<今年1年間の本欄を振り返る>
2012年の当ファンドは、「上昇相場の後半で稼ぎ、短期の下落相場にはあまり反応しない」という勝ちパターン通りの展開となり、これまでのところ良好な運用成績を収めています。そのパフォーマンスの一端を担った本欄の注目銘柄について、発表後の株価動向を主観的に評価してみます。
1月 <飯田グループの中で投資するなら> 一建設(3268)…◎(大局観から正解でした)
2月 <企業向けパッケージソフトは不況にも強い> 1stホールディングス(3644)…○、ソフトウェア・サービス(3733)…◎、ディーバ(3836)…○
3月 <日本一遅れた業界の改革者> フジ・コーポレーション(7605)…○
4月 <保守化する国内個人消費> 注目銘柄なし
5月 <派遣会社の品格> WDBホールディングス(2475)…◎
6月 <これが日本の生きる道> ポラテクノ(4239)…×
7月 <原料安効果が期待できる化学小型銘柄> 扶桑化学工業(4368)…△、エスケー化研(4628)…○、T&K TOKA(4636)…△、萩原工業(7856)…△
8月 <ある震災復興の物語> ジーテクト(5970)…△
9月 <150坪の王者たちの再生> 注目銘柄なし
10月 <ベンチャー・リンクが残したもの> コシダカホールディングス(2157)…△、アークランドサービス(3085)…◎
11月 <飲食店開業の見方> テンポスバスターズ(2751)…○
※ 月表示は作成日によります
今年は、「優良割安銘柄に投資し、じっと上昇を待つ」という当ファンドの投資戦略が機能しやすい一年だったと思います。今後も、当ファンドでは市場が見逃している個別企業の強みを探求していく方針です。
1月の飯田産業グループは、'12/12のM&Aで結果的にうまいことハマッた状況でした。結果オーライっぽいですね。
実の所、毎回履歴を残しているのは投資アイディアを拝借していたりする訳でして =)。
2475 WDBホールディングスは、かなりいいタイミングで投資出来た銘柄でした。過去何回か出し入れして同値撤退することが多かった銘柄だったのですが、記事が掲載された時期に自社株買いを積極的に行っており同業他社の中では評価が低かった事もあって投資しました。
7605 フジ・コーポレーションは、月次の割には評価が低かったのですが悪くは無い銘柄だと思っています。特に同業他社との比較で他社より利益率が高い理由が素晴らしいです。お勧めの記事です。
4239 ポラテクノは、機能化学銘柄にしては安定した高収益を続けており、前から気にはしていました。どうも残存者利益を享受しており、また自動車産業との密着性、自動車の電子化等、他には見られない特徴があったので投資してみました。今年から単元が100株に変わっており、小額でも投資できるようになったのと、流動性がソコソコ出てきたというのもあります。
前にも書きましたが株主構成の9割が親会社に占められているというのが大きなネックになっていると思われます。あわよくはM&Aでもしていただけるとありがたいのですが =)。
まあこんなとこ。2012年は中小型株に注目が集まりましたが2013年はどうなることやら =)。
ちなみにラベルから過去記事が読めるよ。
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