2016年10月5日水曜日

6157 日進工具 - ジェイリバイブ (16.09.30週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

6157 日進工具


日進工具は、精密切削工具を開発・製造を行う企業です。四季報の同業他社に6138 ダイジェット工業6136 OSG6142 富士精工

今週ご紹介する「日進工具」は、自社の強みを最大限に発揮できる超硬小径エンドミルに経営資源を集中して、堅実な成長を続けています。エンドミルというのは、工作機械の主軸に装着して、回転させながら金属材料に穴・溝・平面・三次元曲面など様々な加工を施す工具です。なかでも同社が強みを持っているのは、微細加工が可能な刃先径6mm以下のサイズで、タングステンやコバルトなどの粉末を高温焼結した超硬合金を材料とする超硬小径エンドミルです。超硬小径エンドミルの国内市場は約170億円(2015年)というニッチ(隙間)市場ですが、同社は約35%のシェアを持つトップメーカーとして品質で競合の追随を許さず、23%という高い営業利益率を誇っています。超硬小径エンドミルの主な需要先は精密金型や精密加工の企業であり、そこで作られる金型や部品が、スマートフォンや家電、LED(発光ダイオード)、自動車、精密機器、医療機器など様々な分野の製造工程で活用されています。

同社の製品ラインナップは超硬エンドミルにとどまらず、合成ダイヤモンドに次ぐ硬さのCBN(立方晶窒化ホウ素)や、PCD(ダイヤモンド焼結体)を素材とする小径エンドミルも揃え、顧客の高度な要求に幅広く応えています。例えば、加工面を鏡のように仕上げるには、最終工程で研磨フィルムを使って人手で磨くことが通常は必要ですが、同社のCBNエンドミルとPCDエンドミルを組み合わせることで機械加工の精度を高め、最終工程の人手を不要にするといった事例が出てきています。両製品とも超硬エンドミルより高価ですが、熟練工の力に頼らない精密加工によって製造コストを下げることができるため、顧客企業が受ける恩恵は大きいものがあります。同社は引き続き、精密加工に対する高度な要求に応える工具を開発することで、さらなる成長を目指す方針です。

16.04.08からの続きです。



  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160930.pdf

2 件のコメント:

  1. 本文が綿半ホールディングスになってませんか?

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    1. 指摘ありがとうございます。完全に間違ってますね。差し替えます。

      他のファンドの情報も集めてまして、こっちのほうがいいなーなんて思ってたらそのまま貼り付けてしまいました。我ながらいい加減な仕事をしてると反省しきりです。申し訳ない。

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