6666 リバーエレテック
リバーエレテック [6666]スマホ用等小型を得意とする水晶振動子、水晶発振器メーカー。16/3期はサムソンのスマホ不振の影響をモロに受け、経常損失388百万円の見込みだが、この金額で収まれば良いという(厳しい)状況。製品はコモディティ化しており従来品より性能の良いものを(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 12月 4
リバーエレ(承前)出し単価引き上げを図るも、漸次、又下がるという循環。消費電流を従来品の1/5以下にした水晶発振器開発のニュースで本日ストップ高になったが、本製品は供給能力の制約から収益寄与は大きくはない。むしろ高付加価値の水晶振動子FCX-04が大量使用されるような状況を期待。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 12月 4
水晶発振子は、様々な電子機器に必ず必要になる電子部品です。特にスマホのような小型端末では小さな液晶発振子が大量に使われることが多くなっています。
このセクターのトップは日本電波工業ですが各社製品に特徴があります。世界で使用される水晶発振子の半分近くは日本企業が製造しています。リバーエレを持っていた当時は月次を見ながらぐぬぬしていたのを思い出しました =)。
今回は新製品でブチ上げた様子。
材料の感度、良過ぎでしょ、どんだけカネが余ってるんだよw。水晶発振子の小型化は今後も強く要求されるとは思います。
が、製造側からすると製品の性能より安定供給の方が必須なのです。必要な時期に必要なだけ確実に数が欲しい。となるとあまり経験を積んでいない新規の電子部品よりは、汎用品である部品や同業他社も同様に作っている製品(セカンダリー)を好む傾向が強いのです。
仮に今回の新製品が受け入れられたとして大量生産が必要になったとしても、安定供給を約束させるために同業他社に同じ製品を作ってもらう契約を要求してくるでしょう。その時のライセンス契約で如何に儲けるかがカギになります。
で、今回の製品はそれを置き換えるだけの魅力があるか?という話になるけど多分、そんなには無いんじゃないかなあ。電力を喰ってるのは液晶だったりメモリだったりで、水晶発振子自体は案外電力を喰わなかったはず。勿論、CPUとかを動かす奴は別だけどね =)。
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纏めると、水晶発振子は電子部品の中では差別化が難しい汎用品という扱いなんですよ。
リバーエレの場合、設計よりは製造技術が強く、どちらかというと高性能な汎用品を作るのが得意なんです。iPhone特需とかで数が捌けるタイミングで狙うのは妙味があって面白いとは思うんですが、今回のはどうなんでしょうね。
色々先走り過ぎてる気はするわ。
リバーエレの場合、設計よりは製造技術が強く、どちらかというと高性能な汎用品を作るのが得意なんです。iPhone特需とかで数が捌けるタイミングで狙うのは妙味があって面白いとは思うんですが、今回のはどうなんでしょうね。
色々先走り過ぎてる気はするわ。
9616 共立メンテナンス
共立メンテは、学生寮運営(4割)とホテル経営を行っている企業です。四季報の同業他社に8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人、3287 星野リゾート・リート投資法人。REITはかなり遠いですね。
共立メンテナンス [9616]安定成長の寮事業、躍進するホテル事業のフレーズ通りの実績。上期経常利益は計画比8%増だが、総選挙の影響を見たいと通期見込みは据置。3Q中に来期から新たに始まる中期計画と共に改定値を出す。16/3期投資計画は今期比ドーミーイン、リゾート各3棟増(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 12月 2
共立メンテナンス(承前)となり、立ち上げ費用が嵩む。ここ1~2年は開発優先の方針。ビジネスホテルであるドーミーインのインバウンド比率は2Q単独で、前年同期3.7%→今期9.5%と急伸。一室に複数名泊まる率も高く、客室単価の上昇にも寄与。国別比率は韓国6:台湾3:その他1。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 12月 2
この銘柄はとても興味深いので語りたい人は多いんじゃないでしょうか =)。資料も見ずにざっくり流れを説明してみます。
創業時は、学生寮経営を行っていました。学生寮の施設を所有しているが、寮の運営ノウハウが少ないオーナーさん達に対して運営を代理するビジネスを展開して成功しました。建物を保有しているオーナーからすれば土地を遊ばせることなく、また共立メンテ側も土地を保有する事無い持たざる経営として運用に注力できます。このビジネスモデルは、所有と運営を分離が上手く取れた優れたビジネスとして称賛されました。
持たざる経営、とても重要。
うまく流れたビジネスだったのですが、学生寮経営も学生の減少と共に需要が徐々に減少していく傾向が強くなり始めました。今までの人材を流用できる次のビジネスを検討した時、ホテル経営しかないと判断したそうです。
確かにサービスとしては似た点が多いのでアリだとは思ったのですが、ホテル経営ですので一転して持つ経営になります。土地・建物を持つことになりますので機動力のある経営はしにくくなりますし、初期投資の多い事業ですので資金繰りも厳しくなります。同業他社も多く、しかも不景気な状況での新事業ですよ。
当時、絶対うまく行かないと思ってました。いやはや凄いね。
色んな書籍で分析されているんですが、やっぱり最後のキーワードは人材なんでしょう。財務指標からは見つけることは困難です =)
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
持たざる経営、とても重要。
うまく流れたビジネスだったのですが、学生寮経営も学生の減少と共に需要が徐々に減少していく傾向が強くなり始めました。今までの人材を流用できる次のビジネスを検討した時、ホテル経営しかないと判断したそうです。
確かにサービスとしては似た点が多いのでアリだとは思ったのですが、ホテル経営ですので一転して持つ経営になります。土地・建物を持つことになりますので機動力のある経営はしにくくなりますし、初期投資の多い事業ですので資金繰りも厳しくなります。同業他社も多く、しかも不景気な状況での新事業ですよ。
当時、絶対うまく行かないと思ってました。いやはや凄いね。
色んな書籍で分析されているんですが、やっぱり最後のキーワードは人材なんでしょう。財務指標からは見つけることは困難です =)
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
2011年あたりまで随分、ホテルを立ち上げた感じが見て取れます。建物の減価償却が早いのか固定資産の伸張が大きい気がするんですが、どうなんだろう。株主資本伸びは緩やかですね。ホテル事業も上手く流れ始めてますので積極的な投資が終わる頃にはキャッシュを稼いでくれる、かも知れません。
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纏めると、ホテル事業の進捗次第で今後の成長株として取り上げられることが多くなる気はします。海外旅行客へのウケもイイあたりも見所でしょう。ひふみ投信もこの銘柄の成長性を買って、保有比率を高めています。
IR活動も盛んですし、一度お話でも聞いてみたらどうでしょう。彼ら、えらいエネルギッシュですよ =)
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纏めると、ホテル事業の進捗次第で今後の成長株として取り上げられることが多くなる気はします。海外旅行客へのウケもイイあたりも見所でしょう。ひふみ投信もこの銘柄の成長性を買って、保有比率を高めています。
IR活動も盛んですし、一度お話でも聞いてみたらどうでしょう。彼ら、えらいエネルギッシュですよ =)
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