2735 ワッツ
ワッツ[2735]当社は、季節商品を除く定番品は同じ場所に置き基本入れ替えをしない、内装に費用をかけない等の低コストオペレーションで、ダイソー、 セリア(2782)等の大手競合先に劣る仕入力をカバーしてきた。しかし、最近は、セリア型の(品揃えでかつ)小ぎれいな店へのニーズが強く、
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 10月 13
@gantky1 当社の既存店舗の賃借契約の更新もままならなくなってきたので、それに対応したWattsブランドの店舗を開発、今8末で15店舗をオープンした。POSも導入途上で、減価償却費が従来より嵩み、売上は伸びても利益率は従前より落ちるという状況にある。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 10月 13
@gantky1 16/8期営業利益は昨対8%増の計画に対し、上期を昨年同期比29%減としているのは、Wattsブランドへの改装が通期で25店だが、うち22店を上期に実施する為の経費増による。ビジネスモデルの修正が成功するか、今後の業績に要注視。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 10月 13
15.04.14の続きです。
ビジネスモデルが若干狂ってきた感じでしょうか。
賃料の値上げにより状況の良い場所から撤退を余儀なくされる企業が結構あるようですね。デフレ型ビジネスですと薄利多売が基本ですので採算性を考えると、賃料は重要な要素です。ダイソーやセリアと比べると集客力に劣るところも気掛かりでしょうか。
賃料の値上げにより状況の良い場所から撤退を余儀なくされる企業が結構あるようですね。デフレ型ビジネスですと薄利多売が基本ですので採算性を考えると、賃料は重要な要素です。ダイソーやセリアと比べると集客力に劣るところも気掛かりでしょうか。
小規模展開が難しくなってきているのは、今までのゲリラ展開が難しくなっているということで、強みが活かせなくなっているということなのでしょう。不味いですね。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
ちょっと痩せましたね。
現金が減って棚卸資産が増加している感じでしょうか。年々、若干ではあるのですが在庫回転率が悪くなっているのも気掛かりです。
現金が減って棚卸資産が増加している感じでしょうか。年々、若干ではあるのですが在庫回転率が悪くなっているのも気掛かりです。
’15/08決算では営業CFがマイナスになっているので一応、確認しておきます。
ざっくり影響しているのは買掛金の減少と棚卸資産の増加でしょうか。
この感じですと多分、アクルーアルズ(会計発生高)が多くを占めているかもしれません。昔紹介した、簡易アクルーアルズはこいう時に使うんですよ =)。見た目の利益よりはやや状況が悪い、といことは把握したほうが良さそうですね。
買掛金の減少で考えられることは、一つに単なる決算期による関係で支払いが先払いになっているだけという場合。この場合、ビジネス上の常識の範囲なら問題無いでしょう。
もう一つのパターンとして、契約先の支払い条件が悪化し、先払いを要求されることが多くなったという場合。この場合、長期で資金繰りが苦しくなることが考えられます。契約先の信用が落ちた、契約先から先払いを強要された等があるかもしれません。
いずれにしろ13億円分の買掛金が減少したのですから、その理由を記載するべきかと思われます。不親切ですな。
棚卸資産の増加は、上記の通り、品揃えを多く保つ必要が出てきたからでしょう。棚卸資産が増えると売上原価が下がりますので結果的に利益が伸びます。ただこの利益の伸びはあまり宜しくないです。減損の可能性が高くなりますし、資金繰りも悪化します。
、、、とはいえ。
上記のB/Sをみれば分かる通り、現金を大量に保有し借金も首が回らない程ではないので、直近では資金繰りを気にしないで大丈夫かと思われます。現段階では精々、投資家に支払われる配当の原資が貯まりにくくなる程度でしょう =)。
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纏めると、今期は投資期に差し掛かっており大きな利益は期待できそうもないでしょう。
今期業績予想もそんな感じですしね。でもまあアレだけ現金を持っていて今期減配を予定しているあたり、株主の方向をみているとは思えませんけど、どうなんでしょうね。
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