2016年11月12日土曜日

9384 内外トランスライン - ジェイリバイブ (16.11.04週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

9384 内外トランスライン


内外トランスラインは、海上輸送のサービスを提供している企業です。四季報の同業他社に9381 エーアイテイー9375 近鉄エクスプレス9370 郵船ロジスティクス

今週は、船舶等による国際貨物輸送事業を営む「内外トランスライン」をご紹介します。同社は自前の船舶は持たず、荷主か ら預かった貨物を他の輸送会社の運送手段を利用して仕向け先まで輸送するいわゆる“フォワーダー”と呼ばれる代理業者で す。その業務範囲は通関業務や輸送関係書類の作成から、保税地域での貨物の輸送など多岐にわたっているため、高い専門 知識とノウハウが必要となります。その中でも同社の主力は、複数の荷主の小口貨物を一つのコンテナに入れて輸送する“混 載輸送(LCL)”という業務で、荷主にとってはコンテナを共有することで船便などの割安な輸送手段を利用できるという利点が あります。一方輸送事業者にとっては、貨物の大きさや納期なども異なることから積載方法や納期調整などのノウハウが必要 となります。同社は安全・確実に届ける仕組みを構築しており、国内の約500社のフォワーダーの中で、同社は海上輸出混載 貨物輸送の分野ではトップシェアとなっています。

近年は混載以外にも、コンテナを共有しないフルコンテナ輸送(FCL)や、航空輸送サービス、荷主の要望に合わせて航空機 やトラックなどの輸送手段を組み合わせる国際複合一貫輸送などにも事業を拡大しています。また、1997年にシンガポール 子会社を設立したのを皮切りに、タイ、インドネシア、中国、インド、韓国、米国など海外子会社を10社設立しており、一貫輸送 を確実に行うための体制を構築しています。さらに2016年11月には韓国の釜山新港に建設した初の自社倉庫が稼働し、これ を機に海外での倉庫事業を発展させていく計画です。このように同社は今後の成長が見込まれるアジアを中心に着実に事業 の幅を拡大しており、今後も継続的な成長の実現を目指しています。

15.08.28からの続きです。


業態については前回、随分語ってるので参考にしてください。

海運及び海運に関わる業種は、為替リスクが高いことに注意してください。輸送ビジネスですので様々な国を行き交いするビジネスですので、取引する通貨は米ドルが主体となります。為替のリスクを輸送主に押し付けられればいいのですが、どうも業界としてそいうことにはなっていない様子。

円高では売上・利益が減少し、円安では逆になります。原油高の影響は直接受けることは少ないようです。コスト削減の一環としてサービスを利用する場合もあるでしょう。


  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20161104.pdf

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