— Mc.N@お手伝い的な何か (@SyncHack) 2018年7月26日
※上記は日経IRフェアではなく名証IRフェアの時の写真です。
3447 信和
- 1Q決算の減益要因は何?
材料費高騰。材料の鉄が高騰している。4月に価格改定を行ったがこの効果が出始めるのは8~9月あたりからと見ている。更に価格が高騰することは考慮していないが、価格改定でフォローできる。 - 1Q決算の増収要因は何?
物流機器部門が伸びた。
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どことは明言していなかったが多分Amazonだろう。 - 物流機器は一社採用されると広がるのでは?
物流機器の規格はないので、納入先で使用用途に合わせてサイズはバラバラ。なので一定数は採用される傾向が強いのだが、数量が多くなってくるとディスカウント要求が強くなってくるので一概に良い傾向とは言えない。数多くの企業に採用される方向で成長していきたい。 - レンタル部門を今後、大きくしていく見込みは?
今くらいの規模で止めておく予定。足場という商品上、繁忙期でのスポットでの要望が多く、これに応えるためにレンタル部門に投資した。ただしレンタルで成長するつもりはなく、あくまでもスポット対応。
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アルインコのイメージでいたのだがレンタルでの在庫はあまり持ちたくない様子でした。アルインコのレンタル事業での利益率は低く、新足場への移行を促進するための事業の様子。レンタル部門を強めるとのれんの減損テストに引っかかりそうな予感もするので慎重の方がいいんじゃまいか、とはオモタ。 - 海外展開どうよ?
進めているが報告できるほどの売上はまだない。海外に工場を建てたのは輸送費削減のため。 - 足場の製品寿命はどのくらい?
10~15年は持つ。しかし工事現場での利用なので不慮な事故で破損することが多く、全体で年10%は使用できなくなる。その置き換え需要がある。 - のれんの減損どうよ?
今まで減損したことはない。減損は年単位で将来キャッシュフローの30%を毀損したときに行う。減損テストは年1回。リーマンショック級のイベントでも発生しない限り、減損しなければならないタイミングはないのではないか。
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この銘柄はのれん代が大きくてね。IPO前に、のれんの削減が必要ないIFRSを適用していた。日本基準だと上場に影響を与えそうだしね。
IR担当の人は誰と話してもよく分かっていました。ファンドとの関わりが長かったからかもしれません。
決算説明資料が出てこないので正確に思い出せないのですが、この企業は機械化がかなり進んでおり、溶接ロボットが137台で24時間製造を続けているんだとか。この生産性の高さと商品の開発力がこの企業の強さと見ました。
のれん代については何度も聞かれるネタではあるものの減損テストで引っかかることは無い考えには変わりないようです。まあ減損があったとしてもそれは会計上の問題ですので、実際の経営に影響があるかというと殆どないんですけどね。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
総資産の半分を占める薄緑色の部分は無形固定資産、というかのれん代です。
のれん代は、ファンドを渡り歩いた時に増えていった過去の資産でしょう。資産性があるかといえば換金できるものではないですし、価値はありません。会計上、そこに計上されているだけです。減損したとしても株主資本でまかなえる範囲ですし、大きく気にする必要はないのかもしれませんが、一応、こいう爆弾を背負っていることは認識した方が宜しいでしょう。
信和の会計基準はIFRSを適用しています。IFRSではのれん代の減損は減損テストを経て行われます。よって減損テストで減損の必要がないと判断されれば、ずっとこのまま総資産に居続けます。
良し悪しあるのですが、B/Sの見栄えは悪いですよね。
- 3447 信和 - '18/03の「担当ファンドマネージャーの見方」
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IR本拠地。決算説明資料はまだない模様。2Q決算には出すのかな。
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