3831 パイプドビッツ
パイプドビッツは、ソフトウェアパッケージを開発、販売する企業です。四季報の同業他社に4776 サイボウズ、2352 エイジア。サイボウズはグループウェア、エイジアはメールベースのシステム設計、販売です。客層がやや異なるのですが、経営としては自社製品の営業に掛かってる所は似た感じを受けます。
パイプドビッツ [3831]主力の情報資産プラットホーム事業が牽引、15/2期売上高は15期連続の増収、従業員数前年比73名増の負担をこなし、営業利益も過去最高益更新。16/2期は昨対で売上高26%増の40億円、営業利益は31%増、8.2億円を見込むが、中計最終年度17/2期の
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 4月 1
@gantky1 業績を伸ばすのを最優先する(従業員数を70名純増の計画より採用を増やせば増益幅に影響も)。18/2期は売上高92億円、営業利益28億円と前期比でも急増する計画だが、新規事業の達成度によるところが大でハードルは高い。マイナンバー関連は、需要を捌ききれない状況。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 4月 1
@gantky1 企業の情報管理の注意義務への対応は自前のシステムではITの専門家がいないと難しく、クラウド化、その中ではセキュリティに定評のある当社のSPIRALを導入との動きが出ている。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 4月 1
お詫び。4月1日付ツイートのパイプドビッツで、17/2期とすべき所を「 18/2期は売上高92億円、営業利益28億円と前期比でも急増する計画」と誤記。計画達成は新規事業の達成度如何だが、人員増加も今期で一服し、その戦力寄与で前期比2~3割増に留まらない増収増益を達成する可能性大。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 4月 5
この銘柄のキモはスパイラルという自社商品のようです。PaaS型のデータベースなのかな。
自前でデーターベースを構築する初期コストを削減したいユーザー向けで して、開発のインフラを月極で貸し出すというビジネスを行ってます。最近だとセキュリティやらプライバシーやらが絡んでまして、一から開発するには多方面の情報を持っていないと実装が難しくなってます。そうなると開発が遅々として進まない。
そこでPaaSですよ。
PaaSは、従来のパッケージを購入するのではなく、ネット上で実働しているシステムを貸してもらう方式になります。利点は、初期コストが少なく、最短距離での開発期間とコストで設計・製造が出来る点にあります。欠点は、他に引っ越しがしにくい事です。一度そのインフラに依存するシステムを実装してしまうとずっと使い続けるしかなくなります。
この分野、欠点を補ってなお利点が大きいので流行ると思ったんですが意外と流行りませんね =)。多分、現場に決定権が殆ど無いという構造上の問題かと思われます。一方で、AWSに代表されるIaaSはかなりの勢いで取り込まれていて、この辺りは単純に圧倒的なコスト削減になるからかと。人のコストよりハードのコストを優先するあたり日本のIT産業の特徴なんでしょうな =)。
で、スパイラル。
多分、ブツとしては出来上がってるので、顧客への売り込みが重要になってくるかと思われます。開発者よりは営業の人に売上が掛かってますね。PaaSの特徴からすると比較的小さな規模の開発で細く長く使われることになるでしょう。解約率も他と比べると低くなっているのもPaaSの特徴でしょうね。成長性については営業の足に掛かってるでしょうから、飛躍的に増える事は考えにくいですね。利用者も限られてますし、利用者が開発する速度にも依存する事になります。
マイナンバー特需については懐疑的です。
「ネットde青色申告」という商品に絡んでという事だとは思うのですが、フリーミアム化による収益悪化が気になります。対抗馬はfreeeあたりでしょうか。競合次第ですけどこの手の会計ソフトはソフトよりもサポートの方が重要でして、その手の人件費が結構掛かります。左程サポートを必要としていない個人事情主に対して薄く広くフリーミアムで展開しようとしているのがfreee達でして、同じ土俵で勝てるのか疑問が多いですね。
自前でデーターベースを構築する初期コストを削減したいユーザー向けで して、開発のインフラを月極で貸し出すというビジネスを行ってます。最近だとセキュリティやらプライバシーやらが絡んでまして、一から開発するには多方面の情報を持っていないと実装が難しくなってます。そうなると開発が遅々として進まない。
そこでPaaSですよ。
PaaSは、従来のパッケージを購入するのではなく、ネット上で実働しているシステムを貸してもらう方式になります。利点は、初期コストが少なく、最短距離での開発期間とコストで設計・製造が出来る点にあります。欠点は、他に引っ越しがしにくい事です。一度そのインフラに依存するシステムを実装してしまうとずっと使い続けるしかなくなります。
この分野、欠点を補ってなお利点が大きいので流行ると思ったんですが意外と流行りませんね =)。多分、現場に決定権が殆ど無いという構造上の問題かと思われます。一方で、AWSに代表されるIaaSはかなりの勢いで取り込まれていて、この辺りは単純に圧倒的なコスト削減になるからかと。人のコストよりハードのコストを優先するあたり日本のIT産業の特徴なんでしょうな =)。
で、スパイラル。
多分、ブツとしては出来上がってるので、顧客への売り込みが重要になってくるかと思われます。開発者よりは営業の人に売上が掛かってますね。PaaSの特徴からすると比較的小さな規模の開発で細く長く使われることになるでしょう。解約率も他と比べると低くなっているのもPaaSの特徴でしょうね。成長性については営業の足に掛かってるでしょうから、飛躍的に増える事は考えにくいですね。利用者も限られてますし、利用者が開発する速度にも依存する事になります。
マイナンバー特需については懐疑的です。
「ネットde青色申告」という商品に絡んでという事だとは思うのですが、フリーミアム化による収益悪化が気になります。対抗馬はfreeeあたりでしょうか。競合次第ですけどこの手の会計ソフトはソフトよりもサポートの方が重要でして、その手の人件費が結構掛かります。左程サポートを必要としていない個人事情主に対して薄く広くフリーミアムで展開しようとしているのがfreee達でして、同じ土俵で勝てるのか疑問が多いですね。
有り余ってる現金をM&Aに使ってるようですが今の所、次の柱になる感じは受けないですね。シナジーを出そうとすると競合にぶつかる、という感じでしょうか。狭い業界ですね =)。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
悪くない。
この数年は、スパイラルの安定したキャッシュをのれん代や投資有価証券(第三者割当)に投資している様が窺えます。次の投資先に悩んでる感じでしょうかね。
---悪くない。
この数年は、スパイラルの安定したキャッシュをのれん代や投資有価証券(第三者割当)に投資している様が窺えます。次の投資先に悩んでる感じでしょうかね。
纏めると、主力が安定成長している状況で次の一手を模索している状況のようです。
パイの大きさを考えると主力を無理に背伸びをさせるのは得策ではなく、シナジーのある他の何かが育ってくると面白そうなのですが今の所、イマイチ伸びていないという感じを受けました。
経営的には割と難しい局面でしょう。
3302 帝国繊維
帝国繊維 [3302]消防ホースのシェアは5割弱。営業利益は2期連続の80億円台から15/12期見込で54億円に下がったのは、特需の落ち込みであるが、電力会社向け特需の一部はまだ続いており、50億円台も高い水準と(社長は)認識している。防災機器は特殊消防車を子会社で(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 3月 29
帝国繊維(承前)組み立ている以外は欧米からの輸入品の取扱。輸出するとすれば消防ホースだが、各国とも自国メーカーがあり、特殊用途を開発しない限り、難しいとの事で、事業の展開性に欠ける印象を受けた。純然たる優待株の位置づけか。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 3月 29
1000株単元で400円の時は持っていたのですが、いつの間にか随分評価されましたね =)。
震災などの災害も相まって、ここ数年ではかなりの特需が入ったようですが、そろそろ通常の経営に戻りそうな感じですね。元から成長意欲はあまりなく官公庁相手のキャッシュカウ銘柄という認識でしたので、今期の業績予想は大して驚かなかったのですが結構下げちゃいましたね。特殊車両やその他の同業他社を見ても大体同じような状況ですので、成長性というよりは特需が比較的長く続いたという認識で問題ないかと思われます。
安全部品は、各国で安全基準が異なるので参入障壁は高いです。成長意欲があるのなら各国の同業他社を買収し、規模を大きくする必要があるのですが、今までの感じですと国内だけで展開していきたい感じでしょうか。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
脂肪分(その他資産等)が気になります。
B/Sが太った理由は、投資有価証券で持株のヒューリックの200億円分が主のようです。買い増している訳ではなく勝手に太った模様。
持ち合い株の意味合いが強そうなので売却はなさそうですけど、株主からしたら売ってほしい所ですよねこれ。まあ売却した所で現金の使い道があるほどの手腕はなさそうなので配当しかないだろうし、さりとて放っておくのも悪い人に絡まれそうだし、さてさて。
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纏めると、いつの間にか100株単元で優待まで付くようになったことですし、後は配当性向を50%あたりまで引き上げてくれればキャッシュカウ銘柄としては文句無しでしょう。
6078 バリューHR
バリューHR [6078]競合は無い。健保組合の事務代行のBPOサービスをこの4月から開始するが、中期的成長性も見込める。既存顧客のカフェテリア利用率の低下はサービス内容の告知機能が弱かった為で、改善を図ると。リロホールディングス子会社との提携による法人営業の強化の成果に期待。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 3月 29
この手のアウトソーシングはホワイトカラーの人件費削減で必要とされる、と考えて結構前から弄ってはいたものの、バリュー投資としては随分厳しい所まで株価を上げてしまい、今では眺めるだけですね。現状だと人件費削減というよりは人手不足の方で活用されているのかもしれません。
色々見えていないので判断しにくいのですが、同業他社のPERは概ね20~30倍といつぞやのPER一桁台と随分状況が変わってきているのに驚きます。
景気がいい証拠なのでしょう。
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