4849 エン・ジャパン
今週は、求人情報サイトの運営を中心に人材関連サービスを提供している「エン・ジャパン」をご紹介します。日本のインターネット黎明期であった1995年に、同社はいち早くインターネットを活用した求人情報サービスを開始しました。その後、求人情報誌を手掛ける他社が続々と参入してきましたが、“求職者の視点に立った情報”を重視して求職者・求人企業双方の満足度を高め、転職情報の掲載サイト大手の一角として確固たる地位を築いてきました。具体的には、同社社員が直接取材して求職者の視点に立った詳細な求人原稿を執筆し、職場風景がイメージできる動画も撮影するなど、有意義な情報を提供しています。また、2014年8月にはサイトを大幅にリニューアルして使い勝手を高めるとともに、企業の口コミ情報の掲載や、面接をサポートする機能も強化しました。さらに最近では『エンアフターサポートプログラム』という転職後のサポートも始めています。このように求職者の立場に立ったサービスの拡充が支持を集めて応募件数が増加しており、求人企業にとっても効果が高まり掲載件数も大幅に増加する、という好循環が生まれています。
さらにもう一つの柱として強化しているのが人材紹介事業です。2010年に外資系企業向けなど語学堪能でグローバルに活躍できる人材の紹介に強い「ウォールストリートアソシエイツ(現エンワールド・ジャパン)」を買収して本格的に参入しました。その後、豊富なインターネットサイトへの登録者情報を強みに、経歴や要望に合った求職情報を紹介する人材紹介事業もコンサルタントを増やして強化しています。企業の人材採用ニーズは高まり就職・転職市場は活性化している中で、同社は常に質の高いサービスを提供して進化することで着実な成長を目指しています。
エン・ジャパンは去年、発表した力強い中期経営計画が記憶に新しいです。このペースで売上を伸ばせるか、興味深いところです。
以下は会社説明会の資料より。
求人関連事業は、景況感に大きく左右され、トレンドが変化することが多いようです。
求人広告を収益とするフリーペーパー事業は、求職者が減少していることより高い広告効果が望めないことより、伸び悩んでいる状況のようです。リブセンスも求職者の減少により成功報酬型の求人が高止まりし、新しいビジネスへの転換が行われている最中のようです。エン・ジャパンも過去、不景気に大きく売上を落とした時期があったのですが、その時はレイオフを含む経営改革を行っていました。
トレンドが変わった時こそ経営手腕を問われる事業かと思われます。
求人関連事業は、景況感に大きく左右され、トレンドが変化することが多いようです。
求人広告を収益とするフリーペーパー事業は、求職者が減少していることより高い広告効果が望めないことより、伸び悩んでいる状況のようです。リブセンスも求職者の減少により成功報酬型の求人が高止まりし、新しいビジネスへの転換が行われている最中のようです。エン・ジャパンも過去、不景気に大きく売上を落とした時期があったのですが、その時はレイオフを含む経営改革を行っていました。
トレンドが変わった時こそ経営手腕を問われる事業かと思われます。
- http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160513.pdf
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