コロナ禍で中断していた、この企画、久しぶりに更新することにしました =)。
未だにコロナによる短縮運営が多いのですが、それでもようやく株主との直接対話の場として活用されてきたように感じています。
株主総会は、個人投資家のためにあります。
機関投資家や大株主は、株主総会前に議決権行使を済ませており、開会前に大半の決議は決まっています。経営者にとって株主総会は謂わば消化試合なんですよ。なので、体よく速やかに株主総会を終わらしたい経営者は一定数いまして、そいう企業はコロナを理由にして閉会を急ぎます。なぜこの場にこれだけの株主が集まっているのか、思いを馳せればそいう扱いをすることがどいうことになるのか想像できないのか、私には理解できません。機関投資家だけと仲良くやりたいのであれば、東証PROへの鞍替え上場をオススメします。
かつて、株主総会を土日開催にしてはどうかと株主質問に立ったことがあります。
残念ながら多くの経営者は必要性を感じてもらえず、ある経営者からは「土日開催より平日開催の方が株主が多く集まっている、平日開催のほうが適正ではないのか」と反論されたこともありました。でもよく見てほしいんですよ、参加者は多いけど大半は背広で、株主質問の場には絶対立たない人たちばかりです。そんな人達がこの企業を買い支えているとはとても思えないんですよ。時価総額が低い内は、個人投資家の満足度を上げることに注力してはという私の発言は届きませんでしたね。
いつしか土日開催を希望する意見は言わなくなりました。結局、私だけなんですよ、こいうことを望む人が。多分、サイレントマジョリティーの多くの株主が実は望んでいることなのではないかと私は信じたい。そんな第一歩として土日開催の企業にはより多くの個人株主が集ってほしいんですよ。
土日開催している企業は、来年も土日開催を続ける企業が大半です。
もしこの中に興味がある企業があったのなら来年、議決権を持って参加してみてください。参加してよかったと思える企業に出会えることを願っています。
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