2023年12月2日土曜日

株主総会は最大のIR活動の場である!(Ω ΩΩ<な、なんだってー!?)【裏IR系 Advent Calendar 2023】 #IR系AC

ノリとバイブスで裏IR系 Advent Calendar 2023に参加しました。お手柔らかにお願いしますね (*´ω`*)




自己紹介的な


こんな感じの人です(*´ω`*)


どうもメディアの人達は私に何らかのレッテルを張りたいようで年間70社程度、株主総会に参加している変な人として取り上げられることがあるようです。別にギネスにチャレンジしているわけでもなく、たまたま投資先として気になっている企業が株主総会を開いているから参加しているだけでして、投資先として興味がなければ参加する気はないんです。


個人的にはこいう取り上げられ方をされるのは不本意ではあるのですが、PVを稼ぐためのレッテルを持っていないというか持つつもりがないというあたり、メディア受けしないんだろうなあ、というのが私の感想です。世の中には私以上に、高職歴、高実績、高学歴、億トレの資産家が溢れていますので、そちらの方に声がけしては如何でしょうか。

最近は、質疑応答のあるオンライン説明会を纏めたみんなの個人投資家向け説明会というコンテンツを公開しています。今回、経営者やIR担当の方もこのブログを見られてるかとは思いますが、もし記載されていないようでしたら私めにmentionでも送っていただければ更新しますのでよろしくお願いします。

また新たに個人投資家向けにIR活動をしたいなあと思われてるIR担当の方にもみんなの個人投資家向け説明会で取り上げているサービスはオススメです。個人投資家向けに何を伝えれば良いのかという参考になればと思ってます。ちなみにこのページ名は某みんせつへの当てつけです =)。


私が株主総会に行く理由


投資先として長く持ち続けるべきなのか確認するために参加しています。

株主総会を戦場とする前はIRフェアによく参加していました。IRフェアは直接IR担当の方と話す機会があり、運が良ければ経営者や役員の方も参加していることがあります。とはいえ、IRフェアに参加している企業はごく少数で、それ以外の数多の企業にアクセスする方法を考えた結果、株主総会への参加にたどり着きました。

その後、コロナ禍になってから状況が変わります。コロナによってバーチャル総会が解禁になり、Zoomなどのツールを覚えたことより企業側のIRもオンラインへシフトしていきました。ありがたいことに投資先の多くはオンライン説明会を開いてくれることが多く、株主総会に出向く手間が省けています。

とはいえ、未だにコロナ禍を明けた今でも株主総会の会場に向かってはいます。これは、一株主として企業経営に興味がないという間違ったメッセージを送りたくないという気持ちが強くあります。ちょっとした使命感ですね。逆に言うとあなた達はもっと少数株主がいることを意識して経営するべきでしょう。


経営陣へのメッセージ


株主総会は、株主と経営陣を繋ぐ年一回しか行われない会議です。大切にしてください。

株主総会とよく会う方と立ち話してたんですが、

「僕らって本当に歓迎されてるんですかね?」

って聞かれた時、僕は悲しくなりました。コロナ禍ということもあり、とにかく早く終わらせたいという意思が伝わってくる株主総会が多かったです。コロナ禍だから仕方ないと思われるかも知れませんが、御社に興味を持ってくれて参加した株主に対して失礼極まりない態度は今でも記憶にあります。なおコロナ禍と言いましたが、コロナ前もコロナ禍もコロナ後も一定して塩対応を続ける企業も多くあります。コロナは関係ないんですよ。コロナを理由に更に塩対応が増した、と言って申し分ないです。

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コロナ直後の株主総会でコロナ進行の株主総会がありました。事業説明も大して行わず私だけ質疑応答に立って閉会、といういつもの塩対応。帰り際に、初老のおばあさんが私に

「事業説明で今後の話が聞けると思ったのにガッカリした」

と呟かれまして「あの経営者はいつも事業説明をしっかりしてくれるし、成長性についても話してくれる人なんですけど、今回はコロナってことで今回は消極的になったんだと思います、、、」と何故か私がフォローする羽目になったこともあります。

株主総会に出向いてくれる株主さんは、あなたの企業のファンofファンなんですよ。そのファンに対してあまりにも酷い仕打ちをしている自覚がないあたり、経営以前の問題を私は感じています。

株主総会で株主を満足させることこそが最大のIR活動になるっていうのは、そいうことです。実績や配当だけが株主に報いることなわけじゃない、会社の状況を正しく伝えることだって株主に報いる一つの手段だと気がついてほしいですね。

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株主総会の閉会の言葉なんだけど、

「来年もまたこの場でお会いしたい」

ってのを過去3回言われたことがあります。考えてみると結構エグくて、来年まで株券握ってまた株主総会に来いよ?って話ですよね。もしかして金融関係者からすると問題のある発言なのかも知れんのですが、株主総会に来てくれてありがという、という気持ちが入っていて私はお気に入りです。こんな程度の謝辞が株主に言えない経営者ってのもどうかとは思います。是非お使いください。

つか3回の内、1回はIR担当から言われました =)。役員を差し置いて言っていい言葉ちゃうぞおい、と一瞬思いましたが彼女なりの来てくれたことのお礼だったんだろうということで、にっこり微笑がえしましたとも(*´ω`*)

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株主総会をIR活動の場とするために一つ提案があります。

株主総会後に説明会を開いてください

折角、集まってくれた株主さんになんの手土産も寄越さす返すのはよろしくないでしょう。議決権すら持っているか怪しい機関投資家と、確実に目の前に議決権行使をできる既存株主、どっちを優遇するべきかなんて言わずもがなでしょう。

是非検討お願いします。


IR担当へのメッセージ


アナリストになってください。

残念ながら特に中小型株で鼻が利くアナリストはほぼ全滅してます。リーマンショック以前くらいは業界が潤っていたからか、それなりにアナリストがいて、そこそこセンスのいいセルサイド向けの証券レポートが数多く発行されていましたが、今は衰退の一途です。

どの道、時価総額が1000億円以上にならなければ機関投資家が参入できるロットにはなりません。彼らに一生懸命、IR活動を行っても時価総額が足りないという理由だけで投資対象にはならないんですよ。このような状況で精度の高い証券レポートが発行される可能性は皆無です。

以前、プライムからスタンダードに鞍替えした(というか時価総額が足りなかった)経営者が言っていたのですが、

「今まで機関投資家が買い付けていた大半はTOPIX買いだった。スタンダード市場を選んだことにより今後、TOPIX買付分が剥げていくことになる。機関投資家向けにIRをしても結局、彼らは時価総額で買えないと言う。今までIRが間違っていた。今後は個人投資家向けIRを頑張ることにした。今まで嫌いだった株主優待を新設したのもその表れだと思って欲しい。おれは機関投資家への対応やめるぞ!ジョジョーっ!!」

最後のは盛りましたすいません。

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私からの提案は、IR担当自ら証券レポートに近いレベルの決算説明資料を作成することです。

他社の出来の良い決算説明資料を参考にしましょう。明らかに機関投資家の助言でブラッシュアップしている決算説明資料はかなり参考になるはずです。いきなり大企業の出来の良い統合報告書なんて参考にしては駄目です。時価総額が似通っており、できれば同業他社に近い企業の決算説明資料をパク、いや参考にしましょう。

証券レポートもオススメです。セルサイドの証券レポートから機関投資家が知りたがっていることをリサーチするとレベルが上がります。Shared Researchのレポートあたりは参考になるはずです。

強いて言えば少額でいいんで株式投資をしてください。株式投資してないと私が言っている意味が理解できないはずです。


機関投資家へのメッセージ


株主総会に参加してください。

株主総会に参加する機関投資家は私の味方、参加しない機関投資家は私の敵

参加できない言い訳は聞き飽きました。参加するための最大限の努力を行い、参加できるまで口をつぐんで生きてほしい。金融機関の綺麗事で金儲けはうんざりだ。

議決権行使という武器を捨てないでください。

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個人投資家を排除する発言を未だに聞きます。止めてください。

企業価値向上は、個人投資家、機関投資家の別け隔てなく投資家共通の願いだと信じています。個人投資家を排除することが企業価値向上に繋がるケースってあるんですかね?時間の無駄、と言われますけど、それこそIR活動の精度の悪さであって個人投資家に問題があるとは思えない。

議決権を持っている既存株主より議決権を持っているか怪しい機関投資家(9割方持ってないとは思うが)を優遇する意味が私には分からない。決算説明会を開くなら本来優先するべきは既存株主なんじゃないんですかね?ナチュラルに少数株主を踏み躙る行為は勘弁していただきたいんですよ。そんなことをするために上場したんですか?


個人投資家へのメッセージ


株主総会に参加しましょう!

君も僕と一緒にプチアクティビストになろうぜっ!

これからは誰もがアクティビストになれる時代です。


上記はささやかながら私のアクティビスト活動について触れたページです。

2019年ってまだ誰もマスクつけてなかった頃ですね。懐かしい。コロナ前までは一定の成果があったのですが、コロナ禍では株主総会自体がぞんざいな扱いになり、コロナ後でもそれが続いている状況です。とはいえコロナ禍でも株主総会後に説明会を開いてくれる企業もありました。私が長期で投資するならそいう企業でありたい、と思ってます。ドコとは言わねえけどさ(*´ω`*)

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株主総会の質疑応答でIR活動について意見を出す目的の一つに、IR活動に予算が付いてほしいという気持ちもあります。これは経営陣に直訴する必要があると感じています。IR担当経由だと伝わらないでしょう。

経営判断を下すには、議決権を持った株主が直接要望したという事実が必要なんです。たまに「株主から言われたからやった」と私の直訴を引き合いにだされることがあります。どんどん私を活用してくださいな(*´ω`*)

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取り敢えず株主総会に参加しましょうよ。全然、株主が集まらない株主総会とか、経営者側に悪いメッセージを送ってはいかんのですよ。他力本願である株式投資においても、自らできることは多いはずです。


ということで


株主総会が最大のIR活動の場になることを願っています =)。

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