2015年7月12日日曜日

9651 日本プロセス、7630 壱番屋、2883 大冷 - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

9651 日本プロセス


日本プロセスは、ソフトウェア下請けを行ってる企業です。発電所関連、組み込み系が強み。四季報の同業他社に3741 セック3837 アドソル日進4674 クレスコ





決算説明会資料の重点投資「新卒、中途を合わせて全社員の1割の採用を目標」は悪手でしょう。

大企業ならともかく、この時期に優秀な人材を確保できるとはとても思えません。組み込み系といえどもネットワークを無視した設計なんて需要があるとは思えませんし、ネットと組み込みの両方の技術を持っている技術者って相当ですよ。人件費高騰も考慮しないとマズイでしょうね。

多分、今いる人材で利益率の高い事業を重点的に営業していく方法がいいのだと思うのですが、下請けからは抜け出せそうもナサゲ。

配当利回り、低PBR、資産リッチは依然評価できます。後、期待できることといえば優待をつける余地がありそうなこと位ですかね =)。


7630 壱番屋


壱番屋は、カレー屋さん「CoCo壱番屋」を運営している企業です。四季報の同業他社に7581 サイゼリヤ8153 モスフードサービス9936 王将フードサービス




15.01.20の続きになります。


前期は出店28店、退店37店と退店の方が上回っているのが気になりますね。退店が続くとなると成長企業として見るのは難しくなります。賃料の高騰あたりが考えられるのですが、この辺りはあまり触れられていない様子。海外は順調っぽいですね。中国の退店がやや多めなのが気になりましたけど。今期の出店はFC店が中心になるということなのかな。

月次情報でもみて検討されたし。

ちなみにアキバの麺屋ここいちはお気に入りですよ =)。


2883 大冷


大冷は、業務用冷食を製造する企業です。四季報の同業他社に1333 マルハニチロ1301 極洋2877 日東ベスト





予想PER 11.7倍、予想配当利回り3.42%と長期保有銘柄としては優秀。他社よりPBRが高いのは、自社で製造工場を持っていないからでしょう。持たざる経営ってやつですかね。海外拠点から製品を購入する形ですから円安はマイナスですかね。

特許とか品質で優位性を主張する銘柄というのは好みじゃないです。自画自賛は興味が無い。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


2014→2015年の差は、上場時に増えたキャッシュでしょう。有形固定資産が小さいのは工場を持っていないからでしょうね。売掛金の比率が大きいのが気になりますが、商売上の慣行かもしれません。販売先は複数で単価は小さいでしょうから、売掛金は気にしなくても大丈夫な気はしますが、改善の余地はあるでしょうね。

続いてFCF。


FCFがプラスなのは安定経営を目指しているからでしょう。ただ年々、FCFというか営業CFが小さくなっているのは気になります。中身を精査するにも、上場したてですので大した情報は得られそうもないです。

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纏めると、安定している割に同業他社と比べて割安で放置されている感じにみえます。

上場したての企業としてみると魅力は小さいですね。何故、上場したのかが聞きたいところでしょうか。原料価格高騰で価格転嫁が難しい事業でしょうから、この点はリスクになります。織り込んでいるかとおもいきや、この前の2925 ピックルスのように急落したりするのでちょっと怖いですね。

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