2016年1月31日日曜日

今日の雑談 (1/31)

日銀のマイナス金利で起こり得ること


どの銀行がどの程度の影響を受けるのか、資料が出てきてないのですがざっくり予想してみるテスト。

日銀に余剰資金を置いておく運用が出来なくなったことにより、よりリスクの高い経営が銀行に求められていることは確かだと思う。内部留保に税金を掛けるべきだってどこぞの党が言ってたが、銀行業に限ってはその願いが叶ったようで何よりですな =)。

おカネがおカネを産む安全な手法の一つが無くなった訳で、銀行内でタンス預金にしていたら、そら人件費と預金者への利金支払いでマイナスになります。ATMサービスとか無料のサービスが削られるのは止むを得ないところでしょう。

  • 地銀の再編が促される
    債券の利回りが更に低くなり、債券で運用していた銀行や保険業は運用が厳しくなります。金融業ですから適時、設備投資していかないと益々利益が出ない状況になることでしょう。今回を機に地銀の再編が再度促されることになるはずです。
    • 6457 グローリー
      地銀再編で煽りを受けるとされている紙幣処理装置の削減がどの程度になるのか気になるところです。いわば過剰投資ですからね。彼らの言うには地銀の数が減ることは気になるところだが、実際に減らされることは少なく、性能の良いシステムに置き換えることによる効率化を謳っていましたがどうなることやら。+3.26%引け。
    • 電子商取引
      銀行振込という送金手段が益々割高になっていくかもしれません。特に個人ベースの小額決済ですと銀行振込は選ばれないかもしれません。なんとかチェーンとか夢のある話は置いといて、直近で運営されている電子商取引がもっと積極的に使われるはずです。LINE Payとか便利そうじゃないですか。
  • 米国債が買われる
    日本債は既に限界まで買われている状況で、流石にこれ以上、利回りが減ることは考えにくいでしょう。理屈では物価上昇率よりやや高めで国債利回りが付くはずですから。そう考えると、次の安定した資産運用先は米国債になるはずです。為替リスクはあるものの、今の状況で買える外債は米国債以外は無いでしょう。
  • 長期ローン金利が引き下げられる
    長期ローン金利は、10年国債の利回りを軸に計算されています。今回のマイナス金利で、まず銀行がやることは長期債券の買付けでしょう。実際、マイナス金利が発表された直後に10年国債利回りが0.1%を切った報道もありました。今後、ローン金利の値下げと銀行同士の競争激化が予想されます。
    • 不動産業
      ローン金利が下がれば、不動産を保有したい資産家も増えるでしょう。相続税対策としても不動産に注目する人が多くなるでしょう。空き家対策による増税や民泊需要の上昇等で、中古物件のリニューアルが捗るのではないかと思ってるのですがどうでしょうね。
    • 消費者金融
      資金調達コストが下がれば、金貸し業が儲かるのは世の常でございます =)。ただし未だに過払い金返還請求が続いている状況でして、この状況が落ち着くまで積極的な戦略に踏み込めないかもしれません。
    • 1343 野村REIT
      物価が上がる過程で、賃料が上がると思ってまして、そうなるとREITは時期尚早かなあとは思ってます。とはいえ+4.67%は完全に期待してますよね。今の時期、物件を積極的に組み入れたがるかは疑問。価額が上がれば利回りが下がる道理なので、ここはもう増資するしか =)
    • 電力小売り自由化
      もうバブルのカヲリしかしませんね。太陽電池程ではないにしろ、何らかの過剰な設備投資が期待できておカネの受け入れ先としてはジャブジャブ感があります。
  • 銀行サービスが更に減る
    預金の利回りが減るのは当然として、ATMサービスや送金サービス等のコストばかり掛かるサービスは削られる可能性が高いでしょう。金融のアウトソーシング化が進むかもしれません。
    • 8410 セブン銀行
      セブンイレブンの貯金箱。ATMサービスのアウトソーシング化が進むと更に契約が増えるかもしれません。黒田バズーカ後、+7.17%と急騰。
    • 4290 プレステージ・インターナショナル
      損保のアウトソーシング。長期金利の利回りが少なくなれば運用が厳しくなり、コスト削減で外注化が捗る、という算段。直近、人材不足は地方にも広がってましてオペレーターの確保が厳しい状況のようです。折角、センターを増築したのにねえ。
  • 円キャリー取引が活発になる
    スワップ金利の鞘取りに日本円が選ばれることが多くなると思われます。円を借りて他国の通貨を買うことで金利を得やすくなります。円を売ることになるので総じて円安傾向になることが多くなるかもしれません。今日本円以外で安定している通貨といえば、ドル以外ないでしょうね。
    • FX業者
      為替のボラティリティが増えると投資家の売買が増えます =)。今回のマイナス金利を織り込むのは時間が掛かると思いますので、その間は為替が大きくブレるかもしれません。通貨の売買が盛んになると儲かるのは業者になるわけです。

  • タンス預金が捗る
    預金がマイナスになると勘違いしたお爺ちゃんが現金を下ろしてきて自前の金庫に保管する。やべえ金庫買ってこなきゃ!
    • 7986 日本ISK(旧キング工業)
      取り敢えず金庫買うバカはいそうということでキング工業でも先回りするかってことで調べたら既にストップ高ですた。ストップ高張り付き+33.33%。バカだろw
  • 糞ファンドが売れる
    預金がマイナスになるやべえ資産防衛じゃーって勘違いしたお爺ちゃんが、うっかり銀行員に騙されて糞ファンドがバカ売れ。
    • 8604 野村HD
      糞ファンドと言ったら野村でしょう =)。+6.23%引け。

ということでしばらくはセクシーを通り越してエロい投資しよう、というのが私の投資作戦になります =)

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【NISA】 NISA口座の状況 (16/01末)

NISA口座の状況 まとめページ

ということで1月末の運用状況です。



減りましたorz。

+20.16%(12月末) → +17.93%(1月末)と△2.23%となりました。
対してTOPIXは、1,529.22 (12月末, 12/28現在) → 1,432.07(1月末) と△6.35%とこちらも軟調でした。

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今年は年初から大崩の相場でした。


原油安、円高、中国株安、米国景気の減速懸念、政治不信、デフレ経済への回帰など様々な要因により株式相場から資金が引き上げられる状況でして、これといった戦犯が見当たらないという特徴がありました。

月末(1/29)の日銀会合も特に大きなイベントがないと思われていた矢先に、マイナス金利政策を導入すると発表があり、市場は大きく揺れ動きました。


発表直後、急激に株価を上げ、その後、急速に株価を下げた辺りで、12月末の日銀会合の時の記憶が蘇って嫌な感じを受けたのですが、その後、持ち直して前日比 +2.80% と大幅高で引けています。

激動の月でしたね。

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今回の下落の戦犯は、下方修正の9945 プレナス、低迷続けて早3年でお馴染みの8425 興銀リース、外国人投資家大好き銘柄である9962 ミスミグループ本社がかなり影響しました。後の銘柄は、割とこの低迷相場の中で頑張っている感じです。

1723 日本電技あたりが新高値を取ってきているのは意外です。直近の受注状況が悪いので、本決算後の業績予想で下落するのは覚悟しておいたほうが良いかもしれません。3Q決算の売上高だけで判断するのは危険ですよ。

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今後、黒田バズーカ第三弾の影響がどこまで広がるかが注目されるところではありますが、直近の原油価格と円安傾向が大きく下げることがなければ、少しずつケアする形で株価が戻っていくのではないかと思っています。

これを機に相場の主人公が変わるんじゃないかととも感じているのですが、はてさて。

2016年1月25日月曜日

【株主総会メモ】 6049 イトクロ (16.01.25 午後2時開催)


6049 イトクロの株主総会に参加してきました。

目的は、上場直後にしては株価がさえない状況だったのですが、経営状況は悪くなかったので一度どのような会社か査察しておこう、という軽い気持ちで権利を取っておきました。かなり少ない10月決算銘柄でしたので、資金が集中できたというのもあります。一応、株主総会用の資金は別に取ってあるんですよ =)。

場所は、トスラブ山王。溜池山王駅から少し歩いたところにあったのですが、目下には首相官邸がありまして、お巡りさんたちがしきりに警戒していました。こわいよう。

参加者は、70人程度の会場で20人程度。7割方、背広組でおじさま、おばさまがチラホラいる程度。関係者と思わしき人たちを抜かすと15人位かと。IPO直後の企業にしては参加者が少なかった感じですが、よくよく考えれば弁護士ドットコムの株主総会も随分少ない人数でしたし、こんなものなのかもしれませんね。初めて参加するにはちょっと難しいですね。

質疑応答は以下の通り。ちなみに議長はCOOの領下さん。同じくCEOの山木さんはほとんど回答なし。

  • 金融メディアセクターの成長性どうよ?
    全体に対して売上、利益共に低い。今後、拡大する予定はなく、下がってもいい程度に考えている。

    知ってた。知ってるけど、セクターとして残しておくのが気にくわなくてですね、成長させる気がないのなら「その他」に丸めこんで欲しいのよ。そもそも事業自体、まとめサイトのアフィと大して変わらないビジネスで、検索エンジンから嫌われたら真っ先に終わってしまいそうだしね。
    どの分野が成長分野なのか、しっかりとしたメッセージ性のある言葉が欲しかったんだが、どうも気が利かないようだ。
  • 長期の成長性どうよ?
    教育メディアを伸ばしていきたい。教育といっても幅広く、様々な分野の口コミポータルサイトを目指していく。教育ポータルサイトのカカクコムのイメージ。多様化する教育メディアを取り込んでいきたい。
  • 配当どうよ?
    今のところ、成長に使っていきたい。
  • 内部留保の使い道どうよ?
    成長に使っていきたい。M&Aは検討できれば。システムはまだまだ発展の余地を残しているので今後も成長させていきたい。

    質問者は物足りなそうだ。俺もだけどな。
  • 鞍替え上場どうよ?
    できるだけ早くしたいが、時期は明言できない。

    まあこうなるわな。
  • 中期経営計画はどうよ
    数値目標はない。教育メディアNo1を目指していきたい。

    不満でしたね。数値目標がなければ成長分野への投資がどの程度必要か、ということが分かっていないことでしょう。例えば、新しいポータルサイトを作るとか、新しいサービスを今夏に向けて作成中とか、なんかこう今俺たち輝いているYO!的なのを聞きたかったんですが、どうも気が利かないというか、アップアップのようでした。

  • イトクロの名前の由来って何?
    創業者のイトウとクロイワから取った。その後、教育セクターが伸び、その時の担当であった山木さんが経営権を引き受けて現在に至る。
  • 株主総会を2時にしてくれて助かる
    貴重な意見として今後に生かす。

    助かります。もう満員電車に乗られるの嫌やねん。


14:00開会 → 14:25質疑応答 → 14:50閉会、会社説明会、オミヤなし。

IPOから初めての株主総会で色々初々しいのはどこも同じなのですが、経営者の対応が割とメッセージ性の少ない、ナアナアな対応だったのが気になりました。今後、自分たちの企業は、このように成長していき、今年はこんなサービスを展開し、来年の株主総会では色んなサービスを展開できるよう頑張ります、的な対応が見たかったんですよ。それが全く無い。

非常に淡白というか、リクルート系の企業は皆こんな感じなんでしょうか。仕方がないので、来年の株主総会では、総会後に会社説明会のようなものを開いてくださいとお願いしておきました。


成長性としては悪くない立ち位置だけに色々惜しい。

2016年1月24日日曜日

今日の雑談 (1/24)

黒岩センセの追い打ちワロタw




ポンツーの掲示板で話題になってたんで紹介。地味にヒットを稼ぐ感じが心を揺さぶります。

これはひどい。


「角川インターネット講座」の15冊合本が87%OFF + 20%ポイント還元




2/4までとのこと。

このシリーズで欲しかったのは山形さんの第三の産業革命 経済と労働の変化でして、立ち読みした感じでは当たりでした。坂村さん監修のコンピューターがネットと出会ったら モノとモノがつながりあう世界へも興味あり。

ポチっちゃお。

2016年1月23日土曜日

今日の雑談 (1/23)

中小企業で最も高コストなのは役員報酬ですよって話


ポンツーの話とはまた違うんだが折角なんで書いてみる。

9627 アインHDのIR担当から聞いた話でね。「御社は成長を中小の同業他社のM&Aとしているが、M&Aでのコストをペイするには時間が掛かるんじゃないんですか?」って聞いたのよ。

そしたら

「中小企業の最大のコストは役員報酬です。M&Aで彼らが経営から外れるのでキャッシュフローは確実に改善されます。調剤薬局という事業は、いうなれば調剤師の数が重要で、経営自体はどこも大きくは変わらないんです。だからM&Aが効きやすいんですよ。」

なんですって。

調剤薬局の経営のキモは立地で、場所さえ確保できれば商才とか関係なく、マニュアル通りにこなす簡単なお仕事になるわけなんですな。

が、今後は再度、消費増税があり、経営が圧迫されることが懸念されるわけでして、自らの役員報酬すら危うくなるくらいなら、経営権を高値で売っちまおうって流れになるわけでして、このあたりの環境変化をどう取り込むか注目しているんですよ =)。

そもそも調剤薬局は、在庫を大量に持たないと行けないわけで、そうなると大規模化、ドミナント化が必須なわけです。今後、明らかに社会保障費を削る方向性なのは分かってるわけで、まあそうなると縮小均衡やむなしって考えられるかがキモなんですわ。

その考えに至らないのが学習塾あたりでして、これはこれで困ったものですな。


日本のソフトウェア開発業の縮図



思い当たることが多かったのでざっくり抜き出してみる。

つまり、どう頑張っても売上は同じなのだから、良いもの・価値を生むものを作ろうと考えない人が多い。社内で開発者と呼ばれる人間もそうだし、マネジメント層はそういうものづくり志向を持った人をリスク扱いすることもある。

言われた以上のことはするな、という不文律ですな。困ったことに設計の時点でシステムについて一切の知識がない人たちが、動いている他のシステムをパクった形で仕様を設計するという雑な工程が多い。

つかね。

iPhoneの設計するのにiPhoneのUI仕様書とか設計仕様書とか読んでないんだぜ。WindowsもAndroidもゲーム機もそうだった。なので、自称仕様書を現実に沿った形に改変していく工程が待っているんだが、この工程は無駄な工程として彼らはみていたりして疲れる。

そのまま設計したらBANされるだけだからね?という実例を私以外の輩が実証する必要があり、この時間がもどかしい。

実装の実権を握るためとはいえ面倒この上ない。

あるとき上司に肩越しに自分の作業を覗かれて「何やってるの?」と聞かれ、そういうスクリプトを作ってると答えたら、工数とリスクの話をされた。曰く「そのスクリプト作るのに何日かかるの?工数に乗ってないよね?」「スクリプトのテストもちゃんとしないと結果が正しいって保証できなくない?」と。

これはアナタが悪い。

彼らに仕事としてリストアップさせる手間を惜しんだのはサラリーマンとしては愚策だ。面倒でも「空いている時間でちょっとしたスクリプトを作ってていいですかね?」的なホウレンソウ、根回しはとても重要。

開発者として面倒なのは分かるが、同時にサラリーを頂いているということも忘れてはならない。

IT企業だが開発者は自社で持たない。不況の時に待機コストが発生するリスクがあるし、自社で抱えるより単価の安い開発者が人材派遣系の企業や下請けにいっぱいいるから。

このパターンはとても多い。

開発とはとてもリスクが高い。特に初めて触る技術ともなると誰もが初心者になってしまうことが多々として発生する。で、丸投げ経営が始まるわけだが、下請けに十分な費用を渡さないので、実装する人達の教育コストが殆ど与えられない。

結果、新しい技術が入りこんだ時、対応が遅れることになる。iPhoneやAndroid開発がいい例だろう。あの時、しきりに言われたのが「C言語だけで実装できないか?」という話だ。今まで動いていた糞コードをまだ引き伸ばしたいらしい。

似非strcatが仕込まれてるコードなんざ見たくもねえよ。

CっぽくJavaを書く人

ごめんようorz

彼はJavaの有名なフレームワークであるStrutsを拡張したいわゆるオレオレフレームワークを開発しており、それの出来は悪くなかったと思う。そのフレームワークに欠けているものをうまく補うような形になっていた。だがフレームワークのバージョンを上げると壊れるというのが残念な点で負債になりかけていた。

オレオレフレームワークは最悪だ。

特にStrutsは脆弱性で大きな問題になった。こうなるとシステム全体を設計し直すことになりかねないが、それが出来るのはオレオレフレームワークの設計者となる。個人のビジネスとしては参入障壁バッチリなんだが、会社からすればゴミ以外の何物でもない。

Strutsの脆弱性問題でOSSの連中が開発を継続しないのが悪いという流れをみて、どんだけお前らは糞なんだよと。自由に使っておいて、寄付もせず、人も出さず、開発は続けて欲しいと祈り続けるとか、乞食以外の何物でもない。

テストコード書けない

ごめんようorz

言い訳を言わせていただきたいのだが当方、AssemblerとC言語の人でして、当時は良質なテスト開発環境を持っていなかったんですわ。なので#ifdef _TEST的なコードは書いてはいるものの、テストコードというのはこう、マッチしなくてですね、省いてしまうんですよ。

反省してるんですよええ。

リファクタできない

業界の闇だよね。

レビューない

レビューまで至る技術を持った開発者がいないですやん。だからレビューと言っても形骸化した残念なものになりがちで、これなら自動化ツールで確認作業したほうがずっと有用な気はするね。

1つのシステムが高負荷なクエリを投げたせいで関連する全システムが共倒れになったこともあったがOracleのバグとして報告していた。

なんでもかんでもWindowsのバグと言い切るなんちゃって技術者はいたね。バカだろ奴ら。

vim vs サクラエディタという史上類を見ないエディタ論争が起きた。

ワロタ。

俺より賃金の高い自称俺の部下が使ってたエディターがWindows付属のWriterだった時は流石に死にたくなった。Wordの代わりにWriterを使うことはあっても、コード編集にWriterを使う人って初めてだよ。せめてメモ帳だろと。

ちなみに唯一私が彼に上司命令を出したのは、彼が辞表を提出する時だった。「2時間待って欲しい、俺が先に辞表を出すから」ってね。私の後継者は彼で、彼の後継者はいなかったので、ソフト開発部門は精算することになる。

いわゆる年功序列がきっちりしていてこのまま続けてもしばらくは給与が伸びないということがわかった。

分かる。

シニアは、昔は通用しても、今は通用しない技術ばかりで、よもや負債でしかない。彼らもそれは理解していて、自分の椅子を必死に守るものだから、丸投げに頼ることになる。古い設計思想の元、残念な仕様が降ってくる構造は変わることはない。

労働者の敵は労働者だって主張する意図が分かっていただけるだろうか。

とにかくクローズドな組織

コンプライアンス重視が謳われたあたりで相当ひどくなってるよね。

当事者しか知らないバグばかりになったりして不満だったんだが、当事者がドンドントンズラするものだから結果、俺しか知らない状況なのが多かったりして、なにこれ俺、生き字引扱い?

まあでも彼らのバグが起因することをボキュが吸収した技術を公開しろと言われても彼らがバグを明示してくれなければ、ずっとバグを引きずることになるわけで、それは納得がいかないわけですよ。順序が違うだろと。

血塗られたコードを2週間で作った時があって、どうもそのコード実装を他の部署が怪しんだらしく、半年あたり掛けて綺麗なコードに仕上げたらしいんだが、何故か動かないんで困ってたらしい。結局、俺の実装をパクった資料が回ってきて、その実装が理解できていないようだった。

直接俺に聞けば、文章化出来ない血塗られた話が出来るんだが、どうも彼らはきれい好きのようだ。

残業削減

これが原因で辞めた。金の切れ目が縁の切れ目だ。仕方ないね。


下方修正のパイオニアの9424 日本通信が本気を出すとこうなる



いやいや皆さん、こうなることは大体、分かってましたやん。いつにもましてV字回復の演出が入っているように見えますけど。


でまあ、Y!掲示板をみるといつにもましてレベルが低くなって悲しいわけです。いつもなら三田会長の役員報酬の高さに文句が集中すると思ったんですよ。



お前ら、奴のポエムにどんだけカネ払ってんねん、って話。折角なんでEDINETから引っ張ってきましょう。


前期(2015年度)は2.8億円の役員報酬をゲッツしていたようですね。社長の福田さんは866万円と高給取りの会社員と左程変わらない様子。(桁見間違えた、スンマソン)これでこの企業の経営責任をどうこう言われるのはちょっと可哀想な気はします。

実質、三田ファミリーが支配している企業ですので致し方ないかもしれません。

純利益3.3億円程度の中小企業でこの役員報酬は、結構高い方だとは思うのですが、前期はMVNO元年ともあって市場に馬なりで業績を伸ばしていたのでまあ良しとしますか?


それでは赤字だった2011年度の役員報酬をみてみましょう。


1.4億円ですか、流石です。

つかこの時の専務であった福田さんはもとより、他の執行役員の方々の報酬の少なさが気になるところです。給与は他であるのできっと大丈夫ですよ多分ええ。

今年度の三田さんの役員報酬はいくら位になるのでしょうか。

私、気になります。

2016年1月22日金曜日

今日の雑談 (1/21)

2772 ゲンキーの下方修正


2.修正の理由
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、長引く消費税増税の影響に加え、円安による物価上昇等から消費者の節約志向は想定以上に根強く、売上高は当初予想を下回る見込みであります。 

政府批判を出さないよう円安と消費増税のせいにしているけど、結果的に節約志向への逆流が起こってるってのは重要だと思う。

人手不足であっても人材不足ではないというか、景気は悪くないが社会全体が利益を出せずに困っている感じ、というか。


今日の逆シグナル


【逆張り投資法】 まとめページ


38銘柄がノミネート。これはかなり底感が出てきましたね =)。

ただ東証一部銘柄で投資対象となると2193 クックパッド2772 ゲンキーだけなのでリスクテイクとしては難しい所。

でもまあようやく悪くないタイミングが来たんじゃないでしょうかね。

2016年1月21日木曜日

今日の雑談 (1/20)

今日の逆シグナル


【逆張り投資法】 まとめページ


IPO銘柄、創薬ベンチャーあたりに残念な投げが入っているようだけど、未だ底感乏しい。

2193 クックパッドは突撃してやられますたorz。いつかなんとかリベンジしたい。

2016年1月19日火曜日

7821 前田工繊 - ジェイリバイブ (16.01.15週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

7821 前田工繊


前田工繊は、土木関連資材を扱っている企業です。四季報の同業他社に4212 積水樹脂7856萩原工業5959 岡部

今週は、社会インフラの整備・維持に貢献する独自性の高い土木資材の製造・販売を手掛ける「前田工繊」をご紹介します。 福井県の人絹の機織工場をルーツに持つ同社は、繊維の新たな活躍の場として土木の領域に着目しました。そして、土木技 術と繊維の特性を融合したジオシンセティックス技術(ジオ:土地+シンセティックス:合成繊維)を確立し、日本における先駆 者として事業展開を進めています。例えば、盛土・地盤補強用資材『アデム』は、アラミド繊維(強度・耐熱性に優れた合成繊 維)を使った網状の資材で、これを急斜面や軟弱地盤で土に編み込むように配置して強度を高めることができます。同社は繊 維を核とした樹脂形成技術や新素材複合技術、繊維加工技術など多様な技術を横断的に駆使した土木資材を開発しており、 これらは金属やコンクリートといった旧来型の資材に比べて軽量で、強度や耐候性でも優れているため、河川や道路など様々 なインフラの工事に採用されています。

同社では、自社の紹介に「前田工繊は混ぜる会社です」という言葉を使い始めています。実際、ジオシンセティックス技術は 混ぜることで生まれた技術であり、さらにM&A(企業の合併・買収)を通じて、会社を“混ぜる”ことでも成長を図っています。 例えば、2009~2010年には多機能特殊ポリマーセメントモルタルの「マグネ」を買収・合併し、新たな製品ラインを育成してき ました。また、2012年に高機能ワイピングクロス(精密機器を清掃する超極細繊維の布)の「テクノス」を、2014年にはポリエス テルの原糸加工を手掛ける「ダイイチ」を子会社化し、2015年には防衛省の天幕や装備品の製造販売事業を譲り受けて「未来 テクノ」を設立しました。これら3社はいずれも布・糸に関連する会社であり、これらの強みを“混ぜる”ことで新たな事業領域も 開拓されることでしょう。1918年設立の歴史の古い会社ですが、常に変化を先取りしながら、今後も飽くなき挑戦を続ける方針 です。

15.09.04からの続きです。


前回から大きな変化はないです。


上場前に中国市場で失敗しているのですが、今回は二の鉄を踏まないよう頑張って欲しいところですね。今まで国内中心でしたので、アジアへの展開はやはり気になります。上手くいくといいんですが。

岩井コスモ証券に続いて東海東京が新規レーティングを始めています。投資家が注目するキッカケになりやすいでしょうね =)

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160115.pdf

2016年1月17日日曜日

今日の雑談 (1/17)

天才肌と秀才肌の違い、なんだと思う


天才肌の人が天才以外にモノを教える時に躓くパターンなんだと思う。

結論からすると手を差し伸べすぎて彼自身、自信をなくしてしまったのだろうと思ってる。変な話、天才集団の中にブチこまれているようなもんだからね。センスのいい人は、すごい勢いで吸収していくんだけど、そうでない人もやっぱりいる。彼のプライドを傷つけること無く、ゆっくり教えていれば割と吸収も早かったのではないかと思うんだけど、天才肌の奴らはそれに全然気がつけないんだわ。

「資金管理が重要ですよね」って言ってみたのは、彼の張り方が手法にマッチしていないのが原因だと思ったからなのよ。10回投げて6回勝てる手法なのに、彼の張り方は3回失敗すると復帰できなくなる。だから手法を拒絶されるんですよ。「このやり方を試すならこのポジションで張ってみて、取り敢えず10回やってみよう」とアドバイスするのが正解だったと思う。

そんなん当たり前じゃないか、と秀才肌の気持ちを汲みとってあげないとシコタマ傷つくわけです。天才肌の人達って、このあたりの気が利かないよね。多分、戦ってきた環境が凄まじいから、天才しか生き残れないだとは思う。とはいっても凡人は投資できないかというとそうでもないと思うのよ。それこそボキュがお手伝いする意味があろうってものよ =)

そんなこんなで奴らは天才だ。世界が違うんだから自信を落とす必要は全く無い。だけどもしトレーダーとして勝ちたい意志があるなら元の場所に戻るべきだ。彼らから一部でも吸収できればこの世界で食べていけるんじゃないかな。俺はいつでも席を譲る用意はできてる。

そもそも6画面とか俺の投資スタイルには必要ないしな =)


Fintechって言ってもブロックチェーンだけじゃないですからねって話


最も利用されているFinTechサービスは、Apple PayやAndroid Payといったペイメントでショップが15%、インターナショナルが12%。ローン(6%)やウェルスマネージメント(4%)などを目的とした利用も伸びを見せている。
-- 「銀行の代わりにFinTech」が3割、55歳以上はフィンテックに消極的 | ZUU online

Fintechって言っても随分前から発達している電子商取引も含まれるわけで、一緒くたにFintechオワタと言って全般的に投げられると、ボキュが悲しいorz

今時、小口売買に銀行振込を積極的に使いますか?って話ですよ。あんな面倒なシステム使いたいとは思わないでしょ。銀行業だと法のシガラミが多くて利便性が悪かったサービスをネットを中心に改善されていく、というのがFintechのキモだと思うわけです。

とすると、実はもう実用化されていて、そのパイが広がっている、という状況で目新しさはそうは無いんじゃまいか、と思うんですよ。つか目新しさ必要無くね?とも。


パッシブ化する「スチュワードシップ・コード」


公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は年初から株式投資を委託する資産運用会社と上場企業の対話状況を調べる。株価指数「JPX日経400」を構成する企業に調査票を送り、どの運用会社との対話が経営に役立ったかなどを聞く。株主と企業の対話の質的な向上につなげる。

株主と企業の対話を通じて企業価値の向上を促す「スチュワードシップ・コード」に基づく調査。これまでは運用会社のみを対象に対話の内容を聞いていたが、企業側からは「対話に中身がない」といった不満の声が一部で出ていた。
-- GPIF、運用会社との「対話」調査 JPX日経400企業対象  :日本経済新聞

この流れはですね、GPIFは法律によって直接、株式売買が出来なくて、売買を委任している運用会社を経由している状況を何とかしたい、という表れでしょう。現状、GPIFの大半はパッシブ運用(インデックス運用)でして、スチュワードシップ・コードを実際に運用しているのは、野村や大和なわけです。彼ら、マトモに働いてんの?って疑われてるわけ。

まずは日本株のパッシブ運用を自前で行い、直接、スチュワードシップ・コードを行使したいという希望があるらしい。そのためには法改正が必要らしく、まずは奴らがどんだけクソな運用をしているかという資料を集める目的でアンケートを取っているのでしょう。

東芝とかパッシブ運用の組入が大きいんだから当然、彼らに経営責任を負わせる位の仕事はして欲しいところだが、パッシブ運用だけにスチュワードシップ・コードもパッシブなんだろう。


そんな話がよく纏まっています。お役所仕事なはずなのに分かりやすい資料でビックリだ。コスト面でもちゃんと記載されている。

つかなんでGPIFが公式のTwitterでつぶやくのかよく分からんw。



自前FAQワロタ。人数はこんなものでしょうね。外注丸投げの部分も多いですし。


今週の投資方針




長期保有目的の銘柄を1.のルールで買い付けたいと思ってる。

2.は大型株がイメージ出来ていないので保留。3.は言わずもがな。4.については年始には相場が膠着した時にいつも保有している低位株&仕手株銘柄を買い取っていくことを頭に入れていたんだけど、どうもそいう状況ではないらしい。

大きなおカネが吸収していく過程で、大きなポジションを取るのは危険だとは思っているのですが、相場全体は分からないまでも個別株で明らかに売られすぎな銘柄がチラホラ出てきているのも確かでしょう。

とはいえ明日は寄り天スタートの予感。クワバラクワバラ。

3230 スター・マイカ - 今日の決算説明会さん (16.01.13)

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

3230 スター・マイカ


スターマイカは、中古賃貸物件を扱う企業です。四季報の同業他社に3250 エー・ディー・ワークス3294 イーグランド8940 インテリックス






スター・マイカは、15.07.05の続きになります。


最近の相場状況より株価の下落が少ないのは民泊関連だからなんですかね。私の目算と外れているんですけど、株価が下がらないのはいい事です =)。

物件のリノベーション関連ですと、8940 インテリックス2337 いちごGHDあたりも興味深いんじゃないでしょうか。両社とも直近で上方修正を行っており悪くない業績なんですが、どうも株価はイマイチなんですよね。

困りましたorz。

2695 くらコーポ - ジェイリバイブ (16.01.08週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

2695 くらコーポレーション


くらコーポは、回転寿司店を運営する企業です。四季報の同業他社に9828 元気寿司7421 カッパ・クリエイト3075 銚子丸

今週は、回転寿司業界で躍進を続けている「くらコーポレーション」をご紹介します。同社が直営展開する「無添くら寿司」の 既存店増収率は3年以上プラス基調を維持しており、ファミリー層を中心に強い支持を集めています。その背景には、まず安 心・安全に対する同社の強い意識が挙げられます。「無添」と店名に示す通り、四大添加物を完全に排除しているほか、米から 醤油に至るまで素材を厳選し、コピー食材は一切使用していません。また、制限時間を超えると商品を自動廃棄するシステム や、衛生的な皿回収システム、空気中のウイルス等から商品を守る寿司キャップなど、他社に先駆けて安心・安全に対する先 進的な取り組みを実行に移してきました。加えて、もう一つの大きな理由は、エンターテインメント性に溢れた店舗です。皿回収 と連動したゲーム、タッチパネル注文、オーダーレーン、携帯電話予約システムなど、快適さと楽しさを両立した仕組みが幾つ も取り入れられ、客を飽きさせない店舗作りが行われています。

さらに、近年では寿司以外のサイドメニューを一気に充実させてきたことも注目されましょう。生魚が苦手な顧客層も意識し て、ラーメンや天丼、イベリコ豚丼、カレー、コーヒー、揚げドーナツなど、既成概念を打ち破る商品を次々と投入して幅広い顧 客層を取り込むことに成功しており、同社が掲げる“食のテーマパーク”構想の実現に向けて着々と駒を進めています。

中長期を見据えた種蒔きとしては海外展開を進めており、既に米国と台湾での出店が実現しています。「無添」の安心・安全 を追求する姿勢はそのままに、その国の食文化と馴染む独自の食を模索しながら、将来の柱に育てていく方針です。こうして 独自路線を歩む異色の企業として、同社は厳しい外食業界での競争を勝ち抜こうとしています。

15.10.09からの続きです。


10月決算なので機関投資家に向けた説明会で情報が更新されたのかと思ったのですが、決算短信をみると、決算説明会すら開いていないんですね。なんで情報が更新されたんだろう。海外事業展開は興味ありますね。

IR資料室の月次からすると、12月はかなり好調だったようです。商品開発力が効いているのかもしれませんね。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160108.pdf

2016年1月16日土曜日

今日の雑談 (1/16)

今週のKindle0円案件


まずはみやすのんきさんでしょう。この辺り、ストライクでしておにんにんを硬くしていた頃が懐かしいですわw。どうでもいいがC&R社が出版社なのね。版権買ったのかしら。

やるっきゃ騎士 1 (みやすのんきデジタル全集)
クリーク・アンド・リバー社 (2015-05-20)

冒険してもいい頃 1 (みやすのんきデジタル全集)
クリーク・アンド・リバー社 (2015-12-14)

沈黙の艦隊はたまに0円案件に入ってくるんだけど、今回は1~3巻までと大盤振る舞い。やっぱそろそろ米国から独立せにゃw


監獄学園、まだ読んでません><。アニメもみていません><。今回は1~3巻までと大盤振る舞いですぞ。


みこすり半劇場は35円。

当時、盲腸の手術祝いにみこすり半持ってきやがって、こっちは地獄を見ましたよ。病院というのはやることがなくて活字を求めて仕方なく読むじゃないですか。笑うじゃないですか。傷口が痛いじゃないですか。死にそうになるくらい痛い。

地獄だこれ。

完本 みこすり半劇場 (ぶんか社コミックス)
ぶんか社 (2015-03-31)
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「2016年はファンダ派から死んでいく」



予言通りじゃないですかやだー。ファンダ派以外にもやられている感じはあるが、ファンダ派の方が変な握力があるので質が悪い。握力の話をすると更に握力が強い優待信者というセクターもあるが、これは生き残りそうな予感。クソ株握り続けても優待が続く限り、彼らは手放そうとはしないからね。ある意味、サイキョー。

つか7590 タカショーの株価とかドン引きやでw。どんだけ優待が好きなんだよww。週明けは権利落ちなので、少なくとも5%は下がるはずなんだが、地合い次第だと10%も夢じゃない感じだ。しかしまあこの地合でよく売却が重ならなかったよね。


ヤフークソ袋のベストアンサー、ワロタ

アコムでお金を借りたんですね
そこでお金を借りたらブラックリストに載るんですよ

あなたはもう社会的に信用が無いので
デイトレ以前に株が出来ません
-- 僕は総資産100万円(アコムから50万、自己資産50万)持っています。デイト... - Yahoo!知恵袋

なんだこれw

神王リョウ氏は良くないと受講生から聞きました。

それだったら相場師郎さんが良いです。podcastやってますから、試しに聞いてみて下さい。
-- 神王リョウ氏の投資マスター講座の広告をよく目にしますが、この講座を受... - Yahoo!知恵袋

同業者こええw


Lindowsってなんぞ?




約一名分かっていないので説明しておく。

ざっくり言うとLindowsはLinux(Debian)にWindowsエミュレータ(Wine)を組み合わせたOSで、ライブドアが販売権を取得したのよ。その時の堀江さんが飛ばす飛ばすw

堀江氏は話題をLindowsOSに移し、「多様化の波は確実にOSにもやってきている。使用目的に応じてOSを選べる時代がついに訪れた」と宣言。LindowsOSのメリットについて、「Linuxによる高い信頼性や安全性」「オープンソースであるため、世界中で優れたソフトが低価格、または無償で提供されている」「Windowsの使いやすさを保ち、直感的に操作ができる」などと語った。
-- 【WPC EXPO】エッジ堀江社長、「LindowsでOSを選べる時代がついに訪れた」

当時から技術者でもWineを使いこなすのは難しいと言われていた代物でして、それを一般消費者が使えるわけがない、とは思っていたものの、Linuxの中では唯一、ショボいながらもマーケットソフトが付いてきており、仮にLindowsが受け入れられたとするならば、Linuxで食っていけるかも?と心ときめいたものです =)。

実際は、ライブドア自体はほぼノーメンテナンスで、サポートもままならない状況でして数年したらみる影もなくなっていました。彼自身、当時あんなに騒ぎになるものかとは思ってなく、技術的にも疑心暗鬼だったが売れるものは売ってみようという商魂たくましい話をしていた記事を読んだことがあります。

まあそんな感じの雰囲気をフィンテックに読み取ったわけなのですよ =)


「株価が下がったのはお前んとこの業績が悪くなるってのを市場が織り込んだからに決まってる!責任取れ!」


株主総会って幼稚園並の知性の方がたまにいるので、資産はそのままでも人権は取り上げたいところですよね =)。

いやフィンテックなんですけどね。


まだ地合いの悪さで下がっているということもあろうかとは思うのですが、この手の銘柄を握っていそうな人達の銘柄が一気に投げ売りされそうな予感が止まりません。


ブロックチェーンとか正直、研究段階でしょう。気になるとすれば、特許の取得状況くらいでして、えげつない特許が確定するとこの分野、面倒なことになりそうな気がします。20年前の圧縮技術の特許合戦とかもう目も当てられない状況でしたからね。結局、20年間、技術の進歩が進まず、ようやく今、Googleあたりが研究し始めている状況でして、ソフトウェア特許は罪深いことなのです。

特にこの手の技術は多くの人に叩いてもらわないと信頼を勝ち得ないものでして、日本人特有の「秘密のタレ」ビジネスを続けていると、あっという間に他国の技術がデファクトスタンダードになってたりするので注意が必要かもしれません。

後、キャンセルとかどうするんでしょうね。

データベースでありがちな修正・取消がやりにくい技術のような気がしています。双方合意のもとに更新される情報で、後から一方的にキャンセルすることを想定していないでしょう。勿論、ブロックチェーンでもそのようなプライベート環境での対応も考えてはいるようですけど、そうなると、悪用をどう防ぐかが問題になるわけでして。

まあなんというか。

クラウド環境があまりにも早く普及してしまったために、既に必要性が弱くなっているのではないか、と思うわけですよ。

IoTというか、組込み機器のP2P通信で小さなネットワークが構築できるようになると、災害発生によるネット断絶やネットに接続できない新興国での取引がうまく行きそう、とかそんなニッチな技術なら全然イケるんじゃないかな。


今日の逆シグナル




週末(1/15)時点で8銘柄。

逆張りするにはまだエネルギー不足の感はありますね。東証一部銘柄が1つもないあたり、まだ下げきっていると判断するには厳しいところでしょうね。

週明けの状況次第ですかね。

2016年1月12日火曜日

2016年1月11日月曜日

今日の雑談 (1/11)

立ち読みした感じでは割と悪くなかった


さらに確実に儲けるための実践的な方法が学べる!  株式投資の学校[ファンダメンタルズ分析編]
ファイナンシャルアカデミー
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バフェット流投資に近いファンダ分析本。

成長株銘柄としてはJINやらクックパッドやらが取り上げられていたんだけど、過去の銘柄に近いし結果論に近いかな。注目するセクターってのがあったんだけど正直、ありきたりな選択だったんだけど、初心者本にしてはマニアックな所を取り上げていたとは思う。

で、財務分析の方は、基礎的な情報がすっ飛ばしていたんだけど、決算短信の1ページ目の見方は悪くなかったと思う。あの程度の読みができるようになると後は数をこなせば血肉になりそうな感じはした。神戸物産やらネクシーズが取り上げられてたかな。株主資本比率を疑っていたようだけど、やっぱりここから先をどう見ていくか、どう判断するかがキモだと思うわけですよ。

総じて悪くはないんだが、今の相場感には絶対合ってないw


逆シグナル的にはまだ底とはいえないんだよなあ、、、




未だ1銘柄のみ。

ガッツリ落ちるというか徐々に剥がれ落ちている感じでしょうか。強い銘柄を推して、弱い銘柄を落としていくポジション変更が続きそうです。

3678 メディアドゥ、4763 C&R、2751 テンポスバスターズ - 今日の決算説明会さん (16.01.11)

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

3678 メディアドゥ


メディアドゥは、電子書籍の取次を行っている企業です。四季報の同業他社に3641 パピレス3658 イーブックイニシアティブジャパン7912 大日本印刷





15.04.08からの続きです。


3Q決算発表後の翌日(1/8)、△9.71%と大幅下落。3Qの端境期で下落してしまったのは、上場後間もなく、業態が理解されていないからかもしれませんね。

3Q決算資料がよく出来ていたのでちょっと摘んでみます。


売上の95%近くが電子書籍の販売が占めています。去年の3Qをみる限り、やっぱり少し落ち込んでいるようです。季節要因として考えてよさそうです。


その内のコストの3/4は著作権料の支払いに充てられています。配本を行うサーバーなどバックボーンであるインフラへの費用が少ないのはクラウドサービスを活用しているからでしょう。人件費、広告費以外の殆どは変動費になります。

最近のビジネスモデルっぽいですよね =)。


コストの大半を占める著作権料なのですが年々、コストの割合が増えているのが懸念材料でしょうか。理由が知りたい所なのですが、想像するに電子書籍サービスの競合他社が多く、コンテンツホルダーの方が強く出ているのかもしれません。

この状況はしばらく変わらないでしょう。AmazonのKindleあたりがふるい落としに掛かると追従せざるを得ないあたりは、既にコモディティ化に伴う寡占化が進んでいるのかもしれませんね。


電子書籍全般の成長性は今後も続きそうです。

--

纏めると、電子書籍は馬なりで伸びていくのではないでしょうか。

業界を先んじてシェアを確保することは難しいものの、LINEマンガというインフラをフル活用することである程度の成長性は見込めるはずです。LINEとの契約次第で大きく変化しそうなのは懸念事項でしょうか。

今後、今の事業を活かしつつ成長するには、電子図書館サービスの進捗が関わってくるはずです。どの程度、成長するか見えない状況で進捗が進むと、あり得ない株価が付けられることがあるのは直近の3778 さくらインターネットで御存知の通りかと =)。

まずは話題になること、からかな。


4763 クリーク・アンド・リバー社


C&Rは、人材派遣・請負を行っている企業です。四季報の同業他社に2413 エムスリー2329 東北新社9607 AOI Pro.






詳しくないので紹介だけ。

つか今更、ピーク感漂うソシャゲに新規参入とか大丈夫ですかね。インフラ面ではクラウドサービスが充実しているので問題ないとは思うのですが、人件費やら広告費やらが無に帰すことが多くなっている状況のように感じています。つい先日も稼げなくなったソシャゲの権利を買い取って再生する3928 マイネットのような企業が上場してくるってのも偶然ではないと思うわけですよ。

後、本社が麹町というのも変わってます。一度、勉強会で本社に寄ったことがあるのですが、深夜ですとかなり閑静な所でして、開発者を集めるにはビミョーな感じでした。本来なら、利便性から渋谷や恵比寿あたりを選択するものかと思うんですがどうなんでしょうね。

割とこう、資本を散発的に撒いている感じがしていい感触を持っていないんですよ。


2751 テンポスバスターズ


テンポスバスターズは、中古厨房機器を扱う店舗「テンポスバスターズ」を運営する企業です。四季報の同業他社に5941 中西製作所5982 マルゼン3180 ビューティガレージ






以前、大和住銀日本小型株ファンドの方で纏めています。


ここは良くも悪くも創業者の森下さん次第です。毎年のように株主総会が荒れ模様でして、今年は体調が悪くて流石に参加しませんでした。増収増益で荒れるとか非常に変わってます。以前「あさくま」の上場狙いでソコソコ保有していたのですが、上場する前に株価が上がってしまい、現在ではほとんど始末してしまいました。

森下さんの経営に対する選球眼は大したものでして、事業の成長意欲を強く持っているのは強みでしょう。ただ、結構変わった人というか、なんというか、コーポレート・ガバナンスとかあんま気にしない人でして、鞍替え上場とか結構、難しいんじゃないかなとは思ってるんですよ。

色々惜しい。

--

株主優待は、お食事券かテンポスバスターズの割引券になります。

テンポスのお食事券は、以前ですと「あさくま」以外に選択肢がなかったのですが、少し前に改善されて関連企業でも使えるようになったようです。関連企業というのは以前、厨房機器を卸したことがある企業らしく、チョイチョイ増えては減っていく傾向にあるので、使用する場合には対応しているかどうか直前に確認する必要があります。


あけましておめでとうございます






どうにかこうにか1年を乗り越えました。今年は明けの初っ端から相場が荒れてますけど、なんとか無事に暮らせたらな、とは思ってまする。

私事でちょっと手を広げていることもあって更新が遅れることもあろうかと思うのですが、決算説明会さんのまとめは、優先順位を高めにしていますので、若干手抜きになるかもしれませんがこのブログが続く限り、継続していく予定です。

ひとつよろしくお願いします。

2016年1月9日土曜日

今日の雑談 (1/9)

電車広告は投資情報としてみると興味深い



前に同業他社の6071 IBJが同じような場所に広告を打ってたんで気にしてみた。

他の企業に電車広告の効果があるのか聞いてみたんだが、左程強くないもののコストとしては高くないという感じでして、もしかして広告を打つのが上手い企業が利用しているのではないかと思って注視はしてる。

IBJの時は儲かったんだが今回はどうだろうw


今日の積読




山口さんが出版したと聞いて即ポチしましたよええ。

山口さんは、少数株主が泣き寝入りせざるを得ない案件に積極的に声を上げていまして、その総集編を書籍化した流れでしょうか。今週は色々あって読めてないんですが、今月中にはなんとか目を通したいんですよ。

私自身、ちょいちょい株主総会に参加しているのですが、特に問題がある企業には山口さんが積極的に株主発言をしていて、ちょっとした憧れを持ってたんですよ。印象深かったのは前期の8697 日本取引所グループの株主総会で、取引所として少数株主の権利保護がなっていないのではないか、と発言していたところでしょうか。私ももっと取引所が企業に対してアクションを起こして欲しいと思っていただけに、グッとくるものがありました。残念ながら取引所の回答は、担当省庁と話し合って云々と、まあ役所の延長上の回答しかだせないあたりガッカリなのです。

最後の方ではMBO被害者救済を行っている団体が色々あるんで紹介しろ、とも言ってたような。あれを見てる限り、日本取引所はうだつのあがらない役人の集まりのように見えて面白かったですね。

--

そんな山口さんと先日、話す機会がありました =)。株主発言での発言とはまた違ってまして、なんかこうフツーの個人投資家としてお話出来たのが印象的でした。救済活動での投資はあまり儲からないそうです。

面識もできたことですのでこれで私から話しかけられるのが収穫でしたね。多分、今後もすれ違うことが多いと思うんですよ。


満員電車は疲れるわw


年初の通り、働く準備体操を開始してまして今、都内の事務所に通っています。

そんなこんなで久しぶりに満員電車に乗られているのですが、疲れますね。十数年前も同じ路線で通勤していたんですが、ITが進化しようとも、スマホが普及しようとも、満員電車の状況は一切変わっていないようで、鉄道というのはオールドテクノロジーなんだなあとよく分からない感想を持ちました。

つかなんとかしろよw。

満員電車は基本的人権の尊重を著しく毀損しているので憲法違反としてどっかの団体が騒ぐべきかと。ホント頼むよもう。

2016年1月6日水曜日

「ひふみアカデミー (2015/12)」雑記

ひふみ投信まとめページ



久しぶりにひふみアカデミーに参加してきました。今回は頑張って1ヶ月前からちゃんと予約しています。そうでもないとすぐ枠が無くなって締め切ってしまいますからね =)。

100人規模の会場で相変わらず満員でした。当然、机はありませんorz。仕方ありませんね。今回は、女性は少なめで男性が多かった感じでした。リピーターやお仲間の方で固まっているところもあったでしょうか。ボッチ感はないのですが、平均年齢はやや高め。

今月のナビゲーター担当は蛭田さん。蛭田さんがナビをするときは概ね相場が荒れることが多いんだとか。1/4の大発会は大きく株価を下げてますし、あながち嘘ではなさそうです =)。

  • 12月:ひふみ投信 0.59%、TOPIX ▲1.93%12月はTOPIXを上回り、更にプラスで業績を収めることができた。+2.5%のオーバーパフォーム。
  • 2015年:ひふみ投信 21.75% TOPIX 12.06%
    年間を通じて好業績を収めることができた。またシャープレシオを低く抑えることができたところは評価している。インデックス投資よりリスクは低いのに、リターンは高いという状況。インデックス投資の常識を覆しているのを数年に渡って続けている。
    守りながら増やす、という運用ができた一年だった。
  • 現金比率が増えた 9.14% → 11.17%
    弱気になってるわけではなく自然とそうなった。
    12月は資金流出が多かった。年末は損失と合算する時期で一部解約するお客様が増える傾向にある。今年から始まるマイナンバーも関連しているかもしれない。12月後半から資金が流入した分は、特に買い向かうことはせず保有したまま、自然に運用することを心がけた。
  • 「下がらないファンド」ではない
    守りながら増やすファンドではあるものの、常に下がらないわけではない。相場では特に流動性が低くなる時期はどんな銘柄でも株価が下落するタイミングがある。これは予め予知をすることは困難で、この時期はひふみ投信も価額を落とすことになる。下がった後、しばらく経つとリバーサルで選別が始まる。下げてからが強い。
    また大きく相場が下げた時に、お客さんからの資金流入が増えて運用がしやすい状況になっている。大変ありがたい。
    中小型株全般が良いわけではない。選別が重要。
    円高により外需が悪くなる可能性がある。円安にはなりにくい局面。今年は去年の日本株の増益要因が減ることになるのではないか。
  • 今年は希望を見つける仕事ができる年にしたい
    春にはまたギリシャの問題が再発する可能性がある。インパクトはあると見ている。中東不安は継続的に続くだろう。

質疑応答


  • 10年先のリターンどうよ?
    相場がフラットになっても年7%運用は目指している。ここ数年は17~18%で運用出来ているが相場が強いことが影響している。
  • 11月のパリのテロの時はどう対策したん?
    結果的には対策していない。
    大きなテロが発生 → リターンリバーサルが起きる可能性 → 起きなかった → 先進国がテロ対応に成熟してきたのかもしれない → これが終わりとは思っていない。今後も起こり得ること考え、随時対応したい。
  • 年金運用、すごく心配><
    メディアが煽り過ぎ。政権批判に活用されているのではないか。
    運用の良し悪しで比較するべきだろう。あの時はチャイナショックで下がったが、今はプラスになっていると思われる。
  • 日本の金利どうよ?
    日銀の一人買いで日本の金利は上がらないだろう。日銀の財政ファイナンスに批判はあるが、他国も同様の状況で、米国が一抜けした状態。
  • 最近の投信業界どうよ?
    • 今年はジュニアNISAが始まり、NISA枠が120万円まで拡張された。
    • マイナンバーの影響で口座開設のハードルが上がった。今年になって2日しか経っていないが影響をヒシヒシと感じている。
    • NISA枠を活用する人が増えた。制度が浸透してきたのではないか。
    • 信託報酬が安いインデックス・ファンドが増えたのはNISAの影響があるのだろう
    • 松井証券の年初挨拶にあったラップファンドには注目している
    • 資産運用の手段として投資信託が選ばれるようになってきた
  • スチュワートシップ・コードの活動どうよ?
    まずは成長性。社会的に是認されるような事業。経営者との対話を重視し、随時、面接を行っている。
  • 資産運用したいんだけど、どしたらいい?
    • まずは401Kを利用すること。個人型の枠が拡張されたので利用範囲が広がった。税金面でかなり優遇されている。
    • 次にNISA。これも税金面で優遇されている。
    • アセット・ロケーション重要。401K、NISAなど税制で優位な運用が重要になってくる。
    • アセット・アロケーションも重要。株ばかりではなく債権やREITにも分散させて運用するよう心がけたほうが良い。


業務報告


  • 八尾さん
    • 中国のバーストはないだろう
    • 中東情勢は注視
    • テロは先進国で今後も増えるのではないか。ISがFC経営化している。どこで活動が始まってもおかしくない。
    • 今年は難しい相場
    • 8252 丸井Gは良い選択だった。今後、大きな企業の変化にも注目していきたい。
  • 湯浅さん
    • 今年の夏は暑くなりそう
    • 社内に人が増えてきた。コーポレート・ガバナンス強化で監査役3名を入れている。
  • 佐々木さん
    • ニコラス・タレブの書籍「まぐれ」「ブラック・スワン」は今読むべき書籍なのではないか。見えないリスクに対応することが資産防衛として重要になる。
    • 現状ではバズワードで気になってるがFintechを手がかりに銘柄を発掘したい。各国で金融の引き締めが強く、自由に経営ができないという環境下でFintechが注目されていると考えている。
  • 栗岡さん
    • ジュリアス・シーザー「人は現実のすべてが見えるわけではなく、多くの人は見たいと思う現実しか見ない」。見えない、地道で地味な銘柄を発掘したい。
  • 渡邉さん
    • コーポレート・ガバナンス・コード、スチュワートシップ・コードなど、形はできたが実際働いてるかどうかは疑問が残る。「仏造って魂入れず」なのではないか。資本社会に愛を持って接していきたい。
    • 企業の歴史を紐解いて説明していきたい。古きを学び、新しきを知る。それを皆と共有したいと考えている。
  • 樋口さん
    • 去年は波乱万丈だった。今年は後3ヶ月働くと正社員になられるらしい。頑張る。
    • 今後、労働人口が減る中、医療・福祉の労働人口が増える見通し。この分野で省人化が必要になってくるだろうと考えている。

相変わらず、参加者からの積極的な質問が相次いでいまして熱気が感じられました。質問の質も随分上がってきたように感じます。私が質を下げていたという説もあるのですが =)。来月のひふみアカデミーの予約を確認してみたら早速、満席になってまして、リピーターが多いことがうかがえます。熱狂的なファン作りにも成功しているようで何よりです。

ということで次また参加することがあるとすると半年後かそれ以上先になりそうな感じです。私としては毎回参加したいところなのですが、それ以上に新しく参加したい人に席を譲るべきだろうという思いもあります。

ということで来月からはUstreamで閲覧します =)

  • http://123.rheos.jp/investment/monthly_report/hifumiAcademy_201601.pdf
    今月のひふみアカデミーの資料。

2016年1月3日日曜日

今日の雑談 (1/3)

フラッシュメモリ、どうなんすかね


そういったフラッシュメモリの市場循環の巡り合わせが悪い時期に、不適切会計問題が起こってしまったのは、不運といえば不運です。
-- フラッシュメモリの今後を予測する --- 竹内 健 : アゴラ - ライブドアブログ

いやいや不適切会計じゃなくて、不正会計ですからね。天災じゃなくて人災ですからねこれは。

不正会計問題は、直接被害を被ったのが投資家だけで、報道やら技術者レベルだと他人事で無関心なのが気に食わない。いやお前らの年金や保険もちゃんと(?)被害を受けてるからね?

GPIFの運用をdisる前に東芝を責めるべきだろ。

--

で、フラッシュメモリだけど多分、大丈夫じゃまいか。

半導体業界では、一社で集中して受注することはかなり珍しく、複数の製造社に依頼する慣行があるのよ。フラッシュメモリは、シェアからするとSamsungと東芝の2強状態で、余程体力が残っている半導体メーカー以外、ここのパイを積極的に取りに行こうとはしないんじゃないかな。なので、Samsungのセカンダリーとして活かし続けられるわけ。

とはいえ。

Samsungが徹底的に価格競争を仕掛けてきたら厳しいかも知れず。Sumsungは、メモリとフラッシュを同様の製造装置で作っているらしく、メモリ相場に応じて製造を切り替えてるんだとか。で、エルピーダの時は、台湾の同業他社が空気を読まずに製造を続けてメモリ相場を崩した状況で、Samsungがメモリ価格競争を仕掛けてきた、というわけ。

そんなこんなで彼らが仕掛けてくると割と厳しいかもしれない。念のため、分社化はしておいた方がいいかもね。


投資信託と情報格差



僕らの松井たんが今年もトバしててワロタ。

リスクとリターンに対して全然開示してないでチップを巻き上げるビジネス、どないなっとるねんって話。松井たんは、機械にリスクとリターンを計算させてその分、人件費を削った新しいラップ口座を開きたいと言ってるけど、そもそもそれFintech関係なくね?バズワード絡ませるのやめーやw

想像だがDC系インデックスファンドを各種絡ませてオリジナルのバランス型ファンドを形成する形になるんじゃまいか。アクティブファンドは属人化が強くて長期運用には向いていないからね。

想像通りだと割と悪くないんじゃないかな。

--

とはいえ。

資産運用は、自分のリスク許容度が分かっていない人が多いと思ってる。損はしたくないけど、人より儲かっていないのが嫌ってパティーン。で、局所的に資産を集中させて敢えなく資金を溶かして「二度と投資なんかするもんか」という。100マソ溶かす話は聞いても、実際溶かしてみないと、どれだけの痛みか分からないのが愚者。歴史を知っても実際に経験しないと分からないことは多いんじゃないかな。

機械が導き出した最適解を受け入れる人って意外といない、というのがボキュの感想。


駅伝と情報格差


駅伝を見てたらふとオモタ。

駅伝こそ情報格差の最たるモノで、今となっては伝統スポーツとしてその意味合いを失っている。情報格差がドンドン埋まることはいいことなんだとは思う。情報格差で今まで利益を上げていた事業は益々廃れていく。今はそいう過渡期なんでしょう。

ファンダメンタルズ投資なんて情報格差の最たるモノでこんなものははよ無くなったほうがイイに決まってるんだが、割と経営者がズボラというか経営者自身、ワザと情報を開示していない所が多く、押しなべて糞だなあとも。

そいや駅弁ファ○クって見なくなったけど、どうなんだろ。流行り廃りがあるんだろうか。


労働生産性が低くなったのは製造業の衰退が原因では



製造業は、設備投資におカネが必要なんだけど儲かり始めると非常に効率がいいのよ。

一次産業や二次産業は、がんがん機械化が進んでいて、労働生産性はむちゃくちゃ高い。でっかい自動車工場や火力発電所で働いている人の数はおどろくほど少ないから、労働生産性で見たら工場の工員さんのほうがずっと生産性が高いんだよ。
-- ゴッドランドの経済学 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

需給さえ見誤らなければおカネをぶっ込んだ奴の勝ちってのが製造業でして、需給を見誤るとシャープみたいな状況になってしまうわけです。昔だと鉄鋼業とか造船業とか。重厚長大産業は特にそう。

そもそも人出を必要とするサービス業、小売業の生産性は上がりにくいのよ。

実はサービス業の多くは、あまり生産性が高くないんだよ。優秀なプログラマたちは、自分たちの生産性がものすごく高いと思っている。でもかれらですら、実は五十歩百歩。だってしょせん人間がシコシコ書いてるんだもの。
-- ゴッドランドの経済学 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

労働集約型産業は、生産性を上げるのがとても難しい。無理に生産性を上げようとすると、ゼンショー(すき家)のワンオペ問題のような事件に繋がるわけです。

元記事に時給1500円というのがあったけど、無理に法で賃金をいじると産業が歪な形になるのは覚悟しないといけないだろうね。ビールの税金で第三のビールが生まれたように、世界で通用するとはとても思えない商品が開発されるというのは、人口ボーナスが無くなっていく、これからの時代にはそぐわないかもしれない。

賃金と生産性は結び付きが強い。

賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだ。
-- 生産性の話の基礎 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

社会全体の生産性が高かったから高い賃金が貰えていた理屈でして、生産性が衰えれば当然、その逆の減少が起こり得るわけです。

生産性って重要でしょ?

--

問題点が挙げられてたんでフォローしてみる。


  • 年々肥大化する高齢不労層
    労働人口が減っていくというのはわかってることでして、その対策として女性の社会進出支援やら移民受け入れ政策等が話し合われている状況でしょうか。昔、中学生は暇にしておくと犯罪に走るんで部活に強制的に入らせた方がいい、という考えが蔓延ってまして、これ高齢者にも同じことが言えるんじゃないかと思っているんですよ。
    クラウドソーシングにも興味があるんですが、労働集約型の事業ですと、更に搾取が広がっているようでアレです。
  • 補助金で生き長らえる非効率セクター
    介護事業あたりでしょうか。これも労働集約型のビジネスの典型でして、生産性を上げるのはかなりシンドい。費用を上げるのも難しいし、賃金を上げるのも難しい。で、皆、補助金目当てに経営してしまっているので、補助金が少しでも減るとすぐにポックリ逝ってしまうという。
    補助金を配るよりは優秀な経営者を育てるべきなんだけど、これって政府が最も苦手としている分野の一つでしょうね。
  • 流動性がなく、ブラックでも辞め難い雇用制度
    硬直化が進んでますね。経営側からすると教育コストを支払って転職されるのが一番辛い所で、硬直化を望んでいる感は否めませんね。実際、流動性が上がると賃金格差がガンガン上がるので、今の社会にマッチしているかビミョーです。
  • 非効率な流通システム
    何を指しているのかピンとこないですね。少なくとも社会インフラは十分効率的に働いているとは思います。もっと効率化に勤しめというのは乾いた雑巾を絞ることになって、繊維に亀裂が生じそうです。
  • 効率的に使われない過剰な手元資金
    金融業が糞だからでしょう。数年前に貸し渋りとか食らった日にゃあ、そりゃ安心して資金を投資に回せないでしょう。金融との信頼関係を結ぶには時間が掛かるとは思いますよ。経営者も資金のダブつきは、資本社会にとっては低能だということを認識してROEを高める工夫などをしていただけると幸い。
  • 行き過ぎた価格競争
    プレイヤーが多いのは分かっているのに誰も縮小均衡、ぶっちゃけ言えばM&Aを行わなず、全員参加の我慢大会になっているのが不味い。我慢した結果、血にも肉にもならなかったのがシャープだったわけです。
    本来ならM&Aが盛んに行われてもイイはずなんですが、経営者が我慢大会大好きなサラリーマン出身だったり、OBの年金運用が上手く行って無くて経営とは関係のない無駄な出費が増えたりと、割とダメな方向ですね。
  • 消費者のデフレマインド
    デフレ大好き、というか資産家の人口比率が大きくなってきたというのが影響しているんだと思ってます。資産家、といっても大金持ちというわけではなく、例えば年金暮らしとか収益よりも資産で暮らしている人たちのことです。彼らにとってインフレは最大の敵です。事ある毎にインフレの芽を摘んで、やる気の無い奴隷社会が資産家にとっては住み心地がいいんですね。

  • 業者を搾りに搾る「お客様は神様」マインド
  • チャレンジを嫌う安定志向マインド
  • 「借金は悪」「金儲けは悪」という民間信仰
  • 収入増に貢献しない高等教育
  • 同調を好む「空気読め」マインド
    問題を矮小化してませんかね。


政治で解決できることが多いはずだ、というのはどうでしょうね。

介護一つ取っても、制約を緩めるとズルする人が出てくるし、それを見て制約を付けると誰も使えない歪な制度に早変わりして、長所・短所を理解してそれでもリスクを取りに行く覚悟が、この民族には足りない気はするんですよ。

割と満足している状況で政府が出来ることって少ないと思うんですよええ。社会が今のシャープくらいまで追い込まれないと大きな決断はできないとみているだが、どうだろう。