1716 第一カッター興業
第一カッター興業は、道路の舗装工事を請け負っている企業です。四季報の同業他社に6140 旭ダイヤモンド工業、9895 コンセック。
<続・作るだけの時代から壊す時代へ>
2015年9月作成の当欄(2015年8月末現在の、当ファンドの月次開示資料内)において、建設ストックの蓄積と老朽化により、解体工事の重要性が高まっていることを指摘しました。その際、関連銘柄としてプラント解体のベステラ(1433)、破砕機のオカダアイヨン(6294)、再生木質ボードの東京ボード工業(7815)を取り上げましたが、今回は同じ観点から第一カッター興業(1716)を紹介します。
同社は1967年にコンクリート/アスファルト舗装の切断工事専業会社として創業されました。その後、1975年には柱設置用の丸孔開け工事、1995年には大型構造物切断用のワイヤーソー工事、2002年にはコンクリート/塗膜の局地的除去用のウォータージェット工事と徐々に得意分野を増やしてきました。専用機材の開発や自動化にも積極的で、非専業会社や零細企業に対する優位性を確立しています。近年の業績急拡大は震災復興の岸壁工事などによるもので、特需の一巡後は反動減が懸念されていました。しかし、ウォータージェット工事の本格化やM&A(企業買収・合併)を活用した全国展開、首都高速を始めとする橋梁補修需要の拡大などにより、今後も好業績が続く可能性が出てきています。全面的な建て替えが不可能な施設は、ウォータージェット等を駆使して傷んだ箇所だけを補修していくしかありません。高い専門性を持ち、人手と危険を省きながら、難度の高い切断工事を行える同社の価値は今後も高まっていくと予想しています。
第2四半期連結累計期間において、特に高速道路補修工事に関する受注が順調に推移したことにより、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて平成 27 年 8 月 12 日付で公表した平成 28 年6月期の第 2 四半期連結業績予想を上回る見込みとなったため、修正いたします。
通期の連結業績予想につきましても、同様の理由により修正いたします。