2014年4月9日水曜日

年金運用に「物言うファンド(アクティビスト)」が組み入れられるんですって、奥さん


今さっき知った。

4月のひふみアカデミーで知ったんですが、GPIF(公的年金の運用元)が積極的にリスクを取る運用を目指すことになるんだとか。例えば今回組み入れ対象になったJPX日経400という株式指標は、ROEベース中心の銘柄が多く組み入れられています。今後、政府主導でもROEが重視される傾向になるんじゃないか、って話をしていました。

ちなみに今回、アクティブインデックス(ファンダメンタルを重視した株式指標)の一つとして野村RAFIが採用されています。この株式指標を採用したファンド(野村RAFI®日本株投信)を研究用として未だに持ってます =)。リーマンショックの時は全然ワークしなかったんですが、上げ相場ならTOPIXを少し上回る程度の運用が期待できるようです。ETFでも採用してくれないですかね =)。

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で、タイヨウ・ファンドなんですが、昔から私の保有銘柄と重なることが多くて他人事とは思えないんですな。


タイヨウ・ファンドは日本の中小型株中心のファンドのようです。米国の年金運用で有名なカルバースでも運用実績があるようです。勿論、ファンドですので株売買は行われていますが概ね長期運用が主で、年々保有額を増やしているようです。

(5)過去の投資行動
友好的な活動株主(friendly activist)」として、投資先企業のどのような事業であっても頭ごなしに否定するのではなく、投資先企業の経営陣の考えを尊重しつつ積極的な対話を通じて収益完全策やIR面についてアドバイスを行う。経営理念や事業の競争関係を理解した上で、収益向上のための方法等について議論を繰り返し、無理強いはしないという。
投資を行う前に5~6回程度経営者と面談した上で投資を行う。各投資先企業に担当者を配置し、工場にも必ず足を運ぶこと等で投資先企業を理解し信頼関係を築き、適切な助言を行うことに重きを置いている。
--- 外国投資 ファンド 等に関する調査・分析 (PDF)

タイヨウ・ファンドは、世に言うアクティビストです。日本だと俗にいう村上ファンドの印象が強いかもしれません。今の所、タイヨウ・ファンドが企業と敵対する話は聞いたことがないです。

以前、ローランドDG(タイヨウ・ファンドが大株主で今も保有中)のIR担当の方に「タイヨウ・ファンドの人とかなんか言ってきませんか?」と聞いたことがあるのですが「年に2回程、ミーティングを行っているが経営方針について何か積極的に言われることは無い。概ね友好的な関係を築いている。」とのことでした。ついでに「株主優待について彼ら、文句は言わないのですか?」と聞いてみた所「思っていた以上に理解してくれている。長期保有者が増えるのならむしろ望ましいと考えているようだ」とのこと。

他の企業のIR担当の方にも同様の質問をしているのですが皆、友好的な印象を持っているようです。

大株主として保有している銘柄は以下のサイトで確認できます。今の所、ファンドとして2つあるようです。どの企業も一癖も二癖もある、特徴のあるビジネスを行っています。


会社四季報でも抽出できます。以下のページを参考にしてね。


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と言う事で今回の変更は、年金運用は今までのTOPIX中心の運用から、企業の利益体質に拘った運用を徐々に組み入れていく方針のように見受けました。

いいんじゃないでしょうかね =)

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