久しぶりにPSR(Price to Sales Ratio、株価売上高倍率)という単語を見かけたので、久しぶりに会社四季報CD-ROMを使ってみる。
PSRって何?
PER(Price Earnings Ratio)のお友達。PERは「時価総額÷純利益」で求めるのに対し、PSRは「時価総額÷売上高」で求めます。つまりベースが純利益ではなく売上高になります。
PSRは、売上さえ伸ばしていれば割安と判断されます。利益率には影響されませんので、まだ利益が出ていない急成長企業を割安で見つけるのに役立ちます。
以下の式で算出しました。
[DL・週足時価総額]/[DL・売上高(-1)]
ちなみにPERは以下の通り。
[DL・週足時価総額]/[DL・当期利益(-1)]
上位20銘柄の結果は以下の通り(19.01.17現在)。上位がバイオ株ばかりになるので、売上は10億円以上で「医薬品」セクターは除いています。
下位20銘柄は以下の通り。
上位は高すぎて使いにくいですね。下位はPBRとの組み合わせでもう少し面白そうな絞り込みができそうです。
PSRの一般的な使われ方は以下のページを参考にしてください。
今回のネタは以下の放送なのですが、、、
北野誠のトコトン投資やりまっせ。 1月2日 - YouTubeより。後半20分あたりから。SaaS関連はPSRで判断し6~8倍程度が妥当である、との話から関連ページを探してみた。
- メルカリの時価総額はどうやって決まったのか。|ヤマオカタスク|note
メルカリはPERがポンコツなんで代わりにPSRを使いました、ということらしい。 - SaaSの総まとめ: 急成長SaaS企業リストから学ぶSaaSの強さとは
PSRとSaaSは相性がいいのかね。むしろ「SaaSの40%ルール」の方が面白そうなんじゃが、、、 - 赤字だけど優良なSaaS企業を「SaaSの40%ルール」でフィルタリングしてみる
試しにBOXを見てみたんだけど営業CFがプラスめに働いている時点で上級者向けとかどんだけ急成長企業狙ってんだよって話かな。事業モデルの強さは解約率の少なさとみた。
PSRと粗利率で絞り込んでもこれだけだと地雷を踏みそうな予感がしてきた。まずは売上成長率を軸に考えないとダメのような気がしてきたけどそろそろ終わらせたい(ぉぃ。
要はPERが高くてPSRがそこそこ安い銘柄で、後は取捨選択すりゃいいんだろ?(よくない
ということで以下の条件でスクリーニングしてみた。
簡単に言うとPER50倍以上、PSR5倍未満の銘柄を絞り込んでいる。
結果は以下の通り。
テリロジーかー、玉石混交やのう。この中から解約率の低いサブスク型ビジネスを取捨選択していく必要があるやね。
とりあえず今日はここまで。
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