方針
今回は4/30に決算発表のあった9424 日本通信の決算短信の1ページ目だけをみていきます。
9424 日本通信
今回は「平成27年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 」が対象になります。
業績予想を見ていきましょう。
2Qの業績予想は行っていないようです。これに関しては1ページ以降に記載があるそうなので気になるなら確認してください。通期の予想ですが、前期と比べて売上で32.9%増、営業利益ですと169.4%増と倍以上の成長率です。ああすごい(棒読み。
会社四季報の業績予想と比べるとかなり下回っている状況を受けてか、4/30決算発表後の翌日の5/1は△5.39%と株価を大きく下げてしまいました。倍以上の成長率を誇っているのにどうしてなんだろう(すっとぼけ
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次に業績を見ていきましょう。
売上の伸びは2桁成長はしているものの去年と比べると鈍化しています。成長株として見た場合、気にする必要はあるでしょう。
前年と比べて減収になった理由も気になります。日本通信は設備投資を多く必要とする事業なので成長のために過度に設備投資を行ったのでしょうか?それともMVNO産業の過当競争に負けつつあるのでしょうか?この辺りを1ページ目以降から読み取る必要があるでしょう。もしその説明が納得いかないのであれば投資する必要性は少ないのではないでしょうか。
業績予想の所でも感じたのですが、法人税の支払いが少ないのが気になります。
概ね経常利益から4割程度の税金が差し引かれた後、純利益になるのが一般的です。法人税を支払っていない分、純利益が嵩上げされているのは注意が必要でしょう。税金は経営している限り、支払わなければならないコストですので、このコストを差し引いてPERを算出する必要があるでしょう。
まあ日本通信はそれ以前なのですけど =)。
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次に配当を見ていきましょう。
前期は無配、今期は非開示のようです。
経営者が成長産業との位置付けとしているのでしょうか。前期の業績だと無配は厳しいように思えるのですが、今期の業績に期待してください、と言う事なんでしょうかね。
まとめ
四季報予想は下回りましたが、業績予想を見て、成長を確信できるのなら悪くない投資かも知れません。
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とまあすっとぼけて記載してますが、4/2の下方修正の影響が今の株価に強く反映されているのではないでしょうか。下方修正直後は大きく株価を下げたものの、また持ち直しているあたり、どんだけ経営者に期待してるんだよ、と思わんでもない。
以下は4/2の下方修正。
まあこの数値を見せられてからの、決算短信でのV字回復(予想)という茶番にどれだけの投資家が付き合うのかって話ですかね。
最終的には経営者をどれだけ信じられるのかに掛かってくるんだろうと思ってます。それも決算短信やその他の情報を加味して検討するべきなんじゃないでしょうか。
ちなみに以下は2年前のツイートね。今年じゃないよw
ちなみに以下は2年前のツイートね。今年じゃないよw
9424日本通信の下方修正など眺めつつY!掲示板などを見るなど。あの役員報酬を見せられると何を言ってもほっこりとする。「下方修正のパイオニア」に吹いた。
— Mc.N@休職中 (@SyncHack) 2013, 2月 5
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