2020年2月19日水曜日

9749 富士ソフト - 今日の決算説明会さん (20.02.18)

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

9749 富士ソフト


富士ソフトは、ソフトウェア下請けを行っている企業です。四季報の同業他社にTIS[3626]DTS[9682]CAC Holdings[4725]。上場している連結子会社にヴィンクス[3784]サイバーコム[3852]サイバネットシステム[4312]富士ソフトサービスビューロ[6188]






株価下落の一因として、大和証券の格下げ「2」→「3」が影響していると思われます。レポートを確認したのですが、どうやら新卒採用数の減から成長の鈍化を懸念したもののようです。


ソフトウェア下請けは、人足数で売上が決まります。

この新卒採用数の減が何を意味するものなのかを読み取る必要があるでしょう。決算説明会動画ではそれを読み取ることはできませんでした。考えられることは、人材採用費の高騰によるものか、先々の需要減を織り込んだものか、採用を厳選するようにしたのか、海外に外注する仕組みを増やしたのか、あたりでしょうか。説明不足ですね。

後、離職率にも触れてほしいところではあります。例えば同業の伊藤忠テクノソリューションズ[4739]は、離職率5%を切ることを自慢していましたし、この業界では素晴らしい状況ではないかと思います。

直近の受注・受注残は以下の通り。


現段階では受注状況は悪くないように感じます。

P/Lの推移は以下の通り。マネックス証券の銘柄スカウターより。


ここ数年は売上、利益共に増加傾向にあります。

四半期決算の推移は以下の通り。マネックス証券の銘柄スカウターより。


1Qと3Qが書き入れ時のようです。2Qの利益が冴えないのは新卒採用による人件費増の影響でしょう。この業界の特徴です。4Qで利益の調整を行っているのかも知れません。決算ギリギリに不採算事業の洗い出しをするのはよくあることです。

やはり業績予想がコンサバに出しているように感じます。今後の業績に期待するしかないようです。



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