事業概要
ロジザードは、物流に関わるソフトウェア(WMS)を開発・販売する企業である。
QonQ ('22/1Q)
1Q決算は、増収増益。
昨年からコロナの影響により主要顧客である小売店の販売数が減少、今期は通販も横ばいとなった。増収要因は、倉庫、3PL事業者の設備意欲により、販売数が増加した。収益認識基準の適用を吸収している。
今後の考察
今期は、足元を固める期になるとみている。
この企業の収益は、倉庫業のソフトウェア採用、倉庫利用者の増加、入庫・出庫の増加になる。この内、未だコロナの影響により利用者の動きは悪く、大きく期待するのは時期尚早であろう。一方で、倉庫業の設備投資意欲は未だ強く、今後の採用増に期待したい。
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今期は、旧製品であるロジザードPLUSからロジザードZEROの移行時期であり、一定数の人員(SE)を割く必要がある。移行による収益増は見込めないため、速やかな移行が望ましいが今期中は作業に徹する必要があるだろう。質疑応答では順調とのことだった。
事業展開には人材採用としている。今期は25名採用予定で1Q時点で4名の採用が確定した。社員数100名以下の企業が25名採用となると教育諸々で事業の足かせになる可能性は否定できない。質疑応答では順調とのことだった。
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RFID、物流ロボットなど倉庫の効率化に必要な商材を多く持っているが、これらを採用してもらうには更に多くの人材が必要であろう。コロナによる現場の混乱もあり、このあたりの採用が収益に乗り始めるのは来期以降の課題とみた。
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ロジザードは、四半期ごとに機関投資家向け、個人投資家向けにオンライン説明会を行っているので、興味があれば参加してはいかがだろうか。
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