2016年7月4日月曜日

6245 ヒラノテクシード - ジェイリバイブ (16.06.24週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

6245 ヒラノテクシード


ヒラノテクシードは、電子部品を製造する機械を製造している企業です。四季報の同業他社に6246 テクノスマート

今週ご紹介する「ヒラノテクシード」は、フィルムや紙などの基材に様々な物性の膜を付ける工程で使われる装置を開発製造 しており、湿布などの医薬品からエレクトロニクス関連まで、幅広い分野で活躍しています。1935年の創業以来、コーティング 技術(高精度で薄く均一な塗布)、ラミネーティング技術(多彩な素材を貼り合わせる)、乾燥技術(基材や樹脂の特性に応じた 乾燥)、基材の制御技術(基材の走行をコントロール)といった要素技術に磨きをかけながら、これらを最適に組み合わせて 顧客の期待に応えてきました。

こうした技術力の強みに加えて、現在の成長を支えている柱の一つは、奈良県の本社工場に併設した研究・実験施設「テクニ カム」です。世界でも最大規模のテスト設備を備えた施設では、顧客企業の技術者が製品開発に活用しており、新製品が開発 されるとその製造工程で同社装置も使われる、という好循環を生み出しています。また、子会社の「ヒラノ光音」では、真空中で 材料を気体状態にして基材に積層するドライプロセスの機械を開発・提供しています。これは分子・原子レベルの製膜材料を 付着できる技術で、2014年3月には工場を本社隣接地に移転して顧客の要望に総合的に対応できる体制を強化しています。

足元の受注ではリチウムイオン電池向けと真空機器関連が増加傾向にあります。リチウムイオン電池は、パソコンや携帯電話に留まらず、電動工具向けや自動車向けなど用途が拡大しています。さらに性能向上に向けた部材開発も日進月歩であり、 電極材の加工に使われる同社装置も常に進化しています。真空機器関連は「ヒラノ光音」が中心となって展開しています。主にスマートフォンなどのディスプレイに使われる部材向けで使われ、この分野も薄型化・軽量化のために技術開発が日々行われています。同社では、引き続き最先端分野で求められる装置を開発し続けることで、持続的な成長を目指しています。

15.12.04からの続きです。


前回から大きく状況が変わってるわけではないようです。以下は今期決算の受注状況です。


うん悪くない。

ただこの企業は、受注が年度内で消化できるとも限らない製品が多く、期を跨ぐも結構あるということは注意したほうがいいかもしれません。また受注状況に陰りが見えたらこの手の銘柄は真っ先に撤退した方がいいです。実情よりP/Lが大きく崩れ、株価が大きく下げることが度々あります。

本来ならP/Lを崩しても在庫を持たない、という経営は製造業にとって死活問題というかかなり重要なんですよ。でもそれを理解してくれる投資家というのは中小型株では少ないんですよ。困ったものです。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160624.pdf

0 件のコメント:

コメントを投稿