2012年5月27日日曜日

【会社四季報】 のれん総資産比率(仮)

武田薬品、JT、楽天、キリン、ソフトバンク・・・のれん償却の廃止で利益急増の会社はココだ!|株データブックWeb「記者が斬る!」|ザイ・オンライン

IFRS特需あるでぇって話。

M&Aで生じる「のれん」という項目。今までの会計だとこののれんに対して一定額の償却が義務付けられてて結構利益を圧迫するんだわ。で、今回のIFRSという会計基準だとこののれんを償却しなくて宜しいってことになるそうな。製造業の減価償却に近いのかな。

で、のれん代を多く計上していた銘柄は、のれんを償却せずに済むので見栄えの利益が増えて投資家からちやほやされるんじゃね?って話になってる。

なぜ見栄えか、というと「のれん代」が計上されている時点ではもう、現金の動きがあるわけではなく会計処理だけの問題になる。まあ既に買収した金額は支払った後の処理な訳で、例えるなら既になくなっている現金が年賦で利益を削っているって形になるんだろうか。

で、のれんは償却するべきか否か、は一概には判断が難しいのでよくもめる。製造業なら機械の寿命を逆算すれば減価償却の額が決められるけど、のれんはそうは行かない。のれんに本当に価値があるかどうかは経営者の目利きに掛かっていると思っていい。機械的に償却するか、経営者の判断で減損するか、どっちが正しいともいえないけど、経営者に財務の裁量が増えることは間違いないだろう。


M&Aで高い買い物をしても表面上に現れにくくなったので、業績低迷を隠すためにM&Aが積極的になるかも知れんね?って話も出ているが多分、それは海外相手だと思う。日本だと従業員という資産(負の資産?)が付きまとうので難しいだろう。パイが有り余っているのなら貴重な資源だが、パイの食い合いならパイにあった規模に縮小せざるを得ない、というパターン。

で本題。 会社四季報CD-ROMでのれん代が多い銘柄を抽出したい。

([DL・のれん(資産)(-1)]/[DL・総資産(-1)])*100

上記の条件で10%以上の銘柄を抽出してみた。89銘柄出てきた。JT(30.27%)ののれん代はやっぱり大きいだろうね。のれん代の評価が難しいのは、去年の7733 オリンパスの案件を見れば明らかかなと。結局の所、経営者を信じるか否かに掛かるわけでして。

気になる所だと3644 1stホールディングスの46.53%でこうなるともう別会社だよなw。2170 リンクアンドモチベーション(23.79%)は本業のモチベーション事業の低迷より今までの事業を生かせる事業へのM&Aを積極的に行っている最中。まあ大変だよね。 2185 シイエム・シイ(10.41%)は昨年の同業他社ののれん代だろうね。傍から見るとこのM&Aは成功しているように思えるんだが本当にそうかどうかはもう少し先で判断するべきことなんだろう。

ざっくり、のれん代の利益寄与を見る場合、営業CFの「のれん償却代」「のれん償却額」がオススメ。あの数値が利益・純利益共にプラスされるインパクトは大きいと思うよ。

#のれん代償却に税務効果ってあったっけ?

2012年5月23日水曜日

'12/04の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。4月は2475 WDBホールディングス

<派遣会社の品格>

人材派遣業に対する批判は長らく存在していましたが、数年前に一部企業のずさんな管理実態や一部経営者のスキャンダルが報じられたことをきっかけに一段と加熱し、規制強化を求める世論が形成されました。しかし、政局の混乱で法改正が遅れ、リーマン・ショック以降の企業収益悪化もあって規制強化は結局小幅なものにとどまりました。数年間にわたって現実を見ない議論が飛び交う中、一貫して自社の存立基盤について考え、筋の通った経営を続けてきたのがWDBホールディングス(2475)です。
同社の主力事業は理化学系の研究開発分野における補助者の人材派遣です。派遣スタッフには一定の知識・技術が求められ、稼動スタッフの約3分の1は大学院卒業者です。基本的には仕事がある時のみ給与が発生する登録制を採っていますが、新卒者については同社子会社の正社員として常用雇用とし顧客に派遣する形態も併用しています。
同社は、キャリアアップにおいて派遣という働き方に限界があることを隠していません。既存のスキルを生かして一般事務+αの収入を得たい人にとっては満足のゆく就業機会の提供となりえますが、正社員として責任を持って研究テーマに取り組みたい人にとっては不本意な就職先となりかねないことをホームページ等で明言しています。その上で、キャリアアップの機会を少しでも確保するために、M&Aで独自の研究開発を行う事業会社をグループ内に納めたり、ビジネススクール的な授業を行う社内大学を設置するといった施策も行なっています。
同社の派遣料金は、競合である総合人材派遣会社の研究職部門に比べ若干高めに設定されている模様です。しかし、人材の質の高さや層の厚さが評価され、業績は堅調に拡大しています。現実を見ない空理空論ではなく、研究補助者を社外に求める企業と必ずしも希望する仕事に就けない求職者の間で一定の質を保った雇用機会を創出していることは、素直に評価すべきことと考えます。

WDB HDは技術職系の人材派遣業です。駅前のビルに事業所があって気にはしていました。受付は早々に閉まってしまうようで開いている所は見たことがないのですが、通用口から社員さんらしき人たちが出入りしているのは度々見かけてます =)。お疲れ様です。

同業他社ですと9744 メイテック4641 アルプス技研あたりでしょうか。同業他社と比べるとややPERが低いように感じます。

この業種の特徴としては、他の派遣業より単価が高く利益率も高い傾向にあります。また経費は開発費や設備投資への投資が殆ど必要なく、販売管理費の多くは事務系の人件費が主になります。よって、他の業種より安定的にキャッシュが入る傾向にあり、キャッシュリッチかつ高配当です。この業種で注目するべき項目は売上と粗利でしょうか。粗利が下がるようですと警戒が必要です。

真っ先に仕事を切られる業種ですので不況のあおりは受けやすいのですが、人件費の多くは変動費ですので、大きく赤字になることはないでしょう。

ここ数年、派遣労働法改正の動向に注目が集まっていましたが、どうやら大きな変更はなくいつも通りの形式的なザル法っぽい流れです =)。政治的なプロパガンダ的なパフォーマンスにちょくちょく利用されるのですが、実質的に改善される傾向はないようです。むしろ今の日本経済には必要な存在になっていることは間違いないでしょう。

数多の同業他社が存在するのですが、コンプライアンス等の絡みもあって大企業と契約できる派遣業者は限られてくると見ています。M&Aも含めて、成長分野ではないかとヲチしています。

2012年5月20日日曜日

雑感 (5/20)

まあなんか。

今週は厳しく、来週は更に厳しい状況そうでとてもアレですが、ボキュは元気です。資産も順調に溶けてますよ?なんというか、ようやく相場に前向きになってきたと言うか、私がブログを活発化させるあたりは何らかのフラグのカヲリがしないでもないですが、無視します =)。個人の信用バブル説も一概に無視できなくなってきたと言うか。価値の有る株券が投げられるようであるならそれはチャンスにしたい所だが、さてさて。

今週の金曜日にFacebookの上場が終わったことですし、この関連の銘柄の調整も徐々に進む気はします。Zynga、弱すぎですね。

今の所、大きく下げた銘柄を売り、あまり下げていない銘柄を買い増し、広めのポートフォリオをやや狭めて行くも現金比率はあまり上げない方針を今も続けています。

テキトーに銘柄を見ていくテスト。

  • 株式会社セブン銀行 平成24年3月期 決算説明会
    セブンイレブンの貯金箱の運営。相変わらず安定したビジネスを継続しているようで何より。 貯金箱を増やす以外の事業の成長性が実に乏しくてアレ。個人ローンは面白い展開を期待したい。海外送金の顧客の多くがフィリピンってのは面白いね。
  • 3634 ソケッツ
    すごい下げてたので決算絡みかと思ったらそうでもなかった。この期に及んで大口が始末してきたんだろうか。全然浮動株が無いんだが。まあどの道、買い上がる程のネタがあるわけでもなく、今のまま低い取引高で推移しそうでアレ。BtoCへの事業変更も知名度不足より難しそうで、しばらくはヲチするだけに留まりそうかな。
  • 2427 アウトソーシング
    そんなには下げていないようでアレ。 粗利に変化は無く、一時の販売管理費で利益を落としている状況。売上の伸びが続くようなら結構ヨサゲ。自動車産業の生産意欲に強く影響されるようなのでその点の見極めが重要とは思ってる。まあ、悪くないんじゃないかな。
  • 6869 シスメックス
    久しぶりに説明会動画でも見ようかと思ったんだが株価がおとなしいんでやめたw。成長戦略がありしっかりとした現金収入が見込めるあたりはイイ銘柄だと思いますよ。
  • ひふみ投信【9C31108A】:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
    5/18、-2.29%てw。ちょっと入金が早すぎたか。初動の下げは仕方ないとしても金曜日の下げは現金比率が大して増えていないことの証左なのか、それとも銘柄全滅だったのか。
  • 4816 東映アニメーション
    決算悪かった割には値持ちがいい。どゆこと?
  • 3951 朝日印刷
    ここもまだ調整が入った感はナサゲ。 誰か投げないかな。決算は良くも無く悪くも無く、かな。多分、景気動向で大きく業績予想を外れることは無いと思われる。そいう企業だし。投資先に困った時の候補w
  • 7921 宝印刷
    5月優待銘柄。何か素晴らしい株価になってるではないかw。ディスクロージャー業で7893プロネクサスと双璧。新規上場が特需になる。今年は上場が増えそうな予感だったんだが、ガチャ規制等もあって状況は大きく変わっていそう。優待取りで投げてくる可能性は大いにあるのだが、この景況なら(ry
  • 3630 電算システム
    ようやく僕の知っている電産システムの株価になってきた =)。イマイチ成長戦略を出せずに安定した事業の延長というビミョーな経営が続いている訳で、私的には好物 =)。電子商取引に経営資源を集中させたら面白い銘柄になると思うんだが、大株主を見るとまあそれは難しいよね。
  • 6640 第一精工
    電子部品。コネクターやさん。 作ってたコネクターの一つが標準品に選ばれたことで業績を伸ばしてた。Tablet関連のコネクターを船長戦略の一つとしていてこれも好調を持続。Apple関連銘柄とも。いやすごい下げてるね。ここまで酷いとヲチしがいがあるって所かな。
  • 3073 ダイヤモンドダイニング
    決算発表ですごい上げた記憶はあったんだが、まだその余韻が残ってそうな株価で何より。 1Q~3Qまでは閑散に近いのでその間の状況で判断すりゃいいやって感じかな。どちらかと言うと苦手な銘柄かな。
  • 9438 エムティーアイ
    オワコン臭漂う産業にあって株価の反応が意外と悪くないという状況は言ったいどいうこと?んー誰も持っていないから誰も売っていない、とかなら寂しすぎる。
  • 2170 リンクアンドモチベーション
    いやー自社株買いを発表したあたりで僕の知らない株価になってしまってヲチから外してたんですが、 いやいやどうして =)。しかしまあ、のれんが大きくなっちゃってまあ。
  • 7564 ワークマン
    こっちはまだ強いねえ。MonotaROと同じカヲリがする。
  • 4043 トクヤマ
    うわあ。 昔、太陽電池関連銘柄として持っていただけに感慨深いわ。もう低PBR銘柄としか見れないなこれは。低位株なら吹くこともあろう。
  • 8473 SBIホールディングス
    取り合えず今10分割することに気づいた。100分割じゃなければいいんだなw
  • 6145 日特エンジニアリング
    まあ俺の売買の諸悪である売る理由が無くて残しているという。6750 エレコムもそうなんだけど強烈に売りたい理由がないし売り時は他の銘柄に目移りした時と考えているんで、ポートフォリオの中では残しておきたい分野でもあってまあ放置。変な話、この2銘柄は前回の下げ相場の底で買い付けていて結構相性は悪くないと思ってる。即死するほどは持ってない。
  • 3623 ビリングシステム
    下落が止まらないねえ。やや特殊要因が絡んでいるものの見栄えの悪い決算は否定できまい。上場来最安値もあるんじゃまいか。食い下がる理由は今の所、見当たらない。ヲチしがいがありそう =)
  • 3778 さくらインターネット
    ようやく下げ止まった感有。投資期であるものの売上鈍化懸念と言ったところか。まずはさくらクラウドのてこ入れかねえ。まあしばらくはこんな値動きで終始しそうな気はする。
  • 3633 paperboy&co.
    大きく下げるわけでもなくずるずる株価を下げていく様が観察できてアレ。年初来安値あたりで考えるかなあ。
  • 8566 リコーリース
    クオカード待ち。 相変わらずの低PERぶりは泣けるねえ。まあどこのリースも概ね同じPERだしこの程度の評価ってことになるんだろうか。
  • 7611 ハイデイ日高
    結構値持ちしている。 9936 王将フードサービス2882 イートアンドも似たようなもんか。
  • 2475 WDBホールディングス
    人材派遣の中ではやや放置気味の銘柄かと。
  • 2398 ツクイ
    介護関連。報酬改正により業績悪化を盛り込む。介護系は政府の動向次第で業績に依存する傾向にあるので成長産業としてみるにはどうかなあ、と思うわけでして。時代が必要としている所までは理解できるのですが、売上が自立できないというのはやっぱりアレかと。介護なら介護レンタルとか福祉設備関連の方がまだヨサゲ。
  • 4800 オリコン
    オワコン臭この上ない事業のカヲリがするも利益率はまだ高い方か。ガラケーの音楽配信という軸が終了しそうな勢いなんだが次の事業が見えていない、暗中模索状態。Androidでの規模拡大は無理筋の予感。広告業はやや水物。結構厳しいですな。ネームバリューがある内にどっかに買収されるパターンとかどうよ。

2012年5月17日木曜日

7818トランザクション H242Q決算発表動画ヲチ

トランザクション 7818 JASDAQ 平成24年8月期第2四半期決算説明会/東京 2012年4月20日(金)
明日(5/17)、立会外分売が行われるのでメモ。
  • 雑貨の開発・販売がメイン
  • ファブレス経営
    100%海外生産。工場は持たない。フレキシブルに工場を選定し価格競争力を維持している。現在、中国の人件費が高騰しており、内陸部や他のアジア諸国に工場を移動して価格高騰を押さえている。
  • 企画力
    OEM品と自社開発品が半々。
  • 粗利減少
    円高でプラスに働くも、中国の人件費と材料費高騰でマイナスになり売上原価上昇。
  • 2Qは閑散期
    3Q~4Qが書き入れ時なのでこの時期の売上減少は想定どおり。そんな中でも2Qは好調に推移している。
  • OEM品
    アパレル・自動車・CD予約特典のノベルティ等。アパレルは結構元気。勝ち組負け組みが分かれ始めていて、勝ち組の投資が増えてきている。洋服を売るだけではなく、生活提案型に移行していてそこの雑貨を請け負っている。ヒカリエ、スカイツリーの雑貨も請け負っている。
  • 自社開発品
    がりがり君やBlack&Black等のクール製品を開発。
  • 海外展開
    積極的に展示会に出店している状況。

ここを最初に気にし始めたのは「がりがり君グッツ」でした。前年は節電需要もあってがりがり君グッツも結構売れたらしいです。実際私も見ましたし。今年もクール系のグッツを数多く開発しているとのこと。

なんかミクさんのノベルティもあったw。なんだあれ。

四季報ではアリババについて取り上げられてたけどややビミョーな感じかなあ。やや地味ながら面白い成長を続けて行きそうな気はしてる。

蛇足だがここは優待銘柄。自社開発のノベルティがもらえるらしいが実にビミョーだw


「バクチと投資の相違の一つは時間価値の有無」

「円高の寿命と円安の波」 - たけなか まさはる - Yahoo!ブログより。

デイトレ・バクチやっている方々にはインカム・ゲイン、インカム・リターンのセンスってないでしょ。バクチと投資の相違の一つは時間価値の有無だ。投資は時間がインカムを生む。 この点、為替のスワップ・ポイントに誘引されて円売りキャリーやった方々は、幻想のインカム・リターン(スワップ・ポイント)に騙されただけだ。

竹中センセ、投資信託のこととなるとやけに攻撃的になるんだが、まあそれは置いといて上記の指摘はその通りだと思う。スワポは貨幣の劣化の差分に対しての補償料のようなものでして、いずれ起こる調整の大波をうまくすり抜けられれば小遣いが稼げる、という危険な代物でして、それを幻想と言っているのでしょう。

コツコツドカンの典型例で、このコツコツは実に危険で危険だと言う意識が無いと大波に巻き込まれますよ、という話。

「テクニカル分析は最速の二番手を目指す投資法」

誰が言っていたかは忘れた。

チャートは自分で作ることが出来ないので確かに的を射ていると思う。ただテクニカル分析だけで常に最速が目指せるか、と言われるととても難しいのではないか。

テクニカル分析を支えるバックボーン、例えば人の噂とか経済指標とかファンダメンタル分析とか、様々な要因をブレンドして最終的な判断をするのがテクニカル分析に必要なものではないか。
このブレンド具合のバランスはアートの領域で、同じことをやっているつもりでも、結果は大きく異なる。

そんなとこかな。

2012年5月16日水曜日

決算メモ (5/15)

昨日に引き続き酷い相場ですなw。日経平均やTOPIXと比べ、小型株のパフォーマンスがかなり落ちている。各所で相当の下落を記録しているようなので私だけじゃないのでしょう。

個人的には6750エレコムの下落が結構響いてます。2000円台から1524円(5/15現在)まで急降下ですからね。しかも売る理由が無いという理由で売却もしていないと言う。まあダメ投資家なのでしょうが当方、是正するつもり無しw。ナンピンはしない予定。まだまだ急がない。

9962 ミスミグループ本社6419 マースエンジニアリング4956 コニシあたりを観察中。

  • 8876 リロ・ホールディング
    福利厚生の外注事業。業績予想はマズマズ。同時に自社株買いを発表しているので大きく崩れることはないでしょう。
    優待銘柄だが優待の使い道がイマイチ浮かばず飼い殺しになった。地方の不動産(リゾート地)を保有しておりこれの資産価値を考えると減損を警戒してポートフォリオから外した記憶有。同業他社ではないが似た業種として2412ベネフィット・ワンという銘柄があるのだがこちらも同じく好調を持続。多分こっちは親会社がアレなので嫌われ気味なのかもしれない。後、保険業のアウトソーシングとして4290プレステージ・インターナショナルという銘柄がある。こちらは外注元の関係上、やや成長が鈍化する傾向が見えている。
    今後の流れとして大企業の効率化により、外注業(アウトソーシング)と派遣業が更に活用されるのではないかと考えている。社会保障面で様々な問題を生じる可能性が高いと言うか、もう既に各所で問題が発生しているが見て見ぬ振りをしている状況だと思う。進むべき方向性として良し悪しを語るより、今後生き残るための方向性のほうが緊急を要していると思うのだが、どうだろうか。
  • 2415 ヒューマンホールディングス
    人材派遣が主。業績予想はソコソコ。AIJ関連で3億の特損をブッコいているにも拘らず決算短信に一切触れていないあたり、この企業の体質的なものを感じるわけで。低PERの状態がずっと続いていますが、売上は徐々に伸びている傾向にあり、業界全体としてもそんなには暗い、という状況ではないと思っています。
    この業種の特徴としては、利益率は低いものの設備投資や開発費が殆ど必要ないので、現金が溜まりやすい傾向にあります。リスクが少なくソコソコ儲かることより、数多の競合相手を相手することになり参入障壁は低いです。が、最近の傾向では、大手が中小を吸収する形で小さなM&Aが続いていて、中小企業の信用リスクから大手企業からの派遣が多くなってるようです。
    この業種を俯瞰するならまず売上で、後は配当性向でしょうか。創業者が会社の保有現金を回収したいのか、高配当になりがちです。その分、積極的にリスクテイクを行わないので高い成長は見込めないと考えてよかろうかと。
  • 7541 メガネトップ
    メガネ小売店「眼鏡市場」を運営。同業他社の3046ジェイアイエヌが化けたのが印象的なのかあまり目立った感じを受けないが他の同業他社と比べると状況はいい。来期予想はやや控えめという印象。悪くない。午前中発表でやや値を戻したようだ。やれやれ。
    この業種は、利益率が高いので数多の個人商店で経営が成り立っている所が多い。参入障壁低め。利益率が高い故にM&Aが起こりにくく、経営者に成長意欲が少ない傾向にあります。経営者次第で化ける可能性があるのはJINの前例通り。
    日本の人口の半分は眼鏡のお世話になっています。また眼鏡一つ当たりの単価が1~3万円と比較的高いのでその分利益率も高いのです。縮小する消費人口にあってなかなか魅力的な産業だと思うのですがいかがでしょうか。

  • 6859 エスペック
    環境関連装置。業績予想、というか直近の受注状況はまずまず。業績予想はそれをやや上回る数値を出しているように見える。今後も受注が増えると考えているのかもしれない。低PBR現金持ち過ぎ銘柄。ファンドの皆さんに弄られる可能性もあるのではないか。
  • 7734 理研計器
    国内工場等の検知器が主。国内比率が高く、鉄鋼業の設備投資に依存。寡占化が進んでおり利益率高い。財務は悪くない。同業他社に6824 新コスモス電機。こっちは家庭用の検知器も製造している。製品の種類が課題。流動性が皆無でほぼ身内の持ち合いになっているのが残念なところか。
  • 4966 上村工業
    めっき薬品。スマホ特需。iPhone/iPadでのシェアが高い。Apple関連銘柄とも。現金持ち過ぎ。業績予想はマズマズ。利益率が高いのは設備投資を抑制したからなのかな、よく分からない。
  • 5185 フコク
    自動車部品。ワイパーのゴムの部分を製造。独立系。利益率は低めだがシェアは高い。自動車産業自体はそこそこ安定しており、安全が重要視されるので参入障壁は高い。電気自動車によって勢力図が変わる可能性もあるが、電気自動車に置き換わってもワイパーは置き換わらないだろうと言う点がお気に入り。優待はリアルの米。親が勝手に食してしまうことが多く、味について語ることは出来ない。「フコクでブッコク」的な親父ギャクが放てる魅力もある。
  • 7722 国際計測器
    自動車関連の計測器。自動車産業の設備投資に影響。中国での伸びが強い。利益率は高いのだが売上・利益を安定させるつもりが無いのか、毎期ブレることが多い。彼らの業績予想よりは受注高・受注残を見たほうが確かだ。業績予想はまあまあ。高配当を維持。現段階での受注状況ならやや警戒した方がヨサゲ。1Q・4Qは閑散期。1Qの受注状況を見て判断しても遅くないと思う。
  • 7841 遠藤製作所
    鍛造メーカー。ゴルフ用品・自動車部品・事務機器と事業ポートフォリオは広め。前期は自動車部品がかろうじて好調だった様子。業績予想はトントン。低PER低PBR地味となかなか評価される機会が少ない。苦瓜さんに評価されたこともあったようだ。典型的なバリュー株。いずれ日の目を浴びるときがあるかもしれないがその時期が分からないのがこの分野 =)。
  • 6626 SEMITEC
    上場ゴール。上場直後の中計を思い出すと涙が止まりませぬ。業績予想は売上はソコソコ戻るが中国の人件費の高騰、原材料の高騰、損失の計上などで赤字ギリギリ。配当を止めないのはアレだが、その配当は誰がための配当なんだか。何のための上場したんだろうか。色々残念だ。
    同業他社は6957 芝浦電子。こちらもタイ洪水の影響を受けるがやや状況はマシ。竹田銘柄。
  • 6274 新川
    後工程の半導体装置。半導体産業の設備投資に影響。資産の半分は現金モドキなのでコケる可能性は低いと思う。低PBRとして評価されることが多い。業績予想はこんな感じだとは思う。難しいゲームになる。
  • 6337 テセック
    後工程の半導体装置。半導体産業の設備投資に影響。ここも現金の塊。業績に連動して配当を弄ってくるので高配当を期待して保有すると泣くことになる。受注状況からすると業績予想はビミョーと思える。2Qあたりで判断しても遅くないと思われる。低PBR、現金持ちすぎ。
  • 7476 アズワン
    実験器具の商社。大学や官公庁にカタログをばら撒き小ロットによる受注を待つ、ロングテール型ビジネス。顧客数の多さより安定した収益が期待できる。競合相手が少なく商社の割に利益率は高い。お気に入りなのだが評価が高く株価は大きく動くことは考えにくい。優待はイイ =)。

  • 2138 クルーズ
    自社株買い発表(2.03%)。この市況で自社株買いを発表できる機動力は評価できるかな。3656 KLabも自社株買いを発表した当初はいい感じだったんだが今日はビミョーな展開。
  • 2491 バリューコマース
    意外と下がらないねえ。オンライン広告業、イケイケかも知れんね。

5/16以降の決算は数が少ないんでパス。

2495 アキナジスタは凄かったねえ。いやまあ相場で成功するなら、こいうアレな銘柄をつもってみる必要もあるのかもしれんね。

でもまあ、ないなー

2012年5月15日火曜日

決算メモ (5/14)

いやあ今日は日経平均と小型株の乖離が激しかったですね。私もポートフォリオも目も当てらんない有様。どうなることやら。

2749 JPホールディングスが下がったのがやや意外。3302 帝国繊維はあの1Qすら評価されないのか、不遇だなw。
  • 9729 トーカイ
    福祉事業と調剤。東海が地盤で他社より利益率は高め。事業を広げるよりは地域地盤を固める経営方針の様子。業績予想は今期もトントン。優待はカレー。このカレーは福祉施設でも活用しているのでシナジーあるでよ、って言ってた。少しワロタw
  • 9936 王将フードサービス
    中華料理のチェーン店。直営店が中心だったかな。大阪王将(イートアンド)とは別経営。前々期はテレビ効果もあって急激に売上が伸びたものの、最近はやや落ち着いた状況。当時の特需が異様だっただけで今の状況あたりが多分無理の無い成長を遂げているのだと思っている。業績予想はやや弱めに見えるがどうだろうか。全国制覇中。
  • 2674 ハードオフコーポレーション
    家電を中心とした中古屋。FC店中心。低PER、高配当。今期も前期と同じ店数の出店を計画している。業績予想は悪くない。純利益減は特益が消えたため。経営者が変わったあたりで積極的な経営が目立つような気がするのだがどうだろう。
  • 6364 北越工業
    工事等で使われる自家発電機の製造が中心。震災特需で売上を伸ばした。今期はやや弱めの売上を予定。工事現場でボクボク音を立てている機器で「AIRMAN」と書いてあったらここの銘柄の製品。
  • 6419 マースエンジニアリング
    パチンコ設備関連。貸玉機のシェアは6249ゲームカードが5割、マースが3割ほど。寡占化激しく参入障壁は高い。パチンコ店オーナーの設備投資意欲に影響。傾向としては中小のパチンコ店が淘汰され大きな資本のパチンコ店がシェアを広げている。6249ゲームカード・ジョイコホールディングスよりは売上が強めに出ているがどうなんだろうね。
  • 7294 ヨロズ
    自動車部品。日産が主要顧客。日産から持合を解消されるもその後の経営努力で自己株式を買い戻し現在に至る。業績予想は売上はマズマズ。利益は大型の設備投資(インドネシア、メキシコ、タイで新工場建設)のため、剥落する予定。積極的な設備投資がどうでるのかはビミョー。
  • 3646 駅探
    上場ゴール。ファンド換金のIRも出ている。買収先とのシナジーはナサゲ。ファンドの換金で上場を急かされたのかも知れず。業績予想は2桁減益。ガラケーでの有料会員の解約が止まらないようだ。既存ビジネスがオコワンまっしぐら。
  • 4658 日本空調サービス
    設備空調のメンテナンスが主。低PBR、高配当。長期契約が多いため、概ね売上は安定している。顧客の設備投資意欲に影響。業績予想は低調ながら増収増益。
  • 2138 クルーズ
    ケータイゲーム。ガチャ規制等、後発的事象が盛り込まれていない様子。現時点で業績予想を織り込むのは難しいかと思われる。
  • 3623 ビリングシステム
    電子商取引。1Q決算。FX企業にサービスを提供している関係上、為替変動の影響を受けることもある。会計的な理由でやや利益を落としている。売上が少ないので少しの修正でも率でみると大きくなってしまうのが小型株。いやいや恐ろしいですな。
  • 9962 ミスミグループ本社
    工業部品の商社と製造業。業績予想は厳し目に見ているようだ。為替ドル円78円、ユーロ円101円。

5/15決算予定:

  • 7722 国際計測器
    自動車用計測器。 タイヤのバランスを計測する装置がメイン。中国特需からか結構受注が好調だったんだが、2Q~3Qで受注が落ちつつある所を確認し全力で逃げたw。多分、業績予想はかなり悪くなっているんじゃないかな。高配当銘柄でもあるので、底を確認する、というか受注がやや伸びてきたあたりで仕掛けると丁度イイと思う。
  • 7775 大研医器
    医療機器ベンチャー。製品開発力がウリっぽい。ひふみ銘柄。決算は多分このままで進むと思う。会計上の理由で純利益が低めになっているので、業績予想の見栄えは良くなっている気はする。
  • 7841 遠藤製作所
    鍛造を得意としていてゴルフ・自動車・事務機器の分野に部品を卸している。社長交代の影響が未知数。お家騒動だったら嫌だ。震災の影響を鑑み、ゴルフ分野を成長分野から外してしまった関係上、最近は疎遠。低PER低PBR。いずれにしろ何らかの脚光を浴びる時期が来るかとは思うのだが、それがいつか分からないのが資産バリューの特徴とも言える。
  • 9792 ニチイ学館
    医療・介護が主。GABAの買取先として遠目から観察している程度。
  • 2158 UBIC
    IT関連。上場当初から気にはしていた銘柄なんだが3回買って3回損切りした後は放置。その後、急激に業績を伸ばし現在の株価に至る。5/9に上方修正が入ったにも拘らず株価への影響は限定的。今期より来期予想の方が気になる時期だからか。1件の受注額が数億とかなり大きいらしく、発注側の状況で業績のブレが大きく出るのでリスクは高め。つかこの手のリスクテイクが苦手。

こんなところ。

Sell in Mayとはいえ、どうなんだこの株価構成w。株価は人類の共通資産なんだからもっと慎重に取り扱えよとは思うのだが、まあ自由な売買を標榜しているからこその株価でもあるんで、仕方の無いことなのかなあ。

徐々に買い増す方針に変更無し。そもそも景気の足元を見るとか得意じゃないし =)

2012年5月14日月曜日

7718スター精密「2012年2月期 期末決算説明会」動画ヲチ

投資家情報 | スター精密株式会社

随分後になってしまったけど、今さっき決算動画を見てきました。
  • 工作機械の専業とは考えていない
    工作機械はシクリカル傾向が強く、落ち込む時はかなり落ち込む傾向がある。事業ポートフォリオとしては良くないと考えているが、工作機械の比率が未だに高い状況になっている。由々しき問題とは考えているのだが、現状は伸ばせる工作機械を伸ばしていくことにしている。
  • 工作機械の来期売上の減少
    欧州が主要因。工作機械の減少を予想している。
  • 部門別
    • 特機事業
      新興市場を中心に伸ばしたい。南米の伸びがまだ期待できる。3年後倍の売上を伸ばしたい。
    • コンポーネント
      ほぼ撤退予定。今期で事業を売却する予定。開発部門は撤退しない。今まで積み重ねた音響技術を生かしていく。
    • 工作機械
      他社と比べて欧州の販売台数を悪く見ている。当初、計画を想定した10~12月では相当受注が酷かった。2月まではソコソコ戻ってきているのでもしかして上ブレがあるかもしれない。
    • 精密部品
      タイのアユタヤ工場(HDD関連)で洪水で大きな損害を受けた。100台あった機械が全て水没して使い物にならなくなった。が、保険に入っていたお陰で10億程度の特別利益が出ている。7月あたりで100復旧が可能になるのではないか。8%売上成長を予想。
  • 設備投資
    タイの設備投資で27億。全体で51億程度。特殊要因だが大きな投資になる。CFもややFCFでマイナスになる。
  • 税負担
    欠損により国内の税負担は殆ど無い。今期・来期くらいまでは海外だけの税負担になるのではないか。

思っていたよりは悪くなってはいないようです。かなり景気が底の時点での業績予想っぽいようなので、2Qあたりの状況で色々考えたいとは思ってます。

後は次の成長産業の発掘ですかね。

2012年5月12日土曜日

決算メモ (5/11)

IFIS株予報 - 業績予想と決算スケジュールによると、どうやら5/11が決算の山場で来週5/14、5/15まで決算発表のピークが続くことになっているらしい。

疲れるねえw。

5/11は、特に小型株の大幅下落が著しく、自動車関連以外は軒並み下落という状況。一体どいうことなんだろうか。

5/11決算:
  • 2749 JPホールディングス
    保育園経営。 波乱万丈の事業経営で好感が持てる。ひふみ銘柄。来期も2桁成長を見込む。待機児童問題に直結していて時代が要望している立場に位置している。悪くない。
  • 6918 アバールデータ
    半導体設備関連。ニコン、東京エレが主要顧客。微細化に関係する部品が結構な利益率。自社製品へ傾倒しようとするも景気の悪さが影響。来期の業績予想は暗い。大丈夫か俺w。
  • 7240 NOK
    自動車部品と電子部品。スマホ特需の恩恵を受ける。業績予想は強めなんだがその説明が無い。眉唾。
  • 6493 日鍛バルブ
    自動車部品。高配当低PBRで注目。業績予想は強めに出ていると思う。自動車関連は全体的に悪くないのかもしれない。
  • 2485 ティア
    葬儀屋。結構持ち直してきた。投資関連ブログで有名。個人投資家への開示に積極的なのも功をそうしていると思われる。
  • 5999 イハラサイエンス
    半導体設備、工作機械関連。業績予想は後期巻き返し予定。1000株単元から100株単元に変更するも低流動性変わらず。どういうことなんだーw。
  • 6638 ミマキエンジニアリング
    広告看板印刷機器。シェア高い。同業他社は日本、というか世界に3社しかない。国内はMUTOH、米国はミマキ、欧州はローランドDGが強い。各社とも新興国対応が課題。広告関連ゆえに景気動向に左右されやすい。
  • 6145 日特エンジニアリング
    巻線機で高シェア。モーター関連の設備投資に影響。主要顧客はTDK。電気自動車、中国関連とも。前期の怒涛の受注高は見られないものの、相変わらずの受注高をキープ。1Q以降の受注高に注目。それまでは低迷覚悟だなw
  • 3302 帝国繊維
    防災関連。官公庁の設備投資に影響。1Q決算、とんでもねえ売上があったようだ。ここに及んで震災特需が入ったのかも知れず。特需であって長続きするものではないと思われる。閑散セクターなんだが来週の値動きはやや注目。つか1000株単元やめれ。
  • 8281 ゼビオ
    スポーツ用品店「ヴィクトリア」 の経営が主。安定した売上を持続。オリンピックイヤーなはずだがその特需は見込んでいない様子。つかオリンピック前後で株価が動いたためしがない。健康ブームには乗っていると思うんだがねえ。株価は常に残念。
    つか今年、本当にオリンピックイヤーかどうかも怪しいくらい盛り上がりが少なくないですか?そろそろ聖火のたらい回しを行うようですが、一体どうなんだろ。ミズノ、アシックス等もダメな感じだしね。
  • 4705 クリップコーポレーション
    学習塾関連。低成長ながら確実に売上を伸ばしている。各セクターとも増収を確保。来期予想もしょぼいながら増収増益。無視されまくりなのは慣れてますよええ、、、orz。 2152には負けたくないw
  • 2483 翻訳センター
    翻訳関連では唯一の上場企業。特許関連の翻訳など専門分野強い。日本企業の海外進出に影響。利益面で為替にも影響有。来期予想は悪くはないが四季報予想を下回っているあたりはどうでるか。
  • 9885 シャルレ
    ああ。決算は関係ないよね。
  • 1723 日本電技
    空調工事。大手の空調設備会社から安定した仕事量。前受金の積み上げは事業の強さを示している。来期の受注高予想はやや前年を上回る予想になっている。まあ3Qまでは赤字なので3Q前後で回り込むだけのお仕事。楽なもんだw
  • 4290 プレステージ・インターナショナル
    保険関連の外注。時代の流れには合っていると思われる。中計の変更があり、成長鈍化の傾向が強くなってしまった。短期では厳しい状況が続くかと思われる。実に残念。
  • 6836 ぷらっとホーム
    コンピューター関連の通販。秋葉原銘柄。ここ数年、事業が好転する見込みはない。来期も無理ゲーの予感。保有現金と低PBRが魅力というかMBOや上場廃止も考えられる状況。つか上場している意味が殆ど感じられない。上場コストをどうみるのか。課題は多いのだが残っている人か過去に縛られているようでアレ。
  • 9233 アジア航測
    航空計測。3月末を超えないと売上が確定しない、官公庁特有の事業スタイル。同業他社のパスコの状況はあまりヨサゲではナサゲ。
5/14決算予定:
  • 9962 ミスミグループ本社
    前回は1700円台で買って2000円で売却すると言う簡単なゲームだったんだが今回はどうだろうか。多分、高い業績予想を発表してくるものかと思われるが、大きく失望されるようだとまた簡単なゲームが出来そうな予感がしないでもない。三枝さんラブw
  • 4956 コニシ
    ボンドが有名。製造&商社。復興関連としてやや優位か。
  • 2305 スタジオアリス
    写真館のチェーン店。優待関連で話題になることが。月次を公開している関係上、サプライズはナサゲ。一応確認したい。ちなみに1Qは閑散期なので毎年赤字。今年もそうだと思う。
  • 3143 オーウイル
    乳製品を扱っている商社。高配当で知ってる。安定的ではあるのだが利益のブレが半端無いのがアレ。
  • 3623 ビリングシステム
    電子商取引。FXのクイック入金のシステムで有名。FXが低迷すると入出金も低迷する傾向にある。FX規制でも影響があった。今年から税効果が切れるので純利益に影響。今期はずっとこんな株価だと思う。
  • 3646 駅探
    経路探索サービスがメイン。利益の源泉はガラケー課金だっただけにやや厳しいか。Android版は既に公開済み、iPhone版は出遅れ。月額課金で検討を続ける。このサービス、過当競争気味な感じを受けないでもない。ビミョー。
  • 6383 ダイフク
    自動倉庫の設計開発。M&Aに積極的。シェアは高いが競合相手も多い。アジア関連としての成長とか期待しているのだが。キトー関連として注目している。
  • 6935 日本デジタル研究所
    中小の会計ソフト。JDL。プロシップと同じくIFRS関連として注目。万年割安株としても有名。現金持ち過ぎ。
こんなところ。

2735 ワッツ、立会外分売、1028円か。相場観からするとゼツミョーでビミョー。どうしようかな。

2012年5月10日木曜日

ダウの犬投資法、今なお健在

日経平均採用銘柄とS&P500指数の組み入れ銘柄を対象に、レポートの推奨評価と株価パフォーマンスを比べてみると……。「日米とも高推奨に乗っかるより、低推奨に乗った方が好結果」という身もふたもない結果が導き出されたという。
話題のクオンツレポート 「高推奨より低推奨」【NSJ日本証券新聞ネット】

推奨されるあたりが相場の天井ってのはどこも変わらないって話。面白かったんでメモ。ちなみに「ダウの犬投資法」ってのもほぼ同様の流れ。

なんだかなw。

ダウの犬投資法―プロにも株価指数にも勝つための「単純」戦略 (ウィザードブックシリーズ)
マイケル・B・オヒギンズ ジョン・ダウンズ
パンローリング
売り上げランキング: 50447

「ひふみアカデミー (2012/05)」雑記

4月のひふみアカデミーを書き残してみた。


Streaming Live by Ustream



直近の市場環境は厳しい。

そのような状況で若干プラスで4月を終えることが出来た(TOPIX:-5.86%, ひふみ:0.29%)。3月中旬までは信用不安が安らいで大型株を中心に市場が上昇し、日経平均が1万円を超えた。

米国の経済を支えている要因の一つに暖冬が挙げられる。過去100年の中でも暖かい年であった。この影響で指標が良かったのだが春先からその影響が剥げてきている。冬場の経済統計が強くなり、夏場にかけて弱含みになる傾向が今年も強い。Sell in Mayの一要因でもある。

4月は大型株の一部売却を行った。これにより4月の下げの影響を最小限に抑えている。

大型・中型・小型株の値動きは違う。これを意識している。為替の影響でポートフォリオの外需・内需の比率を考えている。

これからの方針は、内需中心で誰も手がけていなかった銘柄を発掘したい。

その中で強く評価している銘柄として4666パーク二四が挙げる。
  • 「タイムズ」というコインパーキングの経営が主力
  • 遊休不動産の活用として着目を受ける
  • マンション立地では使わない
    遊休不動産になりやすい立地を選んで営業している。稼働率を高く維持するための立地条件を選ぶノウハウがある。
  • 小売店の駐車場運営
    小売店のアウトソーシングとして活用するビジネスが好調。
  • カーシェアリング
    ようやくビジネスが軌道に乗りつつある。日本でのシェアは半分以上と高い。米国では去年上場した「ジップカー」という企業が注目を集めていて足元好調、成長著しい。カーシェアリングは日常でちょっとした状況で使いたい状況が多く、駐車場を持っているのが強みになっている。マツダカーレンタルを買収してノウハウ吸収。
  • 特に株価が上昇していないのがイイ!
    これからどうなるか、という点で騰がったものよりも騰がっていないものの方がリスクが少ない。
  • 景気がビミョーの方がビジネス展開はヨサゲ
    遊休不動産は多い方が展開しやすい。

-----

雑感:

パーク24は700円台の時はよく弄った記憶有。悪くは無いんだが今だと結構高い評価を受けているので今はスルー。同業他社が多いのも特徴。不動産賃貸業に近い。

ここは優待落ちが酷くてね。権利落ち直後に買って決算後、しばらくして売却と言うセコい売買をしてるw。

Facebook上場を見据えて4819デジタルガレージを再度組み入れているようだが、この辺は単発で終わりそうな気はしている。Fbが盛り上がりそうならデジガレにも何か来るんでしょう。彼らもSNSに投資をしているのを評価していましたし。