2014年4月20日日曜日

3186 ネクステージ - '14/03の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。3月は3186 ネクステージ

<中古車業界の新興勢力>
情報化の進展に伴い、実は典型的な情報産業である中古車業界は新たな業態を生み出し続けました。80年代から90年代には、コンピューターや画像配信技術の進歩により、業者間売買の手法としてオークションが主流になりました。オークションの発展により、販売拠点や整備技術を持たない企業でも買い取りが可能になったため、90年代後半からは小回りの利く買取専門店が拡大しました。その中で最大手に成長したガリバーインターナショナル(7599)は、逆に自社の出品待ち在庫をインターネット上で直接消費者に販売する事業形態も確立しました。そして、近年ネットを活用した事業形態で頭角を現しているのが中古車小売店のネクステージ(3186)です。
同社が得意とするのは、店舗ごとに車種を絞り込み、販売価格を抑えて広域から集客する手法です。低価格と深い品揃えをアピールするため、今やネットが中心媒体となったプロトコーポレーション(4298)の「goo」やリクルートの「カーセンサー」に大量の出稿を行い、価格面に敏感な目的買い層を引き付けています。低価格をカバーするため、店舗ではオプション販売にも力を入れています。こういったネット活用型の店舗のほか、近年では地方向けの軽自動車専門店などにも力を入れています。
同社は在庫負担の重い事業分野で急成長を志向しているため、借入金は増加を続けています。特に、この2014年2月第1四半期は二度の大雪で販売機会が失われたこともあり、減益で在庫高も増加する結果となりました。こういったリスク要因に注意する必要はありますが、成長分野の少ない昨今、時代の変化に対応している企業として注目に値すると考えています。

こりゃまた凄い成長株を持ってきましたね =)。

この銘柄、去年の7月('13/07)に上場した企業だったんですね。どうりで私のヲチ銘柄に入っていない訳だ。となると上場前の売上や財務は参考にしにくいやね。

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3186ネクステージIPO


成長性が前面にでていてVCの持分が多め、と言った所か。同時期に上場している3184 ICDA HDと比較されていますね。とはいえこっちは流動性が皆無に近いし、成長性はビミョー。中古車市場の成長と同速度での業績だと、やっぱり人気は出ないだろう。

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【2013028】ネクステージのIPO情報 - 株式・証券会社比較情報サイト 96ut.kabu

初値+18.3%で、その後3分割。

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決算説明資料 - IR情報 | NEXTAGE | ネクステージ

今期は消費税増税もあって市場は低迷することは認識済み。


そんでもってこの業績予想ですよ。惚れるわw


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決算短信 - IR情報 | NEXTAGE | ネクステージ

4/10に1Q決算後、株価△7%。売上好調も雪の影響をもろに受けた様子。この辺は上記のレポート通り。

当社グループにおきましては、『クルマ業界の常識を打ち破り みんなの「希望」を「現実」に。』の企業理念の下に、顧客満足を高めるとともに、関東甲信越地方、東海北陸地方、関西地方へ4拠点の新規出店を行いましたが、2月に関東甲信越地方で記録的な大雪があり販売活動に影響がでました。また、積極的な広告活動や「全国ご当地在庫お取寄せキャンペーン!」に伴う在庫輸送費用の発生により販売費及び一般管理費が増加した結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は126億34百万円(前年同期比50.4%増)、営業利益は2億14百万円(前年同期比1.5%減)、経常利益は1億41百万円(前年同期比33.4%減)、四半期純利益は74百万円(前年同期比38.7%減)となりました。 

スローガン、怪しいなw

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今期予想PER10倍前後、PBR1.6倍は持つ経営にしてはかなり健闘しているのでは。取り敢えず、今の売上の伸びが維持できるのならこのレバレッジ経営はかなり上手く行っているように見えます。消費増税後の落ち込む市場でどれだけの売上を積み重ねることが出来るのか、あたりが気になります。

現時点での判断はやっぱり難しいかなあ。こうなると経営者まで確認しないと判断出来ないんじゃまいか。

非常に興味深いが保留としたい。


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