2018年1月23日火曜日

【株主総会メモ】 6551 ツナグ・ソリューションズ (17.12.22開催)

株主総会メモまとめ




ツナグ・ソリューションズ[6551]の株主総会に参加してきました。’17/06の上場ですので今回が初めての株主総会になります。

目的は、この企業の特異なビジネスモデルに興味を持ちまして、どのような事業展開を目指しているのか直に聞いてみたいという希望から参加しました。後、11月に決算発表があったのですが、今までの二桁成長をしていた売上高と比べると業績予想が+7.4%増とかなり弱気に出してまして、この理由について聞いてみようというのもありました。上場ゴールもやや頭をよぎったりしています。

場所は、第一ホテル東京。新橋駅近くにあるホテルでして、株主総会に使われることが多いです。交通の便は良いのですが、ホテルにしては案外目立たない建物でして、できるなら早めに向かったほうがいいかもしれません。

参加者は、50名程度の部屋で20名程度でした。女性はほとんどいなく、背広組(関係者)と思われる人達が半分、個人投資家と思われる人達が半分。年齢的にはやや高齢な人が多かったように感じました。

質疑応答は以下の通り。

  • 前年度と比べると業績予想が低いと思うんじゃが?
    人材サービスをコンザバにみて業績を開示した。
    RPO事業には、長期で継続的に契約しているサービス・サポートと、コンビニ開業支援等のスポット的に発生するサービスがある。業績予想には前者を盛り込み、後者は業績予想から外している。

    スポットがどの程度占めるのか聞けなかったのですが、事業内容からしてみてスポットが全くないというのは考えにくいと感じました。このあたりは上場したてということもあり判断が難しいところかも。このあたりは1Q決算に注目でしょうか。
  • 人材確保どうよ?
    RPO事業は新卒を中心に確保している。

    申し訳ない、色々言っていたんだけどメモが取れていない。私が質問者なのでメモだけに集中できない時があるんですよorz。だから株主総会直後にとっとと記載するべきだったのに(ry

  • コンビニの深夜営業が減りつつあるが業績への影響は?
    深夜営業廃止は英断だと思う。ニーズは減ることが予想される。
    が、例えば深夜営業を止める場合、朝と夜に鍵の開閉等を行う短時間労働の需要が生まれるので新たなニーズを取り込みたい。そのための入り口を我々は持っている。
  • AIによる無人化の影響どうよ?
    2020年までは、東京五輪等の影響もあり人材難は続くだろう。
    2025年には無人コンビニに向けた試みが出されており、その頃には働き方が変わると見ている。AIに向けたマーケット(HR Tech)が注目されるのではないか。
  • 女性の活躍どうよ?
    生命線とみている。
    会社全体67%は女性、ツナグ単体で76.3%が女性。部長職は30%、課長職は50%程度。女性の比率は時間で高まっていくと予想している。
  • 流動性が少ないんじゃが?
    IR頑張る。セミナー、出版等のPR頑張る。優待は検討はする。株主確保に努める。

    '17/12に社長である米田さんが流動性確保と一部上場に向けた取り組みとして、自分の保有株の1%程度を放流しています。これも取り組みの一つと見ています。わざわざ「大株主からのレター受領に関するお知らせ」というIRも出してますし。
  • 役員数多くね?
    元リクルート出身が多い。知見や経験を活かすために役員になってもらっている。ただしバランスが良いかどうかは課題。今後は違う畑から取り込みたいと考えている。

10:00開会 → 10:40質疑応答 →11:30閉会。会社説明会、おみや無し。いや何か文房具っぽいのは貰ったかな。

会社説明会無し、とは書いたものの質疑応答に向かうまで20分あまりを会社説明に費やしてまして、実質は会社説明会のような感じでした。ただ株主総会という立場上、質疑応答は法に則って記録されるので、どうせなら株主総会後に会社説明会を開いてはどうかと要望はしておきました =)。

去年の12/22の内容を1/22に書いている状況から細かいことを随分忘れてます。これは反省です。申し訳ない。

--

興味深いことを色々聞くことができました。

  • 人材採用だけにおカネを掛けすぎている
    日本は、人材確保にコストを費やす傾向が強く米国と比べると約3倍なんだとか。その割に、雇った人材に対して定着化するコストは米国と比べると殆ど掛けていない。せっかく人材確保にコストを掛けたのに辞めてしまっては勿体無いのではないか。
    集客→採用代行→入社→研修→定着をトータルサポートすることを事業モデルとしている。この手のサービスは正社員の採用代行ではあったが、アルバイト・パート採用ではやっている企業はなかった。

    これは今のフリーペーパー関連銘柄全般に言えることかもしれないなとは思った。人材広告を出稿しても人材確保に繋がらず、広告費を落としている銘柄が目立つ。定着化に向けたコストを検討したほうがイイのではないか。増やすことより減らさないことが重要なんじゃまいか。それが非正規でもね。
  • コンビニ運営(リテールサービス事業)は研修にも活用
    東北と北陸でセブンイレブンを3店、FC経営を行っている。首都圏と比べ人材確保が難しい地域を選んでいる。この地域で上手く行けば首都圏も上手く行くと考えて、意識して運営している。FC店経営はRPO事業の研修としても活用。そろそろ黒字化しそう。
  • 働く側に立った、新しいビジネス展開はないの?
    出版を行っている。今後の課題と認識している。随時、検討していきたい。

    取り敢えず立ち読みしたいとは思ってる。Kindle版ないのよね。
--

この銘柄の軸は、店長さんの人材採用代理でしょう。今まで人材確保は店長の大きな負担になっていたでしょうから、それを代理することは店長自体の人材不足の解消に繋がると感じています。

「困った」を解決するビジネスは、常に社会から必要とされます。仮にこの企業がそうであるなら今後、面白い展開が期待できるんじゃまいかと思ってます。

相変わらず株価についてはよう分かりませんけどね。

#結局これ書くの2時間半も掛かってる、、、
#これも何とかせにゃああかんな

0 件のコメント:

コメントを投稿