過去のQ&Aを纏めておくスタイル。
Q. 1→1.1株式分割って何をしたいの?
ハイデイ日高[7611]、2月28日に1→1.1の株式分割— 矢澤にこ (@nicoDisclosure) February 4, 2019
A. 実質的な増配です
株式分割自体は、流動性を高めるための施策として採用されるのですがその場合、大体2分割とか3分割が有名ですよね。1.1分割も単元未満の端株が流れてくることを期待しているのもあるのですが、それ以上に増配の意図が強いです。
例えば2分割の場合、今までの配当は1/2になり実質配当は変わりません。つまり100株あたり100円の配当があった場合、分割で200株になりますが配当は100株あたり50円に変更されますので実質受け取れる配当は200株持っていても100円で変わりません。
1.1分割の場合、配当に変更はないはずです。つまり100株あたり100円の配当があった場合、分割で110株になり110円の配当になります。
ただし、配当クロス組は注意が必要のようです。
ハイディ日高は今年も小数倍株式分割するらしいので、カブコムだと獲れても前日に強制決済されてしまうはずです・・・・ご注意。— くま (@kuma_9986) February 4, 2019
"少数倍の株式分割の場合、権利付最終日の前営業日に、返済期日が繰り上げとなります。" https://t.co/s5l38PuMff
Q. 「ソフトウェア下請けの利益率7%の壁」って何?
A. ソフトウェア下請けは概ね利益率7%で集約されます。ソフトウェア業で10%以上の銘柄は何らかの儲かる仕組みを持っているので調査してみましょう。
ソフトウェア下請けは、一般的に利益率が7~8%の範囲で推移することが多いです。どのような最新技術(IoTやらAIやら)でも変わりません。
この業界は未だに人月によって契約することが多く、仕事の難易度や内容は反映されません。企業が最新技術に強くても精々その手の受注が取りやすくなるだけです。その受注をこなすための人材が必要になりますし、時間も必要になります。特に最新技術ですと未踏である故に失敗も多くなりますし、調査に多くの時間を必要とすることになりましょう。
結局、平均すると利益率7~8%の範囲に収まるのです。
ざっとみてみると分かります。金融系の下請けは特にそう。値上げ交渉も無理ゲーですし。
Web下請けの2130メンバーズとかセキュリティ調査の3857ラックですらそんな感じですからね。大手のTISとかCTCも大体同じくらいの利益率かと思われます。
逆に利益率が10%を超えるソフトウェア業というのは見どころがあります。例えば3844 コムチュアはソフトウェア下請けに属するのですが既存のパッケージ製品を活用し、プロジェクトあたりの回転率を高めることに特化してるようで7%の壁を突破してます。
利益率7%が固定となると、利益を伸ばすには売上を伸ばすしかなくなります。ソフトウェア下請けが売上を伸ばすには人材確保が必要になります。
ソフトウェア業は労働集約型なんですよ。現在、人材確保が難しいと言われている状況でどうやって成長させていくのか、経営の質が問われるところでありましょう。
最後に、ソフトウェア業は不況にめっぽう弱いです。残念ながら企業の設備投資で真っ先に削られるのがソフトウェアです。となると今度は確保した人材が丸々コストになるわけです。
気を付けてください。
(ソフトウェア屋は他人の生産性を上げるのに寄与するけど自らの生産性は向上できないんですorz。他人を幸せにし経営者を肥えさせる職業なのよ。他人に進められる職業かどうかは悩むところです。)
この業界は未だに人月によって契約することが多く、仕事の難易度や内容は反映されません。企業が最新技術に強くても精々その手の受注が取りやすくなるだけです。その受注をこなすための人材が必要になりますし、時間も必要になります。特に最新技術ですと未踏である故に失敗も多くなりますし、調査に多くの時間を必要とすることになりましょう。
結局、平均すると利益率7~8%の範囲に収まるのです。
ざっとみてみると分かります。金融系の下請けは特にそう。値上げ交渉も無理ゲーですし。
Web下請けの2130メンバーズとかセキュリティ調査の3857ラックですらそんな感じですからね。大手のTISとかCTCも大体同じくらいの利益率かと思われます。
逆に利益率が10%を超えるソフトウェア業というのは見どころがあります。例えば3844 コムチュアはソフトウェア下請けに属するのですが既存のパッケージ製品を活用し、プロジェクトあたりの回転率を高めることに特化してるようで7%の壁を突破してます。
利益率7%が固定となると、利益を伸ばすには売上を伸ばすしかなくなります。ソフトウェア下請けが売上を伸ばすには人材確保が必要になります。
ソフトウェア業は労働集約型なんですよ。現在、人材確保が難しいと言われている状況でどうやって成長させていくのか、経営の質が問われるところでありましょう。
最後に、ソフトウェア業は不況にめっぽう弱いです。残念ながら企業の設備投資で真っ先に削られるのがソフトウェアです。となると今度は確保した人材が丸々コストになるわけです。
気を付けてください。
(ソフトウェア屋は他人の生産性を上げるのに寄与するけど自らの生産性は向上できないんですorz。他人を幸せにし経営者を肥えさせる職業なのよ。他人に進められる職業かどうかは悩むところです。)
今日の雑談 (5/11)より
Q. このブログが難しすぎて理解できないんですが、、、
A. 難しくないよっ! (´;ω;`)
今以上、噛み砕いて解説するならもう本読んだほうが早いよ。おまえらのための株式投資まとめにオススメ本を用意しているから頑張れ。
つかね。
分からないことがあればその都度、検索して調べることくらいしないと成長できないよ?その辺は読者の努力を強要するくらいの難易度は保ちたいとは思ってる。突拍子のないことは言っていないし、明らかに教科書的な解と異なる時は言葉を多めにして説明している、つもりなんだがなあ。
そもそも、だ。
PERとか説明してもPVとか全く伸びないし、明らかに興味示さないやんか。もう泣きたいのはこっちだYO!
Q. 決算って幅広く見る必要ってあるんですか?
A. 決算は幅広くみてください
いえね。私は単に趣味で幅広く銘柄を追っていますけど、そうでなくても自分が持っている銘柄とその周辺や同業他社はみておく必要があると思うんですよ。
例えばソシャゲ。AppleやGoogleに売上が依存している銘柄が軒並み厳しくなっているのはソシャゲ全体の傾向でして、広告費や人件費の増大、コンテンツ依存の開発費の増大、スマホの高機能化による開発期間の増加など、様々な要因で売上・利益ともに減ってる状況でして正直、オンリーワン企業なんてそうはないわけですよ。オンリーワンだのいいますけども、盛り上がっている期間は年々短くなってるわけです。そいう状況をいち早く知るには同業他社の利益率、開発期間、人件費あたりは確認しないと出遅れになるわけです。
半導体産業なんて更に酷い。売上が落ちる時は一瞬ですからね。売上よりも受注が先に落ち込み始めるんですが大体、売上・利益が天井になる頃には株価が下がっているなんてことはずっと繰り返されてることなんですよ。だから半導体装置、半導体素材・部品、ファウンダリ、完成品の売上状況など多岐に渡って観察し、状況悪化が見られたら一気に逃げないと逃げ遅れてしまうわけです。
そんなセクターで持ち株しかみていないとかそれどうよと。
必要だと思ったらその時から始めればいいじゃない。今知っていないことを恥じるよりも明日知ろうとしないことを恥じるべきだと思うんよ。折角の機会なのに何故に耳をふさぐんだろうか。
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