次のNISA枠に備えて年率5%の投資アイディアを更新してみます。組入れ条件は年率5%の投資アイディアまとめページを参考にしてください。
と言う事でピックアップしました。配当利回りは20.12.25終値。
- ハードオフコーポレーション[2674]
配当利回り 4.94%。月次あり。
リユース店舗を展開。FC展開。メルカリなどの多彩な中古市場の広がりで影響力を落としている感あり。リアル店舗の強みを活かした展開に期待。
--
相変わらずの高配当を持続。コロナ禍に於いてはネット経由の売上が倍増しており、月次も好調。不況下ではリユースが伸びやすい傾向があるのでここ数年は成長の余地があるかもしれない。直近で新規出店が続いているのは前向きに考えていいんじゃないかな。 - ビーピー・カストロール[5015]
配当利回り 4.85%。
潤滑油大手。配当性向100%のようだ。
--
業績連動型の配当方針より減配予想も利回り4%以上となおも高配当。直近の原油安より高い利益水準が維持できているとみてる。
利益率の高さ、コロナ禍でも安定した売上、なおも高い自己資本比率と配当狙いなら悪くない選択肢であろう。これで優待も継続していたら言うことがないんですけどね。
大株主が大半を占めており、強いカタリストは発生しにくいのでキャピタルゲインは期待しにくい。 - ジェイエイシーリクルートメント[2124]
配当利回り 4.19%。
一本釣り系人材紹介業。高給取りの転職支援サービスで単価は高い。成長性、利益率共に文句ない。連続増配中。
--
コロナ禍で業績を落とす中、配当を持続するのは素晴らしい。財務はピカイチ。コロナ禍でも前向きな経営スタイルは評価したい。 - 中電工[1941]
配当利回り 4.04%、新規追加。
中国電力向け電気工事主体。同業他社は九州電力系の1959九電工、東京電力系の1942関電工、関西電力系の1944きんでん、中部電力系の1946トーエネック、東北電力系の1934ユアテックあたり。成長性を取るなら断然、九電工なのだが配当利回りと財務リッチから中電工を選択。「その他資産」に積み上がった投資有価証券をみると頭が痛く、いや宝庫とみるべきだろう。減配は考えにくい。
- アルインコ[5933]
配当利回り 4.09%。新規追加。
建設足場製造大手。新型足場を軸に成長中。事業PFに足場レンタルがあり利益率を落とす要因に。M&Aによる成長意欲が強い。
--
昔からの事業のひとつである健康器具製造がコロナ禍でヒットするもコロナ禍に於いては建設需要の減少により設備投資意欲が減少、需要が抑えられた状況に。老朽化するインフラに絡めて緩やかに需要が伸びていくものと想定。配当利回りで差がないのであれば、M&Aという武器を持っている点で3447信和より投資妙味があると思ってます。
優待もあるしね =)。 - ケル[6919]
配当利回り 4.53%。新規追加。
産業用コネクター製造。パチンコ、医療機器向けに強い。
--
コロナ禍に於いては、パチンコ、医療機器の回復が遅れているが、それ以外の画像機器・工業機器・車載機器の回復が想定以上で上方修正。今の状況より状況が悪化するというのは考えにくいので業績はボトムと想定。コネクター系は利益率が高く、多品種少量生産に強みを持っているケルにとっては経営環境は悪くないとみてます。
以下、次点。
- センチュリー21・ジャパン[8898]
配当利回り 3.53%。
不動産仲介業の仲介。センチュリー21という看板でサービスフィーを稼ぐモデル。不動産不況の時期でも安定した利益を稼ぎ出している。今後も大きく業績を崩すことは無いのではなかろうか。配当性向は50%程度を維持。流動性は少ない。
--
減配により利回りが低くなったので次点とした。
相変わらずの安定度と利回りの良さ。コロナ禍に於いても健在。減配予想発表直後に、自社株買いを行ってるのは流石。親会社の伊藤忠商事が最近、子会社に対してM&Aを積極的に行っているあたり、この企業にも何らかのアクションがあるかもしれない。 - 蔵王産業[9986]
配当利回り 3.36%。
業務用清掃器具の専門商社。輸入品が多いので円高有利。東京五輪に向けた需要は増えるとみてるが、その後の需要はいささか不安ではある。財務はピカイチ。
--
減配により利回りが低くなったので次点とした。
相変わらず財務は悪くないので大きな減配はないとは思っているが、経営環境はよろしくない。コロナ禍に於いては、需要が伸び悩むのは仕方がないと思われる。今後、外食やコンビニの出店が伸びることは考えにくく、しばらくは今の業績が続くのではないかとみている。 - 信和[3447]
配当利回り 4.27%。
建設向け足場製造。旧型の足場の置き換えを狙って成長中。海外戦略が成長の鍵。
--
同業他社のアルインコの利回りが良くなっていたので次点とした。
大幅減配も高配当利回りを維持。コロナ禍に於いては建設需要が急速に回復することは望めず、稼働率が元に戻る流れで徐々に需要が戻ってくることが想定される。アルインコと比べると足場事業の一本しか事業を持っておらず、市場環境に左右されやすい。ただし、EC関連の活況により倉庫需要が高まっているので、このあたりは他社に先駆けて取り込める可能性はあるとみている。 - コマニー[7945]
配当利回り 3.84%。
間仕切りで首位。同業他社の7949小松ウオール工業と双璧。オフィス需要の高まりとともに成長を期待したい。
--
減配により利回りが低くなったので次点とした。
当初、シェアオフィス需要の高まりで間仕切りの需要が増えると見込んでいたが、コロナ禍に於いてはオフィス需要そのものが縮小している。ただしオフィスの変更・引っ越しなど、働き方が変わる方向にはあるので大きく需要が落ち込むことは考えにくい。 - クリエートメディック[5187]
配当利回り 3.67%。
消耗医療機器(カテーテル)の製造。成長力に欠けるがある程度の需要は期待できる。業績は悪くはないのだが株価は伸長せず。万年バリュー株かこりゃ。
--
コロナ禍で売上減も配当は減配せず。素晴らしい。
- サンゲツ[8130]
配当利回り 3.74%。新規追加。
インテリア用品商社。創業者から当時社外取締役だった安田さんに切り替わってから成長経営に変更。成長投資を続け、財務リッチだったB/Sを配当で還元。M&A積極的。
--
コロナ禍に於いては、住宅着工減少の影響を強く受けておりビジネス環境は向かい風。 - 大研医器[7775]
配当利回り 3.64%。新規追加。
医療消耗品製造。独自商品が多く会長がアイデアマンらしい(【賢者の選択】大研医器 - YouTube)。低侵襲性治療に注目しているあたりは流石だ。
--
コロナ禍に於いては、手術の需要が減っており売上減。 - セブン銀行[8410]
配当利回り 5.04%。新規追加。
セブンイレブンの貯金箱。貸出業務が少なく銀行業というよりはATM入出金サービスが主力に近い。銀行業の中では飛び抜けて高い自己資本比率なのはその理由。地銀などのATM代わりとして担ってきたがキャッシュレス化や手数料値上げなどの影響により利用が減少(参考:コンビニATMで顧客離れ セブン銀利用、初の前年度割れへ: 日本経済新聞)。
--
配当利回りの高さに注目。
地銀再編は逆風。キャッシュレス化を過度に意識されすぎてるのではないかと。例の貯金箱はコンビニで一等地に置かれていますし、コンビニ以外でも見かけてる状況でインフラの一部として定着した感があります。立ち位置はいいのだからもう少し強めの成長意欲さえみせてくれれば今の株価じゃないと思うんだけどねえ。
キョーリン製薬HD[4569]、科研製薬[4521]あたりの製薬企業がスクリーニングで引っかかるんですが製薬系は見えにくいリスクがあるので手を付けにくいということでスルーしています。
コナカ[7494]は、紳士服というゼツミョーなビジネスを行っており、利回りが6%以上あるので魅力は高いのですが自己資本比率が50%を割ってるのを考慮。サマンサタバサの連結絡みだとは思うんだけど、財務の見た目が宜しくない。業界再編まで見込めばワンチャンあるとは思うんだけど、流石にこの企画にはそぐわないかなと。
自重堂[3597]あたりも好みではあるのですが、なにせ流動性が少ない><。企業としても株価にはあまり興味がなさそうな感じなのが残念ではあります。
--
今年、バフェットが組み入れたことで話題になった総合商社5社も検討に値するとは思う。
- 伊藤忠商事[8001](配当利回り3.02%)
- 三菱商事[8058](配当利回り 5.24%)
- 三井物産[8031](配当利回り 4.19%)
- 丸紅[8002](配当利回り 3.24%)
- 住友商事[8053](配当利回り 5.18%)
双日[2768]が外されてるところを見ると日本の総合商社というよりはエネルギー系の割安株として組み入れたものと思われる。直接口を出してくるとは考えにくい。
この中で選ぶとなると国内に強い伊藤忠商事か、配当利回りが大きい三菱商事かなあ、とは思うんだけど大型で自己資本比率を弱めにみるのならオリックス[8591]の方が好みなんよね、優待もあるし。
0 件のコメント:
コメントを投稿