =)。


大企業の従業員様が職安に頼るとかそれどうよ感が溢れてますな。年齢だけの問題では無い気がしますけど =)。


今日の逆シグナル (8/21)




結構下げたんですけど逆シグナル的にはセリクラまでには至らない様子。20銘柄確定したらまた逆シグナル投資を始めましょうかね =)


竹田和平さめ、着実に大株主から名前が消えている



ちょっと前の話なんだけど、小型株を売って大型株にシフトするっていう記事が掲載されてたんだよね。でちょっと気になって検索してみたら本当に減ってた。

  • 今期:7銘柄
  • 前期:23銘柄
  • 2期前:55銘柄

なんか残念ですね。折角なんで未だ握ってる7銘柄を抽出してみる。

相変わらず安定配当が期待できる専門商社が多いですな =)。

抽出方法は以下のとおり。



3762 テクマトリックスも自社株買いがあったんだね


前場寄り気配で気がついた。おせえよw。これもまた他人ごとではなかったりするんだが。

テクマトが自社株買いのアナウンスを発表しています。自社株買いは、ToSTNeT-3経由で買付け。

  • TOB価格は881円
    ToSTNet-3経由で自社株買いが行われます。ToSTNet-3では買い付け価格は終値ベースの株価で売買が行われますので881円での取引になります。ちなみにToSTNet-3は、機関投資家向けの時間外売買を行う市場です。
  • 主要株主の4755 楽天からの売却希望
    大株主の持株比率が落ちる場合、取引関係の解消がありえるのですが、楽天との取引はあまり大きくありません。今回のは、単純に楽天側のファイナンスということでしょう。
  • 購入株数は347万株 (総株数の30%程度、31億円)
    手元に41億円程度の現金はありますけど、流石に急激に現金が減ることになるので、自社株買いと同時に長期借入を行っています。やや現金余りな点がありましたけど、今回ので随分解消されています。

ポジティブにみると、自社株買いですのでEPS(1株あたりの純利益)、つまりPERの改善に繋がります。この影響は大きいでしょう。

ネガティブにみると、楽天側が今が株価の天井とみている可能性があることでしょうか。まあだからといって企業価値が悪くなるわけではないですしね。大きな資金を使っての自社株買いですので、資金繰りの悪化が懸念されますが、その点は長期借入でフォローしているのでまあ大丈夫かと思われます。

記事では、「需給が引き締まり」とあったのですが、そもそも大株主の株は保有したままで市場に出てこないはずなので引き締まりは関係ないかと思われます。市場に流れている浮動株が少なくなるわけではないのでToSTNet-3経由での自社株買いは無風である場合が多いのです。

今回は、かなりの株数なので株価に影響を及ぼしたのでしょう。


4659 エイジスのディスカウントTOBどうよ?


正直、他人事ではないのだが、それは置いておこう。

エイジスが自社株買いを行うアナウンスを発表しています。自社株買いはTOBの形を取って、公募することを選択しています。ただし今回のTOBはやや複雑です。

  • TOB価格は2982円
    前日の株価は4400円ですので概ね市場価格の半額での公募になります。一般的なTOBは、市場価格にプレミアムを乗せて公募します。そうじゃないと誰も応募しませんからね。
  • 創業者がTOBに応募する予定
    つかこのTOBは創業者以外に応募はしないでしょう。一応、他の人にも応募するチャンスが与えられるのがTOBなのですが、プレミアムどころかディスカウントですからね。ネガティブにみると、創業者は今の株価が高いとみていて売り抜けようとしているように見えないこともないのです。
  • 公募株数は全体の6.13%
    結構な株数になります。一般的に大株主が売り抜ける場合、立会外分売を利用する場合が多いのですが、今回の株数で一気に立会外分売を選択すると大きく株価が下がるでしょうね。となると期間をずらしてゆっくり立会外分売を繰り返す場合が多いのです。
    創業者側で、私的に纏まったおカネがご入用になったのかもしれません。

ネガティブにみると、創業者側が現状の株価が高いとみて売り抜けようとしている、という見方ができるでしょう。あの会社の経営は創業者が占めているのも不安点ではあります。

ポジティブにみると、ディスカウントであろうと自社株買いですのでEPS(1株あたりの純利益)、つまりPERの改善に繋がります。しかも今回、株数が多いのでPERへのインパクトは大きいです。買い取りには現金を用いますのでROEの改善にも繋がります。現金をやや持て余している感はあったので割と悪くないファイナンスのようにみえます。

立会外分売なら株主数を増やす効果があるので鞍替え上場狙いという線もあったのですが、、、。とはいえ創業者の持ち分が減ることも鞍替えに必要なことなので、ポジティブに見えないこともない、かな。

心落ち着けるために夕凪さんのページを紹介してみる。


ディスカウントTOB直後は、株価を下げることはあっても、後々には評価される場合が多いようです。今の市況ですとかなり売られることは覚悟しないと不味いでしょう。

2.5割引の3300円を下限として注目してみますかねorz。


2015年8月19日水曜日

2462 ジェイコムHD - ジェイリバイブ (15.08.14週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

2462 ジェイコムHD


ジェイコムHDは、人材派遣を行っている企業です。四季報の同業他社に6089 ウィルG3654 ヒト・コミュニケーションズ6068 P&P HD

今週は人材派遣サービス事業を中心に展開する「ジェイコムホールディングス」をご紹介します。携帯電話の販売代理店として販売・店舗運営のノウハウを蓄積した同社は、これを活かして1998年に携帯電話販売に特化した人材サービスを開始しました。登録スタッフを派遣や運営受託の形で携帯電話販売店や家電量販店などに提供し、接客・商品説明・契約手続きのほか、販売促進の企画・運営も支援しています。携帯端末の機能・サービスや料金プランは年々複雑化しており、最近では光回線など他の通信サービスとのセット販売も開始されたことで、その傾向に拍車がかかっています。同社のスタッフは携帯端末を使い慣れた若年層が中心で、しかも充実した研修制度によって専門的な商品知識や接客能力を備えたスタッフを育成できていることが最大の強みとなっています。また、1日の単発業務から数カ月、数年間の業務まで対応できる柔軟性も顧客から高い評価を得ています。最近では、他業界への人材サービスも強化しています。例えば、アパレル分野では大手EC業者や有名ブランドなどに派遣しており、第二の柱に育ってきました。他にも保育業界やコールセンターなど、着々と事業領域を拡大しています。
人材サービス以外でも相乗効果の発揮できる事業への展開を進めています。まず、2013年に首都圏で介護施設を運営する「サンライズ・ヴィラ」を子会社化しました。運営の効率化を進めるとともに、人材の供給を円滑に行うことで収益拡大を図っています。また、今年6月には事業所内保育施設や認可保育園の運営を手掛ける東証一部上場「サクセスホールディングス」を子会社化しました。人事不足感の強い保育士の採用力をさらに強化し、運営の効率化も一層進める方針です。様々な分野で人手不足が深刻化する中で、同社は未経験者でも社会で活躍する人材に育成できるノウハウを武器として、今後も積極的な展開をしていくことで着実な成長を目指しています。

決算説明会さんでも取り上げられてました。


業界再編が加速しており、ビジネスとしては今イケイケですよね。

この手の事業は規模の経済性が強く働きます。派遣事業自体は、ほぼ変動費でして、売上が増加しても固定費は増やさなくてよいビジネスなのです。どいうことかというと、派遣先を仲介する従業員(バックオフィス)の賃金が主な固定費になるのですが、派遣さんが増えても従業員を増やす必要はなく、10人が20人に増えようとも大体作業量は変わらないのです。

そんな環境の事業ですので、割と事業の最適化が早く行われるというか、リストラの速度が早く、M&Aに適していると言えます。属人化しないのも強みでしょう。


ジェイコムHDは、月次開示の再開はよ。話はそれからだ。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20150814.pdf

2264 森永乳業 - スチュワードシップ・ファンド ('15/07月次)

スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド | スパークス

2264 森永乳業


森永乳業は、乳製品を製造販売している企業です。業界二位。主要株主に2201 森永製菓。四季報の同業他社に2266 六甲バター2269 明治 HD2270 雪印メグミルク

エンゲージメント活動として、当月は上位保有5銘柄のうち、森永製菓の経営者との面談を行いました。森永製菓は1899年の創業来、100年以上にわたって構築してきた商品力・ブランド力を有していますが、市場環境が厳しい中でそれらの強みを活かしきれずに低い収益性に留まっています。また、ルーツを同じくする森永乳業と「森永」の冠を付した食品企業が併存する形となっており、コーポレートブランドの育成が進みにくい状況になっています。当月の面談では、上記のような点についての問題意識や改善策についての意見交換を行い、経営陣が収益性改善やブランド力向上についての意識を高く持っていることを確認できましたので、方針を支持し着実な実行を期待する旨を伝えました。

ここ数ヶ月は、食品関連株がよく騰がりましたので組み入れ銘柄上位に顔を出したようです。明治HDとか相当騰がりましたしね。安全性を重視した債券から資金が流れてきているっぽい話を聞いてるんですけど、どうなんでしょうね。

いずれ明治HDのようににホールディングス化を行う気がします。国内需要が増えてくるとは思えませんし、独自に乳製品に特化して事業を進めるよりかは、食品全般で事業ポートフォリオを入れ替える方が理にかなってるでしょう。TPP関連もあって、関税で守られてた利権が削られてしまうリスクもあります。

そう考えるとM&A要因として割と悪くない銘柄かもしれません。

でもまあ対話したっていうよりかは、会社の主張を聞きに行きました程度の内容に見えないこともない。ブランド力向上のためにどのような施策を話していたのか、それを記載してもらいたいところなんだが。


なんというか、とっても小並感溢れる月次レポートなんだよなあ。

6669 シーシーエス - '15/07の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドまとめページ

6669 シーシーエス


CCSは、工業用LED照明を開発している企業です。四季報の同業他社に6661 オプテックス・エフエー7714 モリテックス6918 アバールデータ

<ニッチ分野でも進むLED化>
当ファンドではLEDの性能向上・価格低下に伴う既存光源からの代替に注目しており、これまでも車載関連企業として京写(6837)などを、住宅関連企業としてオーデリック(6889)を本欄で取り上げてきました。LED化の一番の主役は日亜化学工業(非上場)などのチップメーカーですが、光源の用途は多岐にわたっており、ニッチ分野になればなるほど周辺機器のノウハウが重要になってきます。今回取り上げるシーシーエス(6669)も、検査ライン用照明というニッチ分野で独自のノウハウを積み上げてきた企業です。同社は1993年の創業以来、LEDの検査ラインへの応用を主力業務としてきました。1990年代のLEDは非力かつ高価でしたが、長寿命や光源の小ささといった機能上の利点が高く評価される用途に限定して、製品展開を行ってきました。その後、LEDの性能向上・価格低下に伴い、ライン上の一点を照らすのではなくコンベア全体を照らすような用途にも利用分野が拡がっています。
検査ライン用の照明は、電源管理や導光・反射、放熱などの面で専門的な技術が数多く必要です。さらに、ラインに合わせた照明提案を行うためには、検査対象となる製品の特性に関しても深い知識が必要です。製品単価は高いものの販売台数が限られる分野のため、現実的にこれらの技術・知識を蓄積するためには実際に顧客と向かい合い長期間事業を行う必要から、参入障壁が高い分野と言えます。
同社は創業者が一時植物工場などの新規事業に傾斜し業績を悪化させましたが、現在は本業に回帰し成長軌道に復帰しています。円安による顧客の生産回帰に際しても、人手のかかる検査工程の自動化は不可欠であり、同社の活躍余地は拡がっています。

懐かしいですね。この銘柄、IR活動を積極的に行ってた時期に組み入れてました。

LED照明というと、LEDの普及と伴って参入企業が多くなってきて過当競争になっているのでは?と考える人が多いとは思うのですが、CCSは工業用に特化しており高い参入障壁を持っています。工作機械見本市でファナックのコーナをずっと見ていたんですけど、そこで不良品を見分ける画像認識システムってのがデモしてまして、よく見るとそこで使われるLED照明にCCSのが使われていたんですよ。当時、ちょっと感動しました =)。

で、上記にもあるのですが、成長の柱としてLEDを活用した植物工場というのに手を出しまして、この時期に随分利益を落としました。野菜の単価が安く、設備投資に似合った利益は出ませんでした。野菜ではなく「花き」なら安定した利益が確保できるかもね、という話を当時してました。売り切ってから随分経ちましたけど、ようやく原点回帰が上手く回ってきたように感じました。

設備投資が活発になってくるとLEDを活用する場面も増えてくるでしょう。立ち位置は悪く無いですが、景気循環株に近いのでその点は加味したほうが宜しいかと。後、A種優先株の影響が大きいのが気がかりですかね。潜在する株を加えると3割増程度。そろそろ整理してもいいんじゃまいか。

  • http://www.daiwasbi.co.jp/products/search/fund/pdf/20150731_kogataSB37M.pdf

2015年8月18日火曜日

【読書感想文】 日本株は、バブルではない

日本株は、バブルではない
ダイヤモンド社 (2015-08-10)
売り上げランキング: 73

ひふみ投信のファンドマネージャーである藤野さんが書いた投資本です。Kindle本でも出版されていたんですね。てっきりKindleでは出さないのかと思って書籍で買っちゃいましたよ、、、orz

1章 「新・三本の矢」で動き出した「2匹のタヌキ」
2章 日本経済にのしかかる3つの問題と、異次元緩和で日本はどうなるのか
3章 「伊藤レポート」の衝撃
4章 「スチュワードシップ・コード」「コーポレートガバナンス・コード」で証券業界も投資信託も変わる
5章 今こそ、日本株を買いなさい
-- 日本株は、バブルではない | 藤野英人 著 | 書籍 | ダイヤモンド社

本書は'12/02に出版した「日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。」の更新になっています。とはいえあの時の状況と今とでは株価が倍近くなりましたので状況が異なります。当時と今とでは、どのように環境が変わっているかを中心に解説しています。

軸は「伊藤レポート」になります。


伊藤レポートとはなんぞ?


'14/07に公開されたレポートです。

このレポートでは、日本企業が再度、成長するためにはどのようなことが必要であるかを記載しています。このレポートは一般公開されています。ひふみアカデミーで勧められて一応、目は通したのですが割と面倒くさい話が多くて、サマリーだけ読んで、読んだ気になっています =)。


このレポートを中心として、資本社会への取り組み方が大きく変化しようとしている状況にあります。本書ではこれを「新・三本の矢」として取り上げています。

  1. 伊藤レポート
    政府主導のレポート。投資家との対話を積極的に行い、ROEを8%以上を目標にせよ、と提言しています。
  2. スチュワードシップ・コード
    機関投資家向けの行動規範です。機関投資家として投資先の企業価値向上や持続的成長を促す責任を果たしますよ、という誓約です。この誓約では、対話によって企業の継続的な成長を促すべきであるとしています。
    機関投資家の殆どはこのスチュワードシップ・コードに従うと宣言しています。
    例えば、今までは難しい議決の場合、棄権することがあったそうなのですが、この誓約では議決権行使を棄権することは許されていません。必ず何らかのジャジメントを下す必要と責任が問われます。で、議決権行使の責任回避の流れからか、議決権行使の助言サービスを提供しているISS社の判断が時折話題に出てきます。大塚家具の親子喧嘩の時もISS社の判断が大きく寄与したと言われています。
  3. コーポレートガバナンス・コード
    企業がステークホルダーに果たすべき役割を定めたものです。日本取引所が中心となって取りまとめています。
    お役人文章に留まらず、こうあるべきだという具体的な内容に触れているあたりが興味深いです。例えば、株主との対話を密に行うため、集中日に株主総会を開くべきではないとか、社外取締役を積極的に採用するべきだ、とか。

2015年は上記のレポートが大きく役割を果たす最初の年だったと思ってます。

今まではROEについて聞いても「ROEを高める必要性を持っていない」と回答する経営者が多かったのですが、今日では、回答に差はあれ、ROEを無視する返答は一切聞かれなくなりました。勿論、ROEにも欠点はあり、それに傾倒するべきではないとは思うのですが、全く無視するようでは上場している意味が分かりません。そんなことを説明する手間が省けただけでも、上記のレポートは役立ってます =)。

「集中日に開催するのはやめちくり~」と株主発言してもあしらわれることが無くなったのは大きいですよええ。

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何故、このような流れができたのか。

要は日本を再成長に持っていくための銭が政府に無い、というのが大きいようです。健全な資本社会に促すことで安価に企業を成長させようということらしい。

そんな話が纏まっています。


「期間限定のサブ戦略……キャッシュリッチで株価上昇余地の大きい株の探し方」


ROEが低くてネットキャッシュ銘柄なら余剰資金で自社株買いとかしてくれて株価が上がるかもよって言うことで紹介されていました。オマケとしてスクリーニング情報が掲載されていたんですが、7割方、面白くない銘柄が揃ってまして、ですね。

それなら私が提案しているスチュワードシップ基準(仮)の方が精度がいいんじゃまいか。割と上手く言ったスクリーニングだと思うんだが如何だろうか =)。


折角なんで、今日(8/18)時点でのスクリーニング20銘柄を載せてみた。


「「私が自身をもってお勧めする「厳選アクティブ投信」はこの5本」


日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。」でもやってましたよね =)。

で、5本+1本は以下のとおり。

  1. コモンズ30ファンド
    直販投信。30銘柄厳選。
  2. 結い2101
    直販投信。テレビ「プロフェッショナル 仕事の流儀」でファンドマネージャーの新井さんが取り上げられました。
  3. 大和住銀日本小型株ファンド
    前の著書でも取り上げられています。私もヲチしています =)。
  4. ジェイリバイブ
    実はこのファンド、私も半年前辺りからずっとヲチしてました =)。組み入れ銘柄を見てもらえれば分かるのですが、かなり卓越した選球眼を持っています。このファンドに組み入れられている7917 藤森工業という銘柄が興味深くて、決算博打の企画の時に買ってみようか散々悩んだ挙句、買わず、1Q決算後バク上げとかもうね。
  5. ひふみ投信
    デスヨネー。ひふみ投信に入信するともれなく40銘柄まで組み入れ銘柄が見れるようになります。組み入れ銘柄に興味がある方は是非 =)。
  6. セゾン資産形成の達人ファンド
    外国株込みで推薦。

厳選理由については書籍を読んでみてくださいな =)

今日の雑談 (8/18)

日経電子版のアプリが酷すぎる


なにこの糞アプリw

画面の1/3以上をオンライン広告が占めるという糞加減。無料なら分かるんですけど、これで4000円/月搾取していくんですよ。頭に蛆が湧いてるとしか思えないんだが、彼ら正気なんでしょうか。

流石、日経やでえ、そろそろ解約しますね =)



2015年8月16日日曜日

今日の雑談 (8/16)

ファミリーマートとユニーGHDが経営統合



ようやく決まりそうな流れですよね。生き残るためにはスピードが重要でして、このあたり上手く進むと私も助かるのですが =)。

前に経営統合ネタで動いていた銘柄が再度動くかもしれません。今週は、ぼんやり見てます。



不正会計でお馴染みの東芝さん、確定給付年金やめるってよ



要はですね、今まで企業が年金資産運用していたのを今後は従業員でやってくんなまし、って話です。記事の通り、企業が資産運用するので、従来の年金利回りより上回る運用ができていれば、ミョーな利益になって、逆だとミョーな引当金が積まれることになります。

ぶっちゃけですね。確定給付年金を採用しているほとんどの企業は、運用損が出てます。多くが日本株や債券に投資をしていてですね、まあこの20年間で随分運用資金を削ってるんですね。アベノミクスがなければ今頃どうなってたことやら。

で、どんだけ運用損がでてるかヲチしてキャッキャウフフしようかと思ったんですが、有報に記載が見つかりませんでした。理屈はわからないのですが、年金運用損益を開示しない企業が増えてるんですよねえ。

でもマイナスなのは分かります。B/Sの退職給付引当金がそれです。2014年度の時点で1576億円程計上されてますね。

この引当金は、退職給付金をちゃんと積み立ててくれて、かつ想定内の運用益が出ることを想定しているものでして、給付金の積立が止まることを想定していないんですな。となると、真水の運用資金が入ってこず、OBへの支払いで運用資金は減るばかりです。運用が怪しいと更に引当金を計上する必要が出てくるかもしれないわけです。運用利回りをどの程度想定しているのか記載がないのですが、いずれにしろOBさん達と楽しい対話が始まりそうですね =)。

どさくさ紛れて嫌な特損が紛れることになるかもしれませんな。いやあ怖い怖い。

まあそもそも資産運用に失敗しているのを利益から差し引くってのもどうかと思うわけですよ。だって、OBに支払うコストは会社の成長に一切関係ありませんからね。OBの債務を現役が背負い、その債務を外注や派遣に押し付けてるのが今の日本経営なわけです。

全社一丸になって頑張るのは、精々従業員までにしてもらえませんかね?ってことです。


久しぶりに逆シグナルを検索してみたw



結構、引っかかっててワロタ。つかIPO銘柄壊滅状態ですな。


グロアジは上場廃止なので遊びにくいとして、残りの銘柄で何か遊べそうかな =)。


一応、逆シグナルは下落相場の度に確認はしているのですが、今期は急落が続くことが少ないですよね。

2015年8月15日土曜日

3914 ジグソー - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

3914 ジグソー


ジグソーは、セキュリティ関連のソフトウェアを開発している企業です。四季報の同業他社に3680 ホットリンク3906 ALBERT





収入源は、サーバー監視システム・ソフトウェア「puzzle」の月額収入のようです。


本拠地の情報からも単価や性能がさっぱり見えてこないので検索してみたのですが、困ったのは検索に引っかからないことです。「ジグソー」の「パズル」ですからね。まあゴミまみれですよ。AdWordsの広告を期待したのですが、どうも出稿していない様子。商品名の付け方といい、認知度の低さといい、大丈夫なんでしょうか。

商品としては、競合する場合が多いでしょうね。

ログ監視 AWS - Google 検索」の広告で出てくる企業が競合になるんでしょう。IaaSで人気のAWSでも独自のログ監視サービスを提供していますし、そのログから更にサービスを提供する事業者もいるようです。

サーバーのログ監視は、様々なツールが揃っていて参入障壁は限りなく低いとは思うのですが、運用のアウトソーシングということならば日本語が通じる分、需要がありそうな気はします。必要なのはもはや技術ではないんですよ。

パッケージソフトウェアに近い状況ですので、数が捌ければ利益は出やすい構造です。ただ今後同様のビジネスをやってくるところは出てくるでしょうし、過当競争になれば価格面で厳しくなるかもしれません。

シェア拡大が重要かと思われるのですが、それにしてはあの製品名はどうよ?って話。

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IoTってどうやって儲けたらいいんでしょうかね。ネットに繋がる機器同士でデータのやり取りを行い、新たなるサービスを構築しようってことでいいのかしら。

現段階で、如何にもIoTっぽいサービスとなると健康管理系のガジェットでしょうか。


この手のガジェットは、心拍計や光度計でデータを取得し、そのデータをスマホを介してサーバーに送り込んで健康管理に役立てようって流れですかね。あまり日本では流行っていない気はするのですが、米国では人気のようで、iPhoneでは専用のツール(HealthKit)が用意されているほど。

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IoTで興味深い切り口で注目しているのがヤフーの「myThings」ってスマホアプリ。


IFTTTのインスパイヤってことになってるけど、本丸はIDCF Cloudなんじゃまいか、と思ってる。IoT専用のサーバーを提供して、それを活用するのがmyThingsって流れ。

一気にエンジニアの数を減らしそうな感じなんだが、まあ、多分流行らないw

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IoTのキモは、機器同士のデータ交換にあると思ってる。

となると、機器で共通言語を話す必要があるんだが、これが全然纏まらないんだわ。いち早くApple社が家電メーカーの囲い込みを行ってまして、Apple社と機密契約をすることでiPhoneとのやり取りが可能になります。専用ツール(HomeKit)も用意されています。


この囲い込みの流れにGoogleが反発していまして、これがまた興味深い。


IoT専用OS(といっても中身はAndroid/Linuxなんだが)のBrillo、共通メッセージ規格であるWeaveを一般公開する流れの様子。この分野、Apple社に埋められたくないんでしょう。

かつてのUSB(Intel) vs IEEE1394(Apple)のシェア争いを思い出しますな =)

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で、ここまで振ってJig-sawのIoT戦略であるIoT OS「SINGULARITY」をみてみる。

・IoT-OS&puzzle smrt tipによるIoTデータ自動受信・検知(Auto-Sensor-ing)
IoTデータのDB即時ダイレクトコネクティング
データの汎用性と二次利用の拡張性を指向(自由にフォーマット定義可能)
・オリジナルのプロトコル(MQTTも対応)を採用
強固な双方向暗号化
端末負荷・通信負荷を大幅に低減する(データスリム化)
・データロスト回避のためのコンポーネント
・ワンコンソール(リアルタイムデータ統合管理)ダッシュボード
-- 時事ドットコム:「IoTがはじまる」近未来社会を支えるJIG-SAW IoT-A&A Serviceスタート

まんまBrilloっすよね =)。

独自にOSよりかは、共通規格になり得そうなWeaveに乗っかった方がいいと思うんですよ。数が裁けますし。HomeKitをサポートできていないのならGoogle陣営に入ったほうがいいんじゃまいか。

Brillo用「puzzle」の方が面白いと思うんだけどねえ。初期からBrilloに顔を出していれば割と多くの開発者から引っ張りだこになるかもしれませんよ。

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纏めると、私の印象からするとLinux関連企業というのはことごとくハコモノに進化しまして、嫌な感じしかしません。

余談ですが「ビッグデータ」「IoT」とバズワードをやたら使いたがるのが気になります。薄っぺらいJ-POPを聞かされてる気分になるので、もう少し実のある記述にしてもらえると助かるのですが。

2015年8月14日金曜日

3727 アプリックスIP HD、2928 健康コーポ、8186 大塚家具 - 今日の決算説明会さん

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3727 アプリックスIP HD


アプリックスは、組込み機器周辺の開発を行っている企業です。四季報の同業他社に2317 システナ3741 セック4295 フェイス






Wikipediaで調べてみたんですが、知財のゴミ溜め宝庫のような企業ですね。

一昔前にWinCDRというCD-R書き込みソフトがあって同じ機能のB's Recordというソフトウェアと双璧でした。B'sの開発先は既に清算してしまったようですけど。

WinCDR 7.0 Ultimate DVD 2 アカデミックパック
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昔からBluetoothに執着しているようでして、前にZeemote JS1というスマホ向けのジョイスティックを販売していまして、HID classと独自モードが同居していて面白い端末でした。SDKとか変な契約を結ばせるんじゃなくて、GitHubとかで広く公開したら良かったのにね。


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で、今回のIoTネタですけど、まあビミョーですよね。

BLEモジュール+アプリ開発という組み合わせでビジネス展開しようとしているんでしょうけど、まずBLEモジュールをハード屋さんに組み込んでもらうところからみて厳しい。ハード屋も頭が固い連中が多いでしょうから従来の白物家電に実装するのも一苦労でしょうし、その割に大手企業では技術屋が有り余ってるでしょうから、自力で何とかしてしまうでしょう。

となると、今までネットとは無縁で、そこそこ売れてる電子機器を持っており、BLEモジュールを盛り込んでも価格転嫁できる力強い製品を持っている中小企業、というニッチにもホドがあるだろという企業が相手になるんじゃないでしょうか。

キモは商品提案力、ですかねえ。

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ビーコン技術では吉野家の「Tamecco」が興味深いです。

店内に置かれたビーコンで顧客がいつ来客したのかこっそり管理出来る仕組みでして、顧客もクーポンが貰えるというメリットがあるんですよ。ヤマダ電機の来客クーポンみたいな仕組みのビーコン版でして、これはコストがあまり掛からないし撤収も結構楽で流行ったら面白いなとは思ってます。

このようにですね、ビーコンというハードを売るんじゃなくてビジネス丸ごと販売する仕組みだったら面白いんですよ。求められているのは開発力じゃなくて提案力、じゃないですかね。




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折角ですのでB/Sも見ておきますか。いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


現金の比率が多いのですが、ここ数年の利益は常に赤字でして、現金の多くは増資で賄われています。

株主資本が多いように見えますが、この内訳は、株主資本40億円の内、増資等で増える資本金が134億円で、利益余剰金は△95億円でして、これでは既存株主は報われません。配当は、利益余剰金から支払われることになっていまして、利益余剰金がマイナスですと、法的に配当が出来ません。

FCFを見て行きましょう。


この10年間、事業で現金をほとんど生み出していないのが分かるでしょうか。

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纏めると、IoTといっても、そのキモとなるビジネスや商品があってのことです。それらがあって初めて役立つ技術であって、単体では大して役には立たないでしょう。そこまで食い込む力があれば、IoTを触媒にして大きくビジネスを伸ばせる可能性はあるかもしれません。

そいうことです =)。


2928 健康コーポ


健康コーポは、健康関連の通販を起点とし、健康に関わる様々な事業をM&Aしている企業です。最近ではCMでお馴染みのライザップ(RIZAP)が成長エンジンになっています。四季報の同業他社に3325 ケンコーコム3396 フェリシモ3660 アイスタイル





しばらくは優待と鞍替え上場狙いになるんでしょうか。鞍替えの影響は大きいと思うんだけど、鞍替えと同時に増資しそう。


8186 大塚家具


大塚家具は、家具屋さんです。四季報の同業他社に2790 ナフコ2777 カッシーナ・イクスシー9843 ニトリ HD。unicoブランドの3169 ミサワが同業他社に並んでないのが寂しい。ナフコよりは8184 島忠の方が親しみがあるというか、ナフコが近場にないだけなんですけどね。





大型店による一気買いという生活スタイルは時代に沿わなくなっているのかもしれませんね。ニトリや島忠は、生活にミックスさせて家具も販売するという形で受け入れられたように感じます。顧客層を絞り込めなかったあたり、改善点は多いでしょう。

ミサワでの話なんですが、家具買取りの需要は相当高いらしいのですが、コストが異様に高くなるんだそうです。有償にするとどうしても数万円は必要になり、それなら自治体のサービスを利用したほうが双方にとってメリットがあると判断しているとこの事。自治体を紹介することで対処しているとのこと。

下取りサービスで自治体への費用のキャッシュバックでもしたらいいんじゃないですかね。大口を優遇するサービスでもいいですけど、小口に嫌われそうですね。

時代遅れになってしまったリソースのリニューアルが課題なのでしょう。今まで貯めこんでた資金があるし、好立地な場所に店舗が多いところを考えればいくらでも手段はあるかもしれませんね。


2015年8月10日月曜日

今日の雑談 (8/10)

雑誌ムー、Kindle版で安売りやってるw


懐かしすぎ。

何故か近場の図書館にムーがあってよく読んだものです =)。下手なエロ本より読みにくい。職場の近くにムーが売ってたのに気がついたんですが、書籍のコーナーがビミョーでして、○薇族とかその手の雑誌と同じコーナーにあってですね、やっぱ世間体って若干気になるじゃないですか。立ち読みしにくいわ。

まあムーも大概だけどなw

ムー 2015年7月号[雑誌]
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ムーっていうと「愛は、心の仕事です~♪」「あいまいみーまーいん~♪」ってのが浮かんだんだけど、いやそれラ・ムーですからって一人ツッコミしてたw




今日の決算博打と決算発表


+63850円、手数料、税抜き。決算博打終了。

  • バーチャルの分を織り込むと実は+4マソ程度
    決算博打と割り切るならしっかり売り切ったほうがいいかもしれない。
  • 製造業と外需、辛すぎ><
    中国関係だとは思うんだけど、数字的に悪くなくてもポイポイ捨ててくる感じがとても辛い。
  • PER/PBR関係なさすぎorz
    決算の良し悪しよりかは、決算で下値を叩かない銘柄を選んだつもりだったんだけど、決算の数値と関係ない感じを受けた。PER1桁台で、決算の数値が悪くなかったにもかかわらず大きく売られる場面が多かったように感じた。
    今のところ、低PERでナンピンして救われたのは僅か。元の株価まで戻るには時間がかかりそう。困りましたね。
  • 売上より純利益優先?
    単に税金の支払い状況がズレただけで純利益が乗ってる銘柄ですら評価されていて唖然とする。売上の上昇はあまり評価されていない印象があった。成長性を優先するなら売上を評価するべきだとは思うのだが、配当の方が優先されたのだろうか?

ファンダ厨には辛い相場なんじゃないかな。今まで上がっていた銘柄の手仕舞いが行われてたのかなあ。かなりの難易度と見た。

3906 ALBERT、3242 アーバネットコーポ、3064 MonotaRO、3244 サムティ - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

3906 ALBERT


ALBERTは、データ分析を行うためのソフトウェアを開発する企業です。四季報の同業他社に3655 ブレインパッド6094 フリークアウト6031 サイジニア






詳しくないので紹介だけ。

ソフトウェアのカスタマイズ、チューニングを強みに挙げているのが気になりました。ソフトウェア業では、これらの作業は全てヒトが行う必要があります。ともすれば、ヒトの限界が売上の限界になるわけでして、売上を伸ばすためにはヒトを雇う必要があります。この手の人材は、そこら辺に転がっているかというと、まあそんなことは絶対になく、費用が嵩みます。

どんな優れたソフトウェアでも売上を伸ばそうとすると、それに比例して人手が必要となり、利益率は7%前後に集約します。人材を確保し過ぎるとこれはこれで難しい問題にあたります。ソフトウェア業で安定した売上が確保でき、利益率が10%以上を確保できる銘柄というのは、売上を伸ばすのに人出が掛からない仕組みを持っているものです =)

色々見てみてくださいな。


3242 アーバネットコーポ


アーバンネットコーポは、マンションデベロッパーです。四季報の同業他社に3245 ディア・ライフ3254 プレサンスコーポ8935 エフ・ジェー・ネクスト




15.02.14の続きです。




前回との差分は、今年6月に公募増資を行ったことでしょうか。株数2割増しで市場から13億円を調達しています。8/6現在の株価は330円で、公募価格の334円をナカナカ抜かせてもらえない状況のようです。

公募は、株数が増えるので株価が大きく痛むのですが、公募の質が良い場合、つまり調達した資金を有効活用できるという認識が広まると、数ヶ月で公募価格を抜くことが多いのですが、今回はどうでしょうか。

気に食わない点としては公募した挙句、増配をしているところでして、少数株主からするとビミョーな気分なんじゃないでしょうか。増資したのなら、その資金は事業に投資してほしいわけで、増配するくらいなら公募を止めて無配にしたほうがまだ気分がイイと思うんですけどねえ。

---

折角ですのでいつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


棚卸資産の伸びが凄まじいですね。中身は販売用のマンションでしょう。リーマン・ショックの時はこの在庫を回転させることが出来ずに一部の企業は倒産を選びました。2010年度の絞り込みはこれはこれで凄まじいです。

株主資本が増えたのは増資が効いています。株主資本は増えたけど、それ以上に株数が増えているので既存株主としては、確保した在庫がちゃんと捌けるかが重要になるでしょう。

続いてフリーキャッシュフローをみてみましょう。


財務CFがプラスなのは増資です。

営業CFがマイナスなのは販売したマンションより、仕入れたマンションの量が多かったからです。資金のサイクルが回ってるうちは儲かりまくりなのですが、サイクルが止まると急速に資金繰りに困ることになります。

金融や不動産で多いキャッシュフローです。


3064 MonotaRO


モノタロウは、工作資材に特化したネット販売を行っている企業です。四季報の同業他社に9962  ミスミグループ本社2678 アスクル9830 トラスコ中山



ミスミGですとVONA事業が近いでしょうか。扱ってる部材は単価が低く消耗品が多いですので、合致しているかというとビミョーですかね。扱ってる商材としては、自動車関連が多いトラスコ中山が一番似ているのですが、トラスコ中山はネット通販に力を入れていないので、月次の比較にはいいのですが、財務を比較するのには合ってない気がします。アスクルは今、ヤフーと組んで事業ポートフォリオを変えている最中でしてこれもまた比較しにくいですかね。

モノタロウと他のネット通販との違いの一つに、自社でインフラを構築できる技術を持ち合わせているところでしょうか。インフラ構築を外に出すと経営速度が遅くなりますし、外注費がバカになりません。ネット通販なのに儲からない企業は、インフラを他人に委託してます。この場合、売上が増えても粗利は増えない傾向にあるので注意しましょう。

纏めると、月次、すごいですよね。


3244 サムティ


サムティは、マンションデベロッパー(マンデベ)です。四季報の同業他社に8923 トーセイ3245 ディア・ライフ3254 プレサンスコーポ





15.01.22の続きです。


相変わらず分かってません><