2014年9月30日火曜日

【NISA】 NISA口座の状況 (14/09末)

NISA口座の状況 まとめページ

ということで9月末までの成績だす。


増えました =)。9月TOPIX+3.78%と比べると+1.58%とやや冴えない。

9月は、ドル円104円→109円まで円安に振れました。こうなると大型株や円安で利益を享受する製造業が専ら評価される状況になり、TOPIXに付いていくことは出来ていなかったようです。為替変動によるボラティリティを受けない感じは好みなんですが、円安の状況が更に進むとTOPIXに追従できないかもしれません。仕方ないね。

7921 宝印刷は、今日(9/30)1Q決算発表。売上は前年比+10.6%増、利益は△13.5%。設備投資に回す計画通りの結果になったようです。やや売上が好調なのはIPO関連あたりなのだろうかね。まあ一喜一憂しない銘柄を選んではいるのでこんなものでしょう。

8898 センチュリー21・ジャパンは、9/22に謎のストップ高を付けてその日の内に元通り。誤発注か何かでしょうかね。ちょっとぬか喜びしてしまいました。もう少し早く気が付けば別働隊が売り払った所なのですが、まあ仕方ないですね。


こんなとこ。

【株主総会メモ】 2428 ウェルネット (14.09.26 午後1時開催)


2428 ウェルネットの株主総会に参加してきました。

目的は、既に長期で保有してましてちょっとした状況確認程度のつもりで参加しています。2年連続3回目の参加かと思います。以前は土曜日に開催してくれていたんで参加しやすかったんですが、ここ数年は平日開催になっています。個人投資家に向けて対応が弱いんじゃないかと再三言ってるんですがどうも機関投資家の方に意識があるようで、どうなんでしょうね。


場所は、東京国際フォーラム。交通の便がよく助かります。ただ今年は準備が不十分なのか、案内の人が全然いなくて、今年初めて参加する人にとっては厳しいんじゃないかと思いました。写真もいつもは社名の入った看板を撮っているんですが、それすらもない状況。改善されたし。

参加者は100名強。年々投資家が増えている様でいい傾向にあろうかと。爺さんも多かったのですがそれ以上にヤングやシニアの女性も結構いました。一体どこから情報を仕入れているのやら =)。

質疑応答は以下の通り。

  • ブランド力を高めるべきでは?
    B2Bなので社名の露出度は少ない。今後、コンシューマー向けにサービスを展開するので期待して欲しい。長距離バスの決済サービスと支払い代行サービスをスマホで展開する予定。
  • 個人向けIR活動が不足しているのでは?
    機関投資家向け中心にIR活動を続けていた。個人向けのIR活動は今後、頑張る。
    Webページのリニューアルを検討。100%利益還元を他社に先駆けて提示したにもかかわらず、大してメディアに取り上げて貰えなかった。マスコミへのアピールも頑張っていきたい。

    私の定番の質問です。去年も同じ事言ってたー。ホント、東証一部とか目指すなら株主数を増やすべきで自社株買いなんてしてたらますます減ってしまうじゃんね。この辺のズレをホント、改善してほしいとは思ってる。
  • 中期計画の目標が高過ぎるんだが秘策でもあるん?
    高い目標であることは認識済み。頑張る。
    今期は3ヵ年目標の2年目に当たるが、3年目の目標値が随分高くなっている。これは新規事業の+2.5億円の売上を計算に入れての事。TODOのようなものでこれに向かって頑張っていきたいと考えている。
  • スマホの支払い代行ってもうレッドオーシャンじゃね?差別化出来るの?
    公開段階ではないので詳細は説明できないのだが「未来が分かる出納帳」という形で新しいスタイルを提案していくようなアプリである。これを元にグローバル展開も視野に入れていきたい。
  • 顧客の預かり資産は別勘定にするべきなのでは?
    預かり資産については別管理にしている。手は一切付けない。銀行の無利息預金に置いてあり、仮に銀行が倒産しても顧客の資産は守られるようにしている。

    多分、この質問者は会計上、別勘定にして第三者を介して管理したらどうか?という質問だと思う。ずっと前に私も同じような質問をしたのだがどうも理解してくれない。まあ実質安全だっていうんだから大丈夫だとは思う。
  • 預かり資産ではない現金を積極的に活用したらどうよ?
    資金は事業投資に充てたい。
    40億程度の運用資金があるがこれは専らMMFやCPで運用している。指摘の通り、2800万円と利息は少ないが安定運用だとこの程度ではないか。
  • コンビニのネット通販の影響はあるか?
    特にない。
    コンビニの決済は物流が絡む。物流が絡む決済に入り込む余地は少ないと考えている。カタチが存在しないサービスへの決済を伸ばしていきたいと考えている。電子認証は活躍する余地がある。航空機、JRは自前で決済をやれる体力があるが、バス等は決済の設備投資にペイする程の利益は見込めない。そのような分野に入り込みたい。
  • 100%利益還元して成長分のコストは足りるの?
    現状、事足りている。
    70億円弱が自由に使える資金がある。5億円もあれば十分、イイ物が作れる実力があるので今の所、十分な現金を持っているという認識。今後M&A等の資金需要があれば考え直すかもしれない。
  • 人員確保は大丈夫?
    エンジニアの確保が課題。地元の高専を中心に確保を試みている。
    20人は地元札幌で雇いたい。高専を中心に説明したところ、2名確保できた。外注から内製化に切り替えて行きたい。
  • 電子認証の大口解約の経緯について
    札幌ドームとの契約が切れた。
    QRコードによる発券サービスを提供していたのだが、地元の強い要望で地域ICカードによる発券に切り替えたいという要望を受けた。ICカードだと投資にペイしないと考え、契約を打ち切る事にした。この件で収益に関する影響は少ない。

    結構、話してくれるものですね =)。意外でした。
  • 株主総会後、会社説明会を開いてほしい
    来年からやる。

    それ去年、俺が提案したよねorz。まあいいや。個人向け説明会が増えることはイイ事です。期待してます。


13:00開催→13:30質疑応答→14:00位で終了。

この企業の総会開催の時間は午後なので他の株主総会とバッティングしない利点はあります。こいうの結構重要でして、たまに午後に総会をずらせないものか提案してみたりしてます。やっぱり参加者は多くないとね =)。


電子商取引に必要なシステムを構築できる能力をベースに新規事業開拓、というのがこの企業の課題でしょうか。電子商取引と言う市場は確実に今より大きくなると確信しています。その中で巡航速度で規模を拡大するのか、それとも新しい事業を立ち上げてより社会に貢献していくのか、そんな所が見所でしょうか。

悪くは無いですよ。儲かるかは知らん。

【株主総会メモ】 7532 ドンキホーテHD (14.09.26開催)


7532 ドンキホーテHDの株主総会に参加してきました。

目的は、投資先として長期で持って大丈夫なのか経営者の考え方を知りたかったのと、直近の免税制度の改正による影響を計りたかったというのがありました。ドンキというと過去、圧縮陳列や深夜営業で問題になった企業ですので、放漫経営の可能性も捨てきれない訳でして、投資先として的確かどうかよく分かっていませんでした。ただ、ひふみ投信が組み入れたあたりで、反社の方向にはないんだろうなと言う感覚はありました。

場所は、明治記念館。パーティ会場で美しい庭園が望めました。東京のど真ん中にある割に静かで落ち着いた雰囲気がありました。私のような底辺がこのような場所に招待されるとは、株式投資のお蔭です。ありがたい事です =)。

参加者は100人程度。爺さん率高し。時折、人の良さそうなおば様らもいてボッチ感は少なかったです。初めて参加しても大丈夫でしょう。期待していたより参加者が少なかったのは、今期は金曜日(9/26)に株主総会が集中してまして分散していたのが影響していたのかもしれません。総会のオミヤだけ貰って帰る人も目立ちました。


ちなみに総会に向かう道で偶然、総会荒らし総会で不信任を出し続けることで有名なH爺さんとすれ違いました。オミヤ片手にIR担当の人に囲まれて出口方向に案内されてました。あの爺さん、ミイラ度を増しているんですが大丈夫でしょうか。死相が見えました。

質疑応答は以下の通り。

  • 外国人観光客への対応どうよ?
    免税制度改正もあって追い風来てる。
    現在、外国人観光客は1000万人いるがその内、500万人はドンキでお買い物をしていると言われている。殆どの店で免税店許可を取っており準備は万端。今回、法改正による免税制度改正により99%の商品が免税対象になる。細かい商品が多いので制度にあったパッケージングを工夫している。特需に備えて外国人留学生を取り込んだ。コンシェルジェ担当を準備している。
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  • 同業他社との差別化どうよ?
    オンリーワン経営と時代の変化への追従を強みとしている。
    同業他社は全ての流通業が競合相手と考えている。ただ同業他社と比べオリジナリティが高く必ずしも競合する関係でもない。少子高齢化を踏まえ時代の変化に柔軟に対応していく事こそ生き残っていく上で重要と考えている。
  • 自社競合どうよ?
    認識済み。成長に伴う痛みととらえ、工夫と努力で何とかしたい。
  • 一等地で薄利多売とか儲かるのそれ?
    一等地の方が利益率が高い。
    一等地の方が高い賃料を払っても面当たりのリターンは高い。物件確保が難しくなっており課題になっている。
  • Eコマースどうよ?
    Eコマースにあった商材を試行錯誤している。
    Eコマースはグローバルに展開できる強みがある。ただピック・パック・デリバリーの揃った商材が必要で試行錯誤を繰り返している状況。
  • 日本製を前面にだしたらどうよ?
    展示方法を工夫してみる。
    PB商品(情熱価格)での日本製比率は20~30%程度。中国で生産していても設計は日本だったりして定義が難しい。PBは安価と言う事ではなくポジティブなインパクトが重要だと考えている。
  • 海外戦略どうよ?
    まずは米国中心に攻めていきたい。
    ドンキは数多くの問屋に支えられている。アジアは問屋が揃わないので難しい。ユニクロのようにPBだけでは展開しにくい。現在、ハワイとカルフォルニアに出店している。まずは米国中心で、ゆくゆくは環太平洋全般に展開したい。成功体験を引きずらない事が重要。
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  • 個人株主数が少ないんだけどどうお考えで?
    認識済み。改善したい。
    外国人投資家から高評価を受けており、その分、個人投資家に株券が回っていないのではないか。機関投資家向けのIRは積極的に行っているが個人向けにも必要かもしれない。個人株主が増えて欲しいとは思っている。
  • 株式分割どうよ?
    検討する。有効な手段だと思っている。
  • 優待どうよ?
    薄利多売の事業故にコスト面で難しい。
  • 人材操縦法を教えてちょ
    従業員のやる気、元気を出させる工夫をしている。
    リスペクトする→権限を現場に委譲する→評価する、という流れを大切にしている。経営者は権力者ではない。上司にはエバるな、迎合するな、意見をはっきり言え、と言う事を徹底している。販売は攻撃的なやり方が目立つがこれは演出であって、内部は真摯に受け取っている。
  • 監査役の退職金少なくね?
    期間が短かったため。ケチってる訳ではない。
    監査役には徹底したチェックをお願いしている。問題を小さな芽のうちに摘んでおきたい。
  • 以前、株主総会で貰ったエコバック、PB商品として扱ってよ!
    検討する。素晴らしい商材にビックリだ。扱ってない事を後悔してる。

    この質問者、その時貰ったエコバックを広げてアピールしてました。なんだろあの情熱w
  • 盗難対策について
    対策を強化していく。
    小売りのロス率の平均は7~8%と言われているが、ドンキのロス率は1%未満。長崎屋との比較で調査してみたが、興味深い事に万引き常習犯は見通しが悪い方が万引きしにくいようだ。見通しが悪いといつ警備員と遭遇するか分からず不安になるらしい。ドンキで万引きするのは初心者が多いのかもしれない。勿論、そいう環境も改善しなければならないと言う事は認識しており、監視カメラを増やすなど随時工夫をしている。ノウハウは多い。

10:00開始→10:30質疑応答→11:45終了。シャンシャン総会と思いきや、かなり積極的な総会になりました。

質疑応答は終始、安田会長が行っていました。ワンマン色は強め。独特な語り口調なのですが聞き漏らすことのないはっきりとした声でした。商人(あきんど)の意識が強く、時代の変化に追従することの重要性を口にしていました。


思ってたより悪くない投資先という印象ですかね =)。

2014年9月29日月曜日

今日の雑談 (9/29)

JC部書記係 活動日誌 (9/29)


7532 ドンキホーテHDに突撃。突撃ポイントは以下の通り。

  • 免税制度の改善 (10/1~)
    10/1より免税制度が改善されます。従来の電化製品以外に、食料品、化粧品、医療品まで適用され、消耗品なら5000円~50万円の範囲で免税の対象になります。で、ドンキは外国人観光客向けの用意を随分前からしてまして、殆どの店舗で免税品の措置が行えるそうです。
    10/1からドンキの扱っている商品の殆どが免税品になる訳です。これは特需あるでしょう。月次に期待です。
  • 中国の大型連休 (10/1~)
    10/1から国慶節に入ります。この連休を使って日本に特攻してくる大陸の方が増えてくる、かもしれません。しかもドンキなら彼らが欲しそうなグッズが多い訳です。免税制度の切り替え時期と丁度マッチしていますしかなりのチャンスでしょう。
  • 円安
    外国人旅行客にとって円安は有利に働きます。ドルを円に換算すると円がイッパイ貰えるという状況ですからね。お買い物を楽しんで頂きましょう =)
  • 改善気味の月次
    以前から月次自体は悪くは無かったのですが、今期PERは20倍を超えてまして、これなら他に期待値の高い銘柄があろうかと思ってスルーしていました。7~8月の月次を俯瞰する感じでは開示した業績予想よりは上回りそうな感じです。
  • マスメディアの反応
    ドンキの外国人旅行客への取り組みはあまり知られていないと思います。私もひふみアカデミーで知りましたし、その後、書籍でも確認してみたら正にその通りでした。この取り組みをメディアが取り上げない訳がない。特需があればね =)。
    一時期の王将フードHDを思い出してます。あの時もメディアがこぞって取り上げてからの株価は凄い勢いでした。この再現がもう一回あるかもしれない。

と、このような皮算用です。

時期としてはギリギリ、本来なら高値を抜けたあたりで仕掛けるべきなんでしょうけど、どうしても株主総会で経営者の状況を知ってみたかった。で、今回、この投機に自信を勝手に持ちました。

10%も上げたらとっとと撤退したい所ですが、現段階で10%も上がったら勢いが付いてもう少し行ってしまいそうな感じがします。まあ、下げる要因が少ないので撤退するにも大きな損失なく撤退できるというのがこの投機のウリでしょうか。

上手く嵌るかどうかは、カニの味噌汁です =)


#儲かったら立ち読みした書籍を買ってやろうじゃないか


今年はグリーの株主総会には行きませんでしたよええ



去年の株主総会の模様を見に来る方が多少いるようでしてPVが5アクセスほど増えました。どんだけPVが低いブログなんだよwww

一応、ネタで株主総会に参加するつもりはあったのですが、同日に3076 あいHD7532 ドンキホーテHDの総会がありまして、ドンキの方を優先しました。記事を見た感じですと、去年と同じような株主総会だったようで、参加するだけ時間の無駄感は否めない所でしょう。

今年は6月決算銘柄の総会日が重なっており、泣く泣く行かなかったり、そもそも天候が雨で行く気がしなかったりで、色々でした。今回、参加したのは3686 DLE7532 ドンキホーテHD2428 ウェルネットでした。

どの企業も特徴的でして、アタリだったと思ってます。

株主質問は控えようと思っていたんですが、誰も質問しないという沈黙の時間がどうしても耐えられなくてですね、質問しちゃいました。ほ、本当は質問なんかしたくないんだからねっ

まあ質問しないと、シャンシャン総会になってしまう訳でそんなの俺が許すわけがないだろう、と言う気持ちもあって質問する訳ですよ。これは他の投資家のためでもあるんですよ。別に揉める訳ではないんですが、そろそろ静かにした方がいいんじゃまいかとは思ってるんですよええ。

目立ちたくないんです。


「お金持ちの消費」に違和感有



この手の煽りに定番のブックマークのコメント(ブコメ)を読んでニヤニヤしている訳です。

記事の内容は、百貨店の月次を見ると結構回復しているのは外国人旅行客と富裕層の消費が活発だからですよね、という内容。

増税の影響を受けない訪日外国人客の急増が追い風。全国の46百貨店の免税品の売上高は、8月は47億円余りと前年同月から約4割増加。1月から8月まで の累計販売額は376億円と昨年1年間の実績に迫った。「通年では600億円に届く」(百貨店協会の井出陽一郎専務理事)勢いだ。
--- お金持ちの消費「増税後遺症」すでに脱す  :日本経済新聞

免税品ってのが投機のキーポイントなんだが、その話は後だ。

消費の偏りと言うか、消費している人たちは必ずしも富裕層だったりおカネ持ちだったりという訳ではないのではないか、という疑問があります。iPhone 6の売れ行きを見れば、アレが必ずしも富裕層だけにマッチしたわけではなく、幅広い層に受け入れられたからこその消費だとは思うんですよ。相変わらず0円携帯販売みたいなのもありますけど、それでもiPhone 5sを買い換える程のインパクトは無かったはずです。

前から投資テーマとして言っている通り、多くの人は新製品を欲しているんだと思ってます。新しい体験、新しいインパクトを感じたくて消費する方向になっている、と。そう考えると、必ずしもおカネ持ちだけが経済を支えているのではないと言う事だと思います。

まあでも、今まで新規開発を諦めていた企業がこれから新しいサービスを提供できるのか?と言われるとビミョーですよね。




ブコメから察するに、やはり11月のGDPとそれに対する政府の対策と消費増税の判断が一区切りになりそうな感じですね =)。

【株主総会メモ】 3686 DLE (14.09.25開催)


3686 DLEの株主総会に参加してきました。

目的は、鷹の爪の作者であるフロッグマン(蛙男)さんを一度見ておきたかったという確固たる理由がありまして、要はミーハーなんですな。DLEのビジネス自体、あまり把握していなかったというのもあって、経営者の考えなど聞いてこようかな、という軽い気持ちもありました。

場所は、いきいきプラザ一番町という麹町にある公民館のような雰囲気でした。近場の駅は麹町というオサレな所なのですが、目的地まで遠く、分かりにくく、坂道が厳しいときてる。Google Mapsに連れられてようやくたどり着くことが出来ました。改善の余地有でしょう、これは。設備としては結構良くて、いつも経営者に見下ろされる株主総会が多い中、今回の場所は、舞台のような感じで変な違和感は感じませんでした。

参加者は、100名程度。ヤング、女性率は高め。老夫婦連れというのを最近よく見かけるようになったのですが、今回はそれらしき投資家はいないようでした。鷹の爪ファンが3割、投資家7割というバランスは良かったかと思います。ボッチ感は全くありませんでした。鷹の爪ファンがいるってのが心強かったのかもしれません =)。

質疑応答、説明会での質問は以下の通り。

  • 小野さん(蛙男)への依存度が高過ぎるのは如何なものか?
    徐々に依存度が低くなっている。
    ベンチャー故に属人的な状況が強くなってしまうのは仕方がない状況ではある。今期の鷹の爪の売上依存は43%まで下がってきている。クリエイターの育成が上手く行っており、名指しで指名を受けるまで成長している。
  • ファスト・エンタテイメント事業について
    DLEの強みとして開発サイクルが非常に短い事が挙げられる。
    例えばジブリだと構想から公開まで1~2年は掛かってしまう。DLEは、短いと1日1回納品する事もある。納品後、改善点や問題点があれば即、手直しを入れる事が出来る。ソシャゲのようにユーザーの状況を見ながら改善が出来るのが強み。ネット時代に即しているのではないか。

    直訳すると即席娯楽だろうか。こっちの方が日本には親しみやすいとは思うんだが =)
  • IP戦略について
    独自IPを出来るだけ費用を掛けずにメディアに露出していくかがキモになる。
    LINEのスタンプなどもその一環。露出度が高くなれればIPの収益に繋がる。独自IPを作りつつ、様々な分野でプロモーションや広告で使われることで2~3年後のライツ収入を期待している。
  • 上場して変わった事は何か?
    上場して良かった。
    上場して仕事が色々多くなった。エンターテイメント事業の活性化に一役買ったと思っている。エンターテイメント事業で上場したのは10年ぶりなんだそうな。今のエンターテイメント業界はマネタイズが上手く行っていないので何とかしたいと思っている。特に海外は、上場前と上場後で食いつきが明らかに違う。
  • 四季報に増資疑惑が書かれているけど実際どうよ?
    今の所、そのようなキャッシュニーズは想定していない。
    機関投資家向けに可能性として話したのを聞いて書かれたのかもしれない。上場で10億程度のキャッシュが手元にある状況。機会があれば増資という手段もない訳ではない程度。

    ビミョーな案件だけに無いとは言えない口調ではありましたが、ニュアンスとしては考えていなさそうでした。私も表現がしにくく語弊があったらすまん。
  • ハズブロー(Hasbro)社との連携どうよ?
    今の所、プロモーションの受注のみ。機会があれば日本、アジア向けに連携していきたい。

    ハズブロー社は米国2大玩具メーカー。DLEでは社外取締役としてハズブロー社の経営者(ダンカン・ビリングさん)に入ってもらっている。
  • 最近、キャラクターの物語性が失われているんじゃねえの?
    可能性として様々な分野を試したい。
    今のエンターテイメントは物語が貧弱で、これを改善すれば例えFlashアニメでも受け入れられると踏んで作ったのが鷹の爪だった。独自IPとして様々なメディアへ露出し収益の基盤となった。独自IP以外の位置付けとして「バカボン vs フランダースの犬」と言うのがあるが、これは例外。あまりに反響が大きかった。基本的には付加価値が大きくなる分野に力を入れていきたい。またストーリー性の無い、例えばキティやリラックマのようなキャラクター物についても可能性として取り組みたいと考えている。
  • 北米どうよ?
    今期、10本は作りたい。
    物語性はその地域に根付いた文化を判っていないと受け入れられない。よって米国では米国向けのコンテンツを作る事にしている。シナリオは米国人のクリエイター、デザインは日本人という組み合わせ。このやり方は現地でも受け入れられている。
  • キャラクターの「飽き」についての対策どうよ?
    寅さんのような長く愛されるコンテンツを目指したい。
    飽きられるほどメディアに露出したのなら大成功と考えている。確かにキャラクターはそのまま放置しておくと飽きられてしまう。飽きられないための努力を惜しまない事が必須と考えている。サプライズ等、有効な手段は色々考えている。
  • 参入障壁低いんじゃね?
    IPのマネタイズがキモであり参入障壁になり得ると考えている。
    作るのみのクリエイターだけなら参入障壁は全く無い。DLEはコンテンツ管理によるマネタイズに力を置いている。例えばキー局などで様々なビジネスの話が来るが、彼らはIPの殆どを占める契約にしようとする。このようなマネタイズが難しい契約は結ばず、基本的には独自IPをメディアに露出していき、後々の収益に繋げるビジネスにしたい。
    海外では更に参入障壁が高いものになる。

  • 配当方針どうよ?
    成長の踊場になったら考える。今は成長ステージなので投資に使いたい。
  • 優待どうよ?
    検討中。長期的なファンを作るような優待にしたい。
  • 業績予想ブレすぎじゃね?
    そもそもエンターテイメント事業自体が水物。売上の数値を固定化してしまうことは返って投資家の方に不親切と考えてこのような業績予想にした。勿論、業績予想を上回る実績を目指したいとは思っている。
  • 社員少ない(61名)のに総出で株主総会なんてやってて大丈夫?
    会社の一大イベントなので総出で取り組んだ。会社運営の方は予定通りなので大丈夫。
  • 今の株価どうよ?
    分かんない。
  • イベントの告知は早くしてよ!地方だとナカナカ都合が付かないのよ
    改善する。
  • 島根で皇族結婚があるけど何かやらないの?
    特になし。静かに見守ります。
    乗っかろうとすると売名行為として見られてしまう空気があり、地元でも静かに見守る風潮になっているようだ。
  • アンテナショップとかどうよ?
    基本的に固定費が掛かる事業には手を出さない方針。
    今回は他から話があって竹下通りと東京駅地下街に出店している。キティショップ等、他のキャラクターショップに相乗りする形で声が掛かる事があるのでそれに乗っかっていきたい。
  • 最近レオナルド博士のキレがない
    ご都合主義の発明でそもそもキレはない。株主総会で指摘されたので検討する。

    ちなみにこれは蛙男さんが総統の声で回答している。爆笑ものである。

13:00開始→13:15質疑応答→13:40株主総会終了→15:10会社説明会終了という流れ。オミヤ無し。

何より面白かったのは業績説明のスライド動画でして、ナレーションが鷹の爪の吉田君と総統の声で説明しているんですよ。しかもよく見ると何か吉田君が小さく頷いているんですよ。もう笑うしかないじゃないですか。エンターテイメントを分かっていらっしゃる =)。この説明の間、笑いが止まらなかったんですが会場は案外と静まり返っていて、もう駄目。この雰囲気で笑わない方がどうかしている。

完全にツボってたと思います =)。行ってよかった。

資料はロードショー資料を軸に説明していました。他にも聞き取れなかった事は細かい事もあるのですが、流石に疲れてきましたのでこの辺で一区切りにします。雰囲気が掴めれば幸いかと。

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なんというか。

鷹の爪の一発屋かと思いきや、色んな戦略を練っていた事に驚きました。情報では色々聞いていましたがやっぱり実際に経営者から聞いてみるのとでは、理解度が違いますね。成長企業ならではの高揚感も味わえました。

強いて例えるならMicrosoftのようなビジネスモデルなのかも。MS-DOSをライセンス販売に特化し、権利を放出する事を一切しないビジネスで、MS-DOSが組み入れられる度にライセンス料が雪だるま式に増えていく、というあのビジネスモデルですよ。あれはプログラマーの勝利ではなく、ライセンス管理の勝利でした。

Microsoftとは言い過ぎかもしれませんが、このビジネスが上手く回れば思ってた以上のビジネスになりそうな予感はしました。


儲かるかは知らんけど、ここ数年は面白い状況が拝めるかもしれませんよ =)。


(追記:14.11.10)

実際に流れていた業績動画が公開されていましたので張っときます。笑うしか無いでしょこれ。

2014年9月24日水曜日

今日の雑談 (9/24)

7921 宝印刷の優待を使ってみた



選べる株主優待ということだが今年もビミョーだった。去年はバケツかどうしようか悩んで結局、寄付にした。今回は、NISAで貰ったモノなので何かしら紹介する必要を感じ、選択したのがコレ。

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1500円相当の優待なはずなんですが、実売は1200円程度。他の優待も実売に直すと実にビミョーでして、どうせビミョーなら一番、ビミョーな奴を選んでやるという心積りで選びました。

1500円あったら絶対他のモノを買ってる状況でしたので、実質勝ちでしょう(白目

で出来上がりは以下の通り。


美味い。テイストはまんまベジップスでした。ノンフライと言うか何一つ調味料を使わずに食べられるってのは魅力高いでしょう。

手間がかかって面倒化と思いきや、そうでもなかった。Amazonレビューを読んで頂ければ分かるとは思うが、野菜チップスに出来るのはジャガイモ、レンコン、かぼちゃのみで、かぼちゃに限ってはスライサーが使えないのでかなり面倒っぽい。

まあでも、いいオモチャです。1500円なら絶対買わないけど =)。

今度はレンコンを試してみよう。

カルビー ベジップス 玉ねぎかぼちゃじゃがいも 30g×12袋
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3年くらい前に作ったヲチリスト


SBI証券のUI変更により発掘されたので公開してみる。ちなみに証券コード6790は野田スクリーン。MBOしてしまって今は無くなってしまっている。ヲチリストはそんな銘柄が結構あって笑える。我ながら相変わらず製造業が多いな。


つか今回のUI変更でスクロールする範囲が広くなって面倒。改悪なのでなんとかしろ。

2014年9月23日火曜日

今日の雑談 (9/23)

身の回りの同調圧力


ブログとかの記事の紹介で「あわせて読みたい」って推奨記事のリンクが張ってるじゃないですか。あの「あわせて読みたい」って表現が気に食わない。

「あわせて読みたい」ならお前が勝手に読め!

と。

俺はお前に糞ほども興味が無い。そんなお前に同調圧力的なリコメンドをさせると却ってイラッとくる。もう少し言及するとあの手のリコメンドは、機械的に選択されている場合が多くて、著者の意志ですらない。文責も無いとかバカにしてんのか?

同様に「ご協力お願いします」もイラッとくる。協力というのは相互的に成り立つわけで、一方的なものではない。協力する代わりに何らかの協力を期待してもいいってことならまだ分かる。だが実際には言いっぱなしで対価は用意されていない。無償で労働力を搾取するためのアイディアなのか?アイツも協力してんだからお前も協力するんだよな的なブラック企業イズムを感じざるを得ない。

協力が一方的な暴力になってませんかね。


世論はタイトルが作る



少々前のはてブを掘り返してみた。元記事は既に読めなくなってしまっているのだが、概ねの内容は法人税減税する代わりに外形標準課税を増やしてもいい?って政府が提案してきたって話。

外形標準課税は、利益に関わらず一定の法人税を納めていただきたいという観点から新設された税制で、要は赤字企業でもそうでない企業でも社会インフラを消耗してんだから幾ばくかのおカネを提供しやがれって話。

黒字企業ならお得なんだが、万年赤字企業だと税負担が増えることになる。で、日本の企業の7割程度は法人税を満額は支払っていないのよ。7割の企業の多くは中小企業な訳なんだが。この辺は「欠損企業」でググるとよろし。

で、はてブのコメントを拾うと案の定の展開で笑えるわけです。

一方で、様々な会計的な理由で大企業ですら法人税を満額支払っていないケースもある訳です。最近出版された「税金を払わない巨大企業」という書籍もそんな感じで煽ってる訳でして、法人税を支払わない大企業許すまじ、という展開が胸を打つわけです。だったら外形標準課税の増税に賛成なんですか?って話になるとこれも難色気味。平等な税制ってのはえらく難しい訳なんですな。法人税自体、全世界で大枠は決まっている訳で日本だけどうこうしようってのは、これもまた難しい。

法人税自体がオワコン、というのが世界の流れと言う事かと。

中小企業にしろ、ご老人にしろ、弱者を演じて甘汁をすすっている人が結構いる訳で、そいう人達が作りやすい世論を支援してるんだなあ、と。


ちなみに外形標準課税は中小企業を除外する方向で話が進んでいるとのこと。流石、民衆主義の国だ =)


「1億円」という金額に囚われ過ぎだ



Twitterで「インデックス運用で1億円云々」って話が流れてきたんでググってみた所、どうやら雑誌でybさんが取り上げられたらしい。マネー雑誌の民度からすると、まあこいうことになるんだろうな、という感じのコメント欄が胸を打ちました(小波感

で、このネタのキモは、インデックス運用なら1億円であろうと100万円であろうと、すべからく同じ手法で同じ運用益が期待できることでしょう。しかも一度決めれば大して手間も掛からない。この点が安心感につながる訳でして「1億円」というキーワードはオマケに過ぎない訳です。

本来ならね。

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気になったのはポートフォリオの株保有率でして、3/4は株式による運用に特化していて、こうなると殆ど株式相場に資産が上下してしまうことを覚悟しなければならず、これをもってインデックス投資家の鏡と言い切ってしまうのはインデックス運用ガチ勢としてオッケーなのかという所でありまして。この手の記事が出るとなるとますます相場の天井が見え始めた感が半端無い。

私が考える資産運用は、自分の都合で資金を投入し、自分の都合で資金を回収することです。

例えリーマンショック時であっても資金が必要なら躊躇なく取り崩せるポートフォリオでなければならず、そうなるとこの手のリスク資産に割り当てることの出来る割合は低くするべきでしょう。株式に特化するとなれば資産が半分になることを覚悟する運用になります。多くの人にとってそれは資産運用の王道か?といわれとビミョーな訳でして。


何を危惧しているかと言うとですね、相場が大きく動いた時にインデックス運用を後悔する人たちが増えてしまうことですかね。他人様の運用益に浮かれて株に一辺倒に資金を突っ込んで、半分資産を溶かして逆切れする人が結構いるんですよ、困ったことに。

株式運用が半分を超えてくると、どうしても相場次第の運用になってしまいます。今回の件は、インデックス運用で相場に勝った人であって、これを見てああこれがインデックス投資家の鏡なんだ、と祀り上げるのは後々良くない事が起こる気がしてならないんですよ。

シーゲル信者で株式インデックスファンド長期持ち、というスタイルも有でしょう。ただこれは私にとっては資産運用ではなく投機なんですよ。機を見て買って機を見て売るスタイル。投機に期間の長さは関係ない。

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インデックスファンドで相場に勝つことを目指している人と、資産運用をする人を明確に分けた方がいいんじゃないかな。後々後悔するのは前者でしょう。

投資家の総意として、あなたが得をしようが損をしようが糞ほども興味が無い訳でして「え?インデックスで損したの?俺は昔っからブッコんでたんで全然プラスだけど、何か?」という、投資家でなければ煽りにしか読み取れない雰囲気が渦巻くことになります。

私も含めてですが、投資家と言うのはすべからく人間のクズであることを認識した上で、この手のネタを読み砕くと自分の身に合ったリスクテイクが出来るんじゃないでしょうか。

2014年9月20日土曜日

3230 スター・マイカ、3294 イーグランド - '14/08の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。8月は3230 スター・マイカ3294 イーグランド

<不動産の魔力にはまらないために>
不動産にはなにか魔力があるのでしょうか。不動産の開発・売買で成功した経営者の多くは、取扱物件や事業全体の規模を拡大し、より大きなリスクを取る方向に向かいます。斬新なビジネスモデルによりニッチ分野で成功した企業も、規模拡大のためにより市場規模の大きい既存分野に進出しがちです。その結果、市場全体が下落局面に転じると業績が悪化し、かつての成功もすべて無に帰す、というパターンをこれまで数多く見てきました。
しかし、中には自社の強みをしっかり把握し、無用なリスクを取らない企業も存在します。その代表例としてよく挙げられるのがスター・マイカ(3230)です。同社は「賃貸に供されているファミリー向けマンションを1戸単位で購入し入居者が退去後に自己居住希望者に売却する」というビジネスモデルを編み出し、十数年間ほぼそのモデルに徹することで、リーマン・ショックも黒字で乗り切りました。そして、最近上場した中で軸のぶれない企業として評価しているのがイーグランド(3294)です。
同社のビジネスモデルは競売物件に特化するというもので、スター・マイカほどの独自性はありませんが、現状確認や明渡請求などの手間のかかる事業を定型化して十数年間続けてきました。その結果、首都圏の落札シェアでは首位を継続、不動産市況の波により上下はするものの平均で17%の粗利率を確保し、スター・マイカ同様に黒字を続けてきました。「もっと楽に大金が稼げる事業へシフトする気は起きなかったのですか」という筆者の質問に対する「粗利率が17%あれば十分じゃないですか」という社長の回答は強く印象に残っています。
イーグランド社長はゼネコンの経理部門出身、スター・マイカの社長は投資銀行出身です。長期的視点から自社の事業を客観的に見られるためには、他業界での経験が役立つのかもしれません。

両社とも経営者が興味深い人ですね。

スター・マイカは、ビジネスモデルが素晴らしいですね。日本特有の不動産業の性格と、金融でいう裁定取引が融合した、絶妙なビジネスモデルです。複雑なビジネスなのですが、詳細については「なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編」を読めば理解していただけるかと思います。

私の推奨ポイントは、経営者の独特な魅力(ひふみアカデミーで教えてもらいました)、棚卸資産が腐らないどころか利回りが期待できる所、安価な時期に組み入れた棚卸資産に資産価値があること、優待が年2回貰えること、でしょうか。

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イーグランドは去年上場した企業です。ビジネスモデル自体に特色がある銘柄ではないのですが、経営者の昔ならではのイケイケ路線の人で、不動産業でありながらリーマンショックを乗り越えてきたやり手である点が魅力でしょうか。

私の推奨ポイントは、経営者の独特な魅力、9月末の株式3分割による流動性、年2回の優待、あたりでしょうか。

日経IRフェアに参加してきた時の走り書きがあるので参考にどうぞ。


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他業種の人から見ると、不動産業という規制された産業はいくらでも裁定する要素があるってことなのかもしれませんね。不動産に限らず、農業や漁業でもこのようなビジネスチャンスを掴む企業が出てくるともっと面白くなるかもしれません。儲けるチャンスはいくらでもあるってことかも =)。

なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編
日本経済新聞出版社 (2013-07-26)
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2014年9月19日金曜日

今日の雑談 (9/19)

日経ダブルインバース上場投信【1357】、撤退終了orz


キャプチャー取るの忘れたけど概ね2.5マソ程のマイナスで許された。

とほほ。

2014年9月18日木曜日

今日の雑談 (9/18)

6758 ソニーの下方修正




会見の模様をネット中継でみてました。経営陣の覇気の無さと言うか、元気の無さと言うか、まるで資産管理会社の人が会見しているのかと思うほど。結構な残念だった。大企業病なのかもしれんね。

で、今回の下方修正自体は、営業権の減損なのでこれ自体については直接、経営に影響を及ぼすほどの事ではないでしょう。要は持っていた権利に価値が無くなったのでB/Sから取り除きますね、と言う話。直接、現金が減るというインパクトは全くない。

今回の件に限っては、赤字→倒産と直結する事ではないのです。大方、V字回復を演出するセレモニー的な何かと思えばいい。

が、問題は他にありました。


  • 無配
    営業権の減損で無配というのは理屈が通らないでしょう。
    上場企業である以上、配当は出し続けるべきです。無配にもなれば資金を撤収する投資家もいるでしょうし、そいう企業に投資をしないと宣言しているファンドは強制的に売却してくる可能性もあります。
  • モバイル事業の15%、1000人規模のレイオフ
    減損した理由から考えて海外事業のレイオフになろうかと思います。規模縮小のレイオフなので国内もただでは済まないでしょう。
    国内ですと大体1人あたり500万円程の手切れ金が必要になるようです。資料がある訳ではないのですが、レイオフを実行した企業の「事業改革推進」の会計項目から人数で割ると大体これくらいの金額になる、と言う事です。なのでソースは俺w。で、500万円と考えると大体50億円程の追加出費が新たに出てくる訳で、こうなると今期中にもう一回下方修正もありそうな気がしてます。
    レイオフは、時間と共に疑心暗鬼、不平不満が色んな所で溜まることになるので速やかにやり遂げる必要があります。今期中にやり遂げてしまわないとダメでしょうね。V字回復演出も出来なくなります。

製造業としてのSONYが好きで働いている人もいるでしょう。罪深い事です。危機感を演出するにしろ、もう少し工夫しないとマイナスでしか受け取られないですよ。


2014年9月17日水曜日

今日の雑談 (9/17)

Usabilityの話



UIは、必要が無い限りには変更する必要は無いと思うのよ。やっぱり今までの体験をユーザーは継続したいと思ってるはずだもの。でも、様々な理由でUIを変更しなければならないタイミングがあるのです。

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例えばAmazon。結構UI変更しているのだがそれを感じさせないあたり、好例だと思ってる。

Webショッピングでは、ユーザーが閲覧するページ数というのが限られていて、それが成長限界になってしまう問題があります。商材を増やしてもそれを見てくれないのなら買ってもらえないと言う事。なのでどうしても色んな商品を見てもらいたい、と考えてトップページに商材を山盛りににするとまあ使いにくいという話になる。

そこで2~3クリックで全ての商材にアクセスでき、しかも利便性が高く、今まで使ってきた人たちに違和感を感じさせないUI変更が必要になってくるわけ。Amazonはその変更に柔軟に対応し、成功してきたと思ってる。なんとなくリボンUIをパクった感じにはなっているけどねw

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OfficeのリボンUIはどうだろうか。

Officeもバージョンアップを続ける度に機能が山盛りになったケースだ。それを直感的に、系統的にまとめたのがリボンUIだった。かなり理想的なUIで、新規にOfficeを使うユーザーならそんなに悪くない変更だった。

が、多くの既存のユーザーには概ね受け入れられなかったし、今も受け入れていない人はいるだろう。そもそも多機能である必要性を感じていない人はいつも使えている環境で満足しているので、新しいUIというのは邪魔でしかならない。

UI変更と共に魅力的な機能へのアクセスを実装するべきだったし、他のOSに添付しているアプリももれなくリボンUIに統一するべきだったと思う。OfficeはOSの一部と考える人が大半だろうからね。

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アクセシビリティの話になるのだが、ビジネスだったら色弱対応は必要不可欠なんですよ。

特に米国市場では色弱対応していない製品は、政府の調達リストから外れてしまうんです。色の使い方がイマイチな製品も、実は色弱など障がいのある人達への配慮が半端無く行われていたりする訳なのです。日本政府ももっと本腰入れて障がい者対応するべきだと思うんだけどね。多数派に対して合理的過ぎなんだよ、日本人。

ということでお前ら、気軽にdisるが現場は大変だっちゅーの(小声。

実の所、OS標準の色使いというのは、システム設計をそのまま受け入れれば自動的に色弱対応になります。昔、Macすら購入リストから外れていた時期もあったくらい厳しいのよ、あっちは。

#iPhoneとかAndroidは案外五月蠅くないんだが、現状はどうなんだろうか。
#よく分からん><


NFC≠おサイフケータイという話



デスヨネー。

FeliCaは、NFCの中でも日本企業お得意の独自進化をしており、標準化に対して積極的ではないのです。また、例えばケータイの電源が入っていなかったとしても通信が出来る仕組みを必須としており、これもNFC陣営から距離を置かれていて、まあとてもアレなのです。そもそも知財を管理しているのがSonyという時点でお察しでしょう =)。

Androidの事情はちょっと分からないのですが、多分、FeliCaとNFCは別機能なはずです。NFCと言っても用途によって様々な種類があるのです。

で、AppleのNFCは多分、標準化されているNFCだと想像してます。なので開発者にNFCを操作するためのAPIを公開してくれればNFCならではのサービスが展開できると期待していたのですが、Appleにその意思は無い、というのが上記の記事。残念ですな。

Apple特有の傲慢展開なので驚きは無いのですが、iPhoneを発展させたのはAppleの実力よりは数多のソフトウェア開発者のお蔭だということをもう少し理解したらどうだろうか、とは思うんですよ。ま、その手のサービスはiBeaconに集約したいのかもしれませんし、iBeaconがNFC対応する可能性も微レ存な訳で。

もう少し言及するなら他社の知財を組み込むことを好まない企業でもあります。

例えばWi-Fi接続をワンボタンで解決するWPSという仕組みがあるのですが、iOSではサポートされてませんよね。つかMac製品にすら対応していない。特許部隊が強いとソフトウェア知財を容易に組み入れられないことが多いのですが、まあそいう事だと思います。

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Apple Payの仕組み上、iPhoneに電源が入っていないと売買が出来ないかもしれません。標準化されているNFCなら多分そう。チップ単体で暗号化の仕組みまで実装している、滅茶苦茶単価が高いNFCを実装するとは思えないんだよね。

おサイフケータイは超えていないんじゃまいか。

2014年9月16日火曜日

今日の雑談 (9/16)

地震怖いねと言ったから 9月16日は インバース記念日orz



天井掴みワロタ、、、orz

ちょっと実験的にインバース型ETFを組み入れてみようと思って後場寄付きで買ったらこの様ですよ。ETFなので流動性が一番高いのがいいなと思って物色してみたら、インバースよりダブルインバースの方が人気らしく。

なんか久しぶりにETF買ったよ。

取り敢えず、9~10月はこのインバースの感じを確かめる予定。インバース型故に長期で持つ気は殆ど無い。VIX中期先物指数も面白そうなんだが、取り敢えず観察だけに留めようかと。


「羊飼いだらけの羊牧場」



終身雇用と言う制度。

どうも日本という土地柄は賃金高騰しやすいらしく、高度成長期あたりで随分苦労していたらしい。そんな中で生まれたのが、年功序列・終身雇用なのではないかと勝手に考えてる。この約束によって賃金交渉が弱まり賃金高騰を抑える事が出来た。そんな頃の経営者がそろそろ表舞台から退場し始めていて、約束を反故にしようとしているのが現状なのではないか。

困ったことにOBはこの約束を死ぬまで守ってもらう事を期待している。

約束通りの金額を払えるほど運用がうまく行っていないのに見直しが出来ない。約束したからね。OBにとって会社がコケようと知った事ではなく、妥協点が見いだせないのはJALの騒動をみれば分かる事さ。この民族の綺麗事は他人事までだからね。

でまあ、経営がうまく行ってようが、そうでなかろうが現役は着実に歳をとる訳で、年功序列のためのポストが全然用意できていないという状況。

毛の艶が悪くなった羊は、羊飼いになって羊を管理するのが今の雇用体系。結果、羊牧場には羊飼いだらけになって、肝心の毛を刈るための羊が1匹もいない。仕方ないので外部から羊を借りて酷使する流れが今の非正規雇用の増加に繋がることに。

このモデル、少し前までは大企業と中小企業の関係に近かった。が、大企業が中小企業を乱獲し、育てるための費用をケチってしまったため、このビジネスモデルは崩れた。で、中小企業の代わりに非正規雇用で賄おうってのが今の流れになっていると思ってる。

世の中では羊が足りないと揉めてるけど、今まで良質な羊を育てるためのコストをケチっていたのと羊飼いに羊を育てる能力が欠けているのが原因で、頭数が足りない訳ではない。良質な毛を産出するための訓練と資金と時間が足りないだけだ。

労働分配率だってふたを開けてみたらOBに搾取されていたりする訳で、そりゃいくら働いても楽にはならないってこと。OBは現役を、現役は非正規を、非正規は誰を搾取しようか。外国人?彼らは日本人と同じように扱ったら強かに働かないぞ。


将来への約束なんて気軽にするもんじゃねえな、って話に行き付くんだろうと思ってる。

2014年9月15日月曜日

今日の雑談 (9/15)

Anker、中国資本の企業だって事をひたすら触れないようにしている気がするんだが、、、



元Google従業員が立ち上げたベンチャー企業なんだとか。

Ankerはいい感じのガジェットを開発しているんで気になっていたのよ。別に中国資本だからとか中国企業だからとか中国で生産されているとか全然気にしていない、というか気にする方がどうかしているとは思ってる。

設計は日本、製造は中国とかいうジャパンプレミアムも、Ankerの製品のセンスの良さを見ると、もう過去の話なんだなあと。つかもう設計する体力すら残ってないでしょ。過去の製品をウナギのタレのように継ぎ足すだけの簡単なお仕事。そりゃ飽きられますって。

日本人の技術者の目を覚まさせる意味でも中国企業だと言う事を前面にだしてもいいんじゃないかなとふと思った訳。技術者と言うよりは経営者の経営判断の問題かとは思うがね =)




俺の愛したウィルス対策ソフトウェア


日本エフ・セキュア インターネットセキュリティ 2014 3PC 1年版
エフセキュア (2013-10-17)
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今、ライセンス更新してる。F-Secureは、昔から愛用している奴。

正直、アレな用途に使う予定が無いPCにはMicrosoft Security Essentials(MSE)で十分だと思う。開発用途なので結構、あちこちからファイルをダウンロードしないと開発が滞ることが多いので、念の為、対策を強めにしているのよ。

それでも、ここ最近ではメール以外にウィルス対策ソフトが頑張った事は無いんだがね。まあ稀に開発者専用に狙ってくる奴もあるので用心しておいた方に越したことはない。


  • ウィルスバスター
    実は今までウィルスバスターの3年版を使っていたのよ。探知能力は高い方ではないのですが、こいうのはインストールしていることに意義が合ったりしますので、国内シェアの高さから選択してました。が、ここ数年、実にウザい自社広告が表示されかつ強制イベントらしいので、流石にブチ切れました。もう二度と買わない。
  • F-Secure
    更新時のバージョンによってエンジンが変わったりするので安定しているとは言いにくいものの総じて悪くない。OEMとして企業でのシェアは結構高いのでソコソコ安心してる。本命PC用。
  • McAfee
    重過ぎ。トータルプロテクションをEmulator内で使おうと思って去年購入。インストールした途端、マウスカーソルが動かないほど酷かった。PCにもインストールする気も起きず、そのまま放置。OEM版の出来はいいのになんであんな機能てんこ盛りのクズ仕様なんだ。もう二度と買わない。
  • ESET
    悪くない。何も言わず週一でスキャンしてほしいんだが自分で設定する必要があるようだ。5PC版を買ったのでライセンスにはまだ余裕がある。新しいオモチャにインストールする予定。作業PC用。

カルペルスキーはまだ試していない。

年々腕を上げてきたりするので、今年悪くても来年良くなっている、と言う事も結構あるのであまり過信しないようにチョイチョイ試してはポイ捨てしてる。

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Mac用アンチウイルスソフト18種類のウイルス検出率をテスト、最も検出率が高かったのは? - GIGAZINE

Macの対策ソフトをどうしようか模索してるとこ。今はウィルスバスターにやらせてるけど、広告がウザいウザい。

一応、言っとくけどウィルス検知率=高性能って訳ではない。勿論、全く検知できないのなら話にならないけど。ウィルスは数多存在していて、全てのウィルスを事前に検知する事なんて不可能なのよ。なので、今流行ってるウィルスを中心に更新していくってのが最近の対策ソフトのトレンドな訳。

広まる前に検知出来れば何より。でも広まってからだとどこのウィルス対策ソフトも対策済みな訳で、実の所、対応の速度がキモになる訳。それならまあどの対策ソフトを選んでも大差ないよねって話になる。なら軽い方がいいとか、毎週ちゃっかりチェックしてくれるとか、そいう方向になる。

そいう総合評価はナカナカ能力が必要で、評価も分かれ気味だ。そうなると実際使ってみないとって事になる。

今の所、Bitdefenderを検討してる。AppStoreでも買えるしね。

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ITpro NOW - お披露目がなくなったウイルス対策ソフト:ITpro

8割方、MSEで満足なんだろう。

Win 8のMSEならリアルタイムでの検知もこっそり加わっているし、正直もうオワコンだよ。広告費を払ってシェアを取りに行くことはもうしないという表れなんだと思う。

毎年、新製品として今ぐらいに出荷するけど、能力差とか感じされない。精々、家電量販店が売りやすいようにパッケージを更新してあげた程度の効果しかないはずだ。

2014年9月14日日曜日

今日の雑談 (9/14)

あとで買う「会社四季報2014年4集秋号


会社四季報2014年4集秋号
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東洋経済新報社 (2014-09-12)
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1800円スタートで1200円台がボキュのストライクゾーン。宜しく頼むよ =)


ブッダ 1」が本日(9/14)の日替わりセール


ブッダ 1
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手塚プロダクション (2014-04-25)

ブッタの半生を描いた手塚先生の作品ですな。

親にせがまれて書籍版を購入しており、Kindle版は購入予定はありませぬ。ちなみに親に買ってやったのはブックオフで100円セールのねw。仏教の流れをさっくり追うのにいいんじゃないかな。

何より「聖☆おにいさん」の元ネタが分かってより楽しく読める事、請け合い。ネタに走るなら「もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら」あたりがお勧めなんだが、いつかまた書くわ。これも別の意味で面白いよ =)。


今日の一冊「臆病者のための裁判入門


臆病者のための裁判入門
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文藝春秋 (2013-01-18)
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橘さんの著書の中では珍しい分野ですね。本書は二部構成になってまして、前半は、友人の民事訴訟を手伝う過程で、日本の裁判制度の複雑さと問題点を取り扱ってます。後半は、様々な少額民事訴訟を取り上げ解説しています。

前半は、12万円程度の保険金で損保側に不備がありそれをもみ消そうとしている態度が気に食わないという流れから始まります。面白い事に損保側も当初から不備を認めているのですが、裁判では状況がどんどん大事になっていきます。金銭面で解決するタイミングは何度かあったんですが、明らかにネタ化していて、最終的には行き付く所まで行きます。

無償の法テラスや法律相談など様々な手を使っていく過程がまた面白い。取り敢えず何かあったらこの手のサービスを使うに限りますね。弁護士も商売ですので、勝率が高く、賠償金が高い仕事を選ぶ傾向があるようで、12万円程度だとやっぱり門前払いなんだな、とも。

後半は、少額民事訴訟について取り上げてます。

人治主義から法治主義に切り替わる過程で、当事者同士の調停が機能しなくなっており、法廷でしか判断が付かなくなる状況が加速するだろうとしています。そんな流れで、少額民事訴訟が問題の解決方法としてポピュラーになっていくかもしれません。

と言う事で、この手の体験記を書くならこの書籍はお勧めですよ =)。
無料相談の時点で門前払いの気がしますけどw。


為替は、まだ慌てる時期ではないだろ



前政権の為替から考えれば為替変動は微々たるものだろ。107円台チョイでアラートが出るとは思わなんだ。

ドル円70円台だった時に「ものづくり立国から投資立国へ生まれ変わるべきだ」と言われた時期がありましたよね。次々と海外に製造業への投資し、国内から製造業が減少する事になる訳です。今になって円安も過ごしやすくないとか言われてもな。数は少ないが、国内生産に拘った企業はそれなりに利益を出している訳で、調子の悪い奴らのポジショントークを並べられても違和感はある。

前にひふみアカデミーで運用の最大の敵は円安だって言ってたね。円安は海外投資家の大型株への投資に偏重するからなんだそうな。まああのファンドの事だからまた大型株への切り替えも検討しているんだとは思う。

まああれだ。

材料費や燃料費の高騰分を価格転嫁する事の出来ない、弱い産業ばかりってこった。

2014年9月12日金曜日

今日の雑談 (9/12)

株主総会が月曜日に開かれない理由


前日が日曜日のため、議決権行使書が配達されない。欠席する株主は前々日までに着くように送る必要がある。これを避けるため、月曜日開催は避けられることが多い。
--- 9月の株主総会、注目はグリー、ツノダ、ローランド - Sakura Financial News | 3632 - グリー株式会社

配送上の理由らしい。ネットでの議決権行使が必須になればいいのにね。

ともあれ、グリーの株主総会は確実に荒れることが想定されている訳でして、私としても興味津々な訳です(ゲス顔


NISA需要、1兆5631億円



日本株に6割入っているとしても1兆円程度のインパクトはあるのかな。3→6月にかけて「20~30代を中心に投資額が55.8%増加した」とのこと。

ボーナスか?ボーナスなのか?


どうすか?新しいiPhone


総じて感じたのが米国市場への回帰ですかね。

先進国だと概ね欲しい人には行き渡った感のある状況で、どこの市場を狙っていくのか興味がありました。新興国市場を狙っていたiPhone 5cの後継に注目していたんですが、どうも諦めたっぽいですね。iTunesを含めたインフラ整備による収益構造が作れないと見込んだのかもしれません。

  • Apple Pay
    米国市場向けの製品でしょう。日本ではタダでさえクレカ会社へのチップが嫌がられているのにAppleにまでチップを払わないといけなくなる仕組みを入れるとは思えません。新興国はそもそもボリューム層にクレカが広まっていません。中国市場を狙うなら銀聯カードへの対応は必要不可欠です。
    加えて事業者がNFCカードリーダーを置いてくれるかどうか。Appleにチップを払ってまで利益が出せる企業というのはナカナカないでしょう。Passbookの取り組みが出来ている所から組み入れてくるんでしょう。
  • iPhone 6+
    大きい事はイイ事です =)。大画面に対応したアプリがどれだけ出荷されるかにかかっているでしょう。iPadの対応みたいにエミュレーターっぽい感じの画面で対応しましたというのはドン引きです。自社製のアプリが対応するのは当たり前として、他社にどれだけの体力があるのかがキモでしょう。KindleとEvernoteとTwitterは大丈夫としてそれ以外。iPad対応ソフトを公開できている企業ってそんなには無い訳でして。
  • Apple Watch
    ウェアブル元年ですな。期待してます =)。色んなセンサーがずぶずぶ組み込まれていくと楽しいですな。
    どの程度、遊べるかに興味がありますね。iPod Classic並に弄れないとすると面白くもなんともないですし、これも外部のソフトウェアメーカーの対応が気になるところです。昔から協業が難しい企業ですので、独自開発に舵を切ってしまう可能性もあってやや不安でもあります。

ボリューム層を狙った製品を出すならこの部品だろう、と張ってみたんですがまあ駄目でしたね。まだ撤退はしていないんですが色々考えないと行けなくなりました。

困りましたね。

2014年9月9日火曜日

今日の雑談 (9/10)

【速報】 昨日500円で買ったKindle書籍、今199円で販売中 【お金返して】


をのころん
をのころん
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実業之日本社 (2014-01-20)

泣きてえ、、、orz

で、「をのころん」なんだが下ネタ尽くしなんだが面白い。かなりツボってる。【画像あり】個室ビデオ店ってこういう所だったんだな:キニ速で漫画の一部がパクられてたんだが、もうその時点でハマってね、即日買ったらこの様ですよ。

この書籍の原作者であるルノアール兄弟って方々のweb漫画を今読んでるんだが、まあ面白い。この手の下品なノリ、好物ですよ。



今日の一曲「Paradox」




たまに聞きたくなるよね =)

2014年9月7日日曜日

今日の雑談 (9/7)

8月月次を俯瞰してみるテスト



ただし数値を抜き出すことはしない。前回ので面倒なのは分かったんでね。まだ8月月次が出ていない所は7月月次を見て判断してます。

  • ×~△:外食
    外食のトップであるマクドナルドやゼンショーはあの様なのでスルー。増税前から価格転嫁した吉野家、「くら社員三誓」で一世風靡したくらコーポ、デフレ時代から強かったハイデイ日高あたりは業績を伸ばしている。外食産業故に人件費高騰の影響もあってか、株価はビミョーな感じを続けている。月次が株価に反映されるのはしばらく先になりそう。
  • ×:居酒屋チェーン
    酷いね。上場から勢いが続いていたAPカンパニーですら売上100%を割り込んでいる状況。例外はパブで、W杯を考慮しても健闘しているのではないだろうか。株価も高位置をキープしたままだ。外食と同じく人件費高騰もあって株価の動きは鈍い。
  • ×:家電量販店
    酷いね。トップのヤマダ電機が特に酷い。去年と違って売れ筋のクーラーも今年はそんなに売れていないというのもあるんだろう。折角のWindows XP終了特需があったのにねえ。価格帯が低くボリューム層の影響が強いセクターなので消費増税の影響をもろに受けている。
  • ×:ホームセンター
    酷いね。単価は左程でもなく消耗品が多いのにも拘らず、未だにどの銘柄も月次が悪いまま。この状況で株価に反応が少ないってのはどうなんだろう、とはオモタ。
  • ×~△:アパレル
    ボリューム層は軒並み悪いし、改善も見られない。そんな中で単価の高いヨンドシーやユナイテッドアローズあたりはそこそこ強めな月次が出ている。消費の二極化の影響を受けているのかも。
  • ○:レンタル
    ぶっちゃけゲオHDの月次しか見ていない =)。明らかに売り上げは伸びているんだが1Qでは反映されていなかった。2Qではどうなんだろう。不採算店を整理しているというのもあるんだろうが、流石に利益出ませんか、そろそろ。
  • ○:リサイクル
    業界全体の成長がみられる。どれを見ても悪くない。デフレ需要が戻ってきたのかもしれない。。コメ兵まで好転しているのはちょっと驚く。
    今期、ボキュのイチオシである3181 買取王国の月次が急に改善していて、特に既存店まで状況が良くなっているのに注目されたし。今期に新規出店している事業の状況が好転しているんだろうか。ゲオHDの時の二の鉄を踏まなければいいんだが、、、orz
  • ×~○:食品スーパー
    地域によって差が大きい。全体としてはプラスの銘柄が多い印象。全国展開をしている総合スーパーは軒並み状況は悪いが目も当てられないほどでもない。
  • ○:通販
    かなり盛り返してる。天候不順が原因となのかな。興味深い消費動向ですな =)。

9/8あたりに月次公開が集中していて、主力にしようか悩み中の銘柄があって注目なのです。人件費高騰は悩ましい所ですが、何とかなるでしょ多分。


ロイター短観の数値が見つからないなうorz


直接公開されている情報じゃないので間接的にどっかが資料を公開してくれるのを期待しているのだがどうも見つからない。断片的に記事を見つけてみた。

8月のロイター企業調査では、毎月のようにパート・アルバイトの時給は上昇が続いている中で「これ以上の人件費上昇には、海外生産強化で対応せざるを得なくなる」(機械)といった声が相次いだ。
--- アングル:政策当局内に「輸出回復は困難」の声、企業増益に期待 | 日銀特集 | Reuters

8月のロイター企業調査によると、人材確保が以前と比べて困難になっていると感じている企業が半数を超えていることがわかった。特に小売りでは8割、輸送用機器では7割に達し、人件費の増加が減益要因になる可能性があるとの回答も全体の4割を占めた。 
--- ロイター企業調査:労働力確保「困難」半数超す、4割が減益要因に | Reuters

今月4─18日の調査をもとに21日に公表されたロイター短観によると、8月の小売り業の景 況感はマイナス10。6月のプラス25、7月のマイナス8から目に見えて悪化した。企業からは「回復基調ではあるが、客数はまだ前年割れ」、「天候不順に よる入店客数の伸び悩みや夏物の売れ行きへの影響がみられる」などの声が聞かれた。 
--- 焦点:天候不順が消費回復に冷水、消費増税議論に影響も | Reuters

景気は、企業の設備投資に支えられているものの個人消費は下降トレンドで7~9月では厳しいんじゃまいか、という感じでしょうか。9月以降も何らかの刺激が無いようだと在庫調整とかやりだして見栄えの悪い決算になりそうな予感はする。

ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」で6月下旬、異変が始まった。週末の客足が鈍り、消費増税後も前年同月を上回っていた売上高が一変した。雨が増えた7月の売上高は前年比5.1%減。客単価の上昇で8月の売上高は前年並みに持ち直したが、客足は落ちたままだ。
 来店すれば看板商品「熟成ロイヤルアンガスリブロースステーキ(2030円~)」を注文する人が多い。ロイヤルホールディングスの菊地唯夫社長は客足の鈍さは悪天候の影響と思いながらも「増税後の支出増を実感し外食を控える人が増えたのかも」と身構える。
--- 景気回復もたつく 増税・天候、消費に影  :日本経済新聞

売上5.1%減ならまだマシな方だ。重税感がこの時期になってようやく実感し始めた、という状況なんだろう。

内閣改造で何ら株価に反応が見られなかった点でも、今の政府に何ら期待が持てない事の証左かと思われる。この状況で消費増税を強行すれば少なくとも内閣支持率は下がるだろうし、そうなるとまた何も決められない弱い政権が発足することにもなるかもしれない。さりとて消費増税を先送りにした場合、消費増税をするタイミングを完全に逸することになる。

消費増税は、前政権の失策ボーナスみたいなものだからね。

間違った選択をすればそれなりの罰を受ける。民主主義や資本主義はその傾向が実に強い。消費増税は言わば民主主義の罰ゲームなんだよ。


タイヨウ・ファンドのインタビュー記事



GPIFでご指名を受けたアクティブファンドのCEOのインタビュー記事など。今気が付いたんだけど、最近話題の6618 大泉製作所の大株主でもあるんですな。ローランドといい、追い風が来てるのかな =)。



ココスの朝食バイキングを食したい



ぶっちゃけ未だにファミレスに一人で入れないorz。

どうも近所のココスで朝食バイキングをやっているらしい。価格はやや張るものの一人ファミレスを克服するには丁度いいと思った次第。ファミレスは時間帯を間違えるとリア充に囲まれるという屈辱プレイが待っているので、朝食ならまあなんとかなりそうだ、という見込みもある。

手持ちのMacでネットサーフィンがしたいでござる。

天気が良ければ月曜日に決行しようかなと =)。

2014年9月6日土曜日

今日の雑談 (9/6)

投資テーマ:新製品


人々は新製品に飢えているんだろうと、Surface Pro 3の発売で直感しました。目新しく、得体のしれないワクワク感を感じるような新製品を求めているのではないでしょうか。

この前、ちょろっと外食の話をしましたが、モノを売るにしても新しい何かがあればそれなりに需要が増えてくるものかと思われます。新製品を送り出すことのできる、体力のある銘柄に注目でしょう。

加えて、9月と言う月は年末特需に向けた新製品の発表が行われる月になります。更に米国では新学期の初めですので何かと需要があります。この月より後になると小売店の方が間に合いませんし、マーケティング戦略としても不利です。

前置きが長くなりましたが、来週9/10はiPhoneの発表予定日です。ボキュの感覚ですと失望3割、期待2割、無風5割と言った所。キャリア全社がiPhoneを扱っているため、キャリアの広告費はそんなに増える気はしていないのでその点にも考慮したい。


今までiPhone発売日前後でiPhone関連銘柄が動いた試しがないのですが、最近のイナゴ勢の勢いを鑑みると上はあっても下はナサゲ。

こりもせずiPhone関連銘柄を手掛けてみたい =)

#イナゴは2121 ミクシィが育てた説を唱えたい。ガンホーでもいいけど =)。


次の消費増税の話



色んな要素を含んでいるんだがはてブのコメントを読む限り、切込兄さんが劣勢らしい。いや俺は切込兄さんの方が現実味があるとは思ってるのだが、消費増税が良いかと言うとそりゃ増税すべてに賛成はしたくないわな =)

  • 増え続ける社会保障費
    社会保障費が減る見込みは無い。
    今まで約束してきた金額を今までの経済状況では払えない、と言うのはもう20年以上前から問題視されているのだが改善の見込みは無い。将来を約束した資産の価値を減らしていいかと尋ねたら「何も悪い事をしていないのに酷い」という話になって頓挫はいつも通り。今の民主主義だと改善の余地はない。今月の生活保護の受給は増えたんだそうな。働ける層の受給者は減ったが高齢者の受給者は増えたとのこと。高齢者は生活保護から抜け出せる見込みは少ないだろう。この手のキリギリス系福祉を減らせるか?というとまあビミョーだよね。
  • 好景気を見込んだ政策が長続きするのか?
    継続性の無い景気だろう。少子高齢化が大きい。
    20年前の日本とは体力が段違いだ。自分の体力を計り損ねてご老体がハッスルするとろくなことが起こらない。今の日本経済は若くない。2020年の東京五輪までは大丈夫だとは思う。問題はその後だ。東京五輪だってインフラ整備を間違えれば後々悲惨な事になる。無暗に設置したインフラを継続してメンテするためのコストは結構な額になる。今の政治家の多くは精々4年先の選挙までしか見えていない。となるとまた角栄張りのばら撒きインフラ整備が始まって悩み事を増やすことになるのではないか。
    インフラ赤字は私の投資テーマですよ =)
  • 法人減税が最適なのか?
    所得税まで減らすよりはナンぼかマシだろう。
    まず法人税をフルに支払っている企業は全体の3割程度であるってこと。ズルをしているという話ではなくそもそも赤字で法人税を支払う義務が無い。「欠損企業」でググってもらえると状況が分かると思う。優秀な収益を持っている企業ほど海外に出る余地があって、それが少なくとも個人投資家としてみるなら良い傾向だと思う。生産設備が海外に行ってしまう事を意味している訳で、安定した職をむざむざ海外に渡してしまう事を意味している。法人税を削っても所得税を確保したいと考えるのは悪手ではないと思ってる。
  • 消費増税が最適なのか?
    少なくとも法人税よりは安定した収入が期待できる。
    安定した収入から安定した支出が望ましいのは別に企業経営に限らない。フリーキャッシュフロー経営って奴ね。社会保障費が確実に増える状況で、より安定した財源を求めたがるのは経営側としては間違ってはいないだろう。勿論、投資家目線で言っている。
  • 今、消費増税なのか?
    止めた方がいいと思う。
    そう思わせるほどの景気ですよ今は。7~8月でリバーサル的な景気回復を期待していた人は多いんじゃないかと思う。それがどうも違うぞ、と。本来なら国防ゴッコに徹するより、7~9月期の景気を無理にでも高める政策をバンバン打ち上げるべきだったのだろう。国防だって収入が減れば竹槍精神論でしかない。今更、花火の用意をしているようだが時期が遅すぎる。時期を誤るとコストは肥大的に増える。アベノミクスは偶然、景況感が一致したという答えになりつつあるのではないか。

世代間格差、というかそれくらい景況感の違う世代が入り混じっている状況なんだろう。過去の自分たちの成功経験から未来を計る危険性、というのは別に経営者だけではないって事。

GMやらJALやらと同様、過去に約束してしまった過大な社会保障費を減らすには一度倒産するしかないってのもこの問題の難しさでもある。


僕の上をイナゴがざっと襲ってきて、ざっと消えていきそうですorz


8711 FXプライムにもイナゴ様がやって来まして、右往左往していたら終末週末を迎えていましたorz。もうあそこの株価を見たくないんで、滅多に開かないマネックスに全株送り込んだまま放置しているんですよ。

早くお迎えがこないかしら、もうやだこの銘柄orz

2014年9月3日水曜日

「ひふみアカデミー (2014/08)」雑記 (簡易版)

今回のひふみアカデミーはUstreamで見てました。

よって今回は動画のサマリーになりますので直接動画を見た方が宜しいかと思われます =)。



今月のナビゲーター担当は渡邉さん。

  • ひふみ投信 1.69%、TOPIX △0.86%
    様々な地政学リスクがありながらも「守りながら増やす」運用を実行する事が出来た。8/27には最高値を更新した。
  • 7月より現預金を増やした (現預金比率 2.90%→6.76%)
    積極的に買いに向かわなかったがの原因。過去の運用では、5~10%程度の現預金比率が平常運用という認識で7月までは強気に攻めていたのを戻した、という認識でいる。
  • 8月までの東証マザーズの主役は2121 ミクシィ
    8/4に信用取引規制を行ったことにより利食いが進み、株価の推移が落ち着いた。売買高も減りつつあり、そろそろ高値圏かもしれない。
  • 9月のトピックは内閣改造
    自民党の派閥力学で決まる可能性が高く、やや劣化するのではないか。アベノミクスの継続には期待できないだろう。
  • アベノミクス相場は既に死んでいる
    運用からしてみると、昨年6月で終わり始めていて、昨年12月の靖国参拝でほぼ終わっていた。アベノミクスで伸びる銘柄から自力で伸びる銘柄に切り替えていた。指数が上値を追っていく展開は少ないのではないか。
  • 例年下がる傾向の9~10月の相場感
    騰がるか下がるかと言うと下がる方が強い。が、強く下がる感じもない。米国投資家のマインドが悲観的なので意外と株価は下がらないのではないか。
  • 7~8月の景況感の悪さについて
    消費者が2極化しているのではないか。社会全体の景況感は悪化しているが、一方で飛行機や新幹線やホテル等、予約は一杯になっている。巣ごもり消費に回帰している。
  • GPIFの影響について
    市場で話題になったが実際の影響は無かったのではないか。日本株の比率は増えているが実際は値上がり益が増えただけで、買い増しした分は1000億円程度だろう。長期債券比率が減ったのは短期資金になっただけなのかもしれない。



私の質問を拾ってもらいました =)。

質問して何ですが既に記事として公開されていまして回答としてはほぼ100%でした。多分、読んでいても質問していたとは思いますけど。


何故この質問をしたかと言うと、色んなセクターの月次が悪いんですよ。

消費増税当初の4~6月あたりの月次は、想定通りの企業が多かったと思ってます。なので消費増税の影響は軽微という意見に違和感はありませんでした。しかし7~8月あたりの月次を見るとどうも戻りが悪い。多くの小売り、外食、サービス業は、7~8月には消費が持ち直すだろう、と考えている所が多かったように思えます。9月も同様ですと、今までのシナリオ、というか業績予想で下方修正を出してくる銘柄が出てくるかもしれません。

吉野家HDのIRの人が、むしろ7~8月の方が消費増税の影響をじわじわと感じてくる可能性を示唆していたのですが、当たってたのかもしれません。

デフレマインドで活躍していた銘柄の月次は悪くない。例えばリサイクルや100均やDVDレンタル屋さん(1社しかねえかw)。これは財布のヒモがきついから向かっている消費で、ここから景気の良さを感じることは難しいです。一方でホームセンター、家電量販店、居酒屋チェーンあたりの月次は戻る気配がなく、弱いままです。強い月次をだしている銘柄もチョイチョイあるのですが、これは一体何を示唆してるんだろう、と。

結局、消費の二極化ってことなんでしょう。

記事では以下のような銘柄に投資したらいいのではないかとしていました。

1)「動かない人」だろうが「動く人」だろうが、本当に必要で面白いサービスや商品は使うものなので、そのような商品やサービスを提供している企業
2)ニッチな分野で成長している企業
3)「動く人」に対応した商品やサービスを提供している企業

コンシューマー系だとこれと言った銘柄が浮かばないなあ。

「動く人」だけが勝手にやればいいというご意見もあるようなんだけど、「動く人」もそれなりのリターンを望む訳でリターンが期待できないとなるとその産業が壊死していくことになるだろうから、それは不味いんじゃないかな。国内にそれが無いのなら海外や外資に人が流れていく訳で、人材不足と言われている状況でそうなるとサービスの低下待ったなし、ということでいいのかな。

広がる格差を税で穴埋めしようとすれば「動く人」も「動かなくなる人」に変わるだろう。格差が広がるのを覚悟でインセンティブを付ければ本当に格差が広がる事になるだろうし、それが原因で社会不安にもなるだろう。

困りましたね。


2014年9月2日火曜日

今日の雑談 (9/2)

これからはオーサリングシップでっせー、と思ってたら既に終わってたorz



少し前に、著者名を公開しているサイトは検索で優遇するとGoogleからお達しがあって、これからはオーサリングシップだーとか皆、騒いでた訳。

キミたちはいつも行動が遅いね!

実はこのブログや管理wikiサイトには既に著者名情報を載せていて、Googleで検索すると私の本名が著者名として表示されていました。そう、先週まではねorz。今、ググってみるといつの間にやら著者名の欄が無くなってまして、俺の苦労はなんだったんだー状態です。

ググるさん、撤退早過ぎ><


外食は初動を掴め!



3397 トリドールがちょっと気になってるのよ。

株主優待を始めたので9月末までは大きな下落がなさそうってのが一つ。上記の記事がもう一つ。この手の記事は欠かさずチェックしているんだが、今回のは結構良さそうな気はしている。本来なら偵察しに行きたい所なんだが、どうも関西方面ににしか出店していないらしい。はてなブックマークの意見も見てみたが、かなり魅力のあるお店のようだ。関東出店はよ!

こいう記事って見逃してはダメなのですよ。

過去、2762 三光マーケが出店した「東京チカラめし」や3053 ペッパーフードサービスが出店した「いきなり!ステーキ」もそう。1号店、2号店と出店を続けている段階、外食B級グルメのイノベーター達が騒いでいる状態では株価ってまだ初動なのよ。無風な状態を続けて、大体5~10店目あたりから業績への影響が出てきてようやく気が付くってのが私の相場観。

キミたち遅いですよww

ついでに言うと外食やアパレルは、同業他社比較の意味があまりない。株価は同期しないことが多い。例えるならユニクロとしまむらの株価は概ね同期しないってこと。これらの業種は、顧客の嗜好が大きく分かれるので、売れ筋が出ると集中する傾向が強いのよ。だから業界全体を俯瞰するより、個々の企業の変化を見るのが王道になります。

で、今躊躇してんのが月次。悪いんだよねえ。

1Q決算から棒上げしている状態なんだが何かこう、腑に落ちないんだよね。もう少し株価が安定してからでも遅くないのかなあ、とボヤボヤしてたらあの株価ですよ、もうねorz。

天ぷらの方はまだ織り込んでいないと思うんだけどねえ。


最近の鞍替え銘柄の価格付けは異常ですね


3186 ネクステージもそうなんですが、昨日はあの光を浴びることのなかった7570 橋本総業ですらストップ高とかまあ酷い。いずれも東証一部以外の銘柄で直近に立会外分売を行っている傾向がある、というか立会外分売は鞍替えのために必要な株主数を増やすのに使われる手法なので当たり前と言えば当たり前。

ということで過去、立会外分売を行っている銘柄を洗い出してみよう、というのが今回の趣旨。過去一年間半年で立会外分売を行っている東証一部以外の銘柄を抽出してみた。


一応、理屈を言っとく。

立会外分売は、一定数の大口の株数を売却する際に使われる売却方法です。創業者や創業者の家族あたりが市場で売却する時に用いられることが多いです。この方法は、一定期間に広く浅く売却するのが特徴で、株主数を増やしたい時に用いることがあります。

何故、株主数を増やしたいかと言うと、鞍替え上場するにあたっての基準の一つに株主数と言うのがあって、流動性の少ない銘柄だとこの株主数をクリアできない場合が多いのです。どうしても鞍替えしたい創業者は自分や家族の株を市場に放出して株主数を整える、ということがあるのです。

他には優待や株式分割という手も用いられますが、即効性と言う点で立会外分売に分があるように感じています。株数が増える訳ではないので既存株主から反感を覚えられることもありませんしね。

---

3392 デリカフーズの立会外分売で、立会外分売後の株価構成が悪くないことに気が付いてこの辺りから気にし始めていました。一年前くらいですと鞍替えがあったとしてもほぼ無風だったのですが、どうも最近、食いつきがイイ。それなら先回りしてやれ、という趣旨で纏めたのが上記のリストです。

職種にも依るけど、概ね立会外分売後の株価構成は悪くないですよね =)。

2014年9月1日月曜日

日経IRフェア2014 雑記


個別銘柄リンク


何やらこのページだけ特需が発生しているようなので各種リンクを付けてみる =)


広がる投資家層


行ってまいりました、日経IRフェア。




日経IRフェアは、2月の東証IRフェア、12月の野村IR個人投資家フェア、と並ぶ最大規模の催しです。冠通り日経が主催ですが、存在力は皆無です。

この催しは、多くの上場企業が自分たちの事業説明を行うために開催されています。ただ実際にはIRフェアで行われる講演会を目的とする個人投資家が多いようです。数年前までは講演会が終わるとそそくさと帰っていく人の波にIR担当の人が差し込んでいく、という感じでした。アベノミクス相場が注目され始めたあたり、去年の今ぐらいでしょうか随分、企業ブースにも足を止める個人投資家が多くなったように思えます。

客層の変化も見られました。今までは老い先短そうなお爺ちゃんやノベルティグッズ目的のおばちゃん集団ばかりが目に付いていたのですが、今回は、特にシニアな女性が多く参加している感じを受けています。ヤングもかなり増えていて「おいこの年齢ってのどこにつける?」みたいな中二病会話がチョイチョイ聞こえました。腹立たしいのは、今まで皆無だったカップル連れがソコソコいたこと。お前らは爆発しとけw

まあそんなこんなで企業に興味を持ってくれる人が増えてきた印象はありました。チョクハン(直販系投資信託)の方々もそろそろ出店してみたらどうでしょうか。「知ってもらう」と言う事は、全てのビジネスに於いて重要なことです =)。


また顔を覚えられるなどorz


前回、IRフェアで色々詰問して最終的に会長を召喚したIR担当のおねーさんがどうもボキュの事を覚えていたようで「あれから色々勉強しているんですよぉ」って話してました。

IRフェアには欠かさず参加しているからか、たまにIR担当に顔を覚えられるケースがままあります。当方、目立つ方ではないと自負しているんですがねえ。顔を覚えられると前回の差分だけ聞くことになるので実に会話が少なくなって寂しいのですが =)

取り敢えずおねーさんには「頑張ってください」とは言っといた。次の機会、時間があったらイジめちゃる。俺は知らない振りして手厳しいぞw。


初々しいIR


「こんな展示方法で満足いただけるものなんでしょうか?」

と逆に質問してくるIR担当の方もいました。何故俺に聞くw。展示会ではなく個人投資家へのアピールする場ですので、株価情報や配当方針や今後の事業の青写真が知りたいはずなので、それに合わせた展示が望ましいでしょうね、と答えておきました。

未だに決算短信を持ち合わせていない企業とかあったし、それどうよ?てのもありました。IRで財務の持ち合わせがないとかあり得ないだろと。特に今回初めて出店してきたIR担当の方には用意した方がいいですよ、とは言っておきました。で、ちょっと面白そうな企業だったので会社四季報(Kindle版)で状況を把握して再アタック。ラスボスに今後の目標やら中計やらを聞いて概ね不満足というのもありました。

惜しいねえ。


ラスボスが経営者


勘弁してください。

いえね。当方、disから情報を聞き出すというのが基本スタンスでして色々言う訳です。「この業界もうオワコンなんじゃねえの?」とか「同業他社と比べて強みが足りないんじゃないの?」とか。でそんなdis芸を繰り返していくと概ねラスボスが担当になるんですが、最後、別れる時に名刺など貰うと肩書に「とりしまりやく」とか書いてあるんです。

いやいやなんか失礼なことしちゃったなあ、と。ホント、上場までこぎつける企業の経営者にはそれなりの敬意を払っているつもりなんですよ、ええ。

ボキュは、IR担当と経営者の悪口言ってキャッキャしたいだけなんですってば。


IRroidは無許可ではない、らしいぞ


QUICKが上場企業の萌えキャラ“IRroid”開始(※なお利用規約によると無許可で突っ走っている模様模様) : 市況かぶ全力2階建

QUICKの中の人が出店してたので早速IRroidの事について聞いてみた。


企画の内容を説明して許諾を得た企業に対して随時公開している、とのこと。少なくとも無許可という訳ではなさそうでした。IRフェアでは7438 コンドーテックがブースで採用していました。「これQUICKの人から話が合ったんです?」って聞いてみたんですが、そうだとのこと。社内でこれといって拒絶反応が起こらなかったのか聞いてみたんだが、特に問題は無いとの見解。心広いなおい。

一応、上場会社全社の採用を目指しているとのこと。採用に当たっては絵柄よりは文字の方を気にする企業が多かったようで、若干修正を入れたりしているらしい。そんなんよくチェックするわなあ。

IRroidの活動自体は実験で、売上への貢献は無いんだとか。活動を始めたのは「誰かがやらなければほかの誰かにやられてしまう。やられる前にやれ!です。」とのこと。IRroidの右隅にあるQUICKのクオンツ分析をウリにしたいらしいんだが、ちょっとそれ無理がある営業じゃまいか、とは言いませんでしたよええ。

「普及にはどうしたらいいのか」と聞かれたので「戦わせて負けたら服を脱がすといいと思います」と回答。やや笑いが取れた。

その他 - 日経IRフェア2014

ちょっと疲れてきたのでペースを上げて仕上げちゃう =)

3426 アトムリビンテック



アトムリビンテックは、住宅の金具加工(取っ手等)の開発・販売を行う企業です。ファブレス経営で従業員は少な目。

寄る予定が無かったんだが、合間の時間つぶしにちょろっと寄ってみました。初見の企業だったのでまずは決算短信を要求したのですが持ち合わせがない、とすっとぼけたことを仰る。さっくり聞いた感じだと面白そうだったので一時退却して、Kindle版の会社四季報を一読してから再度質問しています。予習無しの本番なのでdisは足りない。

  • OEM品?
    OEMとして出荷している。ブランドが出ることは稀。住宅メーカーが直接の顧客になる。
  • ここ数年で利益を伸ばした理由は?
    ゆっくりしまる扉の金具(ソフトクローズ機構)がヒットした。この商品は急に閉まる扉を直前でゆっくり閉まる様、加工している。
  • 新設住宅着工数に影響大?
    影響は大きい。
  • 国内需要だけで賄える?海外は?
    海外展開は今の所考えていない。国内を中心に高付加価値の高い製品で利益を出していきたい。
  • 中計は公開してるの?
    社内にはあるが外部には公開していない。

今回初めてIRフェアに出店したそうで、色々準備が足りていない感じは受けました。

まず投資家は何を知りたいのか?投資家のために何をしていきたいのか、その辺のアピールをもう少し工夫した方が良いかと思います。企業の雰囲気は悪くなく、全体的に温和な雰囲気が漂ってましたね。まあだからこその低PBRで万年バリュー感が漂っているのかもしれません。

低PBRで安定しない収益。財務良好。こんな感じだろうか。

またIRフェアに参加してくださいとは言っといた。次にIRフェアに参加する事があればもう少し調べておくわ。


8591 オリックス



オリックスは、リース業と金融業と投資業が混然一体になったような企業です。まあ分かりにくい。


  • リーマンショック以降、個人投資家が減っているんだが?
    概ね6割が外国人投資家で占めている状況。個人向けビジネスが少ないのが原因なのではと分析している。
  • 業績予想が年間を通してのみの発表なんだが改善しないの?
    金融業も絡んでいるので売却の時期で業績が大きく変動する。業績予想を出すことで売却時期の足かせになると利益を損なう可能性があるので今後も年間を通しての業績予想に変わりない。
  • 宮内さんの引退の影響は?
    特に影響はない。
  • タリフ減少しているのに太陽光発電ビジネスとかそれどうよ?
    タリフ制度以前から太陽光発電ビジネスは手掛けていた。タリフの減少は織り込み済みで今年を最後に太陽光発電ビジネスを縮小する予定。初期に投資した分は十分儲けに繋がっている。
  • メンテナンスリースとはなんぞ?
    メンテナンスを含めた自動車リース全般。リース業と金融を絡めたビジネスになっている。
  • 7873 アークの買収は上手く行くの?
    投資価値があると考え買収した。今後は事業を伸ばしていき、リニューアル出来たあたりで売却を検討する事になる。TOB価格については色々言われているが適正な価格と考えている。

機を見るに敏、というか何かすごいよね、としか。株価もよく分からない動きをしているしもうね。


岡部は、建材と自動車部品とホテル事業とまあここもよく分からないポートフォリオを持ち合わせてますな =)。上記の写真は売れ筋の耐震補強材。

  • あの強気の中計、実現可能なの?
    実現は十分可能。M&Aや新製品の売上も込みで考えている。M&Aした自動車部品のシェアは35%程度だが中計では50%までシェアを取っていきたいと考えている。鉛の加工でかつ安全部品なので独占力が強い。

    誰に聞いてもかなり強気に答えが返ってきて驚き。覇気があって宜しい =)
  • ホテル事業にシナジーあるの?
    、、、さあ?

    お約束の質問ですな =)。売却した方がイイとは思うけどな。

結構昔(バンクーバー冬季オリンピック特需狙いw)からの投資先でして、特に質問らしい質問はなかったりします。最近、ひふみ投信のポートフォリオに組入れたようで、ここも成長企業として認められたんだなあ、と感慨深いものがありました。

中計通りに事が進めば今の株価では落ち着かないでしょう。この先、どうなることやら。


6294 オカダアイヨン



オカダアイヨンは、建機に取り付けるアタッチメント(破砕機)を専門に製造・メンテを行っている企業です。国内中心でシェアは50%と高い。

  • 1Q決算、酷くね?
    消費増税の反動はあった。特に汎用品や消耗品の反動は大きかった。今は同時期より状況は良くなっている。利益面では節目の年と言う事で社内で大きな催しをやったため、その費用が嵩んだ。勿論、業績予想にはその数値を織り込んでいる。1Q決算の問い合わせはかなり多く、その度に説明を行った。結果、そんなには株価が落ちなかったという認識でいる。
  • 海外展開どうよ?
    品質だとやはり日本製に分がある。アベノミクス前の為替だと競合相手の韓国企業に価格で負けていたが、今の円安の為替だと価格競争で十分戦える状況になってきた。

前回、根掘り葉掘り聞いたので差分のみのお問い合わせ。

いやああそこまで下がらないとは思いませんでした。もっと下げることを期待して色々考えておいたのが無駄になってしまいガッカリですよw。増資の影響も左程でもなかったですし、東京五輪と絡めてしばらくは下げ止まる程度の力はありそうな気がします。


7438 コンドーテック



土木・建設資材の商社。3割を自社生産で利益貢献に期待。

  • 優待まで付けてこの株価とかなんて様だw
    そうなんですよー、何でなんですかねえ?(ノД`)・゜・。
  • もしかして持株会とかで株、持ってんの?
    そうなんですよー。すごくガッカリです><

増資の呪いだ、と答えておいたw。

立ち位置的な所も1Q決算も不満な点は無いので概ね雑談してました。

---

他の企業も大体こんな感じの差分を聞いて後は雑談に終始するというのがいつものパターンです。新しい企業が参加してくれないと、ホントに雑談の場になってしまうので参加企業がもっと増えることを期待してます =)

6073 アサンテ - 日経IRフェア2014

6073 アサンテは、シロアリ駆除・予防の専門会社です。'13/03に上場した企業です。




ネット界隈でチョイチョイお話に聞くことがあって気にはしていました。ただシロアリ駆除となると同業他社の4651 サニックスを思い浮かべる訳で、これどうなんだろうね、と。

  • シロアリ駆除の市場環境どうよ?
    潜在需要はかなりあると考えている。シロアリ駆除業者の殆どは協会にも加盟しないアウトサイダーの中小企業が多い。故に悪徳会社が多く出てきた時期があり社会問題に発展したがその後、政府の対策もあってか落ち着いているように思える。業界全体の売上は縮小傾向にあるが、大手一社の減収が響いているように感じている。

    やっぱり悪徳会社が多く出てきたのが相当悪印象かと思います。業界でコントロールできなかったのが今の状況かも知れませんね。
  • 収益の安定性の理由は?
    JAとの提携が大きい。JAを介して資金回収を行っているので確実に回収が出来ている。今後も全国展開に当たってはJAとの連携を強めていきたい。
  • シロアリ駆除の季節性?
    シロアリ自体は年中活動しているが、4~7月に掛けて生存領域を広めるため羽を広げて拡散する習性を持っていて、この時期に需要が伸びる。あまり目に入らないので普段は気にならない特徴がある。
  • 平均単価は?
    大よそ18万円で5年保証を付けている。
  • 直近の月次が悪いんだけど消費増税の影響?
    消費増税の反動はあった。ほぼ想定通りだったがここまで低迷が続くことは想定していなかった。単価が高く、緊急性が少ないので先送りされがちのコストになってしまうようだ。今期は広告費を多く計上しているが、それでも月次は伸びていない。

    月次には触れて欲しくない様子 =)
  • 人材不足の影響どうよ?
    採用面で逼迫している。

決算説明会では触りは社長が、詳細は役員が行う形式でした。堅実経営っぽいのを目指している社長とそれを支えている役員たち、という雰囲気。古めかしい構成ですな =)。

今までの収益性と成長性を踏まえると悪くない投資のようにも思えてきました。とはいえやはり直近の月次の悪化は今期まで引っ張りそうな気はします。書き入れ時に消費増税の影響をもろに受けましたからね。7月までの月次を見る限り、2Q決算の業績予想に到達するとは考えにくいです。

下方修正が一発入ったとしてどいう株価構成になるかが直近のキモかと思われます。まずは8月月次ですかねぇ。