2013年7月2日火曜日

3179シュッピンの株主総会に参加してきたお

当方の手違いにより同タイトルのページを削除してしまいサルベージしました。内容は前回と同じです。申し訳ない。

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シュッピンの株主総会会場
今更ですが13.06.25にあった3179シュッピンの株主総会についてメモを残してみるテスト。

場所は新宿の「新宿ファーストウエスト」というビルで、大体50人くらいの収容が可能な会場でした。当日は大体30人くらい。関係者と思われる人達が数名、個人投資家らしき老夫婦が2、3組、後はビジネスマン的な人たち。

フーテンらしき人物は私くらい =)。でもボッチ感はありませんでしたよ。シャンシャン総会の後は会社説明会で大体1時間30分程度。オミヤはどら焼きでした。美味しかったです。

ざっくり纏めると以下の通り。


  • カメラの中古・新品の売買で売上の約7割程度
    カメラのレンズは他のパソコンビジネスと異なっていて、特に交換レンズは中古の値段が落ちにくい傾向にあります。云わば骨董品のような扱いなんですね。また他の市場と異なり、一眼レフは国内メーカー(ニコン、キヤノン、ソニー等)が圧倒的なシェアを持っていて海外からの流通と隔離された状況なんだそうです。なので、海外からの輸入品の影響も受けにくい状況とのこと。
  • ネットとリアル店舗とのミックス
    1業種1店舗とし、カメラ売買では店舗を増やすのではなくネットを通じた買取・販売を行うとのこと(ただし増床はしたいんだとか)。現状ではネットとリアル店舗の売上は1:1。ネット売上を伸ばしている状況。
  • 1業種1店舗
    カメラの他に、時計・文房具・自転車を取り扱っています。ただしカメラよりは状況が宜しくないらしく、海外でのオークション価格に連動する状況になっているようです。価格決定権が弱いんですね。
    ちなみに今後、業種を増やしていくのか聞いたんですが、直近ではこれ以上増やさないニュアンスでした。増やしたいのは山々なんですが、ビジネス立ち上げ時にはある程度の在庫を持たざるを得なく利益が出にくくなってしまう都合上、現状では利益優先を考えているので余程素敵なビジネスでなければ手は出さない、とのこと。まあVCの人が経営陣にいるのだから、彼らのイグジットも考慮しているのだと思います。
  • ネット売買に特化
    リアル店舗からネットに販売網が変わりつつある状況(ショールーム化)。ネットでフツーに売買する時代がもうすぐそこまで来ている。ここで高いシェアを確保できたのならリピーターを中心に大きなビジネスになる可能性が高い。中古買取は、店員さんのプレッシャーが無いのでネット向きなのでは。サービスとして定額買取というのを用意しており、最低限の買取価格を示すことで安心感を与えている。
  • 地震対策について
    最大のリスク。東日本大震災の時は幸いにも被害はなかったが、これ以上の地震となると未知数。顧客からの預かり品等もあるので万全の注意は行っている。店舗での地震対策は震災前から行っていた。
    どうも今いる場所が高層ビルの上の方らしく、かなりの揺れがあったそうで、もっと揺れない免振対応したビルに引っ越したいんだとか。
  • 楽天への出店とかコスト高にならない?
    今の所、楽天から店舗を閉鎖する予定は無い。勿論、利益面では自社サイトの方がいいのだが、楽天の集客力は凄まじく、楽天と同じコストで集客するよりは今のままの方がトータルで利益が出るとの見込み。
    楽天ポイントとか欲しい人は多いんだとか =)
  • 利益率、低くね?
    業態によって異なる。主力の中古カメラの場合、回転率が低く、粗利が約30%程度に抑えているので今の水準は妥当であるとの認識。粗利30%は低いとは思ったんですが、どうも社長の考えでは「それ以上取ったらボッタクリ」という認識らしい。パイを広げていく状況なので、まずは良質な在庫を確保するのが先決との判断なのでしょう。ある程度の在庫が揃ってくると、やはりリピーターも増えてくるという雪だるまが考えられるわけで。成長期故に利益率上昇はもう少し先になりそうですな。現段階では売上を注視した方がヨサゲかも。
    でもなあ。粗利30%は在庫リスクを考えるとやっぱり低いと思うわ。古着とかは多分粗利50%は必要だろうし、高い回転率故に利益は高いが廃棄ロスもある程度見ておかないといけない。一長一短だわな。
  • 海外展開について
    特に予定は無い。国内需要は十分強い。海外旅行客向けには販売網を持ちたい(多分リアル店舗の話かな)。
  • 中古と新品の関係
    何故か中古を扱うと新品が入りにくくなるんだとか =)。リピーター客を掴むには新品売買も必要との認識。現在ようやくライカや国内メーカーの新品を取り扱えるようになった。新品:中古売上比率は1:1になるよう今後も調整していきたい。

まああれです。

VCの人たちも長期戦を考えているからこそ今回、取締役を送り込んでいるんでしょうからここ数年の成長に注目でしょう。利益を毀損する程の博打は打ってこないんじゃないんでしょうか。

4月、5月の月次は相当良かったとの認識。この状況が続くと上方修正もあるかもしれませんな。取り敢えずここは月次に注目していればいいんじゃないでしょうか =)。

中期経営計画の説明とオミヤ

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