茶番
いえね。
最近このシリーズを作って無かったんですが、この発端となる依頼主と言うか問題児がとうとう資金が尽きかけてまして、この期に及んで農業なぞに手を出したりとどんだけ迷走すれば気が済むんだよと思いつつ、このシリーズで更に資産が溶けるキッカケを作るのもどうかなあと思って止めてたんですよ。
で、まあなんで今回書く気になったかと言うと、新たなる問題児が出現してですね、教えろ教えろと五月蠅いんですな。まあニコ生勢を支援するのは目的と合致するので続けていきますよ。
で、今回の依頼なんだが、、、
「決算短信が読めるようになりたいですっ ><」
え?適時開示情報サービスからダウンロードしてくるんじゃなくて?
「私、ファンダになりたいんです>< ファンダは決算短信を読むことだって聞きました!」
いやいやファンダメンタル分析には決算短信は重要なのは確かなんだけど、決算短信が読めるようになったからって株式投資ですぐに儲けられるという代物じゃないからね?
「私、ファンダで株式投資がしたいんです><」
いやまず人の話を聞け、そしてこの作業は直接儲かる訳じゃなく、むしろファンダメンタルばかり気にし過ぎて投資タイミングを逸することにもなって変に拘ると逆に負けちゃうこともあるんだよ?
お金持ちの資本家たちに
「お利巧お馬鹿ファンダ厨 m9(^д^)プギャー」
と後ろ指刺されかねないってことは予め言っておくよ。初めは投資のスパイスの一つとして知っておく程度がイイんじゃないかな。
方針
投資向けの会計本を紹介していきます。
決算短信は、会計を元にした開示情報です。これを読み解くには会計の様々な用語を知っていく必要があるのですが、世の中の書籍は概ね経理のおばちゃん向けだったり、駆け出しの経営者向けだったりして投資家向けに書いている会計本というのは意外と少ないんです。
これから紹介する書籍は、会計の基礎知識よりは、投資にとって必要な会計の知識を会得するための書籍を取り上げていきます。読むためには会計の基礎知識が必要で、初学者にはやや難しいかと思う本も紹介しています。会計の基礎知識は、どんな書籍を選んでも大差ないので図書館でそれっぽい書籍を借りて勉強してください =)。
決算短信は、会計を元にした開示情報です。これを読み解くには会計の様々な用語を知っていく必要があるのですが、世の中の書籍は概ね経理のおばちゃん向けだったり、駆け出しの経営者向けだったりして投資家向けに書いている会計本というのは意外と少ないんです。
これから紹介する書籍は、会計の基礎知識よりは、投資にとって必要な会計の知識を会得するための書籍を取り上げていきます。読むためには会計の基礎知識が必要で、初学者にはやや難しいかと思う本も紹介しています。会計の基礎知識は、どんな書籍を選んでも大差ないので図書館でそれっぽい書籍を借りて勉強してください =)。
決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
勝間和代
武田ランダムハウスジャパン
売り上げランキング: 12,234
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勝間センセの書籍なんだが、この時期は自己啓発系に走ってないので大丈夫(何が。この書籍が出た当初は、特にバリュー投資家の中ではかなり話題に挙がった素晴らしい書籍です。
この書籍は、投資家の目線で決算短信をみたらよいのかに特化しています。不正会計の見破り方は特に参考になるはずです。
書いてある内容は直線的に書いてあるからか、バックボーンとなる会計知識が多く必要になるあたりがネックになります。他の会計本と共に読み砕いてください。正直、この書籍が言っている事を理解できたのは数年掛かりました =)。
理解した分だけ、確実に血肉にはなるはずです。
経理のプロが現場で教える 楽勝!会計入門
伊藤 洋
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 268,393
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脱サラした夫婦がラーメン屋を経営するにあたって一苦労、というストーリー仕立てで会計を説明しています。売上から始まり、経費、在庫、減価償却、損益分岐点など会計の重要な知識が盛り沢山になっています。
他の書籍と異なるのは、ざっくり数値を上げつつそれを弄る過程を説明している事でして、会計を体感できるのは新しい試みでしょう。
経営者目線に近いのですが、利益を出すための流れは投資にも役立つはずです。
決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法
朝日新聞出版 (2012-08-01)
売り上げランキング: 803
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会計の単語は分かったが、それがどのようにP/L、B/S、C/Fに繋がっていくのか理解できていない人向けの書籍です。ある程度の会計の知識は必要でして中級者向けです。会計自体は分かっているが、それをどう活用したらよいのか分からないという人ならばこの書籍はうってつけです。
決算短信の1ページ目の一番上に簡略化したP/Lが掲載されています。この一番右にある純利益が利益になるのですが、この利益はどのような過程を経て算出されたのかが投資では重要になります。
なぜ?
そこに示されている数値は、実力に似合った数値なのか?本来はその数値に似合わない体力で作ったまがい物の数値なんじゃないのか?この見極めが出来るようになると、投資に少しだけ有利になります。それを見極めるにはP/Lだけでは難しく、B/SやC/Fを絡めて検討する必要があるのです。その手順に特化したのがこの書籍になります。
國貞センセの書籍は大体読んでいるのですが、本書以外は特に必要はないかな。悪くは無いんですが、面白味に欠けるんですよねえ。企業分析の仕方も、投資家のそれとは違うんですよ。投資よりは現場の人なのでしょう。
同系列として「儲けにつながる「会計の公式」―借金を返すと儲かるのか?」もオススメ。こちらはB/Sの図解が多いので読みやすいです。古本で出回っていないので、國貞センセの本を推しています。
決算書はここだけ読もう〈2015年版〉
毎年出版されていて、割と俗っぽいムック本なのですが悪くないです。
決算短信を見るにあたっての知識を網羅していて、俗っぽい感じなんだが押さえてる所は押さえていて割とコストパフォーマンスが高いんですよ。
変な会計初心者本よりずっと実践的ですし、上記の書籍よりは眠くならずに読めるはずです =)。
決算短信を見るにあたっての知識を網羅していて、俗っぽい感じなんだが押さえてる所は押さえていて割とコストパフォーマンスが高いんですよ。
変な会計初心者本よりずっと実践的ですし、上記の書籍よりは眠くならずに読めるはずです =)。
次は会社四季報関連かビジネスモデルか財務分析関連の書籍を紹介していきたいと思ってる。多分、こっちの方が投資に活かせるはずです。手元に書籍は用意してあるしね。
まあ気が向いたらだけど =)
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