2021年11月11日木曜日

3695 GMOリサーチ 3Q決算 - 10日目 #100日後に億トレになる企業分析

#100日後に億トレになる企業分析 まとめ

事業概要


GMOリサーチは、ネット調査を行う企業。GMO子会社。


調査サービスは、顧客からのアンケート調査を調査会社が請負い、パネルと呼ばれるアンケートの対象者に対し質問を行い、集計・解析を行う。調査会社は、各々がパネルの維持管理を行っているが、各社ともパネルの質・量に大きな差はなく仕組みは重複していると言える。

GMOリサーチは、ネット調査のパネルの維持管理に特化した事業に特徴がある。パネルの外注化である。

調査会社の利益の源泉は、パネルへのアンケート質問の内容やその分析であり、パネルへの質問業務は汎用化されていてコスト増になりやすく付加価値が付けにくい。一方で、この企業は、パネル業務に特化することで同業他社からの売上を集めることが出来、薄利多売のビジネス展開をしているのに特徴がある。半導体産業のスマイルカーブ現象のイメージに近い。


QonQ ('21/3Q)




3Q累計で増収増益、3Q単体でも増収増益(売上高+26.6%、営業利益+2.8%)となった。

この業界は季節要因があり、年末に売上が集中する傾向がある。現時点で受注が好調により、3Q決算と同時に上方修正を行っている。


今後の考察


今期はコロナ禍の影響により業界全体のコストダウンが図られた事により売上を伸ばしている。コロナ後もこの流れが変わるとは考えにくいとみている。

日本を含む先進国の調査サービスは、成熟化しており年数%程度の規模成長が見込まれている。一方で、アジア地域では市場が未熟ということもあり成長の余地は残っている状況である。GMOリサーチは、日本で培ったノウハウをアジア地域に展開することで事業成長を行っている。

引き続きアジア地域での展開を期待したい。



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