4394 エクスモーション
エクスモーションは、組み込みソフトウェアに特化したコンサルティングを行っている企業です。'18/07上場、ソルクシーズ子会社。四季報の同業他社に豆蔵ホールディングス[3756]、ULSグループ[3798]、フューチャー[4722]。
エクスモーション[4394] 18.7マザーズ上場。ソルクシーズ(4284)の子会社。1/23が初の決算説明会に付き、紹介する。組込ソフトウエア開発のコンサルティングが主業で、他に教育、支援ソフトの開発販売も手掛ける。組込ソフト開発会社は、制御技術は得意とするが、自動運転やEV等の大規模・複雑化に対応— 決算説明会 (@gantky1) 2019年2月8日
する設計技術、即ち、全体最適設計、モデルによる早い段階でのシミュレーション、将来の追加・変更を容易にする配慮等は不得意領域。当社は、これらの課題に対応すべく、現場に入り込み、3~4割は当社が作るなど、実践的支援をおこなうのが、ITコンサル会社との違いで、競合は無い。大手クライアントは— 決算説明会 (@gantky1) 2019年2月8日
SUBARU(年商3億円)本田(同1.4億円)、トヨタ(同1.3億円)、日産、デンソー、ヤマハ発動機、コマツ等の大手企業。ITコンサル会社からの当分野への参入は、実務のスキルを持った人材に乏しく困難だが、SIerなら可能。但し、1名~最大で3名のコンサル派遣では、高技術保有者だけが使われるだけで、(続く)— 決算説明会 (@gantky1) 2019年2月8日
エクスモーション(承前)(自社での開発案件の受注につながらないと)グループとしてまとまった人材の活用が出来ず、SIerとしてのメリットがない。契約金額は人月ベースであり、(単価アップを別にして、売上増には人員増が前提となる)。コンサル要員は16/11末以降毎期7名増、18/11末現在で43名、— 決算説明会 (@gantky1) 2019年2月8日
今期は10名を採用の予定。なお、リーマンショックの時も、自動車会社のプロジェクトへの影響は無かったので、景気変動の影響は少ない。メーカーのSEが習熟してくれば、当社の役割は不要とされるのではとの疑問に対しては、毎年、手法は進歩しており、ニーズは無くならないと。— 決算説明会 (@gantky1) 2019年2月8日
その為に、稼働率は最大9割に押さえ、1割のコンサルは手法の研究に当たっている。17/11期迄の利益は、上場準備のための内部体制整備で、低迷していたが、18/11期の営業利益は昨対16%増、今期も同22%増を見込む。売上高は今期で10億円と規模が小さいことには留意。— 決算説明会 (@gantky1) 2019年2月8日
上記の通り、課題は人材確保にあると思います。
以下の動画では、技術屋のキャリアアップとしてのニーズを取り込みたいとのことでした。請負なら30歳前、メーカーなら35歳くらいに転機がありそのタイミングで転職需要を取り込みたいようです。技術屋を続けつつ、大きなプロジェクトに関わり続けるのは困難であるのは事実なのですが、そもそもバブル世代の方々がホワイトカラーを独占してましてその人達が退かない限り、次のポストが用意できない大企業が多くなっていると感じています。人材不足でもありますし、年収が上がっているかどうかは知りませんが少なくとも待遇は良くなっているのではないかと思っています。年収1000万円より上じゃないと転職したいとは思わないんじゃないかな、、、
一方で、組み込み屋の技術習得度は低い傾向にあります。ネット系のソフト屋だと日々の技術進化が早くそれを取り込まないと次がないのですが、組み込み系はハードウェアが進化しなければ取り込む技術は少なくて済むので他と比べると進歩が遅いのです。なのでエクスモーションのビジネスの軸である「組み込み屋の底上げ」は需要が高いというのは納得です。
この点を踏まえて、従業員51名(40.3歳)、平均年収716万円(’18/08)という状況をどうみるのか、ですかね。いうてもソフトウェア業やコンサル業は労働集約型です。人月で売上が決まりますのでどれだけ従業員を雇えるのかが成長の鍵になります。今期2Qで利益が増えない予想なのは人件費がかさんでのことでしょう。
新規上場するほどのことだったのかが疑問です。もう少し従業員が増えてからのほうが経営は安定するでしょうに。親会社のソルクシーズの子会社として成長していった方がよかったんじゃないかな。親子会社共通の主幹事(SBI証券)にそそのかされたんちゃうんかな、、、
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