8119 三栄コーポ
以前、東証IRフェアに参加してましてその時に色々聞いた記憶があります。その時は、ブランド品のビルケンシュトックというサンダル屋さんをえらく推してましたね。
三栄コーポレーション [8119]良品計画等への家具、調理用品、小型家電等のOEM事業が売上高の3/4、海外ブランド事業同1/4(直営店65)。15/3通期は中国の家電製造子会社のリストラによる対前年比利益5.5億円増の寄与で、経常利益は同3億円増と好調だが、来期はその(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 23
三栄コーポ(承前)リストラ効果は一巡し、円安傾向が続けば、収益的に厳しいと予測される。ブランド事業の為替感応度は年百億円の売上で原価は1/3として30Mドル、1円で30百万円。配当利回りは11/21終値2281円で3.95%。98年の配当再開以降減配無しと安定的な配当政策を維持。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 23
企画・開発は外部に委託、製造はアジアの製造業を活用。円安はデメリットになります。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
ドウシシャの後だと見劣りしますが決して悪くない推移だとは思います。商社らしさがでてます。
在庫回転率が悪化しているのが気になります。棚卸資産の中にゴミが混じってないかやや心配です。ブランド品と言っても旬な時期の製品とそうでないものとでは価値に差が出るはずで、減損があるかもしれませんね。
---
纏めると、配当利回り(14.11.25現在)3.94%、優待を含めるとインカムゲインの魅力は高いとは思います。NISAで祀り上げられてもおかしくないでしょう。
ただ商社にしては利益に安定性を欠いているのが気になります。無印良品への依存度も問題になるかもしれません。為替依存度が案外高いのも不安要素。同セクターである7442 中山福の方が向いていると考え、5%利回りリストでは中山福を優先させています。成長面でも7818 トランザクションと比較するとやや弱い。
商社の割に成長性・安定性にムラがあるところが難点ですかねえ。
在庫回転率が悪化しているのが気になります。棚卸資産の中にゴミが混じってないかやや心配です。ブランド品と言っても旬な時期の製品とそうでないものとでは価値に差が出るはずで、減損があるかもしれませんね。
---
纏めると、配当利回り(14.11.25現在)3.94%、優待を含めるとインカムゲインの魅力は高いとは思います。NISAで祀り上げられてもおかしくないでしょう。
ただ商社にしては利益に安定性を欠いているのが気になります。無印良品への依存度も問題になるかもしれません。為替依存度が案外高いのも不安要素。同セクターである7442 中山福の方が向いていると考え、5%利回りリストでは中山福を優先させています。成長面でも7818 トランザクションと比較するとやや弱い。
商社の割に成長性・安定性にムラがあるところが難点ですかねえ。
7483 ドウシシャ
ドウシシャは、小物関連の開発と卸売りを行っている銘柄です。開発と卸売りの割合は半々くらい。四季報の同業他社に7442 中山福、7874 レック、8119 三栄コーポ。販売先にドン・キホーテとあって扱っている製品も大体そんな感じなのでしょう。
ドウシシャは、ビジネスよりも資産バリュー株としてよく話題に挙がっていた記憶が強いです。あの財務でPBR1倍割れしていた時期がありましたしね。優待もあるので優待信者ににも人気があるようです。
ドウシシャ [7483]①雑貨、家電等のPB商品の開発・輸入②食品等NBのギフトセット企画③ブランド商品を3本柱とする卸売り。家電ではアイリスオーヤマ、キッチン用品:中山福(7442)、食品ギフ ト:伊藤忠食品(2692)、ブランド:ウエニ貿易等、個別分野での競合はあるが(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 23
ドウシシャ(承前)総合的な競合先はない。この分散により、天候不順で季節商品が売れない時等の、収益全体への影響度が少ないのが強み。ドンキホーテ (7532:当社最大の顧客)、ラオックス(8202)等での時計等の売り場の総合プロデュースでインバウンド需要の取込を図っている。(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 23
ドウシシャ(承前)外人持株比率は9/9末14%→14/9末32%と増えているが、(卸売りとしては)利益率の高さに注目したものと。円安によるPB製品の原価上昇は、製品の改廃により対応しているが、急激な円安には対応しづらいとの事。
— 決算説明会 (@gantky1) 2014, 11月 23
OEM系のBtoBですのでブランド名として目に付くことはないでしょうね。ホームセンターに卸しているのかと思ってまして、消費増税の反動もあって今期は辛いだろうなと見ていました。で、2Q時点での売上からすると悪くない。納入先のドン・キホーテの売上が伸びているのと、海外旅行者向けの製品が好調あたりでバランスが取れているのかもしれません。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
素晴らしいの一言ですな =)。株主資本は80%を超えています。
特に2009年以降の成長が素晴らしいです。儲けた利益がそのまま現金としてブタ積みされていて、行き場のない株主資本を引き揚げているように見えます。開発も含んでる割には在庫回転率は低めに抑えられています。B/Sからすると在庫が少なく見えるんですが、それは現金保有比率が高いからでしょうな。
強いてケチを付けるならやっぱり現金持ち過ぎでしょう。この感じですと配当性向を50%まで上げてもおかしくないです。外国人投資家に迫られるじゃまいかと思って調べてみたら案の定、ダルトンに詰め寄られてる。まあ仕方ないね。
---
纏めると、かなり安定した優良企業で、卸売業の割に成長も悪くないでしょう。事業特性上、大きく儲けることは少ないかもしれませんが安定した配当と優待は期待できそうです。
外国人投資家との対話で増配やら自社株買いに意欲を示してくれると面白い気はします。ドン・キホーテ絡みの海外旅行者向けの売上増というのも興味深い成長性を感じます。
PBR1倍割れで配当利回り3%以上なら文句ないんだけどねえ。
0 件のコメント:
コメントを投稿