2016年11月27日日曜日

3545 デファクトスタンダード - '16/10の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドまとめページ

3545 デファクトスタンダード


デファクトスタンダードは、ネット売買に特化したリユース衣服を取扱う企業です。BEENOS子会社。四季報の同業他社にスタートトゥデイ (3092)ミサワ (3169)マーケットエンタープライズ (3135)。ミサワは流石に違うんじゃまいか、家具だしね。

<利益率上昇への期待>
成長途上の企業が、スケールメリット(規模による優位性)の発現や知名度・交渉力の向上などにより、売上成長だけでな く利益率改善をも果たす段階は、投資家にとってきわめて魅力的な局面です。当ファンドは割安株投資を基本戦略として おり、不確かな成長期待に基づいて高PERまで買い上げることはしていませんが、当ファンドの基準に照らしても成長可能 性に対して割安と判断している企業の一つが2016年に上場したデファクトスタンダード(3545)です。

同社はインターネット専業中古ブランド品買取サイトの老舗で、2008年に買取サイト名を「ブランディア」に改称してから 急成長を始めました。高価なラグジュアリーブランドにとどまらず、買取価格が千円前後の物まで幅広く取り扱っていること が特徴で、現在は年間で約300万点の買取を行なっています。

同社の販売価格は平均すると買取価格の2倍弱ですが、2016年9月期の売上高営業利益率は3%台に過ぎません。利 益率が低い最大の要因は、広告費に売上高の約15%を投じているためです。同社のビジネスモデルは利用者がまず所 有物を同社に宅配便で送って査定を受けるシステムのため、信用がなくては始まりません。そもそもインターネットを介して 所有物を一括で売れるということも消費者の一部にしか理解されておらず、当面は知名度向上を最重視すべき段階と言え ます。

同社は当面増収に比例して広告費を増やしていく方針ですが、インターネット中古流通業界の中で確固たる地位を築い た暁には、売上高広告比率を引き下げていくことも考えています。事業拡大に際して混乱やサービス品質の低下が起きな いよう、業務のマニュアル化や内職の活用なども計画的に進めており、同社に利用価値を見出す消費者が増加しさえす れば業績は拡大を続けられると考えています。

'16/08上場。

--

リユース衣服・ブランド品を扱う銘柄を集めてみました。

--

リユース市場は成長を続けているようです。


シェアリングエコノミーの思想が徐々に浸透し、商品の購買活動にあたって当該商品の売却を考えて購入している消費者が特に若年層に多く見られるようになっております。そのことによりリユース品の売買が徐々に一般的なものとなり、株式会社リフォーム産業新聞社『リサイクル通信中古ビジネスデータブック2016」によると、その市場規模(不動産・自動車を除く)は平成26年度で約1.6兆円(前年度比7.0%増)と推計されており、近年においてもその市場規模は拡大を続けております。
-- マーケットエンタープライズ H28/6 決算短信より

決算説明会さんもこの銘柄を取り上げているのですが、やや低迷気味なのは8~9月の天候不良もあるのですが全体的に小売りが低迷しているのは否めないところでしょうか。

--

決算説明会資料で気になったのを抜き出してみました。


どうもこの銘柄は2Qに売上が集中するようです。

最近の傾向なのですが、進捗率を気にする投資家が増えているように感じています。上記の傾向が今期も同様であるならば、1Q決算の発表と2Q決算の発表で大きく株価を動かすかもしれません。

残念ながら、四半期業績で売上・利益が安定していない銘柄は、ボラティリティが高くなる傾向が昔からあります。投資家が業態を理解していない場合もあって、割と鞘を稼げたりするので記憶に留めておくといいかもしれません。

前の日本電技 (1723)がそうだったんですよ =)。今はバレてしまって鞘取りは難しくなってしまいました。


0 件のコメント:

コメントを投稿