4658 日本空調サービス
日本空調サービスは、空調メンテナンス(7割)と空調工事(3割)を行っている企業です。
四季報の同業他社に9728 日本管財、2434 丸誠、9791 ビケンテクノ。丸誠は9月に1969 高砂熱学工業の完全子会社になり上場廃止になっています。高砂熱学工業は空調工事屋さんなんですが、この業種、キャッシュリッチな所が多くて面白いんですがその話はまた今度 =)。規模が大きくなるのですが6845 アズビルとの比較も面白いかもしれません。
(14.09.20)
日本空調サービス [4658]空調設備メンテ(ナンス)が主体で、付随的に工事も手掛ける。メンテ売上高内訳は一般のビル3割、院内感染防止等を伴う病院等特殊建物7割で、高い技術力を武器に単価の高い後者に注力。メンテはストック型ビジネスの色合強く、また、成長余地もあるとの事(続く)。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 9月 21
日本空調サービス(承前)既進出済の中国以外の海外展開も検討。同業に高砂熱学の子会社の丸誠(年商121億円)マイスターエンジニアリング [4695]、広義での競合他社に日本管財 [9728]、イオンディライト [9787]。株主優待制度の導入は考えていないが、9末権利の(続く)、
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 9月 21
日本空調(承前)隠れ優待で手帳、今年は+αで中身は秘密だが当社らしい物を出す(ちなみに説明会の土産はデジタルクロック付リビング温湿度計)。3末権利の名古屋での株主総会後の懇親会も隠れ優待の一種と考えている。東京でも、総会の時期に新宿のヒルトンホテルで株主懇親会を開催している。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 9月 21
(14.11.18)
日本空調サービス [4658]11月26日~12月1日に立合外分売の予定もあり、同社の特徴、優待政策を記した9月20日、21日付のツイートに今12日の説明会の聴取に基づき補足。15/3上期のリニューアル工事は受注一巡により対前年同期比483百万円減、メンテは千ベッド以上の(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 18
日本空調(承前)大型病院のFM(施設統括管理)を5件新規獲得出来た事もあり同888百万円増。病院FM獲得に注力しメンテ売上比率を上げるという方針にあった流れ。部門利益は公表していないが、利益率はメンテの方が相当高いと見られる。販管費に50周年記念行事の一時費用75百万円を(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 18
日本空調(承前)計上したが、増益。今迄にない営業利益の進捗率(48.7%)で、減収減益の通期見通しは精査の上変更したい。病院メンテでは技術力に優位性あるトップ企業で、推定当社シェアは東京で12%(千ベッド以上では30%)全国で8~12%。営業利益率は現在4.6%、5.3%を目標。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 18
空調メンテナンスは、工場や病院、公共施設等の大型施設の空調を管理するビジネスです。顧客の施設に入り込み随時、空調を監視するのが仕事でして基本、長期契約になります。ストック型ビジネスで安定した収入が期待できます。
空調工事は、空調メンテナンスの延長で、老朽化した空調のリニューアルを提案する形で受注を受けるビジネスです。常に安定して工事が入る訳ではなく、工事によっては採算が大きく変動する事もあります。フロー型ビジネスで、利益の後押しをする形になるのですが期ズレ等を生じることもあって安定した利益にはなりにくい欠点があります。期中、利益が出ていないケースの多くはこれでして、1年を通してみると大体業績予想に近付くパターンが多いので大目にみておくんなまし。
中国への展開なのですが、これは日本の顧客に寄り添う形で展開しており、自ら中国で顧客を開拓する段階ではないと数年前に聞いています。多分、今も変わっていないと思います。なので中国関連という見方をするのはどうかなあ、と思う訳でして。
3ヵ年の中計を毎年公表しており、1年毎に更新しています。長期契約が殆どですので顧客の状況を把握しその都度、中計を更新しているとのこと。1年を通じた業績予想は結構的確なので、投資の不安要素が少ない反面、カタリスト皆無でして盆栽みたいな銘柄でしょうか =)。
空調メンテは、地方各所の多くの中小企業が請け負っているビジネスでして、大企業が存在しません。ビジネスの都合上、人足の数で仕事量が決まるので規模の経済性を追求しにくいビジネスだからかもしれません。最高裁判所等、公官庁からの受注もあるのですが利益貢献は少ないそうです。「公官庁が儲かるっていつの話ですか」って言われる程。かなりのシブチンらしいですな。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
売上の規模と共に順当に成長させてきているのが分かると思います。配当性向は3割近いので株主資本の伸びは左程ではないですが着実に株主資本を積み増してます。
有利子負債は、年々減らしており実質無借金経営に近いのですが、困った時の信用作りのためにある程度の負債は残してあるんだとか。銀行もイキナリ困ったんでおカネかしてくださいって言われてても返済実績が無ければ早々貸せるものでもないですしね。もしものためのレバレッジは重要でしょう。
サービス業の割に固定資産が多い理由の一つに駐車場の確保があるとのこと。顧客の近くに営業所を設け、自動車で巡回する都合上、駐車場はどうしても必要なんだけど一定の駐車場を賃貸で確保するのが案外難しいらしい。なので、土地ごと買ってしまうケースがあるんだけどこの土地に資産価値があるかと言うと、期待できないと言ってました。地方の駐車場スペースとか、あまり高値が付くとは思えないですしね。まあビジネス上、仕方のない資産だと思っていただければ。
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纏めると、ストック型ビジネスが大半を占めているので一定の収益が期待でき、配当性向は今後50%まで高めたいとしているので配当目的には丁度いい銘柄かも知れません。数多の同業他社との差別化は専門性に尽きるかと思います。成長性で言うと、顧客のビジネス展開に寄り添う形になるでしょう。中小企業のM&Aに期待していたのですが、最近はあまり聞かなくなった気がします。
悪くは無い銘柄なのですが、今の株価ですと配当利回りが2%チョイ。ちょっと考えてしまいますね。
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この銘柄はですね、IRフェアの常連でして株価の低迷期にはよく雑談しに行きました =)。
JASDAQ上場時から保有していまして全然株価が上がらないんですよ。そんな話をIR担当の方にすると「そうなんですよーどうしてなんですかねぇ(TT」と返答。彼らも持株会で結構な額を保有しているっぽくやっぱり株価が気になってるんですね。ビジネスの都合上、転勤が多いらしく長年勤めると7~8回は当たり前になってしまうんだそうです。会社に不満は無いが株価と転勤だけは納得いかない、みたいな雑談もしたっけか。
今もIRフェアに参加しているのでお話してみてはいかがでしょうか。「興味あるんすけど、ここどんな事業してるんすかね?」って話しかければ気さくに応対してもらえますよ。その時にアンケートに答えると他社よりグレードのイイものが貰える時もあります。その時の状況次第ですね =)。
2449 プラップジャパン
選挙と言う事で遡って取り上げてみた 。
プラップジャパン [2449]事業内容は広報・PR活動支援。独立系大手のベクトル(6058)との違いは、当社は広告代理店経由でない直接取引が95%で、顧客ニーズを掴みやすい点。ネット媒体の活用では先方に強みとの事。15/8期は、売上高が対前年度比横ばいを想定しているが、(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 20
プラップジャパン(承前)大口案件の更新が確定していない分を未計上とした為。営業利益の同2.5%増は高採算の中国での伸びを見込む。当期純利益予想は前期に計上し今期に影響しない創業者退職金35百万円相当を控除せずに策定した為、その分利益が下振れした金額となっている。(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 20
プラップジャパン(承前)新サービスのソーシャルリスク対策プログラムは初年度15百万円の売上を計画。社長は風邪により、急遽、説明会を欠席した為、その経営スタンスは分からず。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 10月 20
市場筋を廻っている「選挙関連銘柄」なるリスト(1)
コード 銘柄名
2168 パソナ
2331 ALSOK
2449 プラップJ
2489 アドウェイズ
2678 アスクル
3831 PBITS
3955 イムラ封筒
4281 DAC
4326 インテージHD
— 虎年の獅子座 (@torashishiza) 2014, 11月 13
市場筋を廻っている「選挙関連銘柄」なるリスト(2)
4664 RSC
4689 ヤフー
4708 もしもし
4751 サイバエージ
4755 楽 天
4819 Dガレージ
6457 グローリー
6809 TOA
7521 ムサシ
9468 カドカワドワ
— 虎年の獅子座 (@torashishiza) 2014, 11月 13
市場筋を廻っている「選挙関連銘柄」なるリスト(3)
9474 ゼンリン
9475 昭文社
9625 セレスポ
9699 西尾レント
9715 トランスコスモ
9735 セコム
イムラ封筒とか凄いですね(笑)。
— 虎年の獅子座 (@torashishiza) 2014, 11月 13
ぶっちゃけ選挙関連銘柄です =)。
選挙以外で大きく動いたのを見たことがありません。悪くは無いがパッとしない、という銘柄でして、日頃は流動性が少なく、選挙前になると突如提灯買いが付くという。これもまあ選挙が決まる直前あたりまでの勢いでして、決まってしまうと元の位置に戻るのもお約束です =)。
期待する程、選挙の特需があるかと言うとそうでもなく、ちょっと儲かったよね程度。今回は期間が短い事もあってお仕事も特需と言うほどの勢いはないんじゃないかな。
実際に特需があるのは、選挙事務所に机やらメガホンを貸し出す西尾レント等のレンタル業、選挙器具を扱っているムサシあたり。そもそもインテージは選挙関連で特需があった記憶が無い。もしもしホットラインは期間が短すぎるので特需にはなりにくいだろう。選挙にどれだけコストを掛けるかによって異なるんだけど、今回は冷めた選挙になりそうだし、各陣営はおカネを使ってまで頑張ってこないんじゃないかなあ。
期待され過ぎですな、いつも。
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