2014年2月26日水曜日

9436 沖縄セルラー電話 - '14/01の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。1月は9436 沖縄セルラー電話

<ある意味で国内最強の携帯電話会社>
「小型株は業績変動リスクが大きい」という観念は、多くの投資家に拭いがたく存在しています。しかし、一部の業種を除けば大半の企業は「普通の会社」であり、大企業より経営の複雑さが小さい分リスクはむしろ低いのではないかと当ファンドでは考えています。そんな当ファンドが選択した組入銘柄の中でも、特に安定感の強い企業が沖縄セルラー電話(9436)です。
同社は地域毎に免許割当が行われていた1991年に、京セラ系のセルラーグループで沖縄を担当する企業として設立されました。その後、携帯電話会社が5グループから3グループに統合され、各グループ内の合併で基本的に全国一社体制へ変わった中でも、同社はKDDIの子会社として独立を保ち上場を続けています。
同社は数少ない地元の上場企業として、県内では高いブランド力を有しています。もともと国鉄を母体とするソフトバンクが弱体であることもあり、県内シェアは約50%に達しています。また、2010年には沖縄電力から沖縄通信ネットワークを買収し、KDDIが全国でスマートバリューを開始する前から携帯電話と固定電話・インターネットの一体営業を開始していました。
経営面以外でも、沖縄が日本では数少ない人口増加が続く地域であること、最近は減少傾向にあるものの本土に比べて加入者当たり通話時間が長いこと、観光客のローミングにより自社の営業努力によらない収入が見込めることなど、恵まれた要因が多く存在します。特に、中長期の人口動態はインフラ企業の株価を評価する上では極めて重要な要因と考えます。離島に対するサービス負担も電力会社ほど大きいわけではありません。

沖縄シリーズは地域限定型の銘柄が多いですね。バリュー銘柄として時折取り上げられることがあるんですが、あまりに買い手が少ないのか万年バリュー銘柄になりやすい印象があります。

沖縄に関係しそうな銘柄を抽出してみた。




ね?上がりそうな気がしない =)

沖縄は人口増加している地域であるってのは意外。観光立国を目指すのなら沖縄は是非組み入れたい所だろう。



そいや沖縄ってコールセンターが結構あるらしいです。4708 もしもしホットラインのIRの人が言ってたんですが山形とか沖縄は産業らしい産業が無くて職場が少ないのと、地域的に忍耐強い人たちが多いんだそうです。まあ忍耐が無いと精神が病む仕事ですしね。



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